こんにちは、ささみんです!👋😊

「初心者向けのルートなんて、アプリがあれば一人で行けるでしょ。ツアーなんてお金がもったいない」

そう思っていました。恥ずかしながら、本当にそう思っていました。

3月の美ヶ原でモンベルのスノーシューツアーに参加して、考えが変わりました。

ごめんなさい、ツアーをなめてました。

夏は立入禁止の牧草地を、ガイドさんの先導で真っ白な雪の上に自分だけの足跡を刻みながら歩く体験。絶景の富士山・北アルプスを眺めながら浸かる温泉。山小屋と思えない豪華な夕食。そしてマイナス14度の夜明けを越えた後の、朝5時から入れる朝風呂。

一人では絶対に体験できなかった時間でした。

美ヶ原スノーシューハイク

この記事を書いたのはこんな人です:

  • 55歳・182cm・83kg・右膝痛持ちのソロ登山者
  • 2026年3月7〜8日、モンベル「美ヶ原スノーシューツアー」(山本小屋1泊2日)に参加
  • 雪山経験:黒斑山・赤城山・北横岳など
  • 立山登頂(2026年7月18日)を目指してトレーニング中

🗺️ ツアー概要

美ヶ原スノーハイク マップ
項目内容
ツアー名モンベル 美ヶ原スノーシューツアー
宿泊山本小屋(美ヶ原高原ホテル)
行程1泊2日(3月7日〜8日)
エリア長野県・美ヶ原高原(標高約2,000m)
スノーシューレンタル山本小屋にてレンタル可(3,000円前後)
アクセスJR下諏訪駅から山本小屋の無料送迎バス(冬季:10:30発)
YAMAPの記録🌞快晴!美ヶ原スノーシューツアー⛄

⚠️ ルートについての重要な注意 今回のコースは美ヶ原の牧草地(夏場は放牧地)を横断するルートを含みます。フェンスの通り抜けポイントをガイドさんが案内してくれますが、ソロで天候が悪い日に同じルートに入ることは遭難のリスクがあります。ガイドなしで歩く場合は、牧草地に入らず通常のコースを歩くようにしてください。

⚠️ 冬の美ヶ原へのアクセスについて

早朝の美ヶ原
早朝の美ヶ原

冬の美ヶ原は、夏のようにバスや車で気軽に行けません。道路の凍結・積雪があり、一般車での山上アクセスは困難です。

山本小屋の無料送迎バス(冬季)

  • 下諏訪駅前 → 山本小屋:10:30発
  • 山本小屋 → 下諏訪駅前:翌日13:00発

(春〜秋は松本駅前発着。季節によって異なるため、必ず山本小屋公式サイトで確認してください)

送迎バスは事前予約制です。宿泊込みのツアーで申し込んだ場合は、ツアーの中に含まれていることが多いです。

❄️ 冬の美ヶ原、なにがすごいのか

美ヶ原は長野県ほぼ中央、標高約2,000mに広がる日本百名山の一つです。頂上が尖った山ではなく、広大な高原台地が広がっていて、「雲の上の平原」という表現がよく合います。

冬の美ヶ原には、他の雪山とは違う特徴が3つあります。

① 360度パノラマ。遮るものが何もない

富士山、北アルプス・中央アルプス・南アルプス、八ヶ岳、浅間山、霧ヶ峰。急な登りを何時間も歩くことなく、日本を代表する名峰が一望できます。

② 夏は立入禁止の雪原を、ガイドと歩ける

美ヶ原の多くは夏、牛が放牧される牧草地です。フェンスで囲まれていて立入禁止の場所が、冬は雪に覆われてハイキングコースに変わります。ガイドさんがフェンスの通り抜けポイントを知っているから歩けるルートで、誰も踏んでいない雪の上に自分だけの足跡を刻むことができます。

冬の美ヶ原
冬の美ヶ原
冬の美ヶ原
王ヶ頭ホテルへ

③ 拠点がある。極寒の夜を越えられる

マイナス10〜15度になる夜を、快適な山小屋でやり過ごせます。温泉あり・豪華な夕食あり。この拠点があるから雪山初心者でも安心して楽しめます。

⛰️ ツアーレポート

1日目:下諏訪駅→山本小屋着 予想外の送迎バスに驚く

冬の美ヶ原のアクセス方法がわからず、「とりあえずツアーに申し込めばなんとかなるだろう」と軽い気持ちで出発しました。

JR下諏訪駅に着くと、山本小屋のバスが待っていました。

凍結した山道を自分で運転する必要なし。1時間ほど揺られているだけで、標高2,000mの別世界に連れていってもらえます。これだけで十分元が取れる気がしました。

下諏訪駅
JR下諏訪駅

山本小屋に到着後、軽く昼食をとってからスノーシューを装着。1日目はまず「足慣らし」として、小屋近くの牛伏山・鹿伏山を巡り、美ヶ原のシンボル「美しの塔」まで歩きます。

スノーシューを履いて雪の上を歩く感覚、初めての方はびっくりするかもしれません。アイゼンとはまったく違う、雪の上を「浮いて歩く」感じです。思ったより体が楽で、思ったよりすいすい進めます。

一日目
一日目
蓼科山と八ヶ岳
一日目
牧草地は足跡のない白銀の世界

途中、ガイドさんが「ここ、通り抜けられますよ」とフェンスの隙間を案内してくれました。知らなかったら「立入禁止エリア」としか見えない場所です。これがツアーでないとできない体験でした。

一日目 美しの塔へ

1日目夜:絶景温泉・豪華ディナー・星空

王ヶ頭ホテルへ沈む夕陽
王ヶ頭ホテルへ沈む夕陽
ささみん

美ヶ原の雪原を独り占めしながら、王ヶ頭ホテルに沈む夕陽を撮影。

部屋に戻って温泉へ。富士山と八ヶ岳を眺めながら浸かる露天風呂。寒い空気と温かいお湯のコントラストが気持ちいい。

夕食が、本当に豪華でした。品数が多くて、「これが山小屋の食事か」と思いながら食べました。食後はツアーの参加者同士で「どの山に登ったことがある?」という話で盛り上がって、気づいたら10時近くになっていました。

山本小屋の夕食

夜は星空撮影に挑戦。あいにく雲がかかってしまいましたが、コンデジの星空モードにおまかせで、それなりに写真が撮れました。事前に購入していた自撮り棒兼三脚を一脚の状態で雪に刺して撮影。買っておいて良かったです。

夜の美ヶ原
夜の美ヶ原

2日目早朝:マイナス14度の夜明け→朝5時の温泉

翌朝4時ごろに目が覚めて、外に出ました。

気温、マイナス14度。鼻から吸う空気が凍るような感覚です。早朝には雪上車ツアーも走っていました。

早朝の美ヶ原 木星と
早朝の美ヶ原に浮かぶ木星
美ヶ原の日の出
美ヶ原の日の出
早朝の雪上車ツアー
早朝の雪上車ツアー
美しの塔
美しの塔
王ヶ頭ホテルへ

日の出を見た後、小屋に戻って朝風呂へ。朝5時から入れます。

極寒の中で見た夜明けのあと、温かいお湯に浸かりながら朝日を浴びる。

これが、今回の旅で一番印象に残っているかもしれません。やはり、朝風呂は最高です!♨️😌

2日目本番:誰も踏んでいない雪原を突っ切って王ヶ頭ホテルへ

2日目のメインは、美しの塔から王ヶ頭(おうがとう)への直行ルート。夏のハイキングコースではなく、ガイドさん先導で牧草地の中を横断します。

足跡が全くない、真っ白な雪原。

「ここを歩いていいんですか?」という場所を、ガイドさんの「どうぞ!」の一言で進んでいく感覚は、ソロ登山では絶対に体験できないものでした。

スノーシューツアー 二日目
王ヶ頭ホテルへ
スノーシューツアー 二日目
王ヶ頭ホテル
王ヶ頭

ゴール:王ヶ頭ホテルのカフェで一休み

王ヶ頭ホテル
王ヶ頭ホテル

ゴールの王ヶ頭(2,034m)を制覇した後は、王ヶ頭ホテルのカフェでティータイム。 冷え切った体に、温かいホットミルクと、甘〜いあんみつが染み渡ります……。帰り道は通常のルートで360度の景色を噛み締めながら山本小屋へと戻りました。

王ヶ頭ホテルのあんみつ
王ヶ頭ホテルのカフェであんみつ🍨😋

🦵 膝の状態レポート

タイミング状態
1日目(牛伏山・鹿伏山・美しの塔)問題なし。スノーシューは膝への衝撃が少ない
2日目(雪原横断→王ヶ頭)問題なし
ツアー後・翌日違和感なし

スノーシューはアイゼンと違い、雪を踏み込む衝撃が分散されます。膝への負担が通常の登山より少なく感じました。ただし深雪ではスノーシューを持ち上げる動きが多く、股関節周りに疲労が来ます。

🎒 マイナス14度の世界で「あって良かった」装備

実際に役立ったものだけを紹介します。

① コンパクトダウンジャケット 歩いているときは暑く、立ち止まると一気に冷える。コンパクトに畳めてザックに収まるダウンが必須です。

② ベンチレーション付きハードシェル(激推し) ガイドさんが紹介していて、「次の冬には買いたい!」と思った装備です。スノーシューは意外と体が温まります。脇の下にファスナーがついているベンチレーションタイプだと、歩きながら体温調整できて汗冷えを防げます。

③ スマホの保温対策+モバイルバッテリー マイナス14度では、スマホのバッテリーが一気に減ります。モバイルバッテリーをインナーポケットで温めながら持つのが鉄則。スマホ自体もインナーポケットへ。

④ サングラス&ゴーグル 雪面の照り返しが強烈です。晴れの日は必須。ゴーグルは強風時に重宝しました。

⑤ 保温水筒 コーヒーを入れて持っていきました。マイナス14度の中での一口目の温かさ、格別です。

❓ よくある質問

Q. スノーシュー経験ゼロでも参加できますか? A. 問題ありません。ガイドさんが装着から歩き方まで丁寧に教えてくれます。スノーシューとストックのレンタルもあります(3,000円前後)。

Q. 体力的にきつくはないですか? A. 急な登り坂はほとんどありません。美ヶ原は平原台地なので、距離を歩く体力は必要ですが、急登に耐える筋力はほぼ不要です。膝痛持ちの55歳でも問題ありませんでした。

Q. 冬の美ヶ原は一人で行けますか? A. 通常のハイキングルートなら柵沿いに歩くので迷う心配はありません。ただ、今回のコースはルートを熟知している方なら可能ですが、初心者には危険です。フェンスで区切られた牧草地の通り抜けポイントはガイドなしでは分かりません。天候が急変した場合のホワイトアウトリスクもあります。初めての方はツアー参加を強くおすすめします。

Q. 防寒対策はどのくらい必要ですか? A. マイナス10〜15度になることが普通にあります。スキー場に行くような格好を基準に、ベースレイヤー・中間層・ハードシェルの3レイヤーに加えて、手袋・帽子・ネックゲイター・サングラス・ゴーグルまで用意してください。

Q. 費用はどのくらいかかりますか? A. ツアー代・宿泊費を合わせると3〜5万円程度が目安です(ツアーによって異なります)。スノーシューレンタル代は含まれる場合と別途の場合があります。

Q. 王ヶ頭ホテルと山本小屋、どちらがおすすめですか? A. 今回私が宿泊したのはモンベルのスノーシューツアー利用・山本小屋です。王ヶ頭ホテルも素敵なホテルですし、ホテル独自のツアーも開催しているので、そちらの利用も楽しそうですね!

🏔️ まとめ

王ヶ頭ホテルの夕暮れ
  • 「ツアーはもったいない」という考えを、この旅で完全に捨てました
  • 夏は立入禁止の雪原を、ガイドと歩く体験はソロでは絶対に不可能
  • 下諏訪駅からの無料送迎バスで、凍結した山道の運転なしに標高2,000mへ
  • 山本小屋は絶景温泉・豪華ディナー・朝5時から入れる朝風呂つき
  • マイナス14度の夜明けを越えた後の朝風呂が、今回の旅一番の体験
  • 膝痛持ちでも問題なし。スノーシューは膝への衝撃が少ない

雪山に憧れはあるけど怖い、という方にこそ美ヶ原のツアーをおすすめします。急登なし・ガイドつき・拠点の小屋あり。これ以上「安心して雪山デビューできる場所」はなかなかないと思います。

今日が人生で一番若い日! 次の冬、美ヶ原へ行きませんか?⛄😊


📱 ささみんのYAMAP: https://yamap.com/users/2050995

🔗 山本小屋(美ヶ原高原ホテル)公式サイト: https://utsukushigahara.com/

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ABOUT ME
管理人ささみん
こんにちは、ささみんです。 55歳・182cm・84kg・膝痛持ち。 体組成計に「肥満」と表示されていた春、立山登頂を目標に掲げました。 プロの登山家でも、アスリートでも全くありません。週末になると西武線に乗って奥武蔵の低山をよたよた歩いている、ただの埼玉のおじさんです。 「膝が痛くて山を諦めた」「体重が重いから登山は無理」と思っていた方へ。 私も同じでした。それでも山はやめられません。 同じ悩みを持つ方の、小さな背中を押せたら嬉しいです。 今日が、人生で一番若い日!