こんにちは、ささみんです!😊

「紅葉が終わったら春まで登山は終了」——そんなのもったいない!

冬の赤城山(黒檜山・駒ヶ岳)には、夏には絶対に見られない景色があります。

赤城ブルーと呼ばれる透き通った蒼い空。白銀の霧氷に包まれた登山道。大沼の氷上に並ぶワカサギ釣りのテント。稜線から顔を出す富士山。

一歩一歩踏みしめるアイゼンの感触と凛とした冷気——冬山でしか味わえない体験が、標高1,828mの頂上まで続きます。

しかも、バスでアクセスできて下山後は前橋駅前の温泉で温まれる。公共交通機関で完結できる雪山初心者向けのコースとして、関東有数の一座です。

黒檜山登山道

この記事を書いたのはこんな人です:

  • 55歳・182cm・83kg・右膝痛持ちのソロ登山者
  • 2025年1月に黒檜山・駒ヶ岳周回コースを実走済み
  • 12本爪アイゼン・ダブルストック使用
  • 立山登頂(2026年7月18日)を目指してトレーニング中

🗻 赤城山とは

赤城山(黒檜山・駒ヶ岳)
あかぎ広場から黒檜山と駒ケ岳を望む

赤城山は群馬県中央部にそびえる、黒檜山など8峰の外輪山の総称です。日本百名山・日本百景の一つに選ばれ、榛名山・妙義山と並ぶ「上毛三山」の一つとして群馬県民に古くから親しまれてきました。

最高峰は黒檜山(くろびさん・標高1,828m)。外輪山の内側にはカルデラ湖の大沼(おのぬま)・小沼(こぬま)・覚満淵(かくまんぶち)が広がります。

冬は大沼が全面結氷してワカサギの氷上釣りが解禁されます。登山者だけでなく釣り客も訪れる冬の赤城山は、観光地として整備されているためバスの運行も続き、初心者にも計画が立てやすいのが嬉しいポイントです。

ささみん

大沼(おの)、小沼(この)が正しい読み方らしいですが、「おおぬま」・「こぬま」の呼び名も広まっています。

🗺️ コース概要

赤城山(黒檜山・駒ケ岳) マップ
項目内容
ルートあかぎ広場前バス停 → 黒檜山登山口 → 黒檜山(1,828m)→ 絶景スポット → 大ダルミ → 駒ヶ岳 → 赤城山ビジターセンター方面 → あかぎ広場前
距離5km
標準コースタイム3時間30分
難易度★★★☆☆(12本爪アイゼン必須・急登あり・整備済み)

📱 YAMAPのモデルコース: あかぎ広場前バス停発着|黒檜山・駒ヶ岳周回コース

🚗🚌 あかぎ広場へのアクセス

⚠️ バス情報:平日と土日祝でダイヤが異なります

区分ルート所要時間
土日祝前橋駅北口6番→直通→あかぎ広場前(1日3往復)約75分
平日前橋駅北口6番→富士見温泉(乗り換え)→あかぎ広場前約60〜80分

平日は富士見温泉での乗り換えが必要です。 直通バスは土日祝のみです。冬季の登山は土日祝を選ぶのが無難です。

ビジターセンター建替え工事中(2025年4月26日〜工事完了まで)のため、現在の終点は「あかぎ広場前」です。 詳細は関越交通公式HPで確認してください。

関越交通株式会社 赤城山直通バス 時刻表

マイカーでのアクセス

関越自動車道「赤城IC」または「前橋IC」から約70分でおのこ駐車場へ。無料・100台。トイレあり。

⚠️ 冬季の道路注意事項

  • スタッドレスタイヤ必須(2WDはチェーンも準備を)
  • 冬季は県道4号線から赤城山へ向かうこと
  • 県道16号・県道251号は冬季閉鎖のため通行不可
  • 4WDでも下りは滑るのでチェーンの用意があると安心
ささみん

雪道の運転に不安がある方へ: 道の駅ふじみ(富士見温泉)にマイカーを止めて、そこからバスで山頂エリアに向かう方法もおすすめです。

⛰️ 山行レポート(2025年1月実走)

あかぎ広場〜黒檜山登山口(大沼沿い)

バスを降りてすぐ、視界に飛び込んでくるのが全面結氷した大沼です。白く凍った湖面には小さなテントが点在して、ワカサギ釣りが解禁されています。

あかぎ広場はお土産屋さんが並ぶ賑やかなスタート地点。バス停・無料駐車場・トイレが揃っています。準備を整えたら大沼沿いのアスファルト道路を黒檜山登山口へ向けて歩きます。

あかぎ広場バス停
大沼沿いの道を登山口へ
ワカサギ釣りが解禁された大沼

黒檜山登山口〜稜線

黒檜山登山口に到着。ここからいよいよアイゼンの出番です。

登山口から雪と笹に囲まれた急登が始まります。人気のコースなので先行者のトレースが残っていることが多く、トレースを頼りに着実に高度を稼いでいきます。

標高が上がるにつれて雪が深くなります。登山道を示すピンクリボンから外れないよう確認しながら進みましょう。

急登を登り続けた先に絶景が待っています。

大沼を見下ろす稜線に出ると、正面に地蔵岳とアンテナ群。そして——「アンテナ山の左どなりに富士山」という案内板通り、地蔵岳の横から富士山がくっきり!

冬の澄んだ空気は遠くまで見渡せます。関東平野の向こうに白く輝く富士山が見えた瞬間の感動は格別です。

黒檜山登山口
黒檜山登山口近く
地蔵岳と大沼
ささみん

対岸の地蔵岳(山頂のアンテナ群が目印)の雪化粧も綺麗ですね⛄🥰

稜線からは「アンテナ山の左どなりに富士山」の案内あり🫡

アンテナ山のとなりに富士山
地蔵岳と富士山
地蔵岳の横から富士山!
黒檜山登山道
ピンクのリボンを見落とさないように!

登山道:赤城ブルーと霧氷の世界

稜線に出てからが赤城山冬登山の真骨頂です。

赤城ブルーと呼ばれる透き通った蒼い空。両側に広がる霧氷——木々の枝という枝が白く凍りついて、まるで雪の花が咲いているかのような光景が続きます。

「こんな景色が見たかった!来てよかった!」と声を上げずにはいられません。

登山道はしっかり踏み固められていて、アイゼンの爪をしっかり効かせながら気持ちよく登れます。ストックを使って三点支持でバランスを保ちながら、一歩一歩確実に進みましょう。

ささみん

雪が少ない日はチェーンスパイクの方が歩きやすい場合もあります。 両方持参して現地の雪の状態で判断するのがおすすめです。

黒檜山登山道
黒檜山登山道
黒檜山登山道
黒檜山登山道

黒檜山頂(1,828m)〜絶景スポット

分岐で黒檜山頂方面(左)へ進むと、まもなく黒檜山頂(1,828m)です。

山頂部は周囲を樹々に囲まれているため、眺望は限られます。ランチはここではなく、山頂標識の案内に従って「←絶景スポット2分」の先が正解です。

稜線を2分ほど進んだ先の絶景スポットからは——北側の展望が一気に開けます。谷川岳・日光方面まで見渡す大パノラマ。ここでランチを食べながらこの景色を独り占めできる贅沢は、冬山ならではです。

赤城山(黒檜山)山頂
赤城山(黒檜山)山頂

ランチは「←絶景スポット2分」の案内にしたがってさらに稜線を進みましょう!🚶

絶景スポットへ

「絶景スポット」

名もなき「絶景スポット」は山頂から気持ちのいい稜線を数分進んだ先にあります。

黒檜山頂
黒檜山頂

展望ポイントからは、榛名山に浅間山、真っ白な谷川岳連峰、武尊山のパノラマが広がり、前橋や高崎の街並みを見下ろしますよ!🫡

黒檜山頂
黒檜山頂
黒檜山頂から谷川岳連峰を望む
谷川岳連峰を望む
黒檜山頂から浅間山を望む
浅間山を望む
ささみん

冬の浅間山ことガトーショコラ登山の記事も参考にしてもらえると嬉しいです🥰

水筒にお湯を入れていけば、あっという間に暖かいランチの出来上がり!🍜

水筒
ランチ

いつでも暖かいコーヒーが飲めるので、小さい水筒は必需品です!☕😊

雪の上の直接座るとお尻が冷え切ってしまうので、携帯座布団は必須ですよ!🥶

座布団

黒檜山〜大ダルミ〜駒ヶ岳

黒檜山から来た道を戻って分岐を駒ヶ岳方面へ。大ダルミと呼ばれるコル(鞍部)を経て駒ヶ岳(1,685m)へ向かいます。

大ダルミからは振り返ると黒檜山の堂々たる姿が。こちらのルートも霧氷の森が続き、歩くほどに景色が変わります。

駒ヶ岳山頂からは大沼と赤城山周辺の山々を見渡せます。

黒檜山大神から小沼、富士山を望む
黒檜山大神から小沼と富士山を望む

絶景スポット60歩!

絶景スポット60歩

「絶景スポット60歩」の案内に導かれて進むと、筑波山を始め関東平野を一望するパノラマが広がります!🫡

絶景スポットから関東平野を見渡す
絶景スポットから筑波山を望む
筑波山を望む

群馬・埼玉を越えて大山、丹沢の山並みまで!もちろん富士山も!🗻🫡

絶景スポットから関東平野を見渡す
大山、丹沢の山並みを望む

関東平野を端から端まで一望出来るのも、関東平野の北の端の赤城山ならではですね🤩

大ダルミ

いったん鞍部の大ダルミまで急坂を下ります。大ダルミから振り返ると黒檜山、先には駒ケ岳がそびえます。

大ダルミから黒檜山を見返す
黒檜山を見返す
大ダルミから駒ケ岳を望む
先の駒ケ岳を望む

樹々と太陽の日差しが雪面に作り出す影の美しさにウットリ!✨😍

大ダルミから駒ケ岳を望む
駒ケ岳
大ダルミ

駒ケ岳山頂

駒ケ岳

大ダルミから駒ケ岳へ登り返し、山頂からは真っ白な大沼を見下ろします。黒檜山の隣に見える谷川岳連峰もクッキリ!🫡

駒ケ岳から大沼を見下ろす
駒ケ岳から浅間山を望む
駒ケ岳から浅間山を望む

駒ヶ岳〜あかぎ広場前へ下山

駒ヶ岳からあかぎ広場方面へ下山します。階段状に整備された箇所は滑りやすいので注意!

鉄の階段の横に突入
階段は滑りやすいので横道に突入!

下山後はあかぎ広場前バス停から関越交通バスで前橋駅へ。始発の「赤城山ビジターセンター」バス停(あかぎ広場前の少し先)から乗れば確実に座れます。

🥾 必要装備

標高1,828mの本格的な冬山です。「人気で整備されているから大丈夫」という認識は危険です。適切な装備で臨んでください。

装備備考
12本爪アイゼン必須。チェーンスパイクも雪の状態で使い分け
ダブルストック(スノーバスケット装備)急登・急下りでバランス保持に必須
防水・防風アウターレインウェアで代用可
膝丈ゲイター雪が靴に入るのを防ぐ
手袋2枚重ね薄手ウールグローブ+厚手グローブ。予備も必携
ニット帽・ネックウォーマー稜線は風が強い
ドライレイヤー(汗冷え対策)行動中も汗をかく。汗冷えを防ぐ下着が効果的
行動食・飲み物水は凍らない保温ボトルで

雪山装備を実際に購入したレポートはこちら:⛄雪山登山デビューのために実際に購入した装備紹介

🦵 膝の状態レポート

区間状態
あかぎ広場〜黒檜山登山口(平坦)問題なし
黒檜山登山口〜山頂(急登)登りは膝への負担小・アイゼンで安定
絶景スポット〜駒ヶ岳(稜線)問題なし
駒ヶ岳〜あかぎ広場(下り)雪の下りは夏より膝に優しい!クッション効果あり
翌日軽い筋肉痛のみ・膝は問題なし

♨️ 下山後の温泉:まえばし駅前天然温泉 ゆ~ゆ

前橋駅まで戻ったら、そこから徒歩約2分の天然温泉でフィナーレです。

項目内容
アクセスJR前橋駅北口から徒歩約2分
料金大人900円(平日)/ 1,000円(土日祝)
営業時間AM10:00〜PM10:00(年中無休)
泉質ナトリウム塩化物泉・100%源泉掛け流し
設備大浴場・露天風呂・サウナ・岩盤浴・レストラン
支払い現金・クレジット・交通系IC・PayPayなど各種対応

まえばし駅前天然温泉 ゆ~ゆ 公式サイト

冷えた体を100%源泉掛け流しの温泉で温める——これが赤城山冬登山のゴールです♨️

❓ よくある質問

Q. バスは平日も運行していますか?

A. 運行しています。ただし平日は富士見温泉での乗り換えが必要です(直通バスは土日祝のみ1日3往復)。冬季の登山は土日祝を選ぶのが便利です。バス会社は関越交通株式会社(かんえつこうつう)で、時刻表は公式HPで確認してください。

Q. 黒檜山は冬登山の初心者でも登れますか?

A. 適切な装備があれば登れます。12本爪アイゼン・ダブルストックは必須です。ただし「人気コースだから簡単」という認識は危険で、標高1,828mの本格的な冬山であることを忘れずに装備を揃えてください。

Q. マイカーの場合、どのICから向かえばいいですか?

A. 関越自動車道の「赤城IC」または「前橋IC」、北関東自動車道の「波志江スマートIC」のいずれかから約70分です。冬季は必ず県道4号線から向かってください。県道16号・251号は冬季閉鎖です。

Q. 絶景スポットとはどこですか?

A. 黒檜山頂の標識に「←絶景スポット2分」の案内があります。山頂から稜線を2分ほど進んだ場所で、北側(谷川岳・日光方面)の大展望が広がります。ランチはここで食べるのがおすすめです。

Q. ワカサギ釣りはいつ解禁されますか?

A. 大沼の氷上ワカサギ釣りは例年1月から解禁されます(氷の状態によって変動あり)。詳細は赤城山観光情報サイトで確認してください。

🏔️ まとめ

  • 赤城山(黒檜山・駒ヶ岳周回):距離5km・標準タイム3時間30分
  • バスは関越交通株式会社(関東交通ではありません)
  • 土日祝は前橋駅から直通バス1日3往復・平日は富士見温泉乗り換え
  • マイカー冬季は県道4号線から(県道16号・251号は冬季閉鎖)・スタッドレス必須
  • 赤城山ビジターセンターは2025年4月26日〜建替え工事中のため現在「あかぎ広場前」が終点
  • 帰りは「赤城山ビジターセンター」バス停(始発)から乗ると座れる
  • 下山後の温泉:ゆ~ゆ(前橋駅北口徒歩2分・大人900円・10時〜22時)
  • 霧氷・赤城ブルー・富士山展望・ワカサギ釣りが楽しめる冬の赤城山は、関東有数の雪山入門コース

「雪山に挑戦してみたいけど不安」——赤城山は、そんな全ての方に届けたい山です。バスで行けて日帰りで完結する、雪山の入口として最高の一座です。

今日が人生で一番若い日! アイゼンを履いて、赤城ブルーの空へ行きましょう⛄😊


📱 ささみんのYAMAP: https://yamap.com/users/2050995

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管理人ささみん
こんにちは、ささみんです。 55歳・182cm・84kg・膝痛持ち。 体組成計に「肥満」と表示されていた春、立山登頂を目標に掲げました。 プロの登山家でも、アスリートでも全くありません。週末になると西武線に乗って奥武蔵の低山をよたよた歩いている、ただの埼玉のおじさんです。 「膝が痛くて山を諦めた」「体重が重いから登山は無理」と思っていた方へ。 私も同じでした。それでも山はやめられません。 同じ悩みを持つ方の、小さな背中を押せたら嬉しいです。 今日が、人生で一番若い日!