【北横岳 冬登山 初心者】ロープウェイで樹氷と絶景の雪山体験!コースタイム・装備・アクセスを55歳が完全ガイド
こんにちは、ささみんです!😊
「雪山登山、興味はあるけど怖い……」
その気持ち、よく分かります。雪山というだけで装備・技術・体力、全部のハードルが跳ね上がる気がしますよね。
でも実は、雪山の入門として国内トップクラスにおすすめできる山があります。北横岳です。
ロープウェイで標高2,237mまでひとっ飛び。そこから山頂(2,480m)まで標準タイム約1時間。整備された登山道をアイゼンで歩けば、ロープウェイ駅を出た瞬間に広がる真っ白な樹氷の世界へ——。
山頂からは南八ヶ岳・南アルプス・中央アルプス・北アルプス・御嶽山・蓼科山まで見渡せる大展望が待っています。
雪山3回目の私が、2025年1月に実際に登ってきました。


この記事を書いたのはこんな人です:
- 55歳・182cm・83kg・右膝痛持ちのソロ登山者
- 2025年1月に北横岳を実走済み(雪山登山3回目)
- 12本爪アイゼン・チェーンスパイク・ダブルストック使用
- 立山登頂(2026年7月18日)を目指してトレーニング中
🗻 北横岳ってどんな山?

北横岳(きたよこだけ)は八ヶ岳連峰北部(北八ヶ岳)に位置する山です。
本来の名称は「横岳」ですが、南八ヶ岳にも同名の横岳があるため、こちらは「北横岳」と呼ばれています。北峰(2,480m)と南峰(2,472m)の双耳峰で、山頂からの眺望は四方に広がります。
雪山入門に最適な理由が3つあります。
まず、北八ヶ岳ロープウェイで標高2,237mの坪庭駅まで一気に上がれること。累積標高差が小さく体力的な負担が少ない。次に、登山道が整備されていて迷いにくいこと。そして、登山者が多いためトレース(先行者の足跡)が残っていることが多く、ルートファインディングの心配が少ないことです。
ただし「入門」とはいえ標高2,480mの本格的な冬山です。適切な装備なしの登山は危険です。装備については後述します。
🗺️ コース概要

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| ルート | 北八ヶ岳ロープウェイ山頂駅(坪庭)→ 坪庭散策路 → 北横岳ヒュッテ → 北横岳南峰(2,472m)→ 北横岳北峰(2,480m)→ 往復下山 |
| 距離 | 3.5km |
| 標準コースタイム | 2時間8分 |
| 難易度 | ★★☆☆☆(アイゼン必須・整備済み・雪山入門向け) |
| シーズン | 通年可能(冬の樹氷シーズンが特に人気) |
📱 YAMAPのモデルコース: 北横岳(ロープウェイ)
🚡 北八ヶ岳ロープウェイ:最新情報(2026年版)
料金
| 区分 | 往復 | 片道 |
|---|---|---|
| 大人 | 2,600円 | 1,400円 |
| 小人 | 1,300円 | 700円 |
💡 最大200円の割引があります
以下のカード・会員証を持っている方はロープウェイ料金が最大200円引きになります:
- モンベルクラブ会員(会員本人のみ)
- JAF会員
- イオンカード会員
事前にチェックしておきましょう。
運行情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 営業時間 | 9:00〜16:00 |
| 運行間隔 | 20分間隔(混雑時は変更あり) |
| 乗車時間 | 約7分 |
| 山麓駅標高 | 1,771m |
| 山頂駅(坪庭駅)標高 | 2,237m |
アクセス
マイカー(おすすめ)
中央自動車道「諏訪IC」から約25km(40〜50分)
駐車場が広く、スキー・スノーボード利用者も多いためキャパシティは十分あります。
公共交通機関
JR「茅野(ちの)」駅西口 → アルピコ交通バス2番のりば「北八ヶ岳ロープウェイ」行き(約60分)
正直に言うと、バスは本数が少なすぎて現地での行動時間に余裕がなくなります。 土日はスキー・スノーボード利用者も多く、ロープウェイのチケット購入でも行列ができます。路面に不安がなければマイカーの方がはるかに動きやすいです。帰りに温泉も寄れますしね♨️
⛄ 山行レポート(2025年1月実走)
ロープウェイ山頂駅〜坪庭
ロープウェイを降りた瞬間——別世界です。
真っ白に雪化粧した木々、凍りついた岩と地面、冷たく澄んだ空気。「これが雪山か」と実感する瞬間です。
目の前に広がるのが坪庭自然園。火山活動によってできた溶岩台地が雪に覆われ、独特の景観が広がります。30〜40分で一周できる散策路があり、登山しなくても十分な雪景色が楽しめます。
坪庭の第一休憩所からは、ロープウェイ駅越しに中央アルプスの木曽駒ヶ岳が姿を現します。冬晴れの日は最高のアルプスビューです。
坪庭散策路の途中から、北横岳への登山道に入ります。左手にこんもり見える山が北横岳——目標を確認しながら進みます。
右手に見える山には木々が縞模様に枯れている不思議な景観が広がります。これが「縞枯れ現象」と呼ばれる高山特有の自然現象で、その名もズバリ縞枯山(しまがれやま)。
「まんまやないか」と思わず言ってしまいました😅






坪庭から北横岳ヒュッテへ(急登区間)
坪庭から登山道に入ると、しばらく急登が続きます。
ここでアイゼンが本領発揮します。雪の斜面をガシガシと登れる安心感——これがアイゼンの力です。ストックも雪でバランスが崩れやすいので積極的に使いましょう。

急登を過ぎると樹氷に囲まれた気持ちのいいなだらかな登山道へ。周囲の木々が白く凍りついた樹氷の廊下を歩く感覚は、雪山でしか体験できません。
私が登った日は天気のいい日が続いた後だったため、樹氷はかなり崩れ落ちていました。見渡す限り真っ白な樹氷には程遠かったですが、雪が少ない分だけ歩きやすかったので初心者にはありがたかったです😊 樹氷の最盛期は1月下旬〜2月上旬が目安です。
高度が上がると樹間から縞枯山・坪庭が見下ろせるようになり、縞枯山越しに南八ヶ岳が見渡せてきます。


北横岳ヒュッテ
南峰への急登が始まる広場に北横岳ヒュッテがあります。
ヒュッテの営業について(重要)
外来者向けの営業は不定期です。営業内容はお土産品や冷たいペットボトル飲料等の販売のみ。休憩利用・喫茶・軽食の提供はできません。食事付きでの宿泊営業は原則として金・土・日曜日のみです。
行動食・飲み物は麓で調達してから入山してください。

北横岳南峰〜北峰(2,480m)
ヒュッテを過ぎると一層深い樹氷林の急登が始まります。視界が開けた急斜面を登りきった先に北横岳南峰(2,472m)。
そして南峰から数分歩いた先に北横岳北峰(2,480m)——最高点です。
山頂からの360度の大展望:
- 南:八ヶ岳の荒々しい稜線(赤岳・横岳・硫黄岳)
- 西:南アルプス・中央アルプス・北アルプス・御嶽山
- 北:すぐ隣に丸く大きな蓼科山・遠く車山高原
冬の澄んだ空気が、アルプスの稜線をくっきりと際立たせます。「ここまで登ってよかった」と心から思える景色です。
雪山は天気が全てです。快晴の日を選んで登ること——これが北横岳を楽しむ最大のコツです。
北横岳南峰

実は南峰の方が北峰よりも少し低いのですが、三角点は南峰にあります。一般的には北横岳といったら南峰を指します。
北横岳南峰から左手に大迫力の八ヶ岳連峰を望みます!カッコいいですね!!🫡

八ヶ岳の右手に北岳、間ノ岳、甲斐駒ヶ岳に仙丈ケ岳といった南アルプスが続きます🫡


木曾駒ケ岳をはじめとした中央アルプスも見えますね🫡

南峰山頂部は平らに開けているのでランチ休憩にピッタリです🍱☕😊
北横岳北峰



北峰からは間近に横たわる蓼科山をはじめ、御嶽山に北アルプス、車山(霧ヶ峰)の様子を眺めることができますよ🫡


🥾 必要装備:雪山デビューのために揃えるもの
ロープウェイで気軽に行ける山ですが、標高2,480mの本格的な冬山です。 防寒・滑落防止の装備は必須です。
必須装備
| 装備 | 備考 |
|---|---|
| 12本爪アイゼン | 雪山の基本装備・冬靴に対応したものを選ぶ |
| チェーンスパイク | 雪が少ない時はアイゼンより歩きやすい・両方携行がおすすめ |
| ダブルストック(スノーバスケット装備) | 雪面でのバランス保持に必須 |
| 防水・防風のアウター | レインウェアで代用可 |
| ゲイター(膝丈) | 雪が靴に入るのを防ぐ |
| 厚手グローブ | 薄手ウールグローブ+厚手グローブの重ね着推奨 |
| ニット帽・ネックウォーマー | 稜線は風が強い |
| 防寒ウェア(ダウンなど) | 休憩中に体が冷える |
| 水筒(お湯) | お湯があるだけで、カップラーメンも作れるし、なにより身体が温まります。 |
| 行動食・飲み物(凍らないもの) | ヒュッテでの購入は期待しないこと |
スキー・スノーボードの経験がある方はウェア類など兼用できるアイテムが多いです。
冬靴とアイゼンを実際に購入したレポートはこちら: → 雪山登山デビューのために実際に購入した装備紹介
水筒にお湯を入れていけば、あっという間にカップヌードルの出来上がり!🍜

いつでも暖かいコーヒーが飲めるので、小さい水筒は必需品です!☕😊
雪の上の直接座るとお尻が冷え切ってしまうので、携帯座布団は必須ですよ!🥶

🦵 膝の状態レポート
| 区間 | 状態 |
|---|---|
| 坪庭〜ヒュッテ(急登) | アイゼンで安定・膝への衝撃はストックで分散 |
| ヒュッテ〜南峰(急登) | 問題なし |
| 山頂からの下山 | 雪の下りは膝が楽! 夏より快適に感じた |
| 翌日 | 筋肉痛なし・膝も問題なし |
雪の斜面は夏の岩場よりも膝に優しいと感じました。アイゼンがしっかりグリップしてくれるので、下りでも安定感があります。
❓ よくある質問
Q. 初めての雪山登山でも大丈夫ですか?
A. 適切な装備を揃えれば挑戦できます。ただし「ロープウェイがあるから楽」という認識は危険です。標高2,480mの冬山であることを忘れずに。アイゼンの装着・取り外しを事前に練習しておくことをおすすめします。
アイゼンのサイズを登山靴に合わせておいてください。メリノウールの手袋をした状態でアイゼンを装着できるように練習しておこう!
Q. アイゼンとチェーンスパイク、どちらを使うべきですか?
A. 雪が多い時・本格的な登山道は12本爪アイゼン、雪が少ない時はチェーンスパイクが歩きやすいです。両方持参して現地の雪の状態で判断するのが最もおすすめです。
Q. 坪庭だけでも楽しめますか?
A. 十分楽しめます。ロープウェイを降りてすぐに広がる坪庭の雪景色は観光客にも人気で、散策路一周(30〜40分)だけでも樹氷や雪の世界を体験できます。雪が多い日・風が強い日は無理せず坪庭散策だけに切り替えましょう。
Q. ロープウェイに割引はありますか?
A. モンベルクラブ会員・JAF会員・イオンカード会員は最大200円の割引があります(往復2,600円→2,400円)。事前に確認しておきましょう。
Q. マイカーと公共交通機関、どちらがおすすめですか?
A. 路面に不安がなければマイカーをおすすめします。バスは本数が非常に少なく、現地での行動時間に余裕がなくなりやすいです。冬季はスタッドレスタイヤが必須です。
Q. 北横岳ヒュッテで食事はできますか?
A. 外来者向けの軽食・喫茶サービスはありません(2025年1月現在)。お土産品や冷たいペットボトル飲料の販売が不定期にある程度です。必ず行動食・飲み物を持参してください。
🏔️ まとめ

- 北八ヶ岳ロープウェイ(往復2,600円・9:00〜16:00・20分間隔)で標高2,237mまで一気にアクセス
- 山頂駅から北横岳まで往復コースタイム2時間8分・3.5km
- モンベルクラブ・JAF・イオンカードで最大200円割引あり
- 年1回の整備点検運休あり(毎年4月上旬〜下旬頃)——事前に公式サイトを確認
- マイカー推奨(バスは本数が少なく行動時間が制限される)・冬季はスタッドレス必須
- 12本爪アイゼン+チェーンスパイクの両方携行が現地判断できておすすめ
- 北横岳ヒュッテでの軽食・休憩サービスなし → 行動食・飲み物は必ず持参
- 坪庭の樹氷・南八ヶ岳・南アルプスの大展望——雪山ならではの絶景が待っている
「雪山に挑戦してみたいけど不安」——北横岳は、そんな全ての方に届けたい山です。
今日が人生で一番若い日! アイゼンを履いて、雪山の世界へ一歩踏み出しましょう⛄😊
📱 ささみんのYAMAP: https://yamap.com/users/2050995


