【登山中の雷】どこに逃げる?命を守る正しい避難行動
こんにちは、ささみんです!👋😊
ゴロゴロ……と山で雷の音が聞こえたとき、あなたはどこに逃げますか?「木の下で雨宿り」と答えた方、実はそれ、一番危険な行動です。夏山は雷のシーズン。判断を間違うと命に関わるからこそ、今日は登山中に雷が鳴ったときの正しい避難行動を、順を追ってご紹介します。

ステップ1:まず稜線・山頂・高い場所から離れる
雷は高いところに落ちやすい性質があります。露出した稜線や山頂、開けた高台は、そこに立つ人間そのものが「一番高いもの」になってしまう、最も危険な場所。雷の気配を感じたら、できるだけ低い場所へ移動するのが最優先です。行動を続けたい気持ちをぐっとこらえて、まず高度を下げましょう。
ステップ2:高い木や金属から離れる。木の下の雨宿りは厳禁!
ポツンと立つ高い木や鉄柵などには雷が落ちやすく、落雷時には近くにいる人へ電気が飛び移る「側撃雷(そくげきらい)」が起こることがあります。木の下への避難は、これをまともに受けてしまう危険な行動です。気象庁は、高い木の幹・枝・葉から最低2m以上、高い物体からは4m以上離れることを勧めています。
ちなみに、送電線の鉄塔のような十分に高い物体の周囲(見上げて45度以上になる範囲・物体から4m以上離れた場所)は「保護範囲」と呼ばれ、比較的安全とされています。「高いものの真下はダメ、少し離れた範囲は味方」と覚えておきましょう。
ステップ3:逃げ場がなければ「雷しゃがみ」
周囲に避難できる場所がない場合は、その場で姿勢を低くする「雷しゃがみ」を取ります。ポイントは4つです。
- 両足をぴったり揃えてしゃがむ:足を開くと、地面を流れる電気の通り道になってしまうためです
- 頭をできるだけ低くする:体を小さく丸めて、高さを最小限に
- かかとを浮かせてつま先立ち:地面との接地面積を減らします
- 両手で耳をふさぐ:近くへの落雷の轟音から鼓膜を守ります
また、トレッキングポールなど持ち物を体より高く突き出さないことも大切です。雷雲が通過するまで、この姿勢で待ちましょう。
いちばんの対策は「雷に遭わないこと」
ここまで避難行動を紹介してきましたが、正直に言えば、どの行動も「最後の手段」です。いちばんの雷対策は、そもそも雷に遭わない計画を立てること。
- 夏山の雷は午後に増える:早朝に出発し、午前中〜昼過ぎには行動を終えるのが鉄則です
- 雷注意報・天気予報を必ず確認:「大気の状態が不安定」という言葉が出ていたら要警戒
- 空の変化を見逃さない:真っ黒な雲が近づく、冷たい風が吹く、遠くでゴロゴロ聞こえる――これらは雷雲接近のサイン。雷鳴が聞こえた時点で雷は既に危険範囲内と考え、早めに避難を
最大60km圏内の雷を検知し、アラーム音により避難を促す雷検知機というアイテムがあります。外での活動が多い人は検討してみては?
ささみんのひとこと
私は幸い、山で本格的な雷に遭遇したことはまだありません。でもそれは偶然ではなく、「午後は早めに行動を終える」「怪しい予報の日はやめる」を徹底してきたからだと思っています。西穂高岳では1967年に落雷による大きな遭難事故も起きています。雷の避難行動は、車の運転で言うシートベルトのようなもの。使わないで済むのが一番ですが、知っているかどうかで生死が分かれます。この記事をきっかけに、ぜひ「雷しゃがみ」だけでも覚えて帰ってください😊





まとめ
- 雷が鳴ったら、まず稜線・山頂など高い場所から離れる
- 木の下の雨宿りは厳禁。高い木から最低2m以上、高い物体から4m以上離れる
- 逃げ場がなければ「雷しゃがみ」(両足を揃え・低く・つま先立ち・耳をふさぐ)
- 最大の対策は雷に遭わない計画。夏山は午前行動が鉄則
天気の急変対策としては、夏でも起こる低体温症の記事もあわせてどうぞ。
正しい知識で雷を回避して、安全に夏山を楽しみましょう。今後も役立つ登山情報をお届けします!
ささみんの山行記録はこちら → YAMAP










