こんにちは、ささみんです!
今回は神奈川県の「三浦・岩礁のみち」の紹介です!
三浦半島南端の海沿いの岩礁帯を大海原を見ながら絶景ハイキング。
ルートは地層がむき出しで大迫力の断崖や岩礁、打ち寄せる波、落ちたら海(!)とスリリングで冒険気分満点です。
海岸線だけでなく、のどかな大根畑の中を散策したりゴール地点には美味しい食事処があったりと変化にとんだ「三浦の海」を満喫できるルートですよ!
高低差が少ないルートで登山初心者向けとして紹介されることの多い定番のトレッキングコースです。
海沿いということもあり夏は暑さが厳しいですが、冬でも比較的温暖な地域なので秋冬がおすすめ。
天候と満潮・干潮時刻を十分に確認して岩礁を歩く冒険ハイキングに挑戦しよう!💪
「三浦・岩礁のみち」とは
神奈川県三浦半島の「三浦・岩礁のみち」は海沿いの道でありながら関東圏の登山者におなじみ「関東ふれあいの道」の一つになります。
複雑に浸食されたダイナミックな岩礁や小さな漁港、キャベツ畑・大根畑などを縫うように進む10kmのトレッキングコース。
目の前は浦賀水道、遠くに房総半島の山並みが広がります。ここは東京湾と太平洋の境目、東京湾最南端でもあります。
波と風に洗われた岩礁地帯はハイカーの足跡も残りません。海と陸の境界線を「自分の道」を探して進みます。
このルートには登山とは違う大切な注意点があります。
高波、高潮、満潮時や風が強い時は歩行が困難になります。
ルートの一部は海に沈むので無理をせずに引き返して下さい。
また、2023年12月現在はルートの一部が崩れていて立入禁止区域となっており迂回ルートが推奨されています。
天候や潮位に注意すれば初心者向けとされるトレッキングコースです。
筆者のように「海なし県民」が海を知らずに無計画に進むと写真のようになって詰みます😭
戻れないかと思ったよ!生きてて良かった~!!😂
「三浦・岩礁のみち」標準タイム3時間30分、10km
YAMAPのモデルコース
YAMAPのモデルコース名「松輪バス停-剱崎-江奈湾-白浜毘沙門天-盗人狩-宮川町バス 縦走コース」
京浜急行・三浦海岸駅から京浜急行バス・松輪バス停へ
京浜急行・三浦海岸駅から「海34・35 剱崎 三崎東岡 ゆき」で松輪バス停へ。約20分。
松輪バス停から剱崎へ 標準タイム35分
松輪バス停は大根畑に囲まれたのどかな景色の中にたたずみます。
バス停横に「三浦・岩礁のみち」の案内図あり。通常ルートは間口漁港に向かいます。
2023年12月現在はルートの一部が崩れていて立入禁止区域があり迂回ルートが推奨されています。
迂回ルートは間口漁港に向かわずに江奈湾に向かいます。
YAMAPの投稿記事で迂回ルートを取っていない記事が散見されたので行けるところまで行ってみようと通常ルートで進んでみました。
松輪バス停からは房総半島を望みながら畑の中を抜けて間口漁港へ下っていきます。
ルート上には「関東ふれあいの道」の道標があります。道標に従って間口漁港の防波堤の横手から海へ出ます。間口港灯台が目印。ここから岩礁歩きが始まります。
釣りも楽しそうですね~。
しばらく進むと「かながわの景勝50選」にも選定されている剱崎(つるぎざき)という岬にでます。
剱崎と対岸の房総半島南西端にある洲崎とを結ぶ線が浦賀水道、つまり東京湾の南端になります。
剱崎から江奈湾へ 標準タイム40分
2023年12月現在、ルートの一部が崩れている箇所があるのがこの区間です。
立入禁止場所の前後にも潮位が高いと水没する箇所があります。
絶対に無理はしないようにして下さいね。
陸側のアスファルト道へ迂回する事が出来るので、そちらから江奈湾へ回り込みましょう。
波や海風に削られた岸壁や岩場などダイナミックな大自然の景色が続きます。
数千、数万年という時間を感じさせるワイルドな景色が広がります。
天気はいいけど波が高くない?ここを進んで行くの?道とは何ぞや??
再度通行止めの案内があります。すぐ先に波に洗われている橋あり。橋の先はもう完全に水没していました。さすがに危険を感じてギブアップです。
ここが通行止め箇所のようです。
現地にてYAMAPで確認した時は通行止め箇所はもう少し先だったのですが、ここがそうだったのかもしれません。💦
通行止め案内の写真だとわかりづらかったです。
橋を戻ろうとしたらさらに波が高くなってる!ヤバイ!ヤバイ!!💦
少し戻ると陸側に人工物が見えたのでアスファルト道へ合流して江奈湾へ回り込みます。
周辺は畑もあるし釣り人も多いと思われるので以外と道は多いです。助かりました。
松輪バス停から迂回ルートを利用すれば最初から江奈湾へ行くことが出来ます。
江奈湾から先もワイルドな風景を堪能出来るので無理はしないようにしましょうね。
江奈湾から盗人狩、宮川港へ 標準タイム2時間15分
江奈湾に出ると綺麗に舗装されたツーリングルート。ライダーやサイクリストが多く走っています。
江奈湾の先は道なりだとトンネル、右手に坂道を登る道と分かれます。
ここは関東ふれあいの道の道標にしたがって右手の坂道を登って下さい。
のどかな大根畑が広がる道を白浜毘沙門天方面へ進みます。道なりに歩いていると道を外れるので道標を見落とさないように!道標にしたがって左へ曲がります。
白浜毘沙門天を通り過ぎると再度海に出ます。付近は毘沙門天浜と呼ばれる綺麗な貝殻の浜辺になっています。キャンプされている方もいましたよ。
壁に張り付いて進む狭い道あり。砂で滑りやすいので注意!
ルート全般に言えることですが、岩礁は海水で滑りやすいしギザギザで転んだら酷いことになりそうです。
靴は滑りにくくて防水なのはもちろん、靴の中に海水が入りづらいようにゲイターも使用したほうがいいかもしれません。
靴下の替えも忘れずに!
前半の橋の場面で海水を被って靴の中までビショビショでした。真冬の冷たい海水だったら大変でした。💦
いっそのこと釣り人スタイルで長靴で歩きたかったです。
ゲームのワンシーンのような円柱の飛び石ステージ。はしゃいで落ちたら海の中。注意して渡りましょう。
相変わらず「道とは何ぞや?」と言いたくなる岩礁を進むと毘沙門湾が見えてきます。
道なりに毘沙門港をぐるっとパスしたら再度岩礁へ。
洗濯板(古い例えですが・・・)のような岩礁を進むと盗人狩(ぬすとがり)へ。
盗人狩とは、昔、盗賊が追われて、この山の端まで来て下を見ると恐ろしい断崖に足がすくんで動けなくなり捕まったという伝承があるそうです。
迫力ある地層を見ているとこの辺りは地殻変動が激しいのでしょうね。
ヨットハーバーのある宮川湾に到着。冒険終了!💪
食事処 まるよし食堂
宮川湾には多くの人で賑わっている食事処「まるよし食堂」があります。
一番人気と書いてあった「マグロ漬け丼」を注文。おいしい!🤗
宮川湾からゴールの京浜急行バス・宮川町バス停へは300m程度です。
お疲れ様でした!😊
日帰り温泉:横須賀温泉 湯楽の里
京浜急行・馬堀海岸駅より徒歩12分、「横須賀温泉 湯楽の里」は東京湾を一望する絶景の露天風呂を満喫出来ます。
左手には横浜・みなとみらい地区、遠くにスカイツリーも望めますよ。
海に近い温泉らしく、黄金色で塩辛いお湯は身体を芯から温めてくれます!🤗
「海なし県民」海をなめてました。反省です!
途中のアスファルト道の電光掲示板に「波浪注意報 発令中」と表示されていました。
あらかじめ天候や潮位などを確認していれば予定変更していたと思います。
何も考えずに現地に向かってしまい、後から確認したら歩いた時間帯は満潮で風も強い予報でした💦
ギブアップして迂回しに戻った時間が9時前後。丁度満潮時刻でした。
12/17(日)当日
油壷
満潮8時46分・157cm
干潮13時50分・110cm
12/10(日)前週(参考まで)
油壷
満潮14時22分・160cm
干潮8時51分・96cm
一週間前なら行動時間が干潮時刻で、60cm近く海水面が低かったことになります。 風も弱かったようですね。
くれぐれも高波、高潮、満潮時や風が強い時には近寄らないようにしてね!🙏
まとめ
今回は三浦半島の「三浦・岩礁のみち」を紹介しました。
登山とは一味違う悠久の時間を感じさせる大自然と、素朴な人の暮らしが垣間見える素敵なトレッキングコースです。
注意喚起の多い記事となってしまいましたが、本来は登山初心者向けのコースです。
天候に注意して、風のないポカポカ陽気の日を選んで冒険に出かけよう!🤗
今日が人生で一番若い日です!
温泉で着替えた後も靴は海水でビショビショ・・・。
「どうしようかな😭」と悩んでいたら、ふとビニール袋を靴下の外にかぶせて、それから靴を履くことを思いつきました!
ビニール袋の携行もおすすめします!?🤣
YAMAPの記事はこちら
😭海なし県民 海をなめて行き止まり 三浦・岩礁のみち / ささみんさんの活動データ | YAMAP / ヤマップ