【8月の登山 関東・甲信越】夏山本番!55歳が選ぶおすすめ山10選+お盆の山小屋泊・ペルセウス座流星群も解説
こんにちは、ささみんです!👋😊
先週、涸沢から帰ってきたばかりです。その前の週は立山にいました。7月は自分の登山人生でいちばん濃い1か月になりました。
そして今、8月です。
8月の山は、1年でいちばん「登山らしい登山」ができる月だと思っています。梅雨は明けて、山小屋もテント場もフル稼働。お盆休みがあるから、日帰りでは届かなかった山にも泊まりがけで手が届く。標高2,000mを超えれば、下界の猛暑が嘘みたいに涼しい。
その一方で、8月は1年でいちばん午後の雷が多い月でもあります。台風シーズンにも入ります。お盆の山小屋は予約が取れず、テント場は場所取り合戦になることも。
この記事では、8月におすすめの山をレベル別に10座紹介しながら、お盆の山小屋・テント泊を成功させるコツ、新月と重なる今年のペルセウス座流星群を山で楽しむ方法、そして8月特有の安全対策まで、まるごとまとめました。
夏山シーズン後半戦のお供に、ブックマークして使ってください😊


この記事を書いたのはこんな人です:
- 55歳・182cm・右膝痛持ちのソロ登山者(体重管理中)
- 関東近郊の低山から3,000m級まで実走多数
- 2026年7月に立山(雄山3,003m)と涸沢(1泊2日)を歩いてきました
📑 この記事の目次
- 8月の山が最高な4つの理由
- 8月の登山で知っておくべき6つの注意点
- 【レベル別】8月のおすすめ山10選
- 立山・涸沢を7月に歩いてわかった「8月に行く人へのアドバイス」
- お盆の山小屋・テント泊を成功させる5つのコツ
- ペルセウス座流星群を山で見る(2026年は新月の当たり年)
- 8月の登山 装備チェックリスト
- よくある質問
🌞 8月の山が最高な4つの理由
① お盆休みで「泊まりの山」に手が届く
2026年は8月11日(火)が山の日。8月13日(木)〜16日(日)がお盆にあたります。8月10日(月)と12日(水)に休みを入れられれば、8月8日(土)から9連休も狙える並びです。
日帰りだと登山口の往復だけで一日が終わってしまう山も、1泊すれば急に現実的になります。私が涸沢に行けたのも、泊まりを前提にしたからでした。
…まあ、私はもう何年も夏休みが取れていないんですけどね…
7月の3連休をとるために何日も休日出勤とサービス残業をしまくりました…くそブラック!
② 標高の高い山が「天然のクーラー」になる
下界が35℃でも、標高2,500mまで上がれば15℃前後。歩いていて涼しいのはもちろん、日陰に入った瞬間に汗が引く感覚は、夏山でしか味わえないごほうびです。
③ 夏の花の総決算+下旬は秋の気配
7月の主役がニッコウキスゲやハクサンイチゲだとすると、8月はコマクサ・ハクサンフウロ・マツムシソウ・ヤナギラン・トリカブトの季節です。高原ではススキが穂を出しはじめ、8月下旬になると尾瀬や高層湿原では草紅葉の走りが見られます。
夏と秋が同じ山の中に同居しているのが、8月の面白さですよね。
④ ペルセウス座流星群が「当たり年」
国立天文台によると、2026年のペルセウス座流星群は8月13日11時頃に極大を迎え、その直前の13日未明を中心に多くの流星が見られそうだとされています。しかも極大の8月13日が新月にあたるため、月明かりの影響をまったく受けない好条件です。空の暗い場所なら1時間あたり35個程度が期待できるとされています。
極大がちょうどお盆。山小屋やテント場に泊まれば、街では絶対に見られない空が待っています。詳しくは後半で書きますね。
⚠️ 8月の登山で知っておくべき6つの注意点
8月の山は楽しい分、リスクも夏のピークを迎えます。ここは飛ばさずに読んでください。
① 午後の雷が1年でいちばん多い
夏山でいちばん怖いのが午後の雷です。日射で地表が温められて上昇気流が発生し、13時前後から雷雲が急発達します。稜線の上で逃げ場がない状態は、本当に危ないです。
鉄則は「早出・早着」。 朝4時〜5時に歩き出して、昼過ぎには下山か小屋到着。私が涸沢から下りた日も、午後に雷鳴が聞こえて小雨になりました。行動を早めに終える計画にしておいてよかった、と心から思いました。
8月は「午前中が山、午後は温泉」くらいの割り切りでちょうどいいです。
② 台風シーズンに入る
8月は台風の接近が増えてきます。進路がそれても、外側の湿った空気で山だけ荒れることがよくあります。
出発の3日前・前日・当日朝と、てんきとくらす・ヤマテンなど複数の予報を必ず確認してください。泊まりの計画ほど、中止・撤退の判断を早めに。山小屋も台風時はキャンセル料の扱いを柔軟にしてくれるところが多いです。
③ お盆の混雑と山小屋予約
人気の山小屋はお盆の枠が春〜初夏の時点で埋まります。テント場も、有名どころは昼過ぎに満場になることがあります。
対策は後半の「お盆の山小屋・テント泊を成功させる5つのコツ」にまとめました。
④ 熱中症は「登山口と樹林帯」が危険
標高が上がれば涼しくなりますが、標高1,000m以下の登山口や樹林帯は蒸し風呂です。実際、熱中症の多くは低い場所で起きています。
水は1日2L以上を目安に。汗をかいた分は水だけでなく塩分も抜けているので、経口補水液やタブレットを併用してください(水分・塩分の必要量には個人差があります)。
⑤ 日没が思ったより早くなる
8月上旬の関東は日の入りが19時前。それが8月下旬には18時過ぎになります。ひと月で40分近く早くなる計算です。
「7月と同じ時間感覚」で下山にかかると、樹林帯で薄暗くなります。ヘッドライトは8月こそ必携です。
⑥ 8月下旬は朝晩がしっかり冷える
標高2,000mを超える山の朝は、8月下旬になると10℃を切ることもあります。日中の暑さのイメージで防寒着を抜くと、山小屋の朝やご来光待ちで震えることに。薄手のフリースかインサレーションを1枚、必ずザックに入れてください。
🗻 【レベル別】8月のおすすめ山10選
⭐ 入門レベル(避暑・高原ハイキング)
1. 霧ヶ峰(長野県)|車山1,925m


8月の見どころ:ヤナギラン・マツムシソウ、そして秋の入り口
7月のニッコウキスゲが終わったあと、霧ヶ峰は静かになります。でも8月の霧ヶ峰は八島ヶ原湿原のヤナギラン、下旬にはマツムシソウが咲いて、風の匂いが少しずつ秋に変わっていくのが感じられる時期です。
草原歩きなので日陰がほとんどありません。帽子とサングラス、日焼け止めは忘れずに。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 標高 | 車山1,925m |
| 難易度 | ★☆☆☆☆ |
| 8月の花 | ヤナギラン・マツムシソウ(下旬) |
| アクセス | 中央道・諏訪ICから車・ビーナスライン |
| 注意 | 日陰が少ない。午後の雷に注意 |
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2. 入笠山(長野県)|1,955m

【写真:入笠湿原からアカノラ山への木道】
8月の見どころ:ヤナギランのお花畑と、標高1,700mの星空
ゴンドラで標高1,780mまで上がれるので、山頂まで標高差200mちょっと。登山靴でなくても歩けるくらいの気軽さです。
8月の入笠山は、山頂からの八ヶ岳・南アルプスの眺めもさることながら、空気が澄んだ夜の星空が絶品。夏場はゴンドラの夜間運行や星空イベントが組まれる年もあるので、流星群狙いの人はぜひ公式サイトを確認してみてください。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 標高 | 1,955m |
| 難易度 | ★☆☆☆☆ |
| 8月の花 | ヤナギラン・マツムシソウ・シシウド |
| アクセス | 富士見パノラマリゾートのゴンドラ利用 |
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3. 尾瀬ヶ原・尾瀬沼(群馬県・福島県)|約1,400m

8月の見どころ:静かな湿原と、下旬に始まる草紅葉
7月のニッコウキスゲの喧騒が過ぎた8月の尾瀬は、驚くほど静かです。キンコウカやオゼミズギクが咲き、下旬になると湿原の縁がうっすら色づきはじめます。
木道歩きなので膝への負担が少なく、標高差もほとんどありません。「夏に泊まりの山を体験したいけど、いきなり北アルプスは怖い」という方の最初の一歩に、尾瀬の山小屋泊は本当におすすめです。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 標高 | 約1,400m(湿原) |
| 難易度 | ★★☆☆☆ |
| 8月 | キンコウカ・オゼミズギク/下旬は草紅葉 |
| 注意 | 鳩待峠までのアクセス・マイカー規制に注意 |
⭐⭐ 初級レベル(ロープウェイで涼しい高山へ)
4. 日光白根山(栃木県・群馬県)|2,578m

8月の見どころ:関東以北の最高峰で、涼しさとコマクサ
丸沼高原ロープウェイで一気に標高2,000mへ。関東からの日帰り圏内で、標高2,500m超の高山の空気が味わえるのがこの山の強みです。
山頂直下はザレた急斜面で、下りは膝に来ます。私はここで忍者歩き(すり足・低重心・小股)が効きました。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 標高 | 2,578m(奥白根山) |
| 難易度 | ★★★☆☆ |
| アクセス | 丸沼高原ロープウェイ |
| 注意 | 山頂直下のザレ場・高山病 |
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5. 谷川岳(群馬県・新潟県)|1,977m

8月の見どころ:稜線の花と、上越の大展望
ロープウェイで天神平まで上がれば、そこからトマの耳・オキの耳まで往復4〜5時間。8月の稜線ではハクサンフウロやシモツケソウが見られます。

ただし谷川岳は天候の急変が本当に多い山です。上越国境の山なので、新潟側から雲が湧くと一気に真っ白。撤退ラインを決めてから登ってください。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 標高 | トマの耳1,963m・オキの耳1,977m |
| 難易度 | ★★★☆☆ |
| アクセス | 谷川岳ロープウェイ→天神平 |
| 注意 | 天候急変・午後の雷・鎖場の濡れた岩 |
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⭐⭐⭐ 中級レベル(3,000m級デビュー)
6. 乗鞍岳(長野県・岐阜県)|剣ヶ峰3,026m

8月の見どころ:バスで2,702mまで。日本一登りやすい3,000m峰
標高2,702mの畳平までバスで上がれてしまう、反則級のアクセス。そこから剣ヶ峰まで往復約3時間で、3,000m峰に立てます。7月末まで残っていた雪もほぼ消えて、8月は歩きやすさがピークです。
畳平周辺のお花畑ではコマクサが見頃を迎えます。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 標高 | 剣ヶ峰3,026m |
| 難易度 | ★★★☆☆ |
| 8月の花 | コマクサ・ヨツバシオガマ・ミヤマキンバイ |
| アクセス | 畳平までバス(マイカー規制・要予約の場合あり) |
| 注意 | 高山病・午後の雷(稜線に逃げ場がない) |
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7. 木曽駒ヶ岳(長野県・中央アルプス)|2,956m


8月の見どころ:千畳敷カールのお花畑が最盛期
ロープウェイで一気に千畳敷(2,612m)へ。目の前に広がるカールのお花畑は、8月がまさに最盛期です。そこから山頂まで約2時間半。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 標高 | 2,956m |
| 難易度 | ★★★☆☆ |
| アクセス | 駒ヶ岳ロープウェイ→千畳敷 |
| 注意 | 高山病・お盆のロープウェイは待ち時間が出ます |
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⭐⭐⭐⭐ 上級・憧れレベル(今年の夏に挑むなら)
8. 立山(富山県)|雄山3,003m・大汝山3,015m


8月の見どころ:3,000m級の縦走と、遭遇率の高いライチョウ
2026年7月18〜20日、行ってきました。
立山黒部アルペンルートのバスで室堂(2,450m)まで運んでもらえるので、標高差は約550m。それで3,003mの雄山に立てます。私は雄山から大汝山・富士ノ折立・真砂岳と縦走して雷鳥沢へ下りるコースを歩きました(9.45km・累積標高+781m・9時間47分)。
雄山の社の脇では、ライチョウの親子(親1羽にヒナが5〜6羽)に出会えました。あの瞬間のために登ったようなものです。
8月の室堂平はチングルマの綿毛が広がって、また7月とは違う表情になります。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 標高 | 雄山3,003m・大汝山3,015m |
| 難易度 | ★★★★☆ |
| アクセス | 立山黒部アルペンルート→室堂 |
| 注意 | 高山病・天候急変・山小屋は早めの予約を |
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9. 涸沢(長野県・北アルプス)|約2,309m


8月の見どころ:日本一有名なカールと、圧倒的な星空
2026年7月25〜26日、初めて行ってきました。 ずっと憧れていて、ずっと「距離があるから無理だ」と諦めていた場所です。
新宿バスタからの夜行バスで上高地へ。1日目は上高地から涸沢まで15.47km・累積+820m・約6時間。2日目は下山で約5時間。技術的に難しいところはほとんどなく、壁になるのは「距離」だけです。逆に言えば、歩き続ける脚さえあれば行ける場所でした。
8月の涸沢はテント場に色とりどりのテントが並び、夜は天の川が穂高の稜線から立ち上がります。ただしお盆の混雑は相当なもの。日程をずらせるなら、8月下旬の平日がおすすめです。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 標高 | 涸沢カール 約2,309m |
| 難易度 | ★★★★☆(距離) |
| 往復距離 | 上高地から往復 約31km |
| アクセス | 新宿バスタ→上高地(夜行バス) |
| 注意 | 本谷橋から上のガレ場・お盆の大混雑・行動時間の長さ |
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10. 富士山(山梨県・静岡県)|3,776m


8月の見どころ:日本最高峰。シーズン最盛期
2026年の富士山は、吉田ルート・須走ルートが7月1日開山、富士宮ルート・御殿場ルートは7月10日開山。主要4ルートすべてで1人1回4,000円の通行料・入山料が必要です。全ルートで14時から翌3時までの時間帯は、山小屋に泊まる人以外は入山できません。吉田ルートでは1日4,000人までの人数規制と、五合目での装備チェックがあります。登山道の開通期間は例年9月10日までとされています。
つまり8月が実質的な最盛期。そして規制のとおり、弾丸登山はもう制度的にもできません。山小屋に1泊して高度に体を慣らす行程が前提です。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 標高 | 3,776m |
| 難易度 | ★★★★☆ |
| 費用 | 通行料4,000円+山小屋1泊2食 15,000〜20,000円程度 |
| 注意 | 高山病・入山規制・山小屋は早期予約必須 |
🥾 立山・涸沢を7月に歩いてわかった「8月に行く人へのアドバイス」
せっかく直近で歩いてきたので、記憶が新しいうちに共有させてください。膝痛持ちの55歳が実際に感じたことです。
① 高度順応は「動かない30分」で作る
室堂も千畳敷も、バスやロープウェイで一気に標高が上がります。到着してすぐ歩き出すと、私のような中高年は頭が重くなります。
着いたら30分は動かない。 荷物を整理して、水を飲んで、景色を眺めて、深呼吸する。それだけで体の慣れ方が違いました(高山病の出方には個人差があります)。
② ガレ場の下りこそ、膝の勝負どころ
立山の下りも、涸沢の本谷橋周辺のガレ場も、膝にはいちばん厳しい場面でした。私が持ち込んだのは3点セットです。
- 忍者歩き(すり足・低重心・小股)
- 膝サポーター
- ダブルストック
結果、立山も涸沢も、膝の痛みゼロで帰ってこられました。 55歳・膝痛持ちの自分にとっては、これが今年いちばんの成果です。
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③ 夏のアプローチ道は、レインウェアより傘が快適だった
涸沢からの下山日、横尾から上高地の間で小雨に降られました。道幅が広くて樹林の中の平坦路だったこともあり、モンベルの軽い傘を差したほうが、レインウェアより圧倒的に涼しくて快適でした。
夏の雨は、濡れることより蒸れることのほうがつらいです。稜線では使えませんが、樹林帯の長いアプローチ道がある山なら、傘は本気で戦力になります。
④ 靴は「硬め」を選んでよかった
ガレ場の続く道では、ソールが硬くてくるぶしまであるハイカットの登山靴が、足裏の疲れと捻挫リスクの両方を減らしてくれました。8月に涸沢や北アルプスの長距離を歩くなら、ここはケチらないほうがいいと思っています。
🏠 お盆の山小屋・テント泊を成功させる5つのコツ
8月に泊まりの山へ行くなら、ここが最大の関門です。
① 予約は「取れたら即」。キャンセルはすぐ連絡 人気の山小屋はお盆枠が春に埋まります。空きが出るのはキャンセルのタイミングだけなので、こまめに公式サイトを覗くのが唯一の方法です。そして自分が行けなくなったときも、必ずすぐ連絡を。次の誰かが待っています。
② テント場は「昼までに着く」 お盆の有名テント場は、午後になると平らな場所がなくなります。早出早着は雷対策でもあり、場所取り対策でもあります。
③ 耳栓とアイマスクは必須装備 混雑期の相部屋は、いびきと物音が想像以上です。私はこれで睡眠の質がまるで変わりました。100均のものでも十分効きます。
④ 日程を1日ずらせないか考える 8月13〜16日を8月17〜20日にずらすだけで、山の混雑は驚くほど変わります。有給を1日足せる人は、ぜひ検討してみてください。
⑤ 停滞・撤退の予備日を持つ 台風や雷雲は、こちらの都合を聞いてくれません。「予備日を1日持てる計画」が、いちばん確実な安全装備です。
山小屋・テント泊が初めての方は、こちらの記事に持ち物から当日の流れまでまとめてあります。
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🌠 ペルセウス座流星群を山で見る(2026年は当たり年)
冒頭でも触れましたが、今年のペルセウス座流星群は条件が特別です。
- 極大:2026年8月13日11時頃(日本では昼間のため、見頃は12日夜〜13日未明)
- 8月13日が新月 → 月明かりの影響ゼロ
- 空の暗い場所なら1時間あたり35個程度が期待される
山の上には街灯りがありません。標高が高いぶん大気も薄く、条件がそろえば天の川がはっきり見えます。私が涸沢で見上げた夜空も、街では二度と見られないものでした。
山で流星群を見るときの現実的なポイント:
- 山小屋の消灯後に外へ出るときは、他の宿泊者の睡眠を邪魔しないのが最優先。話し声とライトの向きに気をつけて
- ヘッドライトは赤色モードがあるものが便利。白色光は自分と周りの目の暗順応を一瞬で壊します
- 8月でも標高2,000m超の深夜は10℃を切ります。ダウンかインサレーション+手袋+ニット帽を用意して
- 座って見上げるので、薄いマットか折りたたみ座布団があると首と腰が楽です
- 目が暗さに慣れるまで15分ほどかかります。すぐ諦めずに空を広く見渡してください
「山小屋に泊まる」という選択肢が、そのまま「最高クラスの星空観測地に泊まる」ことになる。 これが8月の登山のいちばん贅沢なところだと思っています。
🎒 8月の登山 装備チェックリスト
| カテゴリ | アイテム | 備考 |
|---|---|---|
| 必須 | レインウェア(上下) | 夏でも必携。台風・夕立に備える |
| 必須 | 登山靴 | 防水・ガレ場が続く山では硬めのソールを |
| 必須 | 水(2L以上) | 熱中症対策。登山口が暑い山では多めに |
| 必須 | 行動食・塩分補給 | 経口補水液・塩タブレットを併用 |
| 必須 | 日焼け止め・帽子・サングラス | 標高が高いほど紫外線が強い |
| 必須 | ヘッドライト(+予備電池) | 8月は日没が早まる。早出にも必須 |
| 推奨 | 防寒着(フリース・インサレーション) | 下旬の朝晩は10℃を切ることも |
| 推奨 | トレッキングポール | 下りの膝への負担軽減 |
| 推奨 | 膝サポーター | ガレ場の下りで効きます |
| 推奨 | 軽量折りたたみ傘 | 樹林帯の長いアプローチで戦力になります |
| 推奨 | 虫よけ・かゆみ止め | 樹林帯・低山・テント場で必要 |
| 泊まり | 耳栓・アイマスク | 混雑期の相部屋対策 |
| 泊まり | インナーシーツ・サンダル | 山小屋泊が快適になります |
| あると安心 | エマージェンシーシート | 万一のビバークに |
❓ よくある質問
Q. 8月の登山でいちばん気をつけることは何ですか? A. 午後の雷です。8月は1年で雷が最も多い月といわれています。朝早く出発して、昼過ぎには下山か山小屋到着を目指す「早出・早着」を徹底してください。稜線で午後を迎えない計画が基本です。
Q. お盆でも空いている山はありますか? A. 完全に空いている山は少ないですが、霧ヶ峰・入笠山・尾瀬は面積が広いぶん、混雑を感じにくいです。また、同じ山でもお盆の直後(8月17日以降)の平日は驚くほど静かになります。
Q. 猛暑日でも登山していいですか? A. 標高1,000m以下の低山は、夏は無理をしないほうがいいと考えています。同じ「登山」なら、標高2,000m以上のロープウェイのある山に「涼みに行く」ほうが安全で快適です。
Q. 8月に初めての3,000m級に挑戦したいです。どこがいいですか? A. 乗鞍岳・木曽駒ヶ岳・立山の3つが、標高差が少なく整備も良いのでおすすめです。いずれもバスやロープウェイで一気に高度が上がるため、到着後30分は動かず体を慣らしてください。
Q. 膝が痛くなるのが心配です。 A. 私も右膝痛持ちです。ダブルストック・膝サポーター・下りのすり足歩行(忍者歩き)の3点で、立山も涸沢も痛みなく歩けました。まずは下りのペースを落とすところから試してみてください。
Q. お盆の山小屋が取れませんでした。諦めるしかないですか? A. キャンセルは日常的に出ます。直前まで公式サイトを確認する価値はあります。それでも取れなければ、日程を数日ずらすか、日帰りできる山に切り替えるのが現実的です。山は逃げません。
🏔️ まとめ
- 8月は夏山の最盛期。お盆休みで泊まりの山に手が届く月
- 注意点は6つ:午後の雷・台風・お盆の混雑・熱中症・日没の早まり・下旬の冷え込み
- 入門は霧ヶ峰・入笠山・尾瀬(涼しくて花もある高原&湿原)
- ロープウェイ活用なら日光白根山・谷川岳
- 3,000m級デビューは乗鞍岳・木曽駒ヶ岳
- 憧れの一座は立山・涸沢・富士山。今年私が立山と涸沢を歩けたのは、距離への不安を「歩き続ける脚」で埋めたからでした
- 8月13日は新月とペルセウス座流星群の極大が重なる当たり年。山小屋泊が最高の観測地になります
- 「早出早着」が夏山の鉄則。午前中に行動を終える計画を
膝が痛くても、体重が気になっても、55歳でも、山には行けます。私がこの7月に証明できたと思っています。
無理はせず、でも一歩だけ遠くへ。最高の8月を過ごしてください⛰️☀️😊
今日が、人生で一番若い日!
📱 ささみんのYAMAP: https://yamap.com/users/2050995


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