こんにちは、ささみんです!👋😊

「どうやってあんな岩だらけの山に登るんだ?」

以前、金峰山に登ったとき、隣にそびえる瑞牆山(みずがきやま)を見下ろしながらそう思いました。ギザギザと尖った岩峰が空に向かって突き出している、あの山に。

で、登ってきました。

登ってみたら「やっぱり岩だらけ!ルートがどこか分からん!岩に囲まれた!ここはルートじゃないだろ!?」というアスレチック感満載のコースでした。途中ですれ違った登山者に「ここを登ったら一皮ムケルヨ!」「登山じゃなくて冒険だよ!」と言われて、なんとなく納得しました。😅

GPXデータを見たら総距離5.79km。距離だけ聞くと「短い!」と思うかもしれません。でも累積標高差が881mあるんです。これは丹沢・表尾根縦走(14.44km・1,123m)と比べると、距離が半分以下なのにほぼ同じ標高を登っている計算です。距離は短くても体力を根こそぎ持っていかれる理由が、数字で証明されました。

膝痛持ち・体力ミジンコの55歳がなんとか山頂にたどり着いたら、五丈岩まで見える金峰山、隣には大きな富士山、南アルプスに八ヶ岳。登ってきた人みんなが思わず大きな声を上げる絶景が広がっていました。


この記事を書いたのはこんな人です:

  • 55歳・182cm・83kg・右膝痛持ちのソロ登山者
  • 瑞牆山を2026年5月16日(瑞牆山荘ピストン)に実走済み
  • 忍者修行シリーズ第9弾。立山登頂(2026年7月18日)を目指してトレーニング中

🗺️ コース概要(GPX実測値)

項目内容
山名瑞牆山(みずがきやま)
標高2,222m(実測最高点)・山頂標高2,230m
エリア山梨県北杜市・奥秩父
ルート瑞牆山荘 → 富士見平小屋 → 天鳥川 → 桃太郎岩 → 瑞牆山頂(ピストン)
総距離(実測)5.79km
累積標高差・登り(実測)881m
累積標高差・下り(実測)878m
行動時間(実測)5時間27分(10:03〜15:31)
標準コースタイム5時間32分
難易度★★★☆☆(距離は短い。岩場・鎖場・はしごあり)
登山日2026年5月16日(土)

📱 YAMAPの活動日記: 瑞牆山 忍者修行第9弾

⚠️ 出発前に絶対知っておくこと:バスの攻略法

瑞牆山で一番大事なことは、山の難易度より韮崎駅のバス攻略です。これを知らずに行くと詰みます。

韮崎駅発・瑞牆山荘行きの始発バスは8時50分

この1本を逃すと次のバスは9時35分。はっきり言って遅いです。タクシーで行くと1万円超。バスを逃さないことが全てです。

バスの列ができる仕組みを知っておく

8時50分少し前に鈍行電車が韮崎駅に着くと、降りた登山者がダッシュでバス乗り場(2番乗り場)に向かいます。当日は臨時便も出ましたが、乗り損ねるとスケジュールが崩壊します。

私の作戦:8時01分着で余裕の早着

埼玉南部から始発電車で出発して、8時01分着の電車を利用しました。バス乗り場でのんびり待てて精神的に楽でした。これをおすすめします。

韮崎駅のバス乗り場攻略のポイント: 韮崎駅の改札は電車の一番先頭車両(松本方面寄り)のすぐ前にあります。甲府駅を過ぎたら先頭車両に移動しておいて、降車後すぐにバス乗り場へ向かうのが8時50分組の基本戦略です。

ささみん

トイレも電車内で済ませておきます

帰りのバス時刻も要注意

バス時刻備考
韮崎駅発(往路)8:50始発・混雑必至
瑞牆山荘着10:05登山開始
帰り①15:25発土日祝・平日両方あり
帰り②16:25発土日祝のみ!

平日登山は要注意です。 標準コースタイム(5時間32分)を100%で歩くと15:25発に間に合わない計算になります。歩くスピードの遅い私が土日祝日に行ったのは正解でした。16:25発のバスを目標にしたので、ゆっくり山頂を楽しめました。

ささみん

休憩も当然とるので、私みたいなオッソイオッサンは120%くらいはかかると考えていたほうが事故りません。

🚌 アクセス

区間交通機関備考
新宿 → 韮崎駅中央線早着が安心。
韮崎駅 → 瑞牆山荘山梨峡北交通 韮崎瑞牆線約75分・2,500円
帰り:瑞牆山荘 → 韮崎駅同上15:25発(毎日)or 16:25発(土日祝のみ)

🔗 山梨峡北交通 韮崎瑞牆線 時刻表

⏱️ 実測タイムライン

時刻(JST)地点標高コメント
10:03瑞牆山荘 出発1,516mバス下車後すぐスタート
10:44頃富士見平小屋1,794mここでストック収納・グローブ装着
11:03〜天鳥川方面へ下り1,720m前後いったん標高が下がる
11:30〜12:00桃太郎岩〜岩場核心部1,884m〜アスレチックルート開始
12:35頃山頂エリア到達2,198mもうすぐ!
13:26瑞牆山 山頂到達2,222m絶景!思わず声が出る
13:37〜下山開始山頂滞在約10分
14:25頃富士見平小屋(下り)1,812mここでストック取り出す
15:31瑞牆山荘 ゴール1,519m行動時間5時間27分!

⛰️ 山行レポート

10:03 瑞牆山荘スタート

バス終点の瑞牆山荘前が登山口。駐車場・トイレもあるのでマイカー組も同じスタート地点です。

人気の山だけに、駐車場は満車で路上駐車の列も並んでいました。GWが終わっていてもこれです。GWや紅葉シーズンの混雑は想像を絶するでしょう。マイカー組は事前調査が必須です。

ストックを準備して出発。

10:03〜10:44 瑞牆山荘→富士見平小屋(標高差約280m)

最初は歩きやすい登山道です。樹林帯の中をゆっくり登っていきます。

「あれ、意外と普通の山道じゃないか」

歩きやすい土道を登っていくと、瑞牆山が正面にそびえる展望ポイントへ。

大迫力の花崗岩の奇石・巨石の塊!

「あれに登っていくのか…」ちょっと気が遠くなりそうです。

40分ほどで富士見平小屋に到着。広いテント場があり、金峰山との組み合わせ縦走の拠点になる場所です。小屋からは木々の間から富士山がドーンと見えます。

ここでストックをザックにしまいます。 富士見平小屋から先はストックが邪魔になるだけです。現地でも、ストックをザックに括り付けたまま歩いている人が多かったです。瑞牆山のピストンならストックは持っていかなくてもいいくらいです。

グローブはここで必ずつけてください。 桃太郎岩から先は両手を使わないと登れない場面が連続します。

ささみん

瑞牆山荘、富士見平小屋と2カ所も休憩・軽食・トイレポイントがあるのが嬉しいコース。富士見平小屋のジビエウインナーが名物ですが、バスの時間が不安で食べてこなかったのが残念。

10:44〜11:30頃 富士見平小屋→天鳥川→桃太郎岩

富士見平小屋を過ぎると、いったん標高が下がります。GPXデータを見ると1,720m前後まで下りています。ここが瑞牆山の隠れたきつさの理由の一つです。下った分はすべて登り返さなければなりません。

天鳥川を渡って、桃太郎岩へ。

巨大な岩が二つに割れた「桃太郎岩」は、見た目のインパクトが抜群です。

そしてここから先——完全に別の山になります。😅

11:30〜13:26 桃太郎岩→瑞牆山山頂(核心部)

「やっぱり岩だらけ!」

大きな岩をどんどん乗り越えていきます。鎖場・短いはしご・ロープが連続します。「ここがルートなのか?」と迷いながら岩の隙間を縫って登っていきます。実際、ルート外の岩を登っていたこともあったかもしれません。😅

途中ですれ違った登山者の言葉が印象的でした。

「ここを登ったら一皮ムケルヨ!」 「登山じゃなくて冒険だよ!」

まさにその通りです。GPXで見ると5.79kmという距離なのに累積881mの標高差——この数字が示す通り、距離は短くても体力を根こそぎ持っていかれます。体力ミジンコ忍者の私は休み休み登りながら、一歩一歩確実に進みました。

YAMAPの説明文には「見た目に反して危険箇所が少なく、初心者でも登ることができる」と書いてあります。「そりゃ登山のベテランが判断する”初心者”難易度からしたらそうなんでしょうね」と内心でぼやきながら登りました。😇

「瑞牆山 難易度」で検索すると「中級者向け。急登や岩場が連続するため相応の体力と滑りにくい靴が必要」と出てきます。これが体感的に近いです。

鎖場
鎖場

山頂直下では後で山頂から見下ろすことになるヤスリ岩を回り込みます。時にはクライミングしている人もいるとか?😰

小さい梯子あり

13:26 瑞牆山山頂(2,222m)到着

瑞牆山山頂 
正面に金峰山
五丈岩が見えます

岩盤の山頂に立った瞬間——

声が出ました。

金峰山の五丈岩が見えます。その隣に大きな富士山。南アルプスに八ヶ岳。360度どこを見ても山しかない。

山頂に着いた人たちが、みんな思わず大きな声を上げていました。それほどの絶景です。

山頂は岩盤で広くないので、天気の良い週末は混雑します。写真を撮って少し休憩したら、早めに下山を開始するのが正解です。

金峰山と富士山
富士山
右の岩がヤスリ岩
八ヶ岳
ささみん

山頂は滑りやすい岩盤で、足を滑らせたら奈落の底です!岩壁ギリギリまでいかないでね!

13:37〜15:31 下山→瑞牆山荘(行動時間5時間27分)

下山は登り以上に慎重に。

山頂部の岩盤は滑りやすいです。雨の日に来たら足が滑って奈落の底、というのも大げさではないくらい、岩の表面がつるつるしている箇所があります。晴れた日を選んで来た判断は正解でした。

桃太郎岩まで戻れば、あとは歩きやすい登山道です。14:25頃に富士見平小屋を通過し、ザックからストックを取り出して、瑞牆山荘まで下りました。

15:31、瑞牆山荘到着。行動時間5時間27分。

瑞牆山荘のカフェで一休みして、16:25発のバス(土日祝のみ)に余裕で乗れました。

🦵 膝の状態レポート(実測:5.79km・累積881m)

タイミング状態
瑞牆山荘→富士見平小屋問題なし。歩きやすい道
天鳥川の下り問題なし
桃太郎岩→山頂(岩場の急登)問題なし。両手を使う登りで膝への負荷が分散
下山(岩場区間)問題なし。慎重に一歩ずつ
富士見平小屋→瑞牆山荘問題なし
翌日腕・肩・体幹に筋肉痛あり。膝は違和感なし

面白い発見がありました。岩場の急登は両手を使うため、膝への負荷が分散されるんです。バカ尾根のような延々と続く階段より、緩急が常にあるコースなので岩場のアスレチックの方が膝には優しかった気がします。

翌日の筋肉痛は腕・肩・体幹。膝ではありませんでした。岩場では腕と体幹が仕事を代わりに引き受けてくれていたようです。

🥷 忍者修行レポート:第9弾の成果

今回特に意識したこと:

  • バス攻略:始発(8時01分着)で韮崎駅に早着・余裕でバスに乗る
  • 富士見平小屋以降はストックなし・グローブで岩場に対応
  • 岩場では急がない。足場を確認してから次の一手へ
  • 体力ミジンコ忍者として休み休み登る作戦

今回の収穫:

GPXデータが示す通り、距離5.79kmで累積881mという密度の高い山行を完登して、膝は問題なかった。

翌日の筋肉痛が腕と肩だったことで、「岩場では膝より腕と体幹が主役になる」ということが体感できました。忍者修行で鍛えてきた膝が、岩場では仕事を腕に任せていたようです。

立山(7/18)まで残り約63日。標高2,230mの空気を実際に体感できたことも、高所への準備として意味があります。

📊 忍者修行シリーズ振り返り表(GPX実測値):

日付山・場所実測距離累積標高(登り)行動時間膝の状態
第1弾2026/03/15子ノ権現・竹寺約10kmやや痛み
第2弾2026/03/21金時山〜明神ヶ岳約13kmほぼ問題なし
第3弾2026/03/29飯能アルプス後半約14km問題なし
第4弾2026/04/05関八州見晴台約12km問題なし
第5弾2026/04/12塔ノ岳(バカ尾根)約14km1,342m痛みゼロ!疲れのみ
特別編2026/04/22モンベル岩場講習擦り傷・腕筋肉痛
第6弾2026/04/25〜26雲取山1泊2日約22km約1,800mほぼ問題なし
第7弾2026/05/02武甲山(横瀬駅ピストン)23.47km1,165m問題なし
第8弾2026/05/09塔ノ岳 表尾根縦走14.44km1,123m8時間32分翌日筋肉痛・膝は問題なし
第9弾2026/05/16瑞牆山5.79km881m5時間27分問題なし(翌日は腕・肩の筋肉痛)

❓ よくある質問

Q. 瑞牆山は初心者でも登れますか? A. YAMAPには「初心者でも登れる」と書いてありますが、それはベテランの基準です。「中級者向け。急登や岩場が連続するため相応の体力と滑りにくい靴が必要」という情報が実態に近いです。数回の登山経験があって、岩場に怖さを感じない方なら挑戦できます。

Q. 距離が短いのになぜきついのですか? A. 累積標高差が881mあり、しかも富士見平小屋から天鳥川でいったん下がってから再び登り返す地形が含まれているためです。また桃太郎岩以降は両手を使う岩場が連続するため、歩行とは別の筋肉を使います。距離の割に体力の消耗が大きい山です。

Q. ストックは必要ですか? A. 瑞牆山荘→富士見平小屋まではストックが使えます。それ以降は邪魔になるのでザックにしまいます。瑞牆山ピストンが目的なら最初からストックなしでもいいくらいです。その代わりグローブは必須です。

Q. 韮崎駅のバスに乗れなかったらどうすればいいですか? A. タクシーを使うと1万円超えます。最善策は「早着」です。バスの時間ピッタリの電車で計画すると、行列の後ろになってバスに乗れない場合があります。

Q. 平日でも日帰りできますか? A. 帰りのバスが15:25発(1本のみ)になるため、標準コースタイムを大幅に短縮できる健脚者でないと厳しいです。体力に不安がある方は土日祝日(16:25発あり)での登山をおすすめします。

Q. 山頂は雨の日でも大丈夫ですか? A. 山頂部の岩盤は濡れると非常に滑りやすくなります。雨の日・雨後は危険です。必ず晴れた日を選んでください。

🏔️ まとめ

  • GPX実測:総距離5.79km・累積標高(登り)881m・行動時間5時間27分
  • 距離は短いが累積881m・天鳥川での登り返し・岩場の連続で体力を根こそぎ持っていかれる
  • バス攻略が全て。韮崎駅に早着が正解。平日は15:25発を目指す必要あり
  • ストック不要・グローブ必須。富士見平小屋以降は両手登り
  • 体力ミジンコは休み休みでいい。焦らず一歩ずつ
  • 山頂の絶景は本物。金峰山の五丈岩・富士山・南アルプス・八ヶ岳が一望
  • 山頂の岩盤は濡れると危険。絶対に晴れた日に
  • 膝は問題なし。翌日は腕・肩・体幹の筋肉痛。岩場では腕が膝の代わりに働く

今日が人生で一番若い日! 「冒険」を楽しんできてください⛰️😊🥷


📱 ささみんのYAMAP: https://yamap.com/users/2050995

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管理人ささみん
こんにちは、ささみんです。 55歳・182cm・84kg・膝痛持ち。 体組成計に「肥満」と表示されていた春、立山登頂を目標に掲げました。 プロの登山家でも、アスリートでも全くありません。週末になると西武線に乗って奥武蔵の低山をよたよた歩いている、ただの埼玉のおじさんです。 「膝が痛くて山を諦めた」「体重が重いから登山は無理」と思っていた方へ。 私も同じでした。それでも山はやめられません。 同じ悩みを持つ方の、小さな背中を押せたら嬉しいです。 今日が、人生で一番若い日!