【テント泊デビュー完全ガイド】装備・場所・始め方を55歳が解説|何から揃える?初めてのテント泊を成功させる
こんにちは、ささみんです!👋😊
山の上で、自分のテントに泊まる。
満点の星空の下で眠り、朝もやの中で淹れるコーヒーを飲む。誰にも邪魔されない、自分だけの山の時間。
テント泊は、登山の楽しみの中でも特別な体験です。
でも——何から始めればいいかわからない。テントって高そう。荷物が重そう。設営できるか不安。テント場のマナーも知らない……。
私もテント泊に憧れながら、最初の一歩をなかなか踏み出せませんでした。
この記事では、テント泊デビューに必要な装備・初心者向けのテント場・1泊2日の流れ・マナーを、ひとつずつ解説します。「これを読めば、テント泊を始められる」を目指した完全ガイドです😊


上高地・小梨平キャンプ場です。河童橋から徒歩10分のアクセスの良さ。体力に自信がない方にもおすすめ!
この記事を書いたのはこんな人です:
- 55歳・182cm・80kg・右膝痛持ちのソロ登山者
- 2026年7月18日に立山登頂を目指してトレーニング中
- 26年8月に木曾駒ケ岳でテント泊したい!
テント泊と山小屋泊、何が違う?
まず、テント泊と山小屋泊の違いを整理しましょう。
| テント泊 | 山小屋泊 | |
|---|---|---|
| 寝床 | 自分のテント | 小屋の布団 |
| 食事 | 自分で作る | 用意される(1泊2食) |
| 荷物 | 重い(テント・寝袋・調理具) | 軽め |
| 費用 | テント場代(500〜2,000円程度) | 1泊2食で1万円前後 |
| 自由度 | 高い(自分のペース) | 小屋のルールに従う |
| 必要な装備 | 多い(初期投資が必要) | 少ない |
テント泊の魅力は「自由」と「自分だけの空間」。 その代わり、装備を揃える初期投資と、重い荷物を背負う体力が必要です。

燕岳・燕山荘のテント場。体力に自信がある方は挑戦してみる?
STEP1:必要な装備を揃える
テント泊の装備は「3種の神器」から始まります。
最重要の3種の神器
① テント(山岳用)

上高地・徳澤園のテント場です。芝生が気持ちいい🥰
テント泊の主役。登山用は「山岳用テント」を選びます。 キャンプ用の大きく重いテントではなく、軽さと耐候性を備えた山岳用が必須です。
初心者におすすめのタイプ:
- 自立式(ポールを通せば自立する)→ 設営が簡単
- ダブルウォール(内側と外側の二重構造)→ 結露に強く快適
1〜2人用で重量1.5〜2kg前後のものが扱いやすいです。
② 寝袋(シュラフ)
登る山の気温に合ったものを選びます。夏の標高2,000m以上は夜冷えるので、3シーズン用(快適温度5℃前後)が目安。化繊とダウンがあり、ダウンは軽量コンパクトですが高価、化繊は安価で濡れに強いです。
③ マット(スリーピングマット)
寝袋の下に敷く、敷布団の役割。地面の凹凸と冷気を遮断します。寝心地と保温性を左右する重要な装備です。
3つのタイプ:
| タイプ | 特徴 | 初心者向き |
|---|---|---|
| クローズドセル(折りたたみ式) | パンクの心配なし・軽い・安い | ◎ 最もおすすめ |
| インフレータブル | 自動で膨らむ・寝心地良い | ○ |
| エアー | 軽量コンパクト・寝心地最高 | △ パンク注意 |
初心者は、パンクの心配がないクローズドセル(折りたたみ式)から始めるのがおすすめです。
マットの断熱性は「R値」で表され、3シーズンならR値2.0〜4.0が目安です。
その他の必要装備
| カテゴリ | アイテム | 備考 |
|---|---|---|
| ザック | 45〜65Lの大型ザック | テント泊装備が入る容量 |
| 調理 | ガス&バーナー | コンパクトなものを |
| 調理 | クッカー&カトラリー | 金属製の鍋+箸・スプーン |
| 食料 | フリーズドライ・レトルト | 軽量で湯沸かしだけで食べられるもの |
| 水 | 水筒・プラティパス | 行動中+食事+テント内で使用 |
| 防寒 | ダウン・フリース | 朝晩の冷え込み対策 |
| 雨具 | レインウェア上下 | 必携 |
| 照明 | ヘッドライト+予備電池 | 夜の活動に必須 |
| 衛生 | 歯ブラシ・ウェットティッシュ | |
| 安全 | エマージェンシーキット | 常備薬・絆創膏・テープ |

木曾駒ケ岳・頂上山荘のテント場です。私の26年の目標です。
装備を揃えるコツ:最初から完璧を目指さない
テント泊装備を全部新品で揃えると10万円以上かかることもあります。でも、最初から完璧を目指す必要はありません。
賢い始め方:
- まずは3種の神器(テント・寝袋・マット)から
- 調理具は持っているもので代用できないか考える
- レンタルサービスを利用して「お試し」してみる
- 経験者と一緒に行って、必要なものを見極めてから買い足す
「最低限から始めて、必要なものを買い足す」のが失敗しないコツです。
STEP2:初心者におすすめのテント場を選ぶ
初めてのテント泊は、「アクセスしやすい・設備が整っている・エスケープしやすい」テント場を選びましょう。
初心者に優しいテント場の条件
- 登山口・ロープウェイから近い(重い荷物で長時間歩かない)
- 水場・トイレが整備されている
- 山小屋が併設されている(困ったとき頼れる)
- 何かあったらすぐ下山・エスケープできる
初心者におすすめのテント場(関東・甲信越)
| テント場 | 山 | 特徴 |
|---|---|---|
| 富士見平小屋 | 金峰山・瑞牆山 | アクセス良好・小屋併設。瑞牆山・金峰山ピストンの拠点 |
| 雷鳥沢キャンプ場 | 立山 | バスで室堂まで・設備充実・絶景 |
| オーレン小屋 | 硫黄岳・天狗岳 | 水が豊富・小屋併設で安心。 |
| 廻り目平キャンプ場 | 金峰山・瑞牆山 | 車でアクセス可・キャンプ場として整備 |
| 笠取小屋 | 笠取山 | 比較的アクセスしやすい奥秩父 |
| 小梨平キャンプ場 | 上高地 | 河童橋から徒歩10分。アクセス最高! |
| 見晴キャンプ場 | 尾瀬ヶ原・燧ケ岳・至仏山 | ほぼ平坦な木道でアップダウンなし。 |
尾瀬ヶ原・見晴キャンプ場でテント泊デビューしました。至仏山を望む尾瀬ヶ原の美しい夕暮れ。日帰りでは見れない景色です。


尾瀬ヶ原・見晴キャンプ場です。山小屋が集まっているので、食事・お風呂に困りません。
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STEP3:テント泊1泊2日の流れ
初めてだと、現地で何をするのかイメージしづらいもの。典型的な流れを紹介します。
1日目
| 時刻 | 行動 |
|---|---|
| 午前 | 登山開始(テント場まで) |
| 14:00頃まで | テント場に到着(午後の天候悪化前に) |
| 到着後 | 受付・テント設営 |
| 設営後 | 水汲み・周辺散策・休憩 |
| 夕方 | 夕食を作る・夕景を楽しむ |
| 夜 | 星空観賞・早めに就寝 |
必須ではありませんが、サンダルがあるとラクチンです。テント張ったら、もう登山靴履きたくない!
長距離バスの移動時に履くのも快適ですよ。
2日目
| 時刻 | 行動 |
|---|---|
| 早朝 | 起床・朝食・ご来光 |
| 朝食後 | 寝袋・マットを片付ける |
| 撤収 | テントを撤収(結露で濡れていたら拭いてから) |
| 出発前 | ゴミ・ペグの忘れ物を指差し確認 |
| 出発 | 山頂アタックまたは下山 |
「来た時よりも美しく」がアウトドアの基本精神です。 テントを張っていた場所にゴミ・忘れ物がないか必ず確認しましょう。
STEP4:テント場のマナー
テント場は多くの登山者が共同で使う場所です。マナーを守って気持ちよく過ごしましょう。
① 受付を済ませる
テント場は有料です。多くは併設の山小屋で受付・支払いをします。勝手に張らず、必ず受付を。
② 指定された場所に張る
テントを張る場所が決められていることが多いです。他のテントとの間隔を考え、譲り合って設営しましょう。
③ 静かに過ごす
特に夜は他の登山者の睡眠を妨げないように。テントの薄い壁ごしに声は意外と響きます。早朝出発の準備も静かに。
④ ゴミは全部持ち帰る
テント場にゴミ箱はありません。出たゴミはすべて持ち帰ります。食料は余分なパッケージを家で外してくると、ゴミが減って軽量化にもなります。
⑤ 水は大切に
水場の水は貴重です。無駄遣いせず、譲り合って使いましょう。
⑥ 火の取り扱いに注意
バーナーの使用は決められた場所で。テント内での調理は一酸化炭素中毒・火災の危険があるので避けましょう。

オーレン小屋のテント場です。オーレン小屋は水が豊富なのが嬉しいポイント。
膝痛持ちのテント泊で気をつけること
テント泊は荷物が重くなります(日帰りの2〜3倍)。膝に不安がある方は、特に以下に注意してください。
- ザックの重量を抑える(軽量装備を選ぶ)
- ダブルストックで膝の負担を分散する
- テント場まで標高差の少ないコースを選ぶ
- 忍者歩きで丁寧に歩く
重い荷物を背負っての下山は、日帰り以上に膝に負担がかかります。装備の軽量化と歩き方の工夫が、膝痛持ちのテント泊には欠かせません。
🔗 【忍者歩きとは?】膝が痛い登山者のための歩き方を4STEPで解説

富士見平小屋のテント場です。最大250張!夏山シーズンの週末でも予約なしで利用できるのがポイント。
よくある質問
Q. テント泊の装備は全部でいくらくらいかかりますか? A. 新品で全部揃えると7〜15万円程度が目安です。ただしレンタルや中古、手持ちの代用品を活用すれば、初期費用は抑えられます。まず3種の神器から揃えるのがおすすめです。
Q. 一人でテント泊できますか? A. できます。ソロテント泊は人気です。ただし最初は経験者と一緒か、設備の整ったテント場から始めると安心です。
Q. テントの設営は難しいですか? A. 自立式テントなら慣れれば10〜15分で設営できます。初めての場合は、家の庭やベランダで一度練習しておくと当日スムーズです。
Q. 夏でも寒いですか? A. 標高が100m上がるごとに気温は0.6℃下がります。標高2,000m以上の夏のテント場は夜10℃以下になることも。3シーズン用の寝袋と防寒着が必要です。
Q. トイレやお風呂はありますか? A. テント場にはトイレがあります(有料の場合も)。お風呂は基本的にありません。ウェットティッシュでリフレッシュします。
オーレン小屋や小梨平キャンプ場などはお風呂あり。見晴キャンプ場はすぐ近くの尾瀬小屋で日帰り入浴あり。室堂も近隣に日帰り温泉あり。
まとめ
3種の神器から始める
① テント(自立式・ダブルウォール)
② 寝袋(3シーズン用)
③ マット(クローズドセルが初心者向け)
初心者向けテント場の条件
アクセス良好・設備あり・小屋併設・エスケープしやすい
→ 富士見平小屋・雷鳥沢・オーレン小屋など
1泊2日の流れ
14時までに到着・設営→夕食→星空→就寝
翌朝撤収(来た時より美しく)
マナー
受付する・静かに過ごす・ゴミは全部持ち帰る・水は大切に
膝痛持ちは
軽量化・ダブルストック・忍者歩きで対策
テント泊は、登山の世界を一気に広げてくれる特別な体験です。最初の一歩は勇気がいりますが、一度経験すれば「また行きたい」と思うはずです。
今日が人生で一番若い日! 山の上の自分だけの夜を、体験してみてください⛺🌌😊
📱 ささみんのYAMAP: https://yamap.com/users/2050995

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