【金峰山 日帰り 大弛峠】五丈岩と金櫻神社の神域へ!駐車場・コースタイム・アクセスを55歳が実走完全ガイド
こんにちは、ささみんです!😊
奥秩父の名峰・金峰山(きんぷさん)。山頂に積み重なる巨石「五丈岩(ごじょういわ)」は遠くからでも目視できるほどの存在感があり、金峰山のシンボルです。
でも、登山ガイドブックにはなかなか書かれていない重要なことがあります。
五丈岩は金櫻神社のご神体であり、山頂部は神域です。五丈岩に登ってはいけません。
この記事では、2023年9月に大弛峠(おおだるみとうげ)から実際に歩いた経験をもとに、金峰山の魅力・金櫻神社の歴史・コースタイム・駐車場情報まで詳しくお伝えします。
この記事を書いたのはこんな人です:
- 55歳・182cm・83kg・右膝痛持ちのソロ登山者
- 金峰山を2023年9月2日に大弛峠ルートで実走済み(YAMAPログあり)
- 実測データ:総距離8.6km・総行動時間6時間17分
- 立山登頂(2026年7月18日)を目指してトレーニング中
⛩️ 金峰山を登る前に知っておきたいこと:金櫻神社と五丈岩
金峰山は単なる「景色のいい百名山」ではありません。約2,000年の歴史を持つ霊峰であり、神域です。
金櫻神社(かなざくらじんじゃ)とは

金櫻神社の縁起は遠く崇神天皇の御代(約2,000年前)に遡ります。当時各地に疫病が蔓延し悲惨を極めたため、天皇は諸国に神を祀り、悪疫退散・万民息災の祈願を命じられました。この時、甲斐の国では金峯山の頂に少彦名命を祀られたのがこの神社の起こりです。
幕末までは蔵王権現と呼ばれ、慶応4年(1868年)の由来書で「金櫻神社」と称するようになりました。武田信玄はじめ代々の甲斐国主の祈願所でもあり、武将からの信仰も厚かった名社です。
現在の里宮(甲府市御岳町・昇仙峡の近く)が「金櫻神社」として知られていますが、金峰山山頂が本宮(奥宮)にあたります。
五丈岩はご神体・神域

五丈岩は、高さ15メートルの花崗岩質からなる神体です。
登山者が見ている五丈岩の正面(平らな岩が積み重なったように見える面)は、実は裏側です。崖側(切り立った面)が本来の表側で、金櫻神社の祠があります。つまり、金峰山の山頂部は金櫻神社の境内・神域そのものです。
五丈岩はご神体であるため、岩に登ることは信仰上ふさわしくない行為です。 「チャレンジしてみよう」という気持ちはよく分かりますが、ここは敬意をもって参拝する場所です。山頂で写真を撮り、五丈岩を仰ぎ見て、その圧倒的な存在感を感じていただければ十分です。
🗻 金峰山とはどんな山?

金峰山(きんぷさん / きんぽうさん)は山梨県・長野県の県境に位置する標高2,599mの日本百名山です。奥秩父の主脈上に位置し、「奥秩父の盟主」と呼ばれる存在感のある名山です。
山頂からの眺望(好天時): 瑞牆山・八ヶ岳・浅間山・富士山・中央アルプス——360度の大展望。五丈岩の奥に広がるパノラマは、霊峰ならではの荘厳さがあります。
🗺️ コース概要(大弛峠ルート)

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 山名 | 金峰山(きんぷさん) |
| 標高 | 2,599m(日本百名山) |
| 登山口 | 大弛峠(標高2,365m・日本最高所の車道峠) |
| 経由地 | 大弛峠 → 朝日峠 → 朝日岳 → 鉄山 → 金峰山山頂 |
| YAMAPコース | 大弛峠-金峰山コース(#1448) |
| YAMAP標準タイム | 4時間03分 |
| YAMAP距離 | 8.1km(標高差575m) |
| ささみん実測 | 6時間17分(休憩込み)/ 8.6km / 累積登り554m |
| 登り(実測) | 3時間41分(08:33〜12:15) |
| 下り(実測) | 2時間36分(12:15〜14:51) |
| 難易度 | ★★★☆☆ |
| 登山日 | 2023年9月2日(土) |
大弛峠は標高2,365mの日本最高所の車道峠。ここからスタートすれば山頂まで標高差約240mという、百名山としては圧倒的に少ない登りで山頂に立てます。廻り目平ルート(標高差約1,000m)・瑞牆山荘ルート(標高差約800m)に比べて体力的な負担が少なく、55歳膝痛持ちの私には最適なルートでした。
🚗 アクセスと駐車場(最重要・最初に確認を!)
大弛峠 駐車場
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 料金 | 無料 |
| 台数 | 約30〜40台(舗装・未舗装合わせて) |
| トイレ | あり(峠のトイレ棟・和式) |
| 混雑 | 週末・好天は夜明け前から満車! |
週末は夜明け前から満車になります。 朝6時台でも「あと数台」という状況が珍しくありません。満車の場合は林道沿いの路肩に縦列駐車する形になります。
マイカーでのアクセス
【山梨県側(推奨):塩山ICから】
中央自動車道「塩山IC」→ 国道140号 → 県道206号・塩山停車場大菩薩嶺線 → 琴川ダム(柳平ゲート)→ 川上牧丘林道 → 大弛峠
塩山ICから約1時間30分。舗装路で一般車で走行可能です。ただし1〜1.5車線の細い山道が続くため、慣れていない方はゆっくり走行を。動物の飛び出しにも注意!
【林道の通行可能時期】
川上牧丘林道は冬季閉鎖があります。例年6月〜11月末ごろが通行可能時期ですが、年によって異なります。12月頭には閉鎖されることが多いため、シーズン末は特に事前確認が必須です。
公共交通機関
JR塩山駅から期間限定で大弛峠行きのバス・乗合タクシーが運行されています(要事前確認・事前予約制)。マイカーでのアクセスが基本ですが、公共交通機関の利用者は事前に運行情報を確認してください。
⛰️ 山行レポート(2023年9月2日)
08:33 大弛峠スタート(標高2,361m)
大弛峠の登山口から出発。スタートからすでに標高2,361m——空気の薄さと澄んだ冷気が、いつもの低山とは全く違う非日常感を作り出してくれます。
登山口から金峰山方向(西側)に進むと、しばらくは樹林帯の中を歩きます。序盤は整備された登山道で、苔むした岩と針葉樹が奥秩父らしい静けさを演出してくれます。
〜09:47 朝日峠・朝日岳(標高2,579m)


大弛峠から朝日峠(あさひとうげ)を経て、朝日岳へ。
朝日岳付近に差し掛かると稜線に出て、一気に視界が広がります。これがこのルートの最初の「ご褒美」。瑞牆山・八ヶ岳の稜線——「首都圏からこの景色が日帰りで見られるのか!」と感動します。
稜線はアップダウンが繰り返されます。「下ったと思ったらまた登り」の連続で、標高差の数字より体力的に手ごたえがあります。これがこのコースの「クセ」です。

朝日岳山頂は金峰山と五丈岩が望める絶景スポットです!


〜10:50 鉄山(標高2,531m)付近
朝日岳から先、鉄山(くろがねやま)を経由して金峰山へ向かいます。
この区間はシャクナゲの群生地(花期は6月)。登山道の両脇を緑のシャクナゲが覆うトンネルを抜けながら進みます。
森林限界で低木に代わったと思うと広く開けた展望地に出ます。



12:15 金峰山山頂(標高2,593m)到着!
展望地までくれば五丈岩までもう一息。ここからは巨岩地帯です。


足を滑らせないように注意しながら巨石を乗り越えていくと最後に巨大なラスボス、五丈岩がそびえ立っています!

高さは15m程にもなるそうです。どうして山頂にこんな巨石が出来るんでしょう?

五丈岩を目の前にする衝撃は——写真では伝わりません。
花崗岩が積み重なったご神体が、鳥居とともに山頂に鎮座しています。「神がここにいる」という感覚は、登山の達成感とは別の、純粋な畏敬の念です。
五丈岩に向かって左手から奥に回り込むと金櫻神社の祠があるのでお参りしておきましょう。

「五丈岩の表側」について: 一般の登山者が目にする平らに積み重なった面は、実は裏側です。崖側(切り立った急峻な面)が本来の表側で、金櫻神社の祠があります。五丈岩に向かって正面から見える鳥居側が「裏」という独特の構造になっています。
山頂からの眺望は360度。瑞牆山・八ヶ岳・浅間山・富士山——晴れていれば中央アルプスまで見渡せます。のんびりランチをとりながら、霊峰の空気を存分に味わいました。

12:15〜14:51 下山(2時間36分)
来た道を引き返します。下山といっても、一旦下って登り返してきているので、帰りも登り返しを戻ります。下山でも体力を使うコースです。
下山時の稜線後半で膝に重さを感じ始めました。岩の段差が続く区間でダブルストックの4点支持が膝への衝撃を大幅に軽減してくれました。疲れているときこそ丁寧に歩くこと——これが山の鉄則です。
14:51、大弛峠に無事帰還。総行動時間6時間17分。
大弛小屋
大弛峠には大弛小屋さんがあります。
軽食もとれますし、金峰山の登山バッチも購入出来ますよ。


🦵 膝の状態レポート
| タイミング | 状態 |
|---|---|
| 序盤(大弛峠〜朝日岳) | 問題なし。整備された登山道 |
| 中盤(稜線のアップダウン) | 疲れを感じ始める。ストック活用 |
| 山頂付近(岩場) | 足置きを慎重に選んで歩いた |
| 下山 | やっぱりガラスの右膝崩壊🦵🔥…😭⤵ |
| 翌日 | 筋肉痛でナメクジより動くのが遅いです… |
標高差は少なくても、累積登り554mのアップダウンが続くルート。ダブルストックは必携です。
♨️ 下山後のお楽しみ
帰路の塩山方面に向かう途中に温泉があります。
大菩薩の湯(甲州市塩山): 塩山ICの近くにある日帰り温泉。大弛峠から約1時間。露天風呂から南アルプスの山々が眺められる気持ちのいい温泉です。
花かげの湯(山梨市牧丘町): 林道の入口近くにある温泉施設。下山後に立ち寄りやすい場所です。
❓ よくある質問
Q. 大弛峠の駐車場は何台停められる?混雑は?
A. 舗装部分と未舗装部分合わせて約30〜40台です。週末・好天の日は夜明け前から満車になることがあります。6時より前には到着を目指すと安心です。無料で利用できます。
Q. 大弛峠への林道はいつから通れる?
A. 例年6月〜11月末ごろが通行可能です。冬季は閉鎖されます。年によって異なるため、山梨市の公式サイトや現地情報をシーズン前に確認してください。
Q. 五丈岩には登っていい?
A. 五丈岩はご神体・神域のため、登ることはお控えください。 岩に登ろうとする方を見かけることがありますが、ここは金櫻神社の本宮(奥宮)の境内です。五丈岩の前で手を合わせ、その圧倒的な存在感を感じるだけで、充分すぎる体験ができます。
Q. 金峰山の読み方は「きんぷさん」「きんぽうさん」どっち?
A. どちらも正解です。地元・信仰の文脈では「きんぷさん」、山梨県側では「きんぽうさん」と呼ばれることが多いです。YAMAPでは「甲州御岳山」という別名も表記されています。
Q. 金峰山小屋は利用できる?
A. 山頂直下に金峰山小屋があります。宿泊・休憩が可能です(要予約・有料)。夕暮れ・早朝の五丈岩と神域の空気を体験したい方にはぜひ小屋泊をおすすめします。
Q. 大弛峠ルートは初心者でも歩ける?
A. 標高差が少ないため「楽そう」に見えますが、片道4km以上の稜線歩きのアップダウンが続くため、相応の体力が必要です。奥武蔵の低山をいくつか経験してから挑戦することをおすすめします。
🏔️ まとめ
- 大弛峠は日本最高所の車道峠(2,365m)——スタートから非日常の世界
- YAMAPコースタイム4時間03分・実測6時間17分(距離8.6km)
- 駐車場は無料・約30〜40台・週末は夜明け前から満車——早朝到着が絶対条件
- 林道は例年6月〜11月ごろ通行可能(冬季閉鎖・事前確認必須)
- 稜線のアップダウンで意外と体力を使う。ダブルストック必携
- 五丈岩は金櫻神社のご神体・神域——登頂厳禁、仰ぎ見て参拝を
- 山頂からの360度パノラマは霊峰ならではの荘厳な絶景
「日本百名山の山頂に立ち、2,000年の歴史を持つ神域で手を合わせる」——金峰山はそんな特別な体験ができる山です。
今日が人生で一番若い日! 五丈岩の前で、霊峰の空気を体いっぱいに吸い込んでみてください⛰️😊
📱 ささみんのYAMAP: https://yamap.com/users/2050995
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