【焼岳 日帰り】初心者でも登れる?新中の湯ルートの難易度・コースタイム・活火山の注意点を50代が実走
こんにちは、ささみんです!👋😊
「北アルプスに登ってみたい。でも槍ヶ岳や穂高はまだ怖い……」
「焼岳は初心者向けと聞くけど、本当に自分でも登れる?」
そんな方に気になる山が、北アルプスの焼岳(やけだけ)です。

私は2023年7月、新中の湯ルートから焼岳北峰へ日帰りで登りました。ただ、この日は残念ながら山頂付近がガスで真っ白。楽しみにしていた穂高連峰や上高地、火口湖の正賀池などの展望は、ほとんど見ることができませんでした。
それでも、硫黄の匂いや噴気の音、荒々しい岩場を実際に歩いたことで、焼岳が「今も生きている火山」だということを強く感じました。
この記事では、50代で体力に特別自信があるわけでもなく、右膝も気になる私が実際に歩いた経験から、
- 焼岳は初心者でも登れるのか
- 新中の湯ルートの難易度
- コースタイム
- 活火山ならではの注意点
- ヘルメットについて
- ガス・視界不良で感じたこと
- 駐車場・アクセス
- 下山後の温泉
までまとめます。
「一般登山道には慣れてきたので、そろそろ北アルプスへ挑戦してみたい」という方の参考になればうれしいです。

- 焼岳は初心者でも登れる?【まず結論】
- なぜ初心者には新中の湯ルートがおすすめ?
- 焼岳は活火山|登山前に必ず最新情報を確認
- 私が登った日はガスで真っ白でした
- 新中の湯登山口へのアクセス・駐車場
- 新中の湯登山口からスタート|最初は静かな樹林帯
- 樹林帯を抜けて広場へ|焼岳が見える……はずだった
- 広場を過ぎると岩が増えてくる
- ガスの日に歩いて分かった視界不良の怖さ
- コルに近づくと一気に「活火山」の景色へ
- 焼岳北峰2,455mへ
- 絶景はなくても「登ってよかった」と思えた
- ガスでも登れた=大丈夫、ではありません
- 焼岳にヘルメットは必要?
- 50代・膝が気になる私が歩いた感想
- 下山後は中の湯温泉へ
- 温泉好きなら「ひらゆの森」もおすすめ
- よくある質問
- まとめ|真っ白だった焼岳。それでもまた登りたい
焼岳は初心者でも登れる?【まず結論】


私が実際に歩いた感想では、一般登山道を何度か経験している初心者なら、新中の湯ルートは次のステップとして挑戦しやすい山だと思います。
ただし、「初心者向け」という言葉には少し注意が必要です。
焼岳は標高2,455mの活火山で、山頂付近には岩場もあります。天候が崩れればガスで視界が悪くなり、普通の低山とは違う難しさがあります。
| 項目 | 私が歩いた感想 |
|---|---|
| 初心者でも登れる? | 一般登山道の経験があれば挑戦しやすい |
| 登山そのものが初めてでも大丈夫? | 最初の1座としてはおすすめしない |
| 難易度 | ★★★☆☆ |
| ルート | 新中の湯ルート往復 |
| 標高 | 2,455m |
| 標準コースタイム | 往復約4時間30分 |
| 私なら見込む時間 | 休憩・昼食込みで6時間前後 |
| 注意したい場所 | 山頂付近の岩場・噴気地帯 |
| ヘルメット | 持参・着用をおすすめ |
| 火山情報 | 登山当日に必ず最新情報を確認 |
焼岳の魅力は、比較的短いルートで「北アルプスらしい景色」と「活火山ならではの地形」を体験できることです。
一方で、コースが短い=安全な山というわけではありません。
なぜ初心者には新中の湯ルートがおすすめ?
焼岳にはいくつか登山ルートがありますが、私が歩いたのは新中の湯ルートです。
新中の湯登山口から焼岳北峰を往復するルートで、焼岳へ登る代表的なコースのひとつ。日帰りで計画しやすく、上高地側から登るルートと比べても距離を抑えやすいのが特徴です。
今回のルートは、
新中の湯登山口
→ 樹林帯
→ 広場
→ 北峰・南峰のコル
→ 焼岳北峰
→ 同じルートを下山
という流れです。
前半は比較的歩きやすい樹林帯ですが、標高が上がるにつれて岩が増え、山頂付近では活火山らしい荒々しい景色へ変わっていきます。
「初心者向け」という情報だけを見て、スニーカーで気軽に登るような山ではありません。登山靴や防寒着など、一般的な高山登山の装備は必要です。
📱 YAMAPのコース: 焼岳 新中の湯ルート(YAMAP)
ガッスガスで何も見えず・・・焼岳 / ささみんさんの焼岳の活動データ | YAMAP / ヤマップ
焼岳には上高地側(上高地ルート)と新中の湯側の2ルートがあります。上高地ルートは距離が長く、途中に10m近いはしごを登る箇所があるため初心者には難しい面があります。
焼岳は活火山|登山前に必ず最新情報を確認
焼岳が普通の低山と大きく違うところは、現在も活動している活火山であることです。
火山の状態は変化する可能性があります。そのため、以前の登山記録を見て「このとき登れたから、今日も大丈夫」と判断するのは危険です。
登山前には必ず、
- 気象庁の焼岳火山情報
- 噴火警戒レベル
- 登山道の規制
- 自治体や現地の最新情報
を確認してください。
噴気地帯には近づかない
焼岳山頂付近では、実際に白い噴気が上がっている場所があります。
私が登ったときも、黄色く変色した岩や地面が見え、近くからは「ゴーッ」という噴気の音が聞こえていました。
珍しい景色なので近づきたくなりますが、登山道から外れず、噴気が出ている場所には近づかないようにします。
ヘルメットも準備しておきたい
焼岳は活火山で、山頂付近には岩場もあります。
私は落石や転倒への備えとして、ヘルメットを持って行くことをおすすめします。
ただし、ヘルメットを着用すれば危険な状況でも登れるという意味ではありません。火山活動や天候に異変を感じたら、その場を離れる、登山を中止するという判断が最優先です。
私が登った日はガスで真っ白でした
焼岳といえば、晴れた日の写真では穂高連峰や上高地、正賀池などの素晴らしい展望が紹介されています。
私もそれを楽しみにしていました。
ところが、この日は山頂が近づくにつれてガスが濃くなり、景色はほぼ真っ白。






「せっかくここまで来たのに……」
という気持ちはもちろんありました。
でも今振り返ると、この写真も焼岳での大切な記録です。きれいな絶景だけではなく、その日に自分が実際に見た山の姿だからです。
この記事では、私自身が撮影したガスの写真を主役にします。
そのうえで、「晴れていればどんな景色が見えるのか」を伝えるため、無料素材を補助的に使っています。…本当に残念ですが😭⤵
新中の湯登山口へのアクセス・駐車場

私はバイクで新中の湯登山口へ向かいました。
登山口付近には駐車スペースがありますが、台数はそれほど多くありません。週末や好天の日は早い時間から埋まる可能性があるので、余裕を持って到着したいところです。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 登山口 | 新中の湯登山口 |
| 駐車 | 登山口付近の駐車スペース |
| 料金 | 無料 |
| 台数 | 多くない |
| トイレ | 登山口にはなし |
| 注意 | 週末・好天日は早めの到着がおすすめ |
特に注意したいのが、登山口にトイレがないことです。
登山口へ向かう前に、必ず済ませておくことをおすすめします。
駐車状況や道路状況は変わることがあるため、登山前には最新情報も確認してください。
新中の湯登山口からスタート|最初は静かな樹林帯
登山口から歩き始めると、最初は静かな樹林帯が続きます。

「活火山に登るぞ」と少し緊張していましたが、序盤は拍子抜けするほど普通の森です。
登山道も比較的分かりやすく、新緑の中を気持ちよく歩けました。
このあたりでは、
「北アルプスって意外と普通じゃん」
なんて思っていました。
もちろん、焼岳の本当の顔が見えてくるのはもう少し先です。
樹林帯を抜けて広場へ|焼岳が見える……はずだった
樹林帯を抜けると、視界が開けた広場へ出ます。
晴れていれば、ここから焼岳の北峰と南峰が見えるポイントです。
ところが、私が見た景色はこれ。

見えません(笑)。
「あれ? 焼岳どこ?」
という状態でした。

※参考写真です。私が登った日はガスで山体が見えなかったため、晴天時のイメージとして無料素材を掲載しています。
晴天時とガスの日の違いを並べてみると、山の天気で景色がこれほど変わることがよく分かります。
広場を過ぎると岩が増えてくる
広場を過ぎると、それまでの樹林帯とは少しずつ雰囲気が変わります。
岩が増え、傾斜も強くなってきます。
そして、この日とてもありがたかったのが、岩などに付けられているルートを示すペイントでした。


晴れていれば進む方向が分かりやすい場所でも、ガスが濃いと先が見えません。
「次のマークはどこだろう?」
と、一つずつ確認しながら進みました。
ガスの日に歩いて分かった視界不良の怖さ
ガスの中を歩いてみて、晴天時とは違う難しさを実感しました。
まず、次の目標物が見えません。
晴れていれば「あの岩まで行けばいい」「あそこが山頂だ」と判断できますが、ガスの中では距離感がつかみにくくなります。
また、岩場では登山道が一本の道として見えない場所もあります。ペイントを見失わないよう、いつも以上に慎重に歩きました。
焼岳では噴気も出ています。この日は周囲のガスも濃かったため、白いものが見えると、
「これは霧なのか、それとも噴気なのか?」
と気になる場面もありました。
私のような初心者ほど、できるだけ晴天・視界良好の日を選ぶことをおすすめします。
コルに近づくと一気に「活火山」の景色へ
北峰と南峰の間のコルへ近づくと、山の雰囲気が大きく変わります。
それまでの普通の登山道から、一気に活火山の世界です。
聞こえてくるのが、
「ゴーッ……」
という音。
そして硫黄の匂い。
白い噴気も見えてきます。

景色は真っ白でしたが、音と匂いははっきり分かります。
「本当にこの山の中からガスが出ているんだ」
と実感しました。
低山登山ではなかなか体験できない、焼岳ならではの雰囲気です。
焼岳北峰2,455mへ
コルから焼岳北峰へ向かいます。
このあたりは岩場が多くなり、黄色く変色した地面や噴気が見える場所もあります。
興味本位で近づかず、決められた登山ルートを歩きます。
そして、焼岳北峰2,455mへ到着。

山頂に立って最初に思ったのは、
「やっぱり真っ白だなあ」
でした(笑)。
楽しみにしていた穂高連峰も上高地も、ほとんど見えません。
絶景はなくても「登ってよかった」と思えた
展望だけを期待していたら、かなり残念だったと思います。
でも実際に山頂まで歩いてみると、焼岳は景色だけの山ではありませんでした。
近くから聞こえる噴気の音。
硫黄の匂い。
荒々しい岩。
足元に感じる火山らしい雰囲気。
「活火山の山頂に立っている」
という感覚は、景色が見えなくても十分に印象的でした。


※参考写真です。私が登った当日は展望がなかったため、晴天時の景色が分かる無料素材を掲載しています。
晴れた日の焼岳も、いつか見てみたい。
だから私は、
「次は晴れた日にもう一度登ろう」
と思っています。
ガスでも登れた=大丈夫、ではありません
ここは強く書いておきたいところです。
私はこの日、ガスの中でも山頂まで登ることができました。
でも、
「私が登れたから、ガスの日でも焼岳は大丈夫」
という意味ではありません。
視界がさらに悪くなることもありますし、雨や強風、雷などが加われば危険度は一気に上がります。
特に焼岳は活火山です。
「せっかくここまで来たから山頂まで行こう」
ではなく、状況が悪ければ途中で引き返す判断が必要です。
私自身、次に焼岳へ行くならできるだけ視界の良い日を選びたいと思っています。
焼岳にヘルメットは必要?
私は持参・着用をおすすめします。
焼岳は活火山で、山頂付近には岩場があります。落石や転倒時の頭部保護としても、ヘルメットがあると安心です。
ただし、ヘルメットを着けているからといって、危険な状況で登ってよいわけではありません。
天候や火山活動に不安がある場合は、登らない・途中で引き返すことを優先してください。
ただ、登山用ヘルメットを初めて買う人は「何を選べばいいの?」となりますよね。私なら、まずは登山・クライミング用として販売されている軽量モデルから選びます。
筆者のように頭が大きい人はBlack Diamond(ブラックダイヤモンド) ハーフドーム BD12012がおすすめ。 M/L(56~63cm)サイズなら頭が入ります!
50代・膝が気になる私が歩いた感想
私は右膝が痛くなりやすい登山者です。
焼岳を歩いたときの感覚は、こんな感じでした。
| 区間 | 膝の状態 |
|---|---|
| 樹林帯の登り | 問題なし |
| 岩場の登り | 大きな問題なし。段差には注意 |
| 山頂付近 | 慎重に歩けば問題なし |
| 岩場の下り | 少し膝への負担を感じる |
| 樹林帯の下り | 問題なし |
| 翌日 | 軽い疲労感程度 |
私の場合は、全体として比較的歩きやすい山でした。
ただし、やはり膝に負担がかかりやすいのは下りです。
ストックを使う場合も、岩場では邪魔になることがあります。状況によってしまい、両手を使える状態にして歩くほうが安全です。
下山後は中の湯温泉へ
焼岳登山と相性がいいのが、下山後の温泉です♨️
新中の湯登山口周辺には中の湯温泉旅館があります。
山を歩いたあと、すぐ近くで温泉に入れるのはかなり魅力的です。
私は、「焼岳登山+温泉」までセットにすると、50代にはちょうどいい山旅になると思っています。
※日帰り入浴時間や料金などは変わる可能性があるため、利用前に最新情報を確認してください。
新中の湯ルートは日帰りできますが、遠方から車で向かうと早朝出発になりがちです。
私のような50代なら、無理に深夜移動するより中の湯温泉旅館に前泊して、翌朝から焼岳へ登るほうが体はラクです。
下山後にそのまま温泉へ入れるのも大きなメリットです。
温泉好きなら「ひらゆの森」もおすすめ
私は平湯キャンプ場をベースにしていたので、ひらゆの森にも立ち寄りました。
露天風呂が複数あり、登山後にゆっくり体を休められる温泉です。
焼岳を歩いたあとに温泉へ入り、「今日はよく歩いたな」と振り返る時間も、登山の楽しみのひとつ。
最近は、登って山頂へ行くだけではなく、
登山+温泉+食事まで含めて山旅
だと思うようになりました。
翌日は上高地へ行くなら、平湯温泉で1泊するのもおすすめです。


私は登山+温泉の日には、普通の綿タオルより小さく畳める速乾タオルが便利だと思っています。
よくある質問
焼岳は登山初心者でも登れますか?
新中の湯ルートは比較的挑戦しやすいルートですが、登山そのものが初めての人が最初に登る山としてはおすすめしません。
一般登山道を何度か経験し、次のステップとして北アルプスへ挑戦したい人に向いていると思います。
焼岳のコースタイムは?
新中の湯登山口から焼岳北峰を往復する場合、標準コースタイムは約4時間30分が目安です。
初心者なら休憩、昼食、写真撮影なども考え、余裕を持った計画をおすすめします。
新中の湯ルートは難しい?
前半は比較的歩きやすい樹林帯ですが、山頂へ近づくにつれて岩場が増えます。
雨やガスなどで天候が悪い場合は、晴天時より難易度が上がります。
焼岳にヘルメットは必要?
私は持参・着用をおすすめします。
焼岳は活火山であり、山頂付近には岩場もあります。登山当日は必ず最新の火山情報を確認してください。
焼岳はガスの日でも登れる?
私はガスの中を登りましたが、おすすめはしません。
視界が悪いとルートを見失うリスクが高くなり、景色から位置を判断することも難しくなります。初心者ならできるだけ視界の良い日を選ぶほうが安心です。
駐車場にトイレはある?
新中の湯登山口付近にはトイレがありません。
登山口へ向かう前に済ませておくことをおすすめします。
まとめ|真っ白だった焼岳。それでもまた登りたい
2023年7月、私は焼岳へ登りました。
楽しみにしていた山頂からの景色は、残念ながらほぼ真っ白でした。
写真を見返しても、「本当に白いなあ……」と思います(笑)。
でも、不思議と残念な思い出にはなっていません。
硫黄の匂い、ゴーッという噴気の音、荒々しい岩場、ガスの中で探したルートのペイント。晴れていたら気付かなかったことを、たくさん経験できました。
そして今は、「次は晴れた日にもう一度登りたい」と思っています。
新中の湯ルートは、一般登山道に慣れてきた初心者が北アルプスへ一歩進む山として、とても魅力的です。
ただし、初心者向け=簡単・安全ではありません。
天気を確認する。火山情報を確認する。ヘルメットなど必要な装備を準備する。無理だと思ったら引き返す。
そして無事に下山して、温泉へ。
50代からの山歩きなら、それくらい余裕を持った楽しみ方がちょうどいいと思っています。
次は晴れた焼岳へ。その日を楽しみにしています😊
今日が、人生で一番若い日!
ささみんの山行記録はこちら → YAMAP













