6月中旬、梅雨の晴れ間に初めて筑波山に登ってきました。
予想以上に気温が上がったので熱中症になりそう!
そろそろ低山は厳しい時期になってきましたね。
筑波山とは
筑波山(つくばさん)は、茨城県つくば市北端にある標高877 mの山です。
筑波山神社の境内地で西側の男体山(標高871 m)と東側の女体山(標高877 m)からなり、最も標高が低い百名山でもあります。
筑波山は首都圏からアクセスがよく、ロープウェイやケーブルカーもあり観光気分で登れる登山初心者にもやさしい山です。
ヤマノススメ第6巻であおいとひなたが登っていた山としてもおなじみですね。
筑波山の登山コース
筑波山周辺にはいくつの登山道があり、それぞれに名前がついています。
・御幸ヶ原(みゆきがはら)コース
筑波山神社から御幸ヶ原、男体山を目指します
距離:約2.0km 標高差:約610m 予想所要時間:登り90分/下り70分
標高差があり、各コースの中では比較的険しいコースです
・白雲橋(しらくもばし)コース
筑波山神社から女体山を目指します
距離:約2.8km 標高差:約610m 予想所要時間:登り110分/下り95分
「弁慶七戻り(べんけいななもどり)」「高天原(たかまがはら)」「胎内くぐり(たいないくぐり)」などの奇岩、怪石が見どころ。岩をアスレチックのように乗り越えていく楽しいコースです。
・おたつ石コース
つつじヶ丘から白雲橋コースへ合流して女体山を目指します
距離:約1.0km 標高差:約200m 予想所要時間:登り40分/下り35分
歩きやすく、途中に展望が開けて休憩が出来る広場があるのがうれしいコース。
・迎場コース(むかえばコース)
つつじヶ丘から酒迎場分岐を結ぶルートです
距離:約1.6km 標高差:約190m 所要時間 登り40分/下り35分
酒迎場分岐からは筑波山神社へと下ることができます。整備されていて歩きやすい森林コースです。
筑波山神社へのアクセス
- 電車 つくばエクスプレスで秋葉原よりつくば駅まで45分、筑波山シャトルバス40分
- 車 常磐自動車道土浦北ICより、国道125号線経由約40分
筑波山神社から御幸ヶ原へ
今回は筑波山神社からスタートして「御幸ヶ原(みゆきがはら)コース」でまずは御幸ヶ原を目指します。
次に男体山を往復、時計回りに女体山、つつじが丘駅、最後に筑波山神社に戻るコースで歩いてきました。
まずは筑波山神社で無事な登山を祈願しましょう。
筑波山神社の門にヤマトタケルの銅像があります。
東征のおりに筑波山に登ったとのこと・・・。先々週に登った武甲山でもそんな記述を見ました。
武甲山といい、そのまえの御岳山といい君はどんだけ関東の山に登っていることになっているの?
登山好きですか!?
筑波山神社でお祈りをして「御幸ヶ原コース」に入ります。
御幸ヶ原コースは幅の広い登山道です。観光地なので混んでいる時期でも登りやすそうですね。
途中に男女川(みなのがわ)源流の水場があり、おいしい天然水が飲めます。
真夏の暑さなので生き返る~!
のんびり登って1時間30分程度で御幸ヶ原に到着です。
御幸ヶ原では関東平野を見下ろすパノラマが広がります!
山頂付近とは思えないほどたいらに整地されていて、お土産屋さんが連なる休憩ポイントです。
また、観光地だけに綺麗なトイレがあるのもうれしいところ。
今回のコースでは御幸ヶ原が一番のんびり出来る場所になるので、お昼休憩も皆さん御幸ヶ原周辺でとっていました。
のんびり景色を堪能したい!・・・ところなのですが、当日は6月とは思えないほど暑い日で日なたに出ていられません!
今年初のかき氷を食べて熱中症を回避です。
一旦かき氷で暑さを回避したところで、御幸ヶ原からすぐ隣の男体山へ。御幸ヶ原からは往復になります。
男体山を往復して昼休憩。名物「つくばうどん」を食べよう
男体山・女体山山頂にはそれぞれ筑波山神社の本殿があります。
男体山の山頂で祀られているのは男神イザナギノミコトです。
山頂からはつくば市を見下ろす絶景です。天気が良ければ遠くに富士山も見えるそうですよ!
当日は天気は良かったのですが、遠くは霞んでしまって見えませんでした。
男体山から御幸ヶ原へ戻って昼休憩です。
筑波山登山の目的の一つは、名物「つくばうどん」を食べること!
当初からお土産屋さんで「つくばうどん」を食べるつもりだったので、あまり食料を持ってきていません。
・・・すんごく暑いんです。どうしよう?
かなり悩みましたが、お土産屋さんでおいしく頂きました。暑いときに熱いものを食べるのも乙ですよ。お店なかは涼しいので助かりました。
女体山ではのんびり出来ません!
御幸ヶ原で昼休憩をしたら次はすぐ先に見える女体山を目指します。
女体山では女神イザナミノミコトが祀られています。
女体山の山頂は非常に狭くて、人が多く入れないのでゆっくり景色を見る暇がありません。
休憩はしないようにとの看板が出ているくらいです。
山頂の岩の上からは絶景ですが、特に柵もないので滑らないように注意してください!
女体山周辺の案内によると、「イザナギ、イザナミの二柱の神様が天の沼矛をかき回したところ、矛の先からしたたりおちた塩でなった島(オノコロジマ)が筑波山であり、天地開闢の地とされています。」とあります・・・?
オノコロジマ、淡路島を作って、本州は後回しだったのでは・・・?
まあ、神話ですから・・・。
女体山からは白雲橋コースへ
女体山から先の「白雲橋コース」は景色が変わって巨石、奇石が見どころのコースになります。
コース自体も岩を乗り越えていくアスレチックコースのようで楽しいです!
「弁慶七戻り」では大きな岩が別の岩の間に乗っかっています。今にも落ちてきそう!
弁慶もくぐり抜けるのをためらったと云われのある岩の下を通らなければ先に進めません!
弁慶よ、むしろ楽しいぞ!
おたつ石コース、迎場コースを経由して筑波山神社へ戻ります
白雲橋コースのまま筑波山神社方面に下山することも出来るのですが、せっかくだからもう少し歩こうと「おたつ石コース」へ入り一旦ロープウェイの駅がある「つつじが丘駅」方面に向かいます。
こちらのコースでは途中で霞ヶ浦を望む絶景の広場に出ますよ。
つつじが丘駅から筑波山神社を結ぶ「迎場コース」は歩きやすく整備された静かな森林コースです。
無事に筑波山神社に戻り登山を終了しました。
登山の記念に御朱印もいただき大満足の登山となりました。
帰りは近くの日帰り温泉「筑波の湯」によって汗を流して帰りましょう。
露天風呂からはさっきまで歩いてきた筑波山が一望ですよ。
気持ちのいい湯加減に登山の疲れが癒されます。
筑波山登山のまとめ
登山コースそれぞれに特徴があって、歩いていて飽きの来ない楽しいコースでした。
本格的な登山装備ではない方も多いコースなので、登山初心者の方にもおすすめですよ。
ケーブルカーやロープウェイで上って、下りだけ歩いてみるとか柔軟にコースを考えてみてください。
白雲橋コースで下山すると他にも岩の見どころがあるらしいですよ。
なんでも金運のスポットがあるとか。むむっ!
また登る機会があったら通ってみましょう!
今日が人生で一番若い日です!
ケーブルカーやロープウェイがある山はいざという時でも無事に下山出来る安心感がありますよね。登山中の神社仏閣ではいつも無事の下山をお祈りしています!
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ヤマノススメ巡礼マップ(筑波山)-2023-06-18 / ささみんさんの活動データ | YAMAP / ヤマップ