山を歩いていると、「あ、何か鳴いてる。でも姿は見えない」。こんなこと、よくありますよね。

ささみん(忍者ハイカー)

ん? いま何か鳴いたよね。どこにいるんだろう?

忍者ネコ

姿が見えなくても、声だけで分かる鳥もいるニャ。

ささみん(忍者ハイカー)

えっ、鳴き声だけで? 「ホーホケキョ」くらいしか分からないぞ。

忍者ネコ

それで十分ニャ。まずは1羽覚えるだけで、山歩きがちょっと面白くなるニャ!

山で鳥の声を聞き、立ち止まって楽しむ忍者ハイカーと忍者ネコの4コマ漫画

でも、鳥は見つけられなくても大丈夫。鳴き声をひとつ覚えるだけで、「今のはウグイスかも」と山の見え方が少し変わります。体力もいりません。急いで追いかけなくても、休憩しながら耳をすませれば楽しめます。

今回は、YouTubeショート用に作った素材をもとに、登山で出会いやすい野鳥を5種類にしぼりました。鳴き声の文字表現はあくまで覚えるための目印です。季節や個体によって違う鳴き方もあります。

登山でよく会う野鳥5選を鳴き声で覚える案内画像

まずは、この5羽だけ覚えてみよう

野鳥鳴き声の覚え方見つけるヒント
ウグイスホーホケキョ春から夏のやぶや林
ホトトギス特許許可局初夏の山。夜に声がすることも
シジュウカラツピツピ、ツツピー里近くから山まで広く見られる
ルリビタキヒュロロロ、キョロキョロキョロリ夏は高地、冬は低い山にも
ライチョウガァー本州中部の高山帯

全部を一度に覚えなくてOKです。次の山では「今日はウグイスだけ」くらいで十分。ひとつ分かると、次も気になってきます。

1.ウグイス|姿より先に声で気づく鳥

ウグイスの鳴き声ホーホケキョと特徴を紹介するイラスト

「ホーホケキョ」は、いちばん覚えやすい声ですね。ウグイスは全国の平地から山地の林、その周りのやぶで暮らします。姿は地味な緑褐色で、やぶの中にいるとなかなか見つかりません。

見えないからといって、無理に探さなくても大丈夫です。「近くのやぶにいるのかな」と想像するだけでも、いつもの登山道がちょっと面白くなります。

2.ホトトギス|「特許許可局」で覚える

ホトトギスの鳴き声を特許許可局で覚えるイラスト

ホトトギスは夏に日本へやってくる渡り鳥です。鳴き声は「特許許可局(トッキョキョカキョク)」と聞きなすのが有名。少し早口で繰り返してみると、雰囲気をつかみやすいです。

昼だけでなく、夜に鳴くこともあります。山小屋で「こんな時間に鳥?」と思ったら、ホトトギスかもしれません。

3.シジュウカラ|黒いネクタイが目印

シジュウカラの鳴き声と黒いネクタイ模様を紹介するイラスト

シジュウカラは身近な公園から山の林まで、広い場所で見られます。胸からお腹に伸びる黒い模様が、ネクタイのように見えるのが特徴です。

声は「ツピツピ」「ツツピー」など。かなり鳴き方が豊富なので、最初から全部聞き分けようとすると大変です。まずは黒いネクタイと、リズミカルな声。この2つをセットで覚えておけば十分でしょう。

4.ルリビタキ|青い姿に会えたらうれしい

青いルリビタキの姿と鳴き声を紹介するイラスト

成鳥オスの青い背中が美しいルリビタキ。夏は本州などの高地で繁殖し、冬になると低い山や林へ移る個体もいます。

今回の素材では「ヒュロロロ」と表しましたが、鳥の声を文字だけで表すのは難しいものです。「キョロ キョロ キョロリ」のように紹介されることもあります。文字を正解にするより、実際の声を一度聞いておくほうが覚えやすいです。

5.ライチョウ|会えても追いかけない

高山のライチョウと近づかず静かに観察する注意を伝えるイラスト

ライチョウは、国の特別天然記念物です。本州中部の高山帯に暮らし、「ガァー」という低くしわがれた声を出すことがあります。

出会えたら、うれしくて近づきたくなります。でも、そこはぐっと我慢。登山道から外れず、触れず、追わず、遠くから静かに見守りましょう。見つけるコツや観察マナーは、「立山でライチョウに会う|見つけるコツと出会いやすい条件」にもまとめています。

初心者が鳥を見るときに守りたい3つのこと

  1. 歩きながら上を見ない
    声が気になったら、まず安全な広い場所で立ち止まります。木の根や段差のある登山道では、鳥より足元が先です。
  2. 鳴き声を大音量で流さない
    スマホの音を屋外で流すと、鳥が仲間の声と間違えることがあります。予習は自宅で。山で確認するなら、音量を抑えたイヤホンが安心です。
  3. 近づかず、静かに見る
    写真を撮りたい気持ちは分かりますが、鳥のほうへ追いかけるのはやめておきましょう。巣やひなを見つけても、その場を早めに離れます。

双眼鏡がなくても、まずは耳だけで始められます。気に入ったら軽い双眼鏡や、鳴き声を再生できる図鑑をあとから足していけばOKです。

まとめ|次の山では、ひとつの声だけ探してみよう

鳴き声を覚えて山歩きを楽しむ忍者ハイカーと5種類の野鳥

ウグイス、ホトトギス、シジュウカラ、ルリビタキ、ライチョウ。まずは気になる一羽だけ、声を覚えてみてください。

山頂まで急いで歩くだけが登山ではありません。立ち止まって耳をすませる時間も、ちゃんと山歩きの楽しみです。次の山では、足元に気をつけながら、少しだけ耳も働かせてみましょう。


参考にした情報

ABOUT ME
管理人ささみん
こんにちは、ささみんです。 50代・182cm・膝痛持ちのソロ登山者。埼玉県ふじみ野市在住です。 体組成計に「肥満」と表示されていた春、立山登頂を目標に掲げました。そして2026年7月、憧れだった立山・雄山(3,003m)の山頂に立ちました。その翌週には、これも長年の憧れだった涸沢へ。上高地から往復30kmを歩いてきました。 どちらも、膝の痛みなく歩き切れた。それがいちばん嬉しかったんです。 プロの登山家でもアスリートでもありません。週末になると西武線に乗って奥武蔵の低山をよたよた歩いている、ただの埼玉のおじさんです。武器は、膝への衝撃を減らすために編み出した「忍者歩き」だけ。 「膝が痛くて山を諦めた」「体重が重いから登山は無理」と思っていた方へ。私も同じでした。それでも山はやめられません。 同じ悩みを持つ方の、小さな背中を押せたら嬉しいです。 今日が、人生で一番若い日!