こんにちは、ささみんです!
今回は憧れの北アルプスの入門コース、新穂高ロープウェイ西穂高口駅から西穂高岳独標を目指すルートを紹介します!
![西穂高岳独標](https://sasamin999-blog.com/wp-content/uploads/2023/09/nishihotakadake-doppyou-eyecatch.jpg)
ロープウェイを利用して2,000m越えの稜線へ一気にワープ!
展望台からは槍ヶ岳をはじめ、西穂高岳、笠ヶ岳、焼岳など北アルプスの大パノラマが広がります。
西穂高口駅から西穂高岳独標の往復コースなら日帰りで北アルプスを堪能出来ますよ。
西穂高岳独標から先の西穂高岳へは上級者向けの険しい岩稜帯が続きますが、西穂高岳独標までなら岩稜帯初心者でも挑戦出来ます。
北アルプス岩稜登山の登竜門、西穂高岳独標にチャレンジしましょう!ヘルメットも忘れずに!
![西穂高岳独標マップ](https://sasamin999-blog.com/wp-content/uploads/2023/09/nishiho-doppyou-map.jpg)
西穂高岳独標とは
西穂高岳(にしほたかだけ)は、長野県松本市と岐阜県高山市にまたがる標高2,909 mの北アルプス南部の山になります。
![西穂高岳など](https://sasamin999-blog.com/wp-content/uploads/2023/09/baebd478c62f22686543f9290ca5cc62.jpg)
西穂高岳独標(にしほたかだけどっぴょう)の独標は「独立標高点」の略で、地図を作るために測量した場所を示します。 西穂山荘から西穂高岳山頂へは大小11のピークが連なる険しい岩稜帯で、その最初のピークが西穂高岳独標となります。
![西穂高岳独標](https://sasamin999-blog.com/wp-content/uploads/2023/09/PXL_20230917_023121271-1-956x720.jpg)
新穂高ロープウェイ-西穂高口駅から西穂高岳独標往復|標準タイム4時間20分、6km
新穂高ロープウェイへのアクセス
![新穂高ロープウェイ概要](https://sasamin999-blog.com/wp-content/uploads/2023/09/hotara-ropeway-gaiyou.jpg)
新穂高ロープウェイは第1ロープウェイ、第2ロープウェイと2つ運行しています。
登山者は鍋平登山者用駐車場に車を停めてしらかば平駅から利用する事が多いようです。
![新穂高ロープウェイ](https://sasamin999-blog.com/wp-content/uploads/2023/09/PXL_20230916_222655724-542x720.jpg)
西穂高口駅-展望台 (標高2156m)
西穂高口駅の展望台からは北アルプスの大展望が広がります!
![西穂高口駅展望台](https://sasamin999-blog.com/wp-content/uploads/2023/09/PXL_20230916_224404943-956x720.jpg)
左手には焼岳、さらに奥に少しだけ乗鞍岳が見えます。
![西穂高口駅展望台から焼岳](https://sasamin999-blog.com/wp-content/uploads/2023/09/PXL_20230916_224428200-956x720.jpg)
ロープウェイで昇ってきた正面には縞々模様が印象的な笠ヶ岳が大きくそびえています。
![西穂高口駅展望台から笠ヶ岳](https://sasamin999-blog.com/wp-content/uploads/2023/09/PXL_20230916_224150015-956x720.jpg)
そして右手には遠くに槍ヶ岳を望み、西穂高岳、西穂高岳独標、西穂山荘と稜線が続きます。
![西穂高口駅展望台から槍ヶ岳](https://sasamin999-blog.com/wp-content/uploads/2023/09/PXL_20230916_224235291-956x720.jpg)
![西穂高岳の稜線](https://sasamin999-blog.com/wp-content/uploads/2023/09/nishihotaka-ryousen.jpg)
まさか西穂山荘まで見えるとは思いませんでした。独標から先は険しい稜線がつながっているのが一目瞭然!
西穂高口駅から西穂山荘へ 標準タイム1時間10分
西穂高口駅から西穂山荘までは樹林帯の登山道を登ります。分岐が無い一本道なので迷う心配はないでしょう。
気持ちいい木漏れ日の中を大きなアップダウンも無いのでどんどん進めます。
![西穂高口駅展望台から西穂山荘へ](https://sasamin999-blog.com/wp-content/uploads/2023/09/PXL_20230916_235552190-542x720.jpg)
西穂山荘 (標高2367m)
西穂山荘は標高2,367mの高地にありながら、北アルプス南部で唯一通年営業している山小屋として知られています。テント場もありますよ。
![西穂山荘](https://sasamin999-blog.com/wp-content/uploads/2023/09/PXL_20230917_001037125-956x720.jpg)
![西穂山荘-テント場](https://sasamin999-blog.com/wp-content/uploads/2023/09/PXL_20230917_001029139-956x720.jpg)
西穂ラーメンを食べよう!
西穂山荘では名物の西穂ラーメンを頂きましょう!
「ただの山小屋のインスタントラーメンでしょ?」なんて侮るなかれ。飛騨高山の極細ちぢれ麺を使用し、スープもこだわりの逸品なんです!
![西穂ラーメン](https://sasamin999-blog.com/wp-content/uploads/2023/09/PXL_20230917_001605409-956x720.jpg)
なんとヨドバシドットコムでこだわりのラーメンを購入出来るようですよ!詳しくはこちら
ラーメンなどの軽食は9時から14時になります。14時前後は下山客で非常に混雑していたので、ゆっくりと食べたい場合は朝に食べてから登るのをおすすめします。
![西穂山荘](https://sasamin999-blog.com/wp-content/uploads/2023/09/PXL_20230917_001302054-956x720.jpg)
西穂山荘から西穂丸山へ 標準タイム20分
西穂山荘から先は少しずつ木々が低くなっていき視界が広がっていきます。
標高が上がると焼岳の火口が見えるようになってきます。迫力!
![西穂山荘ごしに焼岳](https://sasamin999-blog.com/wp-content/uploads/2023/09/PXL_20230917_003809081-956x720.jpg)
上高地や大正池、梓川を見下ろし、行く先には西穂高岳、ピラミッドピーク、進行方向の右手奥には前穂高岳、明神岳がちょこんと見えてきます。
![西穂丸山手前ー上高地方面](https://sasamin999-blog.com/wp-content/uploads/2023/09/PXL_20230917_005400550-956x720.jpg)
西穂丸山直下あたりが森林限界のようで、目線をさえぎるもののない360度の大展望!気持ちのいい稜線歩きを楽しめますよ!
![西穂丸山手前ー西穂高岳方面](https://sasamin999-blog.com/wp-content/uploads/2023/09/PXL_20230917_005106924-956x720.jpg)
![ざっくりと明神岳](https://sasamin999-blog.com/wp-content/uploads/2023/09/zakkuri-myoujin.jpg)
西穂丸山から西穂高岳独標へ 標準タイム55分
西穂丸山は丸山という名前の通り、丸く広がったなだらかなピークです。
独標は山頂部が狭いので、ランチ休憩なら丸山の方がおすすめです。
![西穂丸山 奥は笠ヶ岳](https://sasamin999-blog.com/wp-content/uploads/2023/09/PXL_20230917_010520264-542x720.jpg)
![西穂丸山](https://sasamin999-blog.com/wp-content/uploads/2023/09/PXL_20230917_010532177-542x720.jpg)
西穂丸山から先は少しずつ岩稜帯になっていきます。
![西穂丸山周辺から岩稜帯が始まる](https://sasamin999-blog.com/wp-content/uploads/2023/09/PXL_20230917_011312528-956x720.jpg)
![丸山、焼岳など](https://sasamin999-blog.com/wp-content/uploads/2023/09/PXL_20230917_013238449-956x720.jpg)
![西穂丸山ごしに焼岳を望む](https://sasamin999-blog.com/wp-content/uploads/2023/09/PXL_20230917_012925796-956x720.jpg)
![西穂高岳独標への岩稜帯](https://sasamin999-blog.com/wp-content/uploads/2023/09/PXL_20230917_015823228-956x720.jpg)
気持ちのいい稜線を進んでいくのですが、目線の先にギザギザの垂直に見えるような岩場を登っている人達が見えますよ?
まさか、あの上が西穂高岳独標?岩稜帯ど初心者の筆者はビビりまくりです。
![西穂高岳独標](https://sasamin999-blog.com/wp-content/uploads/2023/09/PXL_20230917_021932879-1-956x720.jpg)
ヘルメットを買ってきて良かった~!
西穂高岳独標を目指して斜面をトラバースしていきます。道が狭いうえに、谷に落ちたらまず助かりません。
独標直下の岩場よりもトラバースの方が危険かもしれません。すれ違い注意!
![西穂高岳独標へのトラバース](https://sasamin999-blog.com/wp-content/uploads/2023/09/PXL_20230917_022942466-542x720.jpg)
![西穂高岳独標へのトラバース](https://sasamin999-blog.com/wp-content/uploads/2023/09/PXL_20230917_023302812-956x720.jpg)
![西穂高岳独標手前の谷](https://sasamin999-blog.com/wp-content/uploads/2023/09/PXL_20230917_022912068-956x720.jpg)
見上げるような独標直下の岩場ですが、落ち着いて深呼吸!
先行している人がいれば、どこに手足を置いて登るのか参考にさせてもらいましょう。落ち着いて観察すれば取っ掛かりは多いので大丈夫!焦らない焦らない。
![西穂高岳独標直下](https://sasamin999-blog.com/wp-content/uploads/2023/09/PXL_20230917_024422014-542x720.jpg)
![独標直下の岩場](https://sasamin999-blog.com/wp-content/uploads/2023/09/PXL_20230917_030921286-542x720.jpg)
西穂高岳独標 (標高2701m)
頑張って岩場をクリアすれば西穂高岳独標です。稜線の先にはピラミッドピーク、西穂高岳、間ノ岳と険しい岩稜帯が続いていきます。迫力ある景色ですよ!
![西穂高岳独標 2701m](https://sasamin999-blog.com/wp-content/uploads/2023/09/PXL_20230917_025125304-542x720.jpg)
![西穂高岳独標からピラミッドピーク方面](https://sasamin999-blog.com/wp-content/uploads/2023/09/PXL_20230917_025702096-956x720.jpg)
![ピラミッドピークへの岩稜帯](https://sasamin999-blog.com/wp-content/uploads/2023/09/PXL_20230917_024936233-542x720.jpg)
![独標から西穂高岳、穂高連峰を望む](https://sasamin999-blog.com/wp-content/uploads/2023/09/PXL_20230917_025714094-956x720.jpg)
ロープウェイを利用しての日帰り登山なら独標までの方が多いかと思います。ロープウェイの最終の時間に注意して下さいね。乗り損ねても下山道はありません!
西穂岳独標から西穂高口駅へ下山
西穂山荘経由で登ってきた道をそのまま戻ります。
西穂山荘で無事な下山をカンパイ!
![西穂山荘で乾杯](https://sasamin999-blog.com/wp-content/uploads/2023/09/PXL_20230917_043313237-956x720.jpg)
無事登山を終えた方々が西穂山荘で西穂ラーメン待ち多数!30分待ち!
西穂高口駅オリジナル、「頂」ITADAKIグッズがおすすめ!
西穂高口駅のお土産屋さんでは西穂高口駅オリジナルの「頂」グッズが販売されています。
![頂きシリーズ](https://sasamin999-blog.com/wp-content/uploads/2023/09/PXL_20230917_055306912-957x720.jpg)
大きい「頂」の文字が面白いですよね!
西穂高岳は「頂」いていないですが、西穂高岳独標だって西穂高岳の「頂き」の一つですよね!
![頂](https://sasamin999-blog.com/wp-content/uploads/2023/09/PXL_20230919_113136179-542x720.jpg)
![頂Tシャツ](https://sasamin999-blog.com/wp-content/uploads/2023/09/PXL_20230919_113221053-956x720.jpg)
初めて岩稜帯に挑戦する方へのお願い
ヘルメットの携行をおすすめします
西穂岳独標までの岩稜帯は登山初心者ルートと紹介される事があるようですが、あくまでも「北アルプスの他のルートに比べれば初心者向け」という事になります。
安全の為にもヘルメットの携行を強くおすすめします。初心者ならなおさら!
![ヘルメットの携行のすすめ](https://sasamin999-blog.com/wp-content/uploads/2023/09/PXL_20230917_002835045-542x720.jpg)
「西穂高岳独標までなら岩場も少なくて初心者向け」との記述をブログなどで見かけていました。
念のためヘルメットを購入して行きましたが、実際に現地に行ってみれば「垂直の岩場を登っている人がいる!まさかあそこが独標じゃないよね?イヤー!」とかなりビビりました。
ヘルメットを持たずに行っていたら引き返していたと思います。
実際に購入したヘルメットを紹介しておきます。頭の大きい人にも対応していますよ!
三点確保の記事を紹介しておきます
安全に岩稜帯をクリアするためにも、両手両足の内3点を確保して登る三点確保の記事を紹介しておきます。登山初心者の方はぜひ目を通してみてくださいね。詳しくはこちら
平湯キャンプ場と日帰り温泉「ひらゆの森」のおすすめ
日帰り登山として紹介してきましたが、筆者は埼玉からなので新穂高ロープウェイから近くの平湯キャンプ場を利用していました。
平湯キャンプ場は徒歩圏内におすすめの日帰り温泉「ひらゆの森」や、上高地や新穂高ロープウェイへ向かう平湯バスターミナルもあります。
乗鞍岳、焼岳、上高地などへのベースキャンプとしておすすめのキャンプ場ですよ。
詳しくは関連記事を参考にしてくださいね。
![平湯キャンプ場 アイキャッチ](https://sasamin999-blog.com/wp-content/uploads/2023/07/hirayu-camp-eyecatch-320x180.jpg)
まとめ
今回は新穂高ロープウェイから西穂高岳独標を往復するルートを紹介しました。
初めて岩稜帯を経験する登山コースとしておすすめ出来ますよ。
独標手前の斜面など多少危険な個所もあるのでヘルメットを持って行くのを忘れないでね!
登っている人の中には自転車用のヘルメットを着用している方もいました。
最近は自転車のヘルメットなら持っている人も多いかと思います。帽子だけよりはずっと安全だと思いますよ。
今回の記事が参考になれば幸いです。
今日が人生で一番若い日です!
2023年の夏は谷川岳、金時山、尾瀬ヶ原、燕岳、乗鞍岳、焼岳、金峰山、西穂高岳独標などを登ってきました。
・・・お金使いすぎなので秋冬は埼玉東京の低山をウロウロします。
レギュラーガソリンでもリッター200円近いなんて!
西穂高岳独標の地図はこちら
YAMAPの記事はこちら
西穂独標まででも頂きTシャツを買っていいですか? / ささみんさんの活動データ | YAMAP / ヤマップ