【金時山 明神ヶ岳 縦走】公時神社から絶景稜線へ!コースタイム・きつさ・茶屋ごはんを55歳が正直レポート
こんにちは、ささみんです!😊
「金時山って、富士山が見えるだけの山でしょ?富士山が見えないとつまらないんじゃない?」
そんな風に思っていませんか?
実際に歩いてみると——金時山から明神ヶ岳への縦走は、箱根の稜線を独り占めしながら歩く、かなり気持ちのいいコースでした。ハコネダケの笹原が割れた稜線をそよ風を受けながら歩いていると、「これが箱根の稜線か」と。振り返れば先ほどまでいた金時山、右手には大涌谷のパノラマ——テンションが上がります。
ただ正直に言います。このコースは体力的にきつい部類です。
アップ1,024m・ダウン1,269m・コースタイム6時間20分・距離11.6km。登山を始めたばかりの方にはかなりハードなコースですし、夏に富士山を見たいなら早朝スタートが絶対条件です。そのあたりも含めて、全部正直に書きます。
この記事を書いたのはこんな人です:
- 55歳・182cm・83kg・右膝痛持ちのソロ登山者
- 2023年7月に公時神社→金時山→明神ヶ岳→宮城野を日帰りで実走済み
- 立山登頂(2026年7月18日)を目指してトレーニング中
🗻 金時山・明神ヶ岳ってどんな山?

金時山(きんときやま)は箱根外輪山の最高峰、標高1,212m。日本三百名山に数えられ、山頂から見える富士山の眺めが評判の箱根を代表する人気の山です。幼名が金太郎だった平安武士・坂田公時を祀った公時神社から登るルートが定番で、山頂には個性豊かな茶屋が2軒あります。
明神ヶ岳(みょうじんがたけ)は神奈川県南足柄市と箱根町の境にある標高1,169mの山で、箱根外輪山の一峰。山頂は広くなだらかで、大涌谷・金時山越しの富士山・相模湾の3点セットが見渡せる眺望が自慢です。昔、箱根越えの旅人の安全を祈るために山頂に明神を祀ったのが名前の由来だそうです。
🗺️ コース概要

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| ルート | 公時神社 → 金時山(1,212m)→ 矢倉沢峠 → 明神ヶ岳(1,169m)→ 宮城野案内所バス停 |
| 距離 | 11.6km |
| 累積登り | 1,024m |
| 累積下り | 1,269m |
| 標準コースタイム | 6時間20分(休憩なし) |
| 難易度 | ★★★☆☆(体力必要・脚力要) |
| 登山日 | 2023年7月 |
📱 YAMAPのコース: 金時山・明神ヶ岳縦走(YAMAP)
🚃🚗 アクセス:公時神社へ
電車+バス
箱根湯本駅から箱根登山バスで約25〜26分。
| バス停 | 所要 | 公時神社まで |
|---|---|---|
| 「金時神社入口」バス停 | 約26分 | 徒歩6分 |
| 「仙石」バス停 | 約25分 | 徒歩15分 |
「仙石」バス停のほうが箱根湯本への便数が多くて使いやすいです。でも神社に近いのは「金時神社入口」。どちらでも大丈夫です。
マイカー
東名高速「御殿場IC」→ 国道138号箱根方面 → 乙女トンネルを過ぎた先の金時神社入口へ。
公時神社前の駐車場(無料)と、国道を挟んで向かいの有料駐車場(約800円/日)が使えます。縦走コースは下山先が変わるので、マイカーの場合はバスで戻る必要があります。
新宿から高速バス
新宿バスターミナルB4番から小田急高速バス(御殿場・箱根芦ノ湖方面)が毎日運行。一番早い便は朝6時35分発で、「金時神社入口」バス停には8時39分着の予定です。
縦走コースは公時神社9時スタートだとペースが遅い初心者だと季節によっては宮城野周辺で暗くなり始めます。 高速バスで行く場合は往復・周回コースのほうが時間的に余裕があります。
筆者が最初に金時山を登ったときは周回コースでした。なるべく早いバスを利用してね。
⚠️ 富士山を見るために知っておくべきこと
金時山の最大の売りは富士山の眺め……なのですが、夏に富士山を見るのはかなり難しいです。
私が登った7月当日も、晴れていたのに富士山は雲の中でした。朝6時台には見えていたそうで、到着した頃にはすでに雲に隠れていました。
夏に富士山を見たい場合、朝8時台の山頂到着を目指すのが目安です。逆算すると公時神社を7時前後にスタートする必要があります。
富士山が見えやすいのは秋〜冬〜春(10月〜5月ごろ)で、特に空気が澄んだ晴れの日の午前中が狙い目です。夏に行くなら「富士山は見えなくても稜線歩きが楽しいコース」と割り切って行くのが、がっかりしないコツです😊
筆者が金時山から富士山が見えたのは3回目でやっとでした💦
⛰️ 山行レポート
公時神社でお参りしてスタート

登山口の公時神社は、金太郎(坂田公時)を祀った神社です。境内には大きなマサカリがあって、写真スポットになっています。ここで無事の登山をお参りしてから出発しましょう。

公時神社から登山道に入ると、ハコネダケ(笹)に囲まれた道が続きます。熊注意の看板も出ているので、熊鈴の携帯を強くおすすめします。

見どころ:宿り石
登山道の途中に現れる巨石が「宿り石(やどりいし)」。金太郎がここで暮らしていたという伝説がある岩で、写真では伝わりにくいのですが実物は圧倒的な大きさです。思わず足が止まります。

公時神社分岐(スタートから約1時間)
公時神社からおよそ1時間歩くと、公時神社分岐に到着します。
ここは重要な分岐点です。
- 右(下り方向):明神ヶ岳・矢倉沢峠方面(縦走コースで後ほど通る道)
- 左(登り方向):金時山山頂(まずはこちらへ)
金時山山頂はピストンになるので、ここに荷物をデポして身軽に山頂を目指す人もいます。分岐から山頂まで約30分です。

金時山山頂(1,212m):茶屋2軒と絶景
公時神社からの登山道は山頂直前まで樹林帯で眺望がありません。そして最後の最後に——パッと展望が開けます。
山頂に上がった瞬間の開放感は格別です。



山頂には茶屋が2軒あります。これが金時山の大きな魅力のひとつ。
🍜 金太郎茶屋の名物:まさカリーうどん
金太郎ゆかりの「まさかり(斧)」をもじった「まさカリーうどん」が名物。カレー味のうどんで、山頂で食べると格別です。

🍜 金時娘の茶屋の名物:金時うどん
シメジたっぷりの金時うどんがおすすめ。具がたっぷりで食べ応えあり。

どっちに入る? 両方とも山小屋ならではの温かい雰囲気で、地元の方や常連さんで賑わっています。山頂内部には数千回登頂した常連さんの記録が貼られていて、それを眺めるだけでも面白いですよ😊
縦走スタート:公時神社分岐〜矢倉沢峠
山頂での休憩を終えたら、公時神社分岐まで戻り、いよいよ明神ヶ岳方面へ向かいます。
分岐から矢倉沢峠(やぐらさわとうげ)へ向かう稜線は、箱根方面に開けた展望が楽しめます。大涌谷の噴煙・芦ノ湖・相模湾——先ほど金時山山頂で富士山が見えなかった分、ここで取り返せます。
⚡ エスケープルート:矢倉沢峠から下山できます
体力に不安が出てきた場合、矢倉沢峠から「金時登山口バス停(仙石バス停方面)」へ下山することができます。エスケープルートとして覚えておいてください。
正直なところ、矢倉沢峠でエスケープするかどうかを判断する場合、すでに公時神社分岐から1〜1.5時間歩いた後です。消耗している場合は迷わず下山を選びましょう。山は逃げません。

矢倉沢峠〜明神ヶ岳:このコースのハイライト

矢倉沢峠から先が、このコースの真骨頂です。
ハコネダケの笹原がきれいに割れた稜線道を、そよ風を受けながら歩きます。振り返ると金時山、正面には明神ヶ岳——開放感が最高です。
ただし、「金時山から明神ヶ岳 きつい」と検索している方も多いのは理解できます。矢倉沢峠から明神ヶ岳への稜線は、見た目はなだらかに見えても細かいアップダウンが繰り返されます。距離も長く、後半は足に疲れが蓄積してきます。
膝痛持ちの私の場合、この区間でダブルストックが大活躍しました。
ぱっかりと割れた歩きやすい稜線は気持ちいい風がそよいでいます。

振り向けば先ほどまで山頂にいた金時山が見えてきます。



富士山も、空気が澄んでいれば金時山越しに見える絶景ですよ!

明神ヶ岳山頂(1,169m)
明神ヶ岳の山頂は広くなだらかで、ベンチも設置されています。
天気が良ければここから金時山越しの富士山・大涌谷が広がります。金時山山頂で見えなかった富士山が、ここで見えることも。
ランチをとるにも最適な場所です。金時山山頂はにぎやかですが、明神ヶ岳は静かで、のんびりできます。



当日は晴天だったのですが富士山方面は白く光ってしまって金時山越しの富士山は見えませんでした。
昨年の秋に明神ヶ岳に登ったときの写真がこちらです


山頂からの眺望を堪能したら名残惜しいですが先に進みましょう。
と、山頂のすぐ先で突然相模湾方面に開けます!絶景!!

下山:宮城野案内所バス停へ
明神ヶ岳から宮城野方面へ下山します。樹林帯を下る道で、コースタイムは約1時間30分〜2時間。
膝への負荷が最も高くなる区間です。疲れている後半だからこそ、一歩一歩を丁寧に。焦らずゆっくり下りましょう。
宮城野案内所バス停から箱根湯本駅行きのバスで帰路につけます。
🦵 膝の状態レポート
| 区間 | 膝の状態 |
|---|---|
| 公時神社〜金時山(登り) | 問題なし。笹道で足に優しい |
| 金時山〜矢倉沢峠(下り) | 下りで膝が重くなり始める |
| 矢倉沢峠〜明神ヶ岳(稜線) | アップダウンの繰り返し。後半きつい |
| 明神ヶ岳〜宮城野(下り) | ストック必須。右膝大噴火🌋。右足引きずりながら下山 |
| 翌日 | 出来の悪い昭和のロボット🤖。ナメクジ以下。 |
累積ダウン1,269mは膝への負荷が大きいです。ダブルストックとサポーターは必須装備!
❓ よくある質問
Q. 金時山から明神ヶ岳の縦走はきついですか?
A. 正直きつい部類です。距離11.6km・累積登り1,024m・コースタイム6時間20分は体力を必要とします。低山をいくつか経験した後でチャレンジするのがおすすめです。矢倉沢峠からのエスケープルートもあるので、そこまでの体力は必ず残しておきましょう。
Q. 金時山の茶屋はどっちがいいですか?
A. どちらも甲乙つけがたいです。「まさカリーうどん」の金太郎茶屋は名物メニューが個性的、「金時うどん」の金時娘の茶屋はシメジたっぷりの具が絶品です。どちらも山小屋らしい温かい雰囲気で、地元の常連さんや登山者でいつも賑わっています。
Q. 富士山は見えますか?
A. 夏は難しいです。朝8時台の山頂到着を目標に早朝スタートすれば見えやすくなります。秋〜冬〜春の空気が澄んだ日の午前中が一番おすすめです。
Q. 縦走しないで往復だけでも楽しめますか?
A. 十分楽しめます。公時神社→金時山往復(コースタイム約2時間50分)は初心者にもおすすめのコースです。茶屋でランチを食べて帰るだけでも満足感があります。
Q. ヤマノススメに登場しますか?
A. 金時山から明神ヶ岳の縦走コースはヤマノススメ13巻に登場します。
Q. 縦走コースでマイカーを使う場合はどうすればいい?
A. 公時神社に駐車して下山後に宮城野からバスで戻ることになります。縦走の場合は帰りのバス時刻を事前に確認しておきましょう。
🏔️ まとめ
- 公時神社→金時山→明神ヶ岳縦走:距離11.6km・コースタイム6時間20分・体力必要
- 縦走は矢倉沢峠からのエスケープルートあり——無理しない判断を
- 富士山を見たいなら早朝スタートが絶対条件(夏は9時以降ほぼ見えない)
- 金時山山頂の茶屋2軒は必見——まさカリーうどん&金時うどん
- 茶屋より先に飲み物を買える場所はゼロ。宮城野まで補充できない
- 矢倉沢峠からの稜線歩きはこのコース最大の魅力。笹原に囲まれた気持ちいい稜線
「金時山の往復だけじゃ物足りない」と感じてきたら、ぜひ明神ヶ岳への縦走にチャレンジしてみてください。あの稜線を歩いたときの気持ちよさは、きっと「また来よう」と思わせてくれます。
今日が人生で一番若い日! 箱根の稜線から、富士山と相模湾を眺めましょう⛰️😊
📱 ささみんのYAMAP: https://yamap.com/users/2050995
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