こんにちは、ささみんです!👋😊

「膝が痛くて、ちょっと歩くだけでもつらい」

今年の3月、私はそういう状態でした。そこから4ヶ月。

2026年7月18日〜20日、立山三山を縦走してきました。膝の痛み、ゼロです。

3月に「夏に立山へ行く」と目標を立てて、ダイエットと忍者歩きの修行を続けてきました。飯能アルプスから始まって、金時山、奥多摩、先週の木曽駒ヶ岳まで全12回。この記事は、その集大成のレポートです。

雷鳥の親子との遭遇、バンザイ三唱で晴れた山頂、足一足分しかない岩場、そして下山後の絶景温泉と生ビール。2泊3日、全部書きます。


この記事を書いたのはこんな人です:

  • 55歳・182cm・右膝痛持ちのソロ登山者
  • 立山三山を2026年7月19日に実走済み(室堂→雄山→大汝山→富士ノ折立→真砂岳→雷鳥沢の周回)
  • 3月から忍者歩き修行とダイエットを継続中

🗺️ コース概要

【立山】3月に立てた目標、達成してきました🙌 / ささみんさんの立山(雄山)真砂岳立山の活動データ | YAMAP / ヤマップ
項目内容
山名立山(たてやま)=雄山・大汝山・富士ノ折立の総称
標高雄山3,003m/大汝山3,015m(立山連峰最高峰)/富士ノ折立2,999m
ルート室堂 → 一ノ越 → 雄山 → 大汝山 → 富士ノ折立 → 真砂岳 → 雷鳥沢 → 室堂
距離約9.5km(GPS実測9.45km)
累積標高差登り約780m・下り約790m
コースタイム筆者実績9時間47分(休憩・山頂での祈祷・温泉など全部込み)
難易度★★★☆☆(雄山までは急登、雄山から先は岩稜帯。ヘルメット推奨)
登山日2026年7月19日(2泊3日の2日目)

📱 YAMAPの活動日記: 立山(雄山)・立山(大汝山)・立山(富士ノ折立)・真砂岳

⚠️ 出発前に必ず確認:4つの重要事項

① 雄山から先はヘルメット推奨(岩稜帯が続きます。特に富士ノ折立は足一足分の幅の通過箇所あり)
② アルペンルートは乗り継ぎが多い(埼玉からだと新幹線+電鉄+ケーブルカー+高原バスの4本。時間に余裕を。詳細は次のアクセス欄で)
③ 真砂岳→雷鳥沢の下りは滑りやすい砂利道(ストック必須。ここまでの岩稜とは路面が全く違います)
④ 山の天気予報は外れることもある(私は「午前晴れ」の予報でガスの中を登り、「雨」の予報の日に快晴でした)

🚌 アクセス:立山黒部アルペンルートの歩き方(首都圏から)

立山のややこしいところは、山より先にアクセスが核心というところです。室堂(標高2,450m)までマイカーでは入れず、「立山黒部アルペンルート」という乗り物リレーで向かいます。

埼玉からは富山側から入るのがおすすめです。私の実走ルート:

大宮駅
 ↓ 北陸新幹線(約2時間)
富山駅 …駅前の電鉄富山駅へ移動
 ↓ 富山地方鉄道(約1時間)
立山駅
 ↓ 立山ケーブルカー(7分)
美女平
 ↓ 立山高原バス(50分)
室堂 …ゴール!標高2,450m

立山駅から室堂までは片道4,090円(ケーブルカー1,090円+高原バス3,000円、2026年時点)。大宮からだと北陸新幹線が一本で富山まで行けるので、埼玉県民には富山側ルートが素直です。高原バスの車窓からは称名滝や弥陀ヶ原の景色が流れていって、移動そのものが観光になります。

ちなみに長野側(扇沢)から入るルートもあります。北陸新幹線で長野駅→特急バスで扇沢→関電トンネル電気バス→黒部ダム(徒歩で堰堤を渡る)→ケーブルカー→ロープウェイ→電気バス→室堂という乗り物リレーで、黒部ダムを観光したい場合はこちら。どちらから入っても室堂に着くのは同じです。

ささみん

初日は移動だけで昼過ぎに室堂到着。これが2泊3日をおすすめする理由につながります(後述)。

⛰️ 山行レポート

【1日目】移動日。室堂周辺をゆるっと散策

初日は移動だけで、室堂に着いたのはお昼ごろ。宿の室堂山荘に荷物を置いて、周辺を散策しました。

みくりが池のほとりを歩いて、地獄谷の噴煙を眺めて、雷鳥荘の温泉へ。標高2,400mで硫黄の香りの湯につかる。もうこれだけで来た甲斐があります。

Labeled by PeakFinder

翌日歩く立山の稜線が、目の前にどーんと構えています。「明日、あそこを歩くのか」とビビりつつ、この日は早めに就寝。標高2,450mで一晩過ごすこと自体が、高度順応になります。

【2日目・前半】ガスの中の一ノ越、そして雄山へ

朝6時53分、室堂山荘を出発。

予報は「午前晴れ、午後曇り、夜雨」。ところが朝からモヤがすごくて視界がほとんどききません。まあ涼しいからいいか、と切り替えて登り始めます。

一部には設計が残っています

一ノ越までは石畳の道。そこから先は、ゴロゴロした大きめの石が続く急登に変わります。

標高2,700mを超えて、空気の薄さを感じます。でも、動悸はそこまで激しくなりません。先週、木曽駒ヶ岳(2,956m)に登っておいたのが効いています。高所に体を慣らしてから本番に臨む。この作戦は当たりでした。

もう一つ当たりだったのが靴です。ハイカットでソールの固い登山靴で来たんですが、ゴロゴロ石のゾーンでは足の裏が全然疲れません。固いソールが石の角を拾わないんです。

【2日目・雄山山頂】雷鳥の親子と、バンザイ三唱の奇跡

雄山山頂に到着。やっぱり曇ってるか〜と思っていたら。

社務所のあたりから、雷鳥の親子が歩いてきました。

親1羽に、子どもが5〜6羽。ちょこちょこと足元を歩き回っています。カワイイ!雷鳥は天気が悪い日ほど出てくると言われていますが、まさか山頂で親子に会えるとは。ガスの中を登ってきた甲斐がありました。

社務所では、巫女さんがでっかいヤカンでお湯を注いでくれるコーヒーをいただいて一服。山頂の雄山神社では宮司さんがお祓いをしていて、無事の登山を祈願していただきました。その場にいた登山者みんなでバンザイ三唱。

すると。

とたんに日が差してきたんです。

ご利益、すごくないですか。そこからはガスが晴れる時間がどんどん増えて、雄大な景色が見えるようになってきました。

【2日目・後半】ヘルメットを装着して、三山縦走へ

天気が悪ければ雄山ピストンで戻るつもりでしたが、晴れてきたのでこのまま縦走続行です。ここでヘルメットを装着。雄山から先は道が荒れた岩稜帯になります。

大汝山(3,015m・立山連峰最高峰)では軽い岩登り。以前受けた岩場講習に比べれば楽勝です。大汝休憩所で一休みして、富士ノ折立へ。

富士ノ折立では、みなさんザックをデポして岩場を登っていきます。どんなもんだろう?と進んだら——

足一足分の幅しかないところを、岩を抱えるようにして通過。

下を見たら負けです。岩場講習を受けていなかったら、引き返していたかもしれません。

ささみん

富士ノ折立はムリに岩場を登る必要はありませんよ。実際、下から眺めているだけの人も多かったです。滑りやすい雨の日とか絶対NG!

最難関を越えて、真砂岳へ。この区間の稜線歩きが最高でした。眼下に室堂平、気持ちいい風が吹き抜けていく。今回のコースで一番好きな時間だったかもしれません。

【2日目・下山】ガラスの右膝、本当の本番

真砂岳から、遥か眼下に見える雷鳥沢キャンプ場へ一気に下ります。標高差約550m。

膝痛持ちの私にとっては、ここからが本当の本番です。サポーターをガッチリ巻いて下降開始。

ここまでの岩稜とは打って変わって、滑りやすい砂利道が続きます。この区間はストックがないと転んでいたかもしれません。木曽駒では出番のなかったダブルストック、立山では大活躍でした。山によって道具の向き不向きは本当に変わります。

14時30分、雷鳥沢キャンプ場に無事下山。

膝は、疲れを少し感じる程度。痛みはゼロです。

テント場には色とりどりのテントがずらり。いいなあ。いつかここで泊まりたい。

【2日目・締め】雷鳥沢ヒュッテの濁り湯と生ビール

キャンプ場のすぐ上にある雷鳥沢ヒュッテへ。ここのお風呂、さっき下ってきた真砂岳を眺めながら、硫黄の香りの濁り湯につかれるんです。立山に来る目的の一つでした。

湯船で稜線を目でなぞります。あそこを歩いてきたのか。

風呂上がりは生ビールで無事の下山に乾杯。この一杯のために登りました。🍺

【3日目】雨予報が快晴に。室堂山とみくりが池温泉

最終日。当初の予報は雨。ところが朝から快晴です。山の天気予報、いい意味でも悪い意味でも裏切ってきます。今日登る人が羨ましい!

帰りの時間まで余裕があったので、室堂から往復1時間半ほどの室堂山へ。

これが大正解でした。山頂からは、室堂平からは見えない景色が広がっています。雄大な崖が連なる五色ヶ原、その先には薬師岳。ちょっと足を延ばすだけでこの展望です。

締めくくりは、もう一つの目的だったみくりが池温泉。日本一高所の温泉宿として知られる人気の濁り湯です。2日間の汗を流して、2泊3日の旅の完結です。

💡 1泊2日と2泊3日、どっちがいい?

立山でよく見かけるのは、初日に移動して室堂周辺泊、2日目の早朝に雄山をピストンして下山、という1泊2日プランです。首都圏からだと移動に半日かかるので、どうしてもこうなります。

でも今回2泊3日で歩いてみて、余裕の差を痛感しました。

1泊2日2泊3日(今回)
2日目の行程雄山ピストン+下山+帰路移動三山縦走にまるまる使える
縦走時間的に厳しい富士ノ折立・真砂岳まで行ける
天気の保険その日だけが勝負3日目に予備日的な余裕
温泉慌ただしい雷鳥荘・雷鳥沢ヒュッテ・みくりが池温泉と3湯制覇

雄山だけなら1泊2日で十分です。でも三山縦走と温泉を楽しむなら、2泊3日を強くおすすめします。私のように「せっかく高い交通費を払って行くんだから」派には、なおさらです。

🦵 膝の状態レポート

タイミング状態
登り(一ノ越〜雄山の急登)問題なし
岩稜帯(雄山〜富士ノ折立〜真砂岳)問題なし。固いソールの靴が効いた
下山(真砂岳〜雷鳥沢、標高差約550m)疲れは感じるが痛みなし。サポーター+ダブルストックで防御
下山後・翌日違和感なし。翌日も室堂山に登れた

温泉休憩込み9時間47分の行程で、膝の痛みゼロ。下りの砂利道では「サポーターをガッチリ巻く→ストックで衝撃分散→忍者歩きでフラット着地」の三段構えでした。3月の、近所を歩くだけで膝が痛かった自分に見せてやりたい結果です。

🥷 忍者歩き修行レポート:集大成

今回特に意識したこと:

  • 岩稜帯では両手を空けて、足裏全体でフラットに乗る(木曽駒で確認済みの型)
  • 砂利の下りは歩幅を極小にして、ストックと合わせた4点支持
  • 「息が上がる前に呼吸が追いつく」ペースをキープ

結果:

3月に目標を立てたときは、これが実現できるとは半分思っていませんでした。ちょっと歩くだけで膝が痛くなる55歳が、4ヶ月後に3,000m峰を3つ縦走して、痛みゼロで下りてくる。

飯能アルプスで自ら見つけた忍者歩きの基本。金時山の急登。奥多摩の岩場講習。木曽駒の高所テスト。全部が立山のどこかで役に立ちました。 特に富士ノ折立の岩場は、講習を受けていなければ引き返していたと思います。修行は裏切りませんでした。

📊 忍者修行シリーズ振り返り表:

日付山・場所実測距離累積標高(登り)行動時間膝の状態
第1弾2026/03/15子ノ権現・竹寺約10kmやや痛み
第2弾2026/03/21金時山〜明神ヶ岳約13kmほぼ問題なし
第3弾2026/03/29飯能アルプス後半約14km問題なし
第4弾2026/04/05関八州見晴台約12km問題なし
第5弾2026/04/12塔ノ岳(バカ尾根)約14km1,342m痛みゼロ
特別編2026/04/22モンベル岩場講習擦り傷・腕筋肉痛
第6弾2026/04/25〜26雲取山1泊2日約22km約1,800mほぼ問題なし
第7弾2026/05/02武甲山(横瀬駅ピストン)23.47km1,165m問題なし
第8弾2026/05/09塔ノ岳 表尾根縦走14.44km1,123m8時間32分翌日筋肉痛・膝は問題なし
第9弾2026/05/16瑞牆山5.79km881m5時間27分問題なし(腕・肩の筋肉痛)
第10弾2026/06/06南高尾セブンサミッツ16.42km1,008m7時間33分問題なし・1号路を小走り!
第11弾2026/06/21金比羅山(南沢あじさい山〜瀬音の湯)8.4km532m3時間28分問題なし・雨上がりの滑る下りを忍者歩きで通過
第12弾2026/7/11木曽駒ヶ岳(2,956m)3.9km467m2時間56分高所×時間制限でも忍者歩きは崩れない
集大成2026/7/19立山三山(3,015m)9.1km1,017m9時間47分問題なし!

🎒 今回使って良かった装備

ハイカット・固いソールの登山靴 一ノ越から先のゴロゴロ石ゾーンで真価を発揮。固いソールが石の角を拾わないので、足裏の疲れが全然違います。

アルパインクルーザー800 ワイド Men’s

ヘルメット 雄山から先の岩稜帯で着用。富士ノ折立の通過は、これがないと怖くて集中できなかったと思います。

ダブルストック+膝サポーター 真砂岳からの砂利の下りで大活躍。木曽駒では使わなかったストックが、立山では命綱でした。

❓ よくある質問

Q. 立山は初心者でも登れる? A. 雄山までのピストンなら、体力があれば登山経験の浅い方でも登られています。ただし一ノ越から上は急な岩の登りです。雄山から先の縦走は岩稜帯の経験があってから挑戦してください。

Q. コースタイムはどのくらい? A. 雄山ピストンなら約4〜5時間。三山縦走+雷鳥沢周回は、私(55歳・膝痛持ち)の実績でノンビリ休憩込み9時間47分でした。

Q. ヘルメットは必要? A. 雄山までなら必須ではありませんが、大汝山〜富士ノ折立へ縦走するなら持っていくことを強くおすすめします。実際、縦走する人の多くが着用していました。

Q. 膝が痛くても歩ける? A. 核心は真砂岳から雷鳥沢への下り(標高差約550mの滑りやすい砂利道)です。サポーター+ダブルストック+小さい歩幅の三段構えで、私は痛みゼロで下れました。不安なら雄山ピストンにして、下りも同じ道を戻る方が膝には優しいです。

Q. 1泊2日と2泊3日、どっちがいい? A. 雄山だけなら1泊2日で十分。三山縦走と温泉を楽しむなら2泊3日を推します(本文の比較表参照)。

Q. 雷鳥に会える? A. 運次第ですが、確率を上げるなら「天気が悪めの日の朝夕」と言われています。私はガスの雄山山頂で親子に会えました。晴天の日中は岩陰に隠れていることが多いようです。

🏔️ まとめ

  • 立山三山(雄山・大汝山・富士ノ折立)+真砂岳の周回、9.45kmを完走
  • 膝の痛みはゼロ。3月には近所を歩くのもつらかった膝で
  • 雄山山頂で雷鳥の親子に遭遇。バンザイ三唱でガスが晴れるおまけ付き
  • 富士ノ折立の岩場が核心。岩場講習の経験に救われた
  • 首都圏からは2泊3日がおすすめ。縦走も温泉3湯も全部楽しめる
  • 予報は外れる。悪い方にも、良い方にも

3月に立てた目標を、無事達成しました。🥷🎉

でも、これで終わりではありません。雷鳥沢のテント場で見た色とりどりのテント。次の目標は決まっています。今週末は憧れの涸沢へ。そしていつか、テントを背負ってもう一度この景色の中へ。

今日が、人生で一番若い日! あなたの「立山」も、今日から始めてみませんか?😊


📱 ささみんのYAMAP: https://yamap.com/users/2050995

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管理人ささみん
こんにちは、ささみんです。 55歳・182cm・84kg・膝痛持ち。 体組成計に「肥満」と表示されていた春、立山登頂を目標に掲げました。 プロの登山家でも、アスリートでも全くありません。週末になると西武線に乗って奥武蔵の低山をよたよた歩いている、ただの埼玉のおじさんです。 「膝が痛くて山を諦めた」「体重が重いから登山は無理」と思っていた方へ。 私も同じでした。それでも山はやめられません。 同じ悩みを持つ方の、小さな背中を押せたら嬉しいです。 今日が、人生で一番若い日!