こんにちは!✋
とにかく右膝が痛くなる、全然安心出来ない・膝痛登山ブロガーささみんです!😇

「あんな稜線、歩けるわけないよ」

バカ尾根(大倉尾根の通称)から表尾根を眺めて、ずっとそう思っていました。二ノ塔・三ノ塔から塔ノ岳へ続く長い稜線。その途中には行者ヶ岳の鎖場まであると聞いて、完全に腰が引けていました。

しかも岩場講習でボコボコにされた記憶も新しい。

でも、歩いてきました。

コース定数を調べたら「32 きつい」。バカ尾根ピストンとほぼ同じです。しかも登りの累積標高差は表尾根の方が90mほど少ない。歩ける距離も伸びてきた、修行も積んできた。「行けるんじゃないか」という気持ちが「行けるわけない」を上回った日、ヤビツ峠行きのバスに乗りました。

結果から言うと、最高のコースでした。

富士山が左手に見え続ける稜線。相模湾のキラキラ。関東平野の広がり。心配していた行者ヶ岳の鎖場は、しっかりした整備のおかげで、怖さより面白さが勝っていました。

あとバカ尾根の下りは……きつかったです。😅


この記事を書いたのはこんな人です:

  • 55歳・182cm・81.3kg・右膝痛持ちのソロ登山者
  • 塔ノ岳 表尾根縦走(ヤビツ峠→大倉)を2026年5月9日に実走済み
  • 忍者修行シリーズ第8弾。立山登頂(2026年7月18日)を目指してトレーニング中

🗺️ コース概要(GPX実測値)

塔ノ岳 表尾根縦走 マップ
項目内容
山名塔ノ岳(とうのだけ)
標高1,491m
エリア神奈川県秦野市・丹沢
ルートヤビツ峠 → 二ノ塔 → 三ノ塔 → 烏尾山 → 行者ヶ岳(鎖場)→ 政次郎ノ頭 → 新大日 → 木ノ又大日 → 塔ノ岳 → 大倉(バカ尾根)
総距離(実測)14.44km
累積標高差・登り(実測)1,123m
累積標高差・下り(実測)1,596m
行動時間(実測)8時間32分(8:31〜17:03)
難易度★★★☆☆(アップダウンあり・鎖場あり・距離が長い)
コース定数32(きつい)
登山日2026年5月9日

📱 YAMAPの活動日記: ヤビツ峠から塔ノ岳 表尾根縦走

⚠️ 出発前に知っておくこと

① ヤビツ峠行きのバスは激混み・始発が遅い 秦野駅からヤビツ峠へのバスは、土日は朝7時台〜9時台に数本のみ(平日は8時25分発の1本のみ)。GWや紅葉シーズンは長蛇の列になります。始発に確実に乗るために、秦野駅には7時前には着いておきたいです。

ささみん

埼玉県南部からだと、始発を乗り継いでも秦野駅7時14分着… シーズンは大行列不可避😭⤵

② バス停からさらに20分の車道歩きがある ヤビツ峠バス停を降りてから、登山口(富士見橋方面)まで約20〜30分の舗装道路歩きがあります。この間は標高が少し下がります。

③ 標準コースタイムは約8時間 日の短い秋〜冬は大倉下山時に暗くなる可能性があります。5月は日が長いので余裕をもって歩けます。ヒルが活発になる前の5月中が特におすすめです。

ささみん

ヘッドライトは季節問わず、必携してください!

④ ヤマビル(ヒル)対策 丹沢はヒルの名所です。6月以降は特に注意が必要ですが、5月上旬〜中旬はまだ比較的少なめです。塩・ヒル忌避スプレーを持参しておくと安心です。

🚌 アクセス

区間交通機関備考
新宿 → 秦野駅小田急線急行約1時間15分
秦野駅 → ヤビツ峠神奈川中央交通バス約50分・混雑注意・早着推奨
大倉 → 渋沢駅神奈川中央交通バス約15分・本数多め
渋沢駅 → 新宿小田急線

🔗 神奈川中央交通 時刻表: 秦野駅→ヤビツ峠

⛰️ 山行レポート(実測タイムつき)

8:31 ヤビツ峠スタート(標高約760m)

秦野駅のバス停。朝7時14分着。すでに行列が大通りまで続いています。それでも、臨時便が出ていたので、意外とすぐにバスに乗れました。

50分バスに揺られてヤビツ峠着。ここでトイレを済ませてから、舗装道路を20分ほど下って登山口へ向かいます。

スタートは8:31。

ヤビツ峠 トイレあり

8:31〜10:07 登山口→三ノ塔(1,205m)

表尾根登山口

登山口からはいきなり急登です。

新緑の樹林帯の中をひたすら登ります。丹沢は登山道がきれいに整備されているので、急登でも歩きやすいです。以外と息は上がりません。でも景色はまだ見えない。「今日、長いぞ」という感覚だけがあります。

視界が開ける三叉路にぶつかると、最初の目標・二ノ塔到着。富士山が、どーんと見えました。

声が出ました。「でかっ」って。😊

二ノ塔からは次の目標の三ノ塔が目の前にそびえます。少し休憩して、表尾根・稜線歩きの始まりです!

二ノ塔
二ノ塔から大きな富士山
三ノ塔へ

10:07頃、三ノ塔(1,205m)到着。

三ノ塔は広い山頂で、休憩所(避難所)・ベンチもトイレもあります。富士山、塔ノ岳への稜線が一望できます。「あの稜線をこれから歩くんだ!」気持ちいいパノラマが広がります。

反対側に視線を移すと関東平野を一望。すぐ近くに大山がそびえ、相模湾・江ノ島を見下ろします。さらには三浦半島、東京湾、その先の房総半島まで見渡す絶景です。

三ノ塔から富士山、塔ノ岳
三ノ塔から表尾根を一望
左に大山、右手奥に江の島、三浦半島

ささみん

三ノ塔でも十分に絶景を望めます。体調・体力によってヤビツ峠へピストンで戻っても良し。菩提峠経由で周回して戻っても良し。尾根沿いに大倉バス停へ向かうことも出来ます。エスケープルートが多いのが嬉しい。

10:07〜11:00頃 三ノ塔→烏尾山→行者ヶ岳(鎖場)

三ノ塔を過ぎると、表尾根の本領発揮です。

左手には富士山と相模湾・真鶴半島。右手には関東平野。その間に続く稜線を、アップダウンしながら歩いていきます。烏尾山荘の白い三角屋根は遠くからでも判別しやすい目印。ただ、山荘としての営業は24年末に終了しており、トイレも使用出来ません。

そして問題の行者ヶ岳。

鎖場のことを考えながら歩いていたのですが、実際に立ってみると……思っていたより全然大丈夫でした。

しっかりした鎖が2本、ロープも複数。足場もたくさんある。慣れた人なら鎖を使わずに下りるでしょう。岩場講習でボコボコにされた甲斐があったというもので、むしろ楽しめました。

ささみん

ルート全体を通じて、行者ヶ岳の鎖場以外に危険な箇所はありません。バカ尾根ピストンの経験がある方なら、表尾根は十分に歩けます。

表尾根は爽快な稜線です
富士山を見ながら
行者ヶ岳の鎖場
シッカリした鎖、足場多数あり

11:00〜13:21 行者ヶ岳→政次郎ノ頭→新大日→木ノ又大日→塔ノ岳

行者ヶ岳を過ぎれば、あとはひたすら稜線歩きです。

政次郎ノ頭、新大日、木ノ又大日と、ピークを越えるたびに塔ノ岳が近づいてきます。アップダウンが続くので脚に疲労が溜まってきますが、富士山が左手に見え続けているのでテンションが落ちません。

ささみん

各ピークに砕石をひいた綺麗な休憩ポイントが設置されていて、人気のコースだということがわかります。丹沢は土・葉っぱの湿った地面に直接ザックなどを置くとヒルが付いてくる恐れがあります。安心して休憩出来るように整備されているんですね。嬉しい!

真鶴半島方面

13:21、塔ノ岳山頂(1,490m)到着。

大人気の山だけに、塔ノ岳山頂は人で一杯!丹沢山方面からも続々とハイカーが到着します。それでも、山頂部は広く整備されていて、休憩する場所には困りません。

遅めのランチを食べながら富士山を眺めました。南アルプスも見えました。相模湾には伊豆大島も浮かんでいます。

ささみん

25年末には伊豆大島の三原山に登りました。26年はさらに先の神津島にも行ってみたい!

塔ノ岳山頂
尊仏山荘

13:21〜17:03 塔ノ岳→バカ尾根→大倉

バカ尾根で下山開始

ここから大倉まで約7km・標高差1,200mの下りです。

ささみん

塔ノ岳まではインナーサポーターのみ。ズボンの上から外巻きサポーターをガッチリ巻いて下山スタート。

バカ尾根の下りは……きつかったです。😅

標高差1,200mの下りを、延々と階段で下っていきます。花立山荘、堀山の家、駒止茶屋と山小屋を通過するたびに「まだあるのか」という気持ちになります。それでも脚と膝は忍者歩きで丁寧に動かし続けました。

バカ尾根側から眺める表尾根の稜線が、長い。「あの稜線を歩いてきたのか」と感動しますよ。

見晴茶屋ではスイカとコーヒーで休憩。しばらく前にバカ尾根ピストンしたときはスイカが売り切れだったので、今回のスイカは勝利の味がします。🍉😋

見晴茶屋
見晴茶屋のスイカ🍉

17:03、大倉バス停着。

バス停に隣接する山カフェでビールと焼き鳥で乾杯。お疲れ様でした!🍺

🦵 膝の状態レポート(実測:14.44km・累積1,123m)

タイミング状態
登り(ヤビツ峠→三ノ塔)問題なし。急登は忍者歩きで丁寧に
鎖場(行者ヶ岳)問題なし。岩場講習の経験が活きた
稜線歩き(三ノ塔→塔ノ岳)アップダウンで脚に疲労あり。膝は問題なし
バカ尾根下山(塔ノ岳→大倉)後半に膝周りに疲労感がスゴイ。見晴茶屋の休憩で回復。痛みなし。
翌日軽い筋肉痛(ふくらはぎ)。膝は問題なし

バカ尾根の下りは延々と続く階段で、膝への蓄積負荷が大きいです。ダブルストックを使って体重をできる限り分散させながら下りました。それでも翌日の筋肉痛は正直なところかなりありました。

🥷 忍者修行レポート:第8弾の成果

今回特に意識したこと:

  • 二ノ塔・三ノ塔への急登で最初から飛ばさない
  • アップダウンでペースが乱れないよう意識する
  • 行者ヶ岳の鎖場は落ち着いて・足場を確認してから動く
  • バカ尾根の下りでかかとから着地しない(忍者歩きの基本)

今回の一番の発見:

「バカ尾根ピストンとコース定数が同じ」は本当でした。

バカ尾根ピストンより登りの標高差が少ない分、表尾根の方が登りはむしろ楽に感じました。ただしアップダウンが多い分、脚全体への疲労の溜まり方がバカ尾根と質が違います。膝ではなく太ももとふくらはぎにきます。

それと——大倉側に下山して、バカ尾根から表尾根を望めば、「あの稜線を全部歩いてきたのか」と感動出来ます。

これが表尾根縦走の最後のごほうびだと思います。

📊 忍者修行シリーズ振り返り表(GPX実測値):

日付山・場所実測距離累積標高(登り)膝の状態
第1弾2026/03/15子ノ権現・竹寺約10kmやや痛み
第2弾2026/03/21金時山〜明神ヶ岳約13kmほぼ問題なし
第3弾2026/03/29飯能アルプス後半約14km問題なし
第4弾2026/04/05関八州見晴台約12km問題なし
第5弾2026/04/12塔ノ岳(バカ尾根)約14km1,342m痛みゼロ!疲れのみ
特別編2026/04/22モンベル岩場講習擦り傷・腕筋肉痛
第6弾2026/04/25〜26雲取山1泊2日約22km約1,800mほぼ問題なし
第7弾2026/05/02武甲山(横瀬駅ピストン)23.47km1,165m問題なし
第8弾2026/05/09塔ノ岳 表尾根縦走14.44km1,123m翌日筋肉痛あり・膝は問題なし

❓ よくある質問

Q. 表尾根とバカ尾根、どちらが初めての塔ノ岳におすすめですか? A. 初めてならバカ尾根ピストンをおすすめします。登り一辺倒でペースがつかみやすく、コースタイムが読みやすいです。バカ尾根で塔ノ岳を経験してから、表尾根縦走に挑戦するという順番が自然だと思います。

Q. 行者ヶ岳の鎖場はどのくらいの難易度ですか? A. 数回の登山経験がある方なら十分挑戦できるレベルです。しっかりした鎖が2本・ロープも複数・足場も豊富。焦らず落ち着いて、足場を確認してから動けば問題ありません。むしろ鎖場が楽しくなります。

Q. ヤビツ峠のバスに乗れない場合はどうすればいいですか? A. タクシーを使うか(秦野駅から約30〜40分・4,000円前後)、あるいは逆周り(大倉→バカ尾根→塔ノ岳→表尾根→ヤビツ峠)にして、大倉スタートにする選択肢もあります。ただ、シーズンの土日は臨時便も運行されるので、行列の見た目はスゴイですが、意外とすぐにバスに乗れます。

Q. 5月の表尾根でヒルは出ますか? A. 5月上中旬はまだ比較的少ないです。6月以降は丹沢全域でヒルが活発になります。5月中の登山がおすすめです。塩・ヒル忌避スプレーの準備は5月でもしておくと安心です。

Q. 膝が痛くても表尾根は歩けますか? A. バカ尾根ピストンとコース定数がほぼ同じで、登りの累積標高差は表尾根の方が少ないです。ただしアップダウンが多く、下山のバカ尾根(1,200m・階段地獄)が膝に蓄積します。ダブルストックと膝サポーターは必携。膝に問題がある場合はバカ尾根ピストンで様子を見てから挑戦することをおすすめします。

🏔️ まとめ

  • GPX実測:総距離14.44km・累積標高(登り)1,123m・行動時間8時間32分
  • 「歩けるわけない」と思っていた表尾根を、忍者修行の積み重ねで歩けた
  • 行者ヶ岳の鎖場は怖くなかった。整備良好・足場豊富。岩場講習経験が活きた
  • 三ノ塔からの富士山・相模湾・稜線の眺めが関東中山コースで屈指の絶景
  • バカ尾根の下りは1,200m・延々と階段。これが一番きつかった
  • 膝は問題なし。翌日の筋肉痛は本物だった
  • 5月中旬までがヒル少なく最良のタイミング
  • 大倉下山後に表尾根を振り返る瞬間が最高のごほうび

今日が人生で一番若い日! 歩けるわけないと思っていた稜線は、最高の景色でした🥷😊


📱 ささみんのYAMAP: https://yamap.com/users/2050995

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管理人ささみん
こんにちは、ささみんです。 55歳・182cm・84kg・膝痛持ち。 体組成計に「肥満」と表示されていた春、立山登頂を目標に掲げました。 プロの登山家でも、アスリートでも全くありません。週末になると西武線に乗って奥武蔵の低山をよたよた歩いている、ただの埼玉のおじさんです。 「膝が痛くて山を諦めた」「体重が重いから登山は無理」と思っていた方へ。 私も同じでした。それでも山はやめられません。 同じ悩みを持つ方の、小さな背中を押せたら嬉しいです。 今日が、人生で一番若い日!