【燕岳 紅葉 2025】初秋の燕山荘泊レポート|紅葉前線・ご来光・朝ケーキを55歳が実走
こんにちは、ささみんです!👋😊
「燕岳、夏に登ったことがある。でも秋の燕山荘ってどんな感じ?」
「紅葉シーズンの燕岳はいつが見頃?」
2025年9月27〜28日、初秋の燕岳に燕山荘1泊2日で登ってきました。 結論から言うと、秋の燕山荘は夏とはまったく別の顔を持っていました。
夕陽が北アルプスを赤く染める瞬間、満天の星空、雲海から昇るご来光、そして翌朝の清々しい空気の中でいただくケーキセット——これは夏には経験できない秋ならではの特別な体験でした。
この記事を書いたのはこんな人です:
- 55歳・182cm・83kg(減量中)・膝痛持ちのソロ登山者
- 燕岳は2023年8月に続いて2回目の登頂(2025年9月27〜28日)
- 燕山荘に1泊

🍂 9月下旬の燕岳:紅葉と初秋の状況
燕岳の紅葉は、標高が高いため9月中旬から山頂付近から色づき始めます。
| 標高帯 | 見頃の目安 |
|---|---|
| 山頂・稜線周辺(2,600m〜) | 9月上旬〜中旬 |
| 燕山荘周辺(2,700m) | 9月中旬〜下旬 |
| 合戦小屋周辺(2,350m) | 9月下旬〜10月上旬 |
| 登山口・中房温泉(1,462m) | 10月上旬〜中旬 |
2025年9月27日時点の状況: 稜線付近は紅葉が終わりかけ、合戦小屋周辺は色づき始めという「紅葉前線が下りてくる」タイミングでした。初雪が降る直前の澄んだ空気と、山肌を染める錦の景色が混在する「秋の移ろい」を楽しめました。
🍂 紅葉シーズンのベストタイミングは年によって変わります。燕山荘の公式SNSで最新の紅葉情報を確認してから計画を立てることをおすすめします。→ 燕山荘公式
🗺️ コース概要
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 山名 | 燕岳(つばくろだけ) |
| 標高 | 2,763m |
| ルート | 中房温泉→合戦尾根→燕山荘→燕岳山頂(往復) |
| 距離 | 約9.3km(往復) |
| 標準コースタイム | 8時間10分(往復・休憩別) |
| 難易度 | ★★★☆☆(北アルプス3大急登・整備済み) |
| 宿泊 | 燕山荘(1泊2日) |
| 登山日 | 2025年9月27〜28日 |
📱 YAMAPのモデルコース: 合戦尾根往復コース|燕岳(中房温泉)
🎒 秋の燕岳に必要な装備:9月〜10月は夏より本格的な準備が必要

夏の燕岳と秋の燕岳では、装備の「重要度」がまったく変わります。9月下旬の稜線は夜間に0℃前後まで冷え込み、天候急変時には初雪・強風も想定内。「夏装備のまま行けるだろう」は通用しません。
実際に今回の山行で使ったもの・持って行けばよかったものをまとめます。
🥾 登山靴(最重要)
合戦尾根は登山口から急登が続き、岩・土・木段が混在します。スニーカーでは転倒リスクが高いため、ミドルカット以上のトレッキングシューズは必須です。
🧥 レイヤリング(重ね着):秋山の基本
9月下旬の燕岳は、登っているときは汗をかくほど暑いのに、稜線に出ると体感温度が一気に下がります。
| レイヤー | アイテム | 必須度 |
|---|---|---|
| ベース | 吸湿速乾インナー(綿はNG) | ★★★ |
| ミドル | フリースまたは薄手ダウン | ★★★ |
| アウター | レインウェア(防風・防水兼用) | ★★★ |
ファイントラックのドライレイヤーをベースに使っています。汗冷えを防いでくれるので秋山には特に効果的です。
🧤 防寒小物:星空・ご来光鑑賞に絶対必要
燕山荘のテラスで夕陽や星空・ご来光を見るとき、じっと立っていると急速に体が冷えます。 実際に稜線で手袋なしで写真を撮っていたら指が痛くなりました😅
- 手袋(薄手のフリースグローブが最適)
- ニット帽またはビーニー(稜線の風対策)
- ネックゲイター(首元からの冷気を防ぐ)
🔦 ヘッドライト(ご来光のために必須)
翌朝4時台から燕山荘テラスでご来光を待ちます。暗い中でテラスに出るためにヘッドライトは必携です。山小屋泊では「スマホのライトでいいか」と思いがちですが、両手を使えるヘッドライトの安心感は別物です。
🦯 ダブルストック
合戦尾根は登り・下りともにストックが大活躍します。特に下りの膝への衝撃を分散させる効果は絶大で、膝痛持ちの私には欠かせません。
安価なものでも十分使えます。私のモンベル カーボンストックは傷だらけで、心も傷だらけです🤣
📋 秋の燕岳 装備チェックリスト
持ち物に迷ったら以下を参考にしてください。
| カテゴリ | アイテム | 必須度 |
|---|---|---|
| 足元 | ミドルカット登山靴 | ★★★ |
| 足元 | 厚手の登山用靴下(ウール推奨) | ★★★ |
| 保温 | フリース or 薄手ダウン | ★★★ |
| 保温 | 手袋(フリース) | ★★★ |
| 保温 | ニット帽 | ★★☆ |
| 防水・防風 | レインウェア上下 | ★★★ |
| 装備 | ヘッドライト+予備電池 | ★★★ |
| 装備 | ダブルストック | ★★☆ |
| 水分 | 行動食・水1.5L以上 | ★★★ |
| 安全 | 地図(YAMAPダウンロード) | ★★★ |
🚃🚗 アクセス:初秋シーズンの前泊パターンがおすすめ
電車・バスの場合(前泊パターン)
紅葉シーズンの燕岳は登山者が増え、早朝出発が必須です。首都圏から日帰りアクセスは時間的に難しいので、前泊が現実的です。
① 松本駅前泊パターン
- 新宿バスタ → 松本バスターミナル(深夜高速バス・22:45発など)
- 松本駅 5:56発 → 穂高駅 6:28着(JR大糸線)
- 穂高駅 6:40発 → 中房温泉 7:35着(南安タクシー運行バス)
② 穂高駅前泊パターン
- 穂高駅 4:40 / 5:15 / 6:40発 → 中房温泉(南安タクシー運行バス)
- 始発便に乗れると中房温泉に早く着いて登山時間に余裕が生まれます
💤 深夜バスで松本入りすると睡眠時間が短くなりがちです。 高山登山は翌日の体調が命取りになるので、松本市内か穂高駅周辺で1泊してしっかり睡眠を取ることを強くおすすめします。
マイカーの場合
長野自動車道「安曇野IC」から約1時間15分で中房温泉へ。
紅葉シーズンの注意点: 第1駐車場は有料・予約制です。第2・第3駐車場は無料ですが混雑します。
⛰️ 山行レポート(1日目):合戦尾根→燕山荘
登山口〜合戦小屋:秋の合戦尾根を登る
中房温泉の登山口をスタート。登り始めから急登が続く「北アルプス3大急登」の洗礼を受けながら、第1ベンチ→第2ベンチ→第3ベンチ→富士見ベンチと刻みながら高度を上げていきます。
9月下旬の合戦尾根は、夏の緑から徐々に色づき始めた木々の間を歩く気持ちのよい区間です。気温も夏より低く、登りやすい季節です。

🍵 合戦小屋の秋の名物:おしるこ
合戦小屋(標高2,350m)に到着。
ここで秋ならではの名物が登場します。おしるこです。
夏のスイカと並ぶ合戦小屋の季節メニュー。急登を登り終えた体に、温かい甘さが沁みます。塩分・糖分・水分が一度に補給できて高山病対策にもなります。
夏は冷たいスイカ、秋は温かいおしるこ。どちらも合戦小屋ならではの絶品です。これを目当てに登る価値があります😊

合戦小屋→燕山荘:稜線が見えた瞬間の感動
合戦小屋を出ると、徐々に視界が広がり始めます。樹林帯を抜けて高山帯に入る区間で、秋空の青と山肌の黄金色が交互に現れます。
そして——
燕山荘が稜線に見えた瞬間の解放感は、何度登っても格別です。

燕山荘チェックイン後:燕岳山頂往復


燕山荘に荷物を置いて身軽になり、燕岳山頂へ。片道約30分の稜線歩きです。
初秋の稜線は、夏と違って落ち着いた色彩の景観です。それでも白い花崗岩とハイマツの緑のコントラストは健在。イルカ岩・メガネ岩などの奇岩を楽しみながら山頂へ。





燕岳山頂(2,763m)からの眺め: 槍ヶ岳・穂高連峰がより空気の澄んだ秋空にくっきりと浮かび上がります。夏よりも遠くまで見渡せる視界の広さが秋の魅力です。



安曇野、松本市街方面は雲海に沈んでいましたが、その分午後の日差しが雲に落ちてブロッケン現象を初体験出来ました!空島だ~!
🌅 燕山荘の夜と翌朝:これが秋の燕山荘の真骨頂
夕陽:北アルプスが燃える時間
夕方、燕山荘から眺める夕陽は、この旅のハイライトでした。
北アルプスの稜線のシルエットが浮かび上がる——秋の夕暮れの美しさは夏のそれとはまったく異なります。

この景色を万全の防寒で楽しむために、ダウン・手袋・ニット帽を必ず持参してください。じっと立って見ていると想像以上に冷えます。
満天の星空
標高2,700m超の稜線で見る夜空は、都市では絶対に体験できない世界です。
9月下旬の夜は冷え込みが強く(山頂付近は0℃前後になることも)、防寒着を完全装備して眺めました。
テラスに出るときはヘッドライトがあると安心です。小屋の外は真っ暗なので両手が使えるヘッドライトは必携です。
ご来光:雲海から昇る朝日
翌朝4時台から燕山荘のテラスに登山者が集まり始めます。
雲海の向こうから昇る朝日が空を染め始め、その光の中で槍ヶ岳が徐々に赤く輝くモルゲンロート——。1泊2日で来た全ての理由がここにありました。

燕山荘での9月の日の出前は冬の寒さです!🥶
ダウンジャケット必須!




槍ヶ岳のモロゲンロートは燕山荘の見どころの一つ!
🍰 朝のケーキセット:登山では痩せません
ご来光を見た後の朝食前、燕山荘でケーキセットをいただきました。
標高2,712mでいただくケーキとコーヒーは、どんな高級カフェにも負けない美味しさです。
…登山では痩せません😣

▼ 燕山荘の予約は早めに: 燕山荘公式サイト(紅葉シーズンは早期満室になります)
⛰️ 山行レポート(2日目):下山
燕山荘から中房温泉まで合戦尾根を下山。標準タイム約3時間20分。
下りの合戦尾根は足への負担が大きいので、ダブルストックと小刻みステップで膝をいたわりながら進みました。秋の下山路は、登りとは違う角度から紅葉の全体像が見渡せて、これもまた美しい景色でした。
🦵 膝の状態レポート
2回目の燕岳(合戦尾根)は、1回目(2023年夏)より余裕を持って歩けました。
下りではやや膝に重さを感じましたが、ダブルストックで分散させたことで痛みには至らず。
膝痛持ちの方は膝サポーターも一枚持っておくと下りの心強さが違います。
山小屋を利用して休息がとれたから膝がもっただけで、日帰りなら右膝はバキバキになっています💦
❓ よくある質問(秋の燕岳編)
Q. 9月下旬〜10月の燕岳は寒い?
A. 山頂・稜線付近は夜間に0〜5℃になることもあります。防寒着(フリース・ダウン)・レインウェア・手袋・帽子は必携です。日中は晴れていれば歩くと暑いくらいですが、稜線では風が吹くと一気に体感温度が下がります。
Q. 合戦小屋のおしるこはいつ食べられる?
A. 夏のスイカが終わる9月以降が目安です。売り切れることもあるので午前中の通過がおすすめです。
Q. 燕山荘のケーキセットは予約なしで食べられる?
A. 宿泊者なら追加オーダーできます(要確認)。数量限定なので早めに注文するのがおすすめです。
Q. 紅葉の見頃はいつ?
A. 標高や年によって異なりますが、燕山荘周辺は例年9月中旬〜下旬、中房温泉周辺は10月上旬〜中旬が目安です。燕山荘の公式SNS・HPで最新情報を確認してください。
Q. 夏の燕岳と秋の燕岳、どちらがおすすめ?
A. 初めて登るなら夏(7〜8月)が安定しやすくコマクサも楽しめます。一度登ったことがある方には秋(9月下旬〜10月初旬)の静けさとご来光・紅葉の組み合わせを強くおすすめします。
🏔️ まとめ
初秋の燕岳・燕山荘1泊2日は、夏の登山とはまったく異なる体験でした。
- 合戦小屋の秋の名物おしるこ
- 稜線を赤く染める夕陽とモルゲンロート
- 満天の星空(標高2,700mの贅沢)
- 雲海から昇るご来光
- 朝のケーキセット(登山では痩せません)
燕岳は何度来ても違う顔を見せてくれる山です。夏に登った方も、ぜひ秋に再訪してみてください。
今日が人生で一番若い日! 秋の燕岳へ出かけてみませんか?🍂💪
📱 ささみんのYAMAP: https://yamap.com/users/2050995


