【忍者修行・岩場編】「初級」を信じて参加したらボコボコにされた|モンベル東吾野・岩登り講習
こんにちは、ささみんです!👋😊
忍者修行も第5弾まで進みました🥷
高尾山を後ろ向きで下ったところから始まり、
子ノ権現で忍者歩きの原型を探し、
長い下り。
16kmのロングハイク。
苦手だった舗装路。
そして前回は、塔ノ岳の大倉尾根を標高差1,300m以上登って下りました。
2年前には右膝を痛め、足を引きずるように下山した塔ノ岳。
今回は大きな膝痛もなく歩けました。
正直、
「少しは登山者らしくなってきたんじゃない?」
と思い始めていました。
そこで次に考えたのが、
岩場です。
7月に目指している立山では、岩の多い場所も歩きます。
それなら今のうちに、ちゃんと岩場の歩き方を習っておこう。
ちょうどモンベルに、
「登山に役立つ岩登り」
という講習がありました。
難易度を見ると、
初級・体力2。
「初級か。」
これなら大丈夫でしょう。
そう思って申し込みました。
……。
完全に油断していました。
塔ノ岳も歩けたし、次は岩場だ!しかも“初級・体力2”!
その“初級”という文字だけ見て安心してないニャ?
大丈夫!伊豆ヶ岳の男坂と西穂独標も経験してる!
その自信、岩場に着くまで持つといいニャ……。

持ちませんでした。
岩場を見上げた瞬間、
「帰りたい。」
と思いました。
忍者修行第5.5弾。
今回は、
できるようになった話ではありません。
できないことが、
山ほど見つかった話です。
- なぜ第5.5弾なのか
- 今回の忍者修行カルテ
- 「初級・体力2」を完全に甘く見ていました
- 東吾野駅で、すでに何かがおかしい
- 岩場を見上げて、最初に思ったこと
- まずはハーネスを装着
- 「岩場は足で登る」
- 忍者歩きは、岩場ではそのまま通用しなかった
- 小さな足場に乗れない
- 靴のソールでも違いを感じた
- 膝をつくなと言われても、膝をつく
- 55歳、老眼も岩場では地味に効く
- 高いのが怖い……はずだった
- 最後まで登った。でも、成功した気はしない
- 今回最大の収穫は「できないことが分かった」
- 立山へ向けて、新しい課題が増えた
- 第0話〜第5.5弾を振り返る
- 忍者修行第5.5弾を終えて
- 【2026年9月追記】立山を終えた今、この講習を振り返る
- 次は再び「歩く修行」へ
なぜ第5.5弾なのか

今回は、
いつもの忍者修行とは少し違います。
これまでの修行は、
距離。
標高差。
長時間行動。
下り。
舗装路。
という、
「身体を使って歩く修行」
が中心でした。
今回は、
技術です。
距離を歩けるからといって、
岩場を上手に歩けるわけではありません。
塔ノ岳を歩けたからといって、
岩場も大丈夫ではありません。
この日、
そのことを思い知らされました。
なので、
第5弾と第6弾の間。
忍者修行 第5.5弾・岩場編
として残すことにします。
今回の忍者修行カルテ

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 日付 | 2026年4月22日 |
| 講習 | 登山に役立つ岩登り |
| 開催地 | 奥武蔵・東吾野の岩場 |
| 主催 | モンベル・アウトドア・チャレンジ |
| 難易度表示 | 初級・体力2 |
| 岩場経験 | 伊豆ヶ岳男坂・西穂独標程度 |
| 今回の課題 | 岩場でのフットワーク |
| 結果 | 足で登れず、腕に頼る |
| 膝 | 痛みより擦り傷 |
| 最大の収穫 | 自分の技術不足がよく分かった |
| 立山まで | 約3か月 |
今回のゴールは、
「全部うまくできること」
ではありませんでした。
結果的には、
今の自分に何が足りないのかを知ること。
それが一番大きな成果になりました。
「初級・体力2」を完全に甘く見ていました

講習ページを見たとき、
私が注目したのは、
初級
という二文字でした。
そして体力は2。
「これなら、55歳のおじさんでも大丈夫そうだ。」
と思いました。
参加条件も、
トレッキング・登山経験のある方(中学生以上75歳以下)
それなら問題ありません。
伊豆ヶ岳の男坂も登ったことがあります。
西穂独標にも行きました。
塔ノ岳も歩けました。
大丈夫。
……そんな気持ちで東吾野へ向かいました。
今なら言えます。
「初級」の意味を、完全に自分に都合よく解釈していました。
東吾野駅で、すでに何かがおかしい

東吾野駅でガイドさん、参加者のみなさんと合流しました。
参加者は少人数。
そこで、
「どんな山を目指しているんですか?」
というような話になります。
聞こえてくる山の名前が、
剱岳。
穂高。
キレット。
……。
私は、
「7月に立山へ行って、膝を痛くせず楽しく歩きたいです。」
と言えるでしょうか。
言えません😇
なんでしょう。
すでに、
来る場所を間違えた感
があります。
でも、
まだこのときは笑っていました。
問題は、
実際の岩場を見てからです。
岩場を見上げて、最初に思ったこと


岩場へ到着。
上を見ます。
高い。
もう一度見ます。
やっぱり高い。
頭の中に、
申し込み画面の文字が浮かびます。
初級・体力2。
そして、
目の前の岩場。
一致しません。
「あれ?」
「ここで合ってる?」
残念なことに合っていました。
そして私が最初に思ったこと。
帰りたい。
本気で、
「今からキャンセルできないかな。」
と思いました。
第0話の高尾山では、
膝が痛くて山をやめようかと思いました。
今回は、
始まる前から帰りたくなっています。
忍者修行、
なかなか順調には進みません。
まずはハーネスを装着

最初に、
ハーネスの装着方法などを教えてもらいます。
普段の登山では使わない装備です。
慣れていないので、
これだけでも少し緊張します。
ヘルメット。
ハーネス。
カラビナ。
ロープ。
装備が増えてくると、
一気に、
「普通の登山じゃないな。」
という感じになってきます。
でも、
安全を確保してもらっている安心感もあります。
問題は、
その状態で岩を登ることです。
「岩場は足で登る」


講習中、
ガイドさんから言われました。
「岩場は足で登ります。」
なるほど。
これは分かります。
頭では。
大きな筋肉のある脚を使い、
足場にしっかり乗る。
腕だけで身体を引き上げない。
理屈は理解できます。
でも、
いざ自分が岩に取り付くと、
全然できません。
足場が怖い。
靴を置く位置が分からない。
身体を預けられない。
すると、
どうなるか。
腕で引っ張ります。
完全に、
腕力です。
83kgのおじさんを、
腕で持ち上げようとしています。
そりゃ疲れます。
忍者歩きは、岩場ではそのまま通用しなかった

ここまでの忍者修行では、
ずっと足元を意識してきました。
歩幅。
着地。
重心。
膝。
足音。
「足を丁寧に使う」
ということは、
少しずつ身についてきたつもりでした。
でも、
岩場という未知の環境に入った瞬間、
そんな余裕は吹き飛びました。
足元より、
「落ちたくない。」
が先に来る。
だから、
岩につかまる。
腕で引っ張る。
足が決まらない。
さらに腕に頼る。
完全に悪循環です。
忍者歩きで少し自信がついていましたが、
岩場には、
岩場の技術が必要でした。
当たり前なんですけどね。
身をもって理解しました。
小さな足場に乗れない

ガイドさんが、
「そこに足を置いてください。」
と指示してくれます。
「そこ?」
見ると、
岩の小さな出っぱり。
あるいは、
小さなくぼみ。
私からすると、
「それ、足場なんですか?」
というサイズです。
他の参加者は、
靴先をスッと置きます。
そして、
その小さな場所に体重を乗せる。
私は、
なかなかできません。
足を置いても、
身体を預けられない。
「本当にここで大丈夫なの?」
という怖さがあります。
靴のソールでも違いを感じた

この日履いていたのは、
普段の登山で使っているトレッキングシューズ。
ところが、
小さな岩の出っぱりやくぼみに靴先を置くと、
ソールが柔らかく感じます。
靴先に体重を乗せようとすると、
足元が安定しにくい。
他の参加者の方が、
しっかりしたソールの靴で小さな足場に立っているのを見て、
「靴って、こんなに違うのか。」
と感じました。
もちろん、
靴を変えれば急に岩場が上手になるわけではありません。
最大の問題は、
私の技術不足です。
ただ、
岩場では普段の登山とは違う靴の使い方をする。
装備選びも含めて、
これまで知らなかった世界でした。
膝をつくなと言われても、膝をつく

岩場を登ります。
足が決まらない。
腕で引っ張る。
そして、
身体を安定させようとして、
膝を岩につく。
ガイドさん。
「膝ついてますよ。」
私。
「はい。」
少し進む。
また、
膝をつく。
「膝ついてますよ。」
「はい……。」
分かっているんです。
でも、
つきます。
帰宅してズボンを脱いだら、
膝の周りは擦り傷だらけでした。
膝痛対策のために始めた忍者修行で、
膝を岩にぶつけて傷だらけになる。
こんな展開、
誰が予想したでしょうか。
55歳、老眼も岩場では地味に効く
そして、
もうひとつ問題がありました。
老眼です。
ガイドさんから、
「もう少し右に足を置いてください。」
と言われます。
右を見る。
……。
右の、何?
小さな岩の出っぱり。
小さなくぼみ。
細かな足場。
若い頃なら見えていたのでしょうか。
55歳の今、
地味に見えにくい。
登山で老眼を意識することは、
それほどありませんでした。
でも、
細かい足場を探す岩場では、
これが意外と困ります。
50代の登山には、
体力や膝だけではなく、
こんな問題もあるんですね。
またひとつ、
現実を知りました。
高いのが怖い……はずだった

私は、
高いところが得意ではありません。
岩場を見上げた最初は、
本当に怖かったです。
「帰りたい。」
とまで思いました。
ところが、
講習が始まってしばらくすると、
不思議な変化がありました。
高さを気にしている余裕が、
なくなりました。
右足はどこだ。
左手はどこを持つ。
次はどこへ動く。
腕が疲れた。
膝をつくな。
足場が見えない。
忙しすぎる。
気づけば、
「高い、怖い」
と考える時間がなくなっていました。
高所への苦手意識がなくなった、
という話ではありません。
でも少なくともこの講習中は、
高さよりも目の前の一手に集中していました。
これも、
予想していなかった経験でした。
最後まで登った。でも、成功した気はしない


なんとか、
最後まで講習を受けました。
岩場も登りました。
でも、
「できた!」
という気持ちは、
あまりありませんでした。
むしろ、
できなかったことばかり思い出します。
足で登れなかった。
腕に頼った。
小さな足場にうまく乗れなかった。
膝を何度もついた。
靴も合っていなかった。
足場も見えにくかった。
終わったときは、
とにかく疲れました。
でも、
今振り返ると、
それでよかったんだと思います。
今回最大の収穫は「できないことが分かった」

塔ノ岳では、
大きな膝痛なく歩けました。
16kmも歩けました。
舗装路も下れるようになりました。
少しずつ、
できることが増えていました。
だから、
知らないうちに少し自信もついていました。
でも、
岩場では全然違いました。
体力だけではどうにもならない。
歩けるだけでも足りない。
技術が必要です。
そして、
自分にはその技術がまだない。
これが、
はっきり分かりました。
今回の講習で、
きれいに岩を登れたわけではありません。
でも、
「自分は何を練習しなければならないのか」
が見えました。
忍者修行全体を通しても、
これはかなり大きな収穫だったと思います。
立山へ向けて、新しい課題が増えた

7月の立山まで、
あと約3か月。
ここまで私は、
膝。
距離。
標高差。
長時間行動。
そういうことばかり考えていました。
でも、
今回、
新しい項目が追加されました。
岩場でのフットワーク。
足場を見る。
足を置く。
足に体重を乗せる。
身体を安定させる。
腕だけに頼らない。
今すぐ上手になる必要はありません。
立山で本格的なロッククライミングをするわけでもありません。
でも、
「岩場は怖いから、とにかくしがみつく。」
ではなく、
もう少し落ち着いて身体を動かせるようになりたい。
次の課題が、
はっきりしました。
第0話〜第5.5弾を振り返る

忍者修行は、
ここで少し方向が変わりました。
| 回 | 舞台 | 主な課題 | 得たもの |
|---|---|---|---|
| 第0話 | 高尾山 | 舗装路の下り | 「このままでは山を続けられない」 |
| 第1弾 | 子ノ権現 | 歩き方 | 忍者歩きの原型 |
| 第2弾 | 金時山〜明神ヶ岳 | 長い下り | 下りへの手応え |
| 第3弾 | 飯能アルプス | 約16km | 距離への手応え |
| 第4弾 | 関八州見晴台 | 舗装路 | 苦手だった路面を前向きで下れた |
| 第5弾 | 塔ノ岳 | 標高差1,300m超 | 大きな膝痛なく大倉尾根を往復 |
| 第5.5弾 | 東吾野の岩場 | 岩場技術 | 技術不足がはっきり分かった |
順調に強くなっているように見えて、
ここで、
できないことが大量に出てきました。
でも、
それも修行です。
忍者修行第5.5弾を終えて

今回の岩場講習。
正直、
グダグダでした。
岩場を見て、
帰りたい。
足で登れない。
腕で引っ張る。
膝をつく。
足場が見えない。
終わったら、
前腕も疲れている。
膝には擦り傷。
ボコボコです。
でも、
行ってよかったです。
もし参加しなければ、
私はたぶん、
「塔ノ岳も歩けたし、岩場もなんとかなるだろう。」
と思ったままでした。
実際にやってみたから、
違うと分かりました。
できないことが分かる。
それは、
失敗ではありません。
次に何をすればいいのかが分かる。
忍者修行では、
それも立派な成果です。
【2026年9月追記】立山を終えた今、この講習を振り返る

今は、
目標だった立山登山を終えています。
振り返ると、
この岩場講習は、
忍者修行シリーズの中でもかなり特殊な回でした。
距離が伸びたわけでもありません。
標高差の記録を更新したわけでもありません。
膝痛を克服した回でもありません。
むしろ、
自分の未熟さを思い知らされた回です。
でも、
だからこそ意味がありました。
山では、
体力だけでは足りない。
脚力だけでも足りない。
歩き方だけでも足りない。
知らないこと。
できないこと。
怖いこと。
まだまだたくさんある。
それを知ったことで、
少しだけ慎重になれたと思います。
そして、
「できないなら、練習すればいい。」
そう思えるようにもなりました。
高尾山を後ろ向きで下った頃は、
できないことに出会うと、
「もう無理なのかもしれない。」
と思っていました。
この頃になると、
少し変わっています。
「できない。じゃあ次はどうしよう。」
そう考えられるようになっていました。
それも、
忍者修行で身についたものなのかもしれません。
次は再び「歩く修行」へ

岩場で、
しっかり打ちのめされました。
でも、
立山への準備は続きます。
次は、
再び歩く修行です。
しかも、
これまでより長い。
距離も長い。
行動時間も長い。
そして、
初めての泊まりを含む忍者修行。
次の舞台は、
雲取山。
岩場でボコボコにされた55歳のおじさんが、
今度は長距離に挑みます。
🥷 忍者修行 第6弾へ続く。
膝が痛くても、山は諦めない。
今日が、人生で一番若い日!🥷⛰️















