【雲取山 日帰り・1泊2日】鴨沢ルート完全ガイド|コースタイム・雲取山荘・アクセス・季節別注意点を55歳が実走解説
こんにちは、ささみんです!👋😊
「東京都の山」と聞いて、高尾山・御岳山などを思い浮かべる方が多いと思います。
でも東京都の最高峰は、雲取山です。標高2,017m。
奥多摩の奥深くにそびえるこの山は、往復20km以上の行程から日帰りが難しく、「山小屋に泊まることを前提にした山」として知られています。鬼滅の刃の主人公・竈門炭治郎の出身地として有名になって以来、登山者が増え続けているのも納得の存在感のある山です。
実際に歩いてみて感じたのは、「難しくはないけれど、長い」ということです。急登はほとんどなく、登山道は整備が行き届いていて路面も土主体で歩きやすい。でも往復22kmというのは、ペースと体力の配分をきちんと考えないと最後に脚が売り切れます。
この記事では、日帰り・山小屋泊・テント泊の3パターンに対応したコースガイドをまとめています。

この記事を書いたのはこんな人です:
- 55歳・182cm・83kg・右膝痛持ちのソロ登山者
- 雲取山を2026年4月25〜26日(1泊2日・雲取山荘泊・鴨沢ルート)に実走済み
- 立山登頂(2026年7月18日)を目指してトレーニング中
⚠️ 料金・アクセス・施設情報は変更されることがあります。最新情報は各公式サイトでご確認ください。
🗺️ コース概要

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 山名 | 雲取山(くもとりやま) |
| 標高 | 2,017m |
| 山域 | 東京都・埼玉県・山梨県の三県境 |
| 百名山 | 日本百名山・東京都最高峰 |
| 登山ルート(定番) | 鴨沢バス停 → 小袖乗越 → 堂所 → 七ツ石小屋 → 七ツ石山 → ブナ坂 → 奥多摩小屋跡(五十人平) → 小雲取山 → 雲取山頂(往復) |
| 距離 | 鴨沢バス停往復:約22km/小袖乗越駐車場往復:約20km |
| 標準コースタイム | 鴨沢→山頂:約5時間20分、往復:約10〜12時間 |
| 累積標高差 | 登り約1,700〜1,800m |
| 難易度 | ★★★☆☆(距離が長い。急登・岩場は少なく整備良好) |
| 登山適期 | 通年(冬はアイゼン必要)。特に5〜11月がおすすめ |
📱 YAMAPのモデルコース: 鴨沢から雲取山ピストン
⚠️ 出発前に確認してほしい5つのこと
① 鴨沢バスの時刻を必ず前日に確認する JR奥多摩駅から鴨沢バス停まで西東京バスで約35〜40分(IC可)。土日の早朝始発はハイカーで混雑します。1泊2日なら遅くとも8時台のバスに乗れれば行程に余裕が出ます。本数が少ないので必ず事前確認を。
🔗 西東京バス時刻表
② 雲取山荘の予約は電話・FAX・メールのみ。現金のみ 雲取山荘はオンライン予約システムがなく、電話(0494-23-3338)・FAX・メールでの予約です。予約受付は3ヶ月前の日付から。クレジットカード・電子決済は使えません。現金を必ず持参してください。
③ スマホのGPSがズレやすい地形 山に囲まれた地形のため、スマホのGPSが大幅にズレることがあります(実走で経験済み)。スマートウォッチや専用GPSデバイスの併用、または紙の地図の携帯を強くおすすめします。
④ 携帯電話は圏外区間がある ルート上に圏外の区間があります。ドコモ・auは比較的つながりますが、ソフトバンクは山荘エリアも圏外のことがあります。緊急連絡手段を事前に確認しておきましょう。
⑤ 熊の出没エリア 奥多摩エリアは熊の出没報告があります。熊鈴を必ず携帯し、複数人で行動するか、単独の場合は声を出しながら歩く意識を持ちましょう。
🚌🚗 アクセス
電車+バス(最も一般的なルート)
| 区間 | 交通機関 | 備考 |
|---|---|---|
| 新宿 → 立川 → 青梅 → 奥多摩 | JR中央線・青梅線 | 乗り換えあり・約2時間 |
| 奥多摩駅 → 鴨沢バス停 | 西東京バス | 約35〜40分・640円(IC可) |
土日の奥多摩駅始発バスは登山者で混雑します。座れない場合もあるので余裕をもって並ぶのがおすすめです。
🚗 車でのアクセス
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| アクセス | 圏央道・青梅ICから国道411号線(青梅街道)経由 |
| 小袖乗越駐車場 | 無料・約50台。鴨沢バス停から徒歩20〜30分上がった地点 |
| 満車時 | 土日・連休の早朝は満車になることが多い。5時前到着を目標に |
小袖乗越駐車場をスタートにすると、鴨沢バス停からの舗装路歩き約30分を省略でき、往復約20kmになります。バスと比較して2km弱の節約になります。
📋 ルート上のポイント解説
鴨沢バス停〜小袖乗越

公共交通機関利用の場合は鴨沢バス停が登山口になります。トイレあり。
バス停からしばらく集落の中を歩きます。舗装路・土道が続く区間で、小袖乗越駐車場(約50台・無料)が本来のスタート地点の目安です。

マイカーの場合は小袖乗越駐車場がスタート地点。埋まるのが早いので、登山シーズンは早め到着が必要!
小袖乗越〜堂所(どうどころ)
杉林の中のトラバース道が長く続きます。薄暗い針葉樹林帯で単調に感じますが、ペースを上げると後半に響きます。「ここが一番退屈な区間」と割り切って、一定リズムで淡々と歩くのが正解です。

堂所〜七ツ石小屋
堂所を過ぎると杉林が終わり、広葉樹に変わって明るくなります。ここから先が登山らしくなってきます。七ツ石小屋は水場・トイレ・軽食があります。猫ちゃんに会えることも🐱


七ツ石山〜ブナ坂(石尾根)
七ツ石山(1,757m)山頂から先の石尾根は、このルートの最大の見どころです。防火帯として幅広く整備された登山道の両側が開けていて、富士山を眺めながら歩く爽快な区間。ここを晴れた日に歩くためだけに来る価値があります。



ブナ坂〜五十人平野営場(奥多摩小屋跡)
2025年4月29日、奥多摩小屋跡地に「五十人平野営場」が新設されました。 2019年に廃止された奥多摩小屋の跡地に、東京都が整備したテントサイトです。詳細は後述。

五十人平〜小雲取山〜雲取山頂
小雲取山への登りが、このルートで最もきつい区間のひとつです。標高差100mほどを一気に登ります。それを越えれば山頂はもうすぐ。山頂直下に雲取避難小屋があります。



🏔️ 山頂からの眺望
雲取山の山頂は北を除く三方向に広い展望が開けています。
| 方向 | 見えるもの |
|---|---|
| 南西 | 富士山(大きく見える)・南アルプス(甲斐駒ヶ岳など) |
| 西 | 奥秩父の山並み・金峰山・飛龍山 |
| 東 | 青梅の山並み・奥多摩の稜線 |
2日目の快晴時に山頂に立つと、富士山が「でかい」と思わず声が出るほど大きく見えます。1日目ガスで何も見えなかった分を、2日目にまとめて見せてもらいました。😊









🏠 宿泊施設ガイド
雲取山荘(山頂直下・標高約1,830m)

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 場所 | 山頂から北(埼玉県側)に約700m下った尾根上 |
| 収容人数 | 約200名 |
| 1泊2食 | 7,800円(時期により上下します) |
| 素泊まり | 5,300円(時期により上下します) |
| 夕食のみ | 1,500円 |
| 朝食・お弁当 | 各1,000円 |
| テント幕営料 | 1人500円 |
| 個室料(土日祝) | 1部屋4,000円追加 |
| 予約方法 | 電話・FAX・メールのみ(オンライン予約なし) |
| 電話 | 0494-23-3338(9:00〜20:00頃) |
| お風呂 | なし |
| 支払い | 現金のみ |
| 携帯電話 | ドコモ○・AU○・ソフトバンク✕ |
予約時の重要ポイント
- 受付は3ヶ月前の日付から。人気の土日は早めに
- 単独の場合は男女別相部屋が基本
- 3名以上の同性グループは個室利用(土日祝は個室料+4,000円)
- 消灯は21時頃・夕食は18時頃
- 18時までの到着を推奨
実際に泊まってみると、建物がきれいで広く、山小屋初心者でも安心できる雰囲気でした。夕食もボリュームがあって、疲れた体に染みます。





ご飯はおかわり自由。疲れ切っているので、ダイエットなんて言ってる場合じゃない!おかわり!!🍚

雲取山荘はテント泊も人気。足に自信のある方は挑戦してみては?⛺
宿泊案内に「宿泊の際にはインナーシュラフ又はトラベルシーツ等をご持参ください(必須ではないです)」とあります。持って行っただけで実際には使用しませんでしたが、神経質な方は携行しましょう。
五十人平野営場(2025年4月29日 新設)
2025年に新設されたテントサイトです。場所は奥多摩小屋跡地(鴨沢から約4時間30分)。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 場所 | 奥多摩小屋跡地(標高約1,700m) |
| 料金 | 1人1泊2,000円 |
| バイオトイレ | 1回100円(テントサイト利用者は無料) |
| 予約方法 | 専用サイトで完全事前予約制 |
| 管理棟 | 無人・販売物なし |
| 水場 | 5分下った場所にあるが管理外。七ツ石小屋での補給推奨 |
七ツ石小屋(中間地点の拠点・標高約1,700m)
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 場所 | 七ツ石山直下(山頂まで約2時間) |
| 特徴 | アットホームな雰囲気・軽食あり・水場あり・猫ちゃんあり🐱🥰 |
| テント場 | あり(要問い合わせ) |
七ツ石小屋は小ぢんまりとしていてアットホームな雰囲気です。水場とトイレを休憩ポイントとして利用する人が多いです。
📅 行程パターン別ガイド
パターンA:1泊2日(雲取山荘泊)推奨
1日目
| 時刻 | 行動 |
|---|---|
| 9:00頃 | 鴨沢バス停 出発 |
| 9:25〜9:30 | 小袖乗越(駐車場)通過 |
| 11:00〜11:30 | 堂所・休憩 |
| 12:00〜12:30 | 七ツ石小屋・昼食・水補給 |
| 13:00〜13:30 | 七ツ石山(1,757m)通過 |
| 13:30〜14:00 | ブナ坂(石尾根合流) |
| 14:30〜15:00 | 五十人平(奥多摩小屋跡)通過 |
| 15:30〜16:00 | 雲取山荘 到着 |
2日目
| 時刻 | 行動 |
|---|---|
| 4:30〜5:00 | ご来光(山荘前から) |
| 5:30〜6:00 | 朝食後に山頂へ出発 |
| 6:00〜6:30 | 雲取山頂(2,017m) |
| 7:00〜8:00 | 下山開始 |
| 12:00〜13:00 | 鴨沢バス停 到着 |
雲取山荘はテント泊も人気。足に自信のある方は挑戦してみては?⛺



雲取山荘前からでも日の出は見えます🌄
パターンB:日帰り(健脚者向け)
条件:早朝5〜6時台に鴨沢スタートできる場合のみ推奨。コースタイム往復10〜12時間。
日が長い5〜8月に限定するのが安全です。ヘッドライトは必ず携帯。健脚者でない場合は迷わず1泊2日を選んでください。
パターンC:テント泊(五十人平野営場利用)
2025年新設の五十人平野営場を利用するテント泊が可能になりました。
鴨沢から約4時間30分(コースタイム)で到着。ただし食材・水は事前に準備が必要で、水は七ツ石小屋での補給を推奨。テント場から山頂まで約1時間30分と、翌朝のご来光アタックがしやすい立地です。
🌸 季節別の楽しみ方
| 季節 | 見どころ・注意点 |
|---|---|
| 春(4〜5月) | 芽吹きの新緑・石尾根のオオヤマザクラ(5月連休明け頃)。残雪がある4月はチェーンスパイク推奨 |
| 夏(6〜8月) | 深い緑・涼しい稜線。ブナ林が美しい。早朝出発で日帰りも選択肢に |
| 秋(9〜11月) | 最もおすすめのシーズン。紅葉と富士山の組み合わせが絶品。空気が澄んで眺望が最高 |
| 冬(12〜3月) | アイゼン必須。日照時間が短いため日帰りは困難。1泊2日推奨。積雪期は装備と経験が必要 |
特に10〜11月の石尾根の紅葉は別格です。防火帯路の両側が黄金色に染まって、富士山との組み合わせは写真に残したくなる景色が続きます。
🦵 膝への負担について(55歳膝痛持ちの実測)
| 区間 | 路面 | 膝への負担 |
|---|---|---|
| 鴨沢〜堂所 | 土・砕石主体 | 低い |
| 堂所〜七ツ石小屋 | 土・一部根道 | 普通 |
| 七ツ石山〜雲取山荘 | 土・砕石 | 低い |
| 下山(全行程) | 上記と同様 | 低〜普通 |
雲取山は「路面が良い山」です。 土と細かい砕石が主体で、アスファルトや岩場のような衝撃が膝に来にくい。右膝痛持ちの私が、岩場修行の傷が残った満身創痍の状態で来たにもかかわらず、膝への追加ダメージはほぼゼロでした。
ただし距離が長いため、累積疲労が後半に来ます。ペース配分は慎重に。
❓ よくある質問
Q. 雲取山は日帰りできますか? A. 健脚者なら可能ですが、往復22km・コースタイム10〜12時間の長丁場です。鴨沢発5〜6時台の早朝スタートが必要で、日が長い5〜8月限定がおすすめです。一般的には1泊2日で計画するのが安全です。
Q. 雲取山荘の予約はどうすればいいですか? A. 電話(0494-23-3338)・FAX・メールでの予約のみです。オンライン予約システムはありません。受付は3ヶ月前から。土日・連休は早めに動きましょう。支払いは現金のみなので注意。
Q. 初心者でも登れますか? A. 急登・岩場は少なく整備が行き届いた登山道なので、体力がある初心者が1泊2日で計画すれば登れます。ただし2,000m超の山なので、事前に数回の低山経験は必要です。
Q. 鴨沢ルートと三峯神社ルートどちらがおすすめですか? A. 初めての方には鴨沢ルートがおすすめです。アクセスが便利で距離も比較的短く(往復約20〜22km)、整備状態が良いです。三峯神社ルートは片道縦走(鴨沢or三峯のどちらかがゴール)として楽しむのが一般的です。
Q. 膝が痛くても登れますか? A. 土・砕石主体の路面で衝撃が少なく、膝痛持ちに比較的優しいコースです。ただし距離が長いので、ダブルストック・膝サポーター・ゆっくりしたペースは必須です。私は1泊2日で問題なく歩けました。
Q. テント泊はどこでできますか? A. 2025年4月29日に新設された「五十人平野営場」(1人1泊2,000円・完全事前予約制)と、雲取山荘のテント場(1人500円・先着順)の2か所が主な選択肢です。
Q. 冬の雲取山に登れますか? A. 登れますが、アイゼン(チェーンスパイク以上)が必須です。積雪量によってはピッケルも必要になります。日照時間が短く日帰りは危険なため、1泊2日以上の計画を立ててください。経験が必要なシーズンです。
🏔️ まとめ

- 東京都最高峰・日本百名山。標高2,017m・鴨沢ルート往復約22km
- 急登・岩場は少なく、路面は土主体で整備良好。「体力より持久力と時間」の山
- 一般的な体力なら迷わず1泊2日・雲取山荘泊。
- 2025年4月29日に五十人平野営場(奥多摩小屋跡)が新設。事前予約制
- 石尾根の防火帯路で富士山を眺めながら歩く区間が最大の見どころ
- 秋(10〜11月)の紅葉シーズンが特におすすめ
- 膝痛持ちにも路面が優しいが、距離が長いのでペース配分は慎重に
今日が人生で一番若い日! 東京都最高峰、雲取山に挑みませんか?⛰️😊
📱 ささみんのYAMAP: https://yamap.com/users/2050995
🔗 雲取山荘公式サイト: http://kumotorisansou.com/
🔗 五十人平野営場: https://www.town.okutama.tokyo.jp/1/kankosangyoka/kankojoho/3252.html

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