こんにちは、ささみんです!😊

「雪山って、怖そう……」「ピッケルとかロープとか必要じゃないの?」「遭難したらどうしよう😰」

去年の私もそう思っていました。でも2024年の年末、黒斑山で雪山デビューしてみたら——

「なんでもっと早く来なかったんだろう!!」

感動しすぎて同じ感動をもう一度味わいたくて、2025年の年末もまた同じ黒斑山に来てしまいました。2年連続で年末の登り納めを黒斑山にしているおじさん、ここにいます😅

冬の浅間山は黒い山肌に白い雪をまとって、まるで大きなガトーショコラみたい🍰

その絶景を目の前にした瞬間、「ああ、やっぱりまた来てよかった」と思える。それが黒斑山の冬登山です。

表コース

出発前の重要確認事項:浅間山の噴火警戒レベルを必ずチェックしてください

黒斑山は浅間山の第一外輪山です。浅間山の噴火警戒レベルによって登山可否・立入禁止区域が変わります。2026年4月現在、浅間山は噴火警戒レベル2(火口周辺規制)が継続中です。

レベル2では黒斑山(表コース・中コース)は登山可能ですが、状況は変わることがあります。必ず出発前に気象庁の最新情報を確認してください。

気象庁 浅間山の火山活動の状況


この記事を書いたのはこんな人です:

  • 55歳・182cm・83kg・右膝痛持ちのソロ登山者
  • 黒斑山を2024年12月・2025年12月の2年連続で年末に実走済み(表コース→黒斑山→中コース周回)
  • 2回目のほうが断然ラクで景色が2倍楽しめた、その理由も書きます
  • 立山登頂(2026年7月18日)を目指してトレーニング中

🗺️ コース概要

ガトーショコラ
項目内容
山名黒斑山(くろふやま)
標高2,404m
ルート車坂峠 → 表コース → 槍ヶ鞘 → トーミの頭 → 黒斑山 → 中コース → 車坂峠
距離約5.0km
コースタイム標準3時間01分(筆者:休憩含め4〜4.5時間)
難易度★★☆☆☆(アイゼン必須・急登あり・危険箇所は少ない)
登山日2025年12月29日(2年連続実走)

📱 YAMAPのモデルコース: 表コース-トーミの頭-黒斑山-中コース

⚠️ 出発前に確認する3つのこと

① 浅間山の噴火警戒レベル(最重要)

黒斑山は浅間山の外輪山です。レベルによって登山可否が変わります。必ず気象庁の公式情報を確認してください。

② バスの時刻表(前日に必ず確認)

佐久平駅からのバスは朝8:35発の1本のみ(後述)。これを逃すと登山になりません。

③ ルート上にトイレなし

スタート地点の高峰高原ビジターセンターで必ず済ませてください。ルート上にトイレはありません。

🚄🚌 アクセス:首都圏から日帰りの完全ガイド

黒斑山の登山口(車坂峠:高峰高原ホテル前バス停)は、道路が凍結するため冬季は公共交通機関の利用をおすすめします。

往路:東京→佐久平→高峰高原

バスの本数が超少ない!これが黒斑山冬登山の最大のハードル😅

佐久平駅から高峰高原ホテル前行きのバスは朝8:35発の1本だけです(冬季・ジェイアールバス関東)。このバスに乗るには:

新幹線出発到着
はくたか551号(金沢行)東京6:28発 / 大宮6:53発 / 高崎7:17発佐久平7:41着

この1本しか選択肢がありません。

ささみん

バスタ新宿から佐久平行きの長距離バスもありますが、到着が遅くて8:35のバスに間に合いません。新幹線一択か、佐久平のビジネスホテルに前乗りするかのどちらかです😅

長距離バスを利用するなら、バスタ新宿発の夜行バス・早朝バスとの乗り継ぎを細かく調べるより、「前泊する」ほうが余裕があって登山当日を楽しめます。

復路:高峰高原→首都圏

高峰高原ホテル前バス停からバスタ新宿への長距離バスが16:20発で出ています(要事前予約)。

高速バスネット 予約サイト

ささみん

帰りの高速バスは人気で満席になることがあります。登山を計画したらすぐに往復分を予約しておきましょう!

マイカー

冬季の山道は凍結・積雪があります。スタッドレスタイヤ必須(可能ならばチェーンも)。高峰高原ホテル周辺に駐車場があります。

❄️ 山行レポート:2年連続で気づいたこと

「1年目」と「2年目」で何が変わったか

2024年12月(1年目)と2025年12月(2年目)——同じ山、同じルート、同じ季節に登りました。

一番大きな違いは「心の余裕」です。

1年目は「ここ滑らないか?」「道合ってるか?」「アイゼン正しく使えてるか?」と不安が9割でした。2年目は「今日も晴れてくれてありがとう」「あの稜線は去年より雪が少ないな」と景色を楽しむ余裕が7割くらいに増えていました。

雪山は1回目より2回目のほうが絶対に楽しい。だから1回目の勇気が大事なんです。

スタート〜表コース:別世界の入口

高峰高原ホテル前バス停に降り立つと、空気がキンと冷えています。標高2,000mのスタート地点はすでに雪景色でした⛄

まず隣接する高峰高原ビジターセンターでアイゼンを装着・トイレを済ませます。ここではストックやスノーシューのレンタルもあります。

しっかり準備を整えたら「表コース」へ出発。

最初は針葉樹林の中を進みます。雪が積もった木々が作る白い回廊——まるで海外の絵本の世界みたい!風が当たらないので「雪山特有の冷たい風の洗礼」をいきなり受けることなく、ゆっくり体を慣らしながら登れます。これが初心者に優しい理由の一つです。

登山道には赤いリボンが目印として付いています。前を歩いた人たちの足跡(トレース)もしっかりあります。「黒斑山は人気の山だから先行者のトレースがある」——これが道迷いの不安を大幅に減らしてくれます。

高峰高原ビジターセンター
高峰高原ビジターセンター
登山道の印とトレース
登山道には赤いリボンがあります🎀

途中の展望ポイントからはーー

  • 八ヶ岳・蓼科山の山並み
  • その奥に富士山🗻
  • 乗鞍岳から槍ヶ岳・穂高岳まで北アルプスが全部見える🗻🗻🗻

標高2,400mの稜線から360度に広がる冬の絶景。初心者でもここまで来られます。

ささみん

2年目はここで「去年より雪が少ないな」とか「今日は空気が澄んでいる」とか比較して楽しめました。経験値が上がると同じ山が違う山になるんです😊

表コースからの眺め

八ヶ岳・蓼科山の山並みを手前に望み、遠くには富士山も!🗻✨🫡

富士山
富士山!🗻✨🫡

さらには、真っ白に冠雪した乗鞍岳から奥穂高を始めとする北アルプスなどグルっと大展望が広がっています!🗻🗻🗻✨🫡

左の山が乗鞍岳
左の山が乗鞍岳
北アルプス、槍ヶ岳も見える
北アルプスの山々。中央右には槍ヶ岳も!

槍ヶ鞘〜トーミの頭:これが見たかった「ガトーショコラ」

樹林帯を抜けると視界が一気に開きます——

黒い山容に白い雪をのせた浅間山が、ドーンと目の前に現れます🗻

槍ケ鞘から

迫力満点の黒々とした山肌が雪化粧に覆われ、山頂からはモクモクと噴煙を上げているのが確認出来ます🌋🫡

雪化粧と岩肌のコントラストが本当に美しく、その雄大さに思わず「登ってよかった…!」と声が出てしまうほどの感動です。

槍ケ鞘から左手に見えるのが次のポイント、トーミの頭。槍ケ鞘からトーミの頭への稜線も絶景が広がっていますよ✨🫡

トーミの頭とガトーショコラ
左の崖の上がトーミの頭
トーミの頭への稜線
トーミの頭への稜線
トーミの頭

黒斑山山頂(2,404m)

分岐を経てトーミの頭から黒斑山山頂へ。

山頂からは浅間山の火口を見下ろす角度が変わり、より迫力ある景色が広がります。霧藻ヶ峰・蛇骨岳・仙人岳へ続く稜線も一望——来て良かったと全身で思える瞬間です。

天気の良い年末は多くの登山者が集まります。山頂で「今年もありがとう!」と言いたくなる気分になります。2年連続で来てしまうほど、それだけの価値がある山です。

黒斑山
黒斑山山頂から
浅間山山頂からは噴煙が見えます
浅間山頂からは噴煙が上がっています

水筒にお湯を入れていけば、雪山でもあっと言う間にカップラーメンが出来ますよ!🍜😋

水筒
黒斑山でランチ
ささみん

通常のカップヌードルで必要なお湯は300ml、謎肉増量BIGカップヌードルは400ml必要です。

中コースで下山

帰りは「中コース」を使います。表コースより樹林帯が多く、稜線を歩かないルートです。日が傾いてくると気温が急激に下がるので、山頂でゆっくりしすぎず、余裕のある時間に下山を始めましょう。

下山後はバス発車時刻まで高峰高原ホテルで温泉☛

事前予約の帰りバスが16:20なので、14時前後に下山できれば余裕を持って温泉に入れます。

下山後のおたのしみ!「本物の」ガトーショコラと温泉を堪能

高峰高原ビジターセンターでは軽食をとることが出来、ガトーショコラも販売されています。ガトーショコラとコーヒーで一休み🍰☕😋

高峰高原ビジターセンターでガトーショコラ

さらに高峰温泉ホテルに移って日帰り温泉を利用しましょう。八ヶ岳と富士山を正面にみながら浸かる温泉に、冷えて疲れた身体が癒されますよ♨️😌

バス停が目の前なので、バスの時間近くまで軽井沢ビールで乾杯しながら休憩出来るのが嬉しいですね🍺🥰

高峰高原ホテルで一服

🏔️ 雪山デビューに黒斑山が最適な3つの理由

① 登山口がすでに標高2,000m!標高差がたったの400m

一般的な山は低い場所から登り始めるため、雪山でも標高差が大きくなります。でも黒斑山はバスの終点がすでに2,000m。山頂まであと400mだけ登れば良いんです。これが体力的な壁を一気に下げてくれます。

② 人気の山だからトレース(足跡)がある

冬でも多くの登山者が訪れる黒斑山は、雪の上に先行者の足跡がしっかり残っています。「雪で登山道がわからなくなる」という道迷いリスクが大幅に低下します。天気の良い土日祝日を選ぶのがポイントです。

③ 危険箇所が少ない・樹林帯が多い

急な崖を登るような鎖場や危険な痩せ尾根はほぼありません。コースの多くは樹林帯の中を進むため、吹きさらしの強風にさらされる場面も少ない。アイゼンを履いて歩く練習に最高の環境です。

🎒 雪山デビューに必要な装備

ささみん

詳しくはこちらの記事にまとめています: → ⛄雪山登山デビューのために実際に購入した装備紹介

ここでは特に「アイゼン選び」について補足します。

アイゼン vs チェーンスパイク:どっちを選ぶ?

12本爪アイゼンチェーンスパイク
向いている場面しっかり雪が積もった状態雪が少ない・凍結した舗装路
安定感◎ 抜群△ 深雪には弱い
装着のしやすさ△ 慣れが必要◎ 簡単
価格1万〜2万円台5,000〜1万円台

私のおすすめ:両方持っていく!

12月中旬はまだ雪が少ない年もあります。私は12本爪アイゼンをメインで使いながら、雪が少ない場所ではチェーンスパイクに切り替えています。

ささみん

雪山は1gでも軽くしたいところですが、アイゼンだけは妥協しないでください。足元の安全はすべての楽しさの前提です。

レイヤリング(重ね着)の基本

雪山で動いていると意外と汗をかきます。「汗をかいて止まって冷える」という「汗冷え」が最大の敵です。

  • ドライレイヤー(肌の直上):汗冷え対策の必須装備
  • ウールのアンダーウェア:保温・吸湿
  • フリース(ミドルレイヤー):行動中の防寒
  • レインウェア or 防風シェル(アウター):風と雪をシャットアウト
ささみん

ユニクロのヒートテックやエアリズムで雪山は行かないでください。汗冷えで体温が奪われます。

🦵 膝の状態レポート

タイミング状態
登り・表コース(樹林帯)問題なし。雪でクッション効果あり
登り・稜線部(槍ヶ鞘〜山頂)問題なし。雪でむしろ夏より膝に優しい
下り・中コースごく軽い重さを感じる程度。
下山後・翌日違和感なし

総評:雪山の下りは夏山の下りより膝に優しい!

雪がクッションになることで、岩や石の段差での衝撃が大幅に減ります。「雪山は怖い」というイメージがありますが、実は膝への負担は夏山より少ないかもしれません。

ただしアイゼンの重さ分だけ足が重くなるので、それなりに疲れます。ダブルストックは必携です。

❓ よくある質問

Q. 黒斑山は雪山初心者でも登れますか?

A. はい、黒斑山は「雪山デビューの聖地」と呼ばれるほど初心者向けに条件が整っています。アイゼン・ダブルストック・適切な防寒着があれば、3シーズンの登山経験者であれば十分挑戦できます。

Q. 12月と1月どちらが良いですか?

A. 12月中旬はまだ雪が少ない年もあります。冬休み以降(12月下旬〜1月)が雪が安定していておすすめです。私は年末に2年連続で登っています。

Q. アイゼンは12本爪とチェーンスパイク、どちらが必要ですか?

A. 両方持参するのが理想です。雪が十分にある場合は12本爪アイゼン、雪が少ない場合はチェーンスパイクが有利です。ビジターセンターやYAMAPの直近の活動記録で雪の状態を事前確認してから判断しましょう。

Q. 首都圏から日帰りできますか?

A. できます。ただしバスが佐久平駅8:35発の1本だけのため、東京6:28発(大宮6:53発)の新幹線「はくたか551号」を使うか前泊が必要です。帰りは高峰高原16:20発の長距離バス(要予約)で直接バスタ新宿まで帰れます。

Q. 浅間山の噴火警戒レベルが上がっても登れますか?

A. レベルによって登山可否が変わります。レベル2では黒斑山のコース(表・中コース)は登山可能ですが、レベルが上がると制限が厳しくなります。必ず出発前に気象庁の最新情報を確認してください。

Q. 膝が弱くても登れますか?

A. 雪がクッションになるため、膝への衝撃は夏山より少ない場合があります。私も右膝痛持ちですが2年連続で問題ありませんでした。ダブルストックで4点支持にするのが膝保護の鍵です。

🏔️ まとめ

  • 黒斑山(2,404m)は「雪山デビューの聖地」——登山口が標高2,000m・標高差わずか400m
  • 冬の浅間山「ガトーショコラ」+富士山+北アルプス全景の360度大パノラマが待っている
  • ⚠️ 浅間山は噴火活動がある活火山。出発前に必ず噴火警戒レベルを確認すること
  • バスは佐久平駅8:35発の1本のみ(JRバス関東)。東京6:28発の新幹線が必須
  • 帰りはバスタ新宿行き長距離バス(16:20発)を事前予約
  • アイゼンとチェーンスパイクを両方持参し、雪の状態で使い分ける
  • 雪山の下りは夏より膝に優しい——ダブルストックと合わせれば膝痛持ちでも挑戦できる
  • 2年目のほうが絶対楽しい。だから1回目の勇気が大事

「1年目は不安が9割、2年目は景色が7割楽しめた」——これが2年連続で同じ山に来た私の正直な感想です。雪山は怖いものではなく、適切な準備と場所を選べば最高の体験ができる場所です。

今日が人生で一番若い日! まずは黒斑山で雪山デビューしてみませんか?⛄🏔️😊


📱 ささみんのYAMAP: https://yamap.com/users/2050995

関連記事

ABOUT ME
管理人ささみん
こんにちは、ささみんです。 55歳・182cm・84kg・膝痛持ち。 体組成計に「肥満」と表示されていた春、立山登頂を目標に掲げました。 プロの登山家でも、アスリートでも全くありません。週末になると西武線に乗って奥武蔵の低山をよたよた歩いている、ただの埼玉のおじさんです。 「膝が痛くて山を諦めた」「体重が重いから登山は無理」と思っていた方へ。 私も同じでした。それでも山はやめられません。 同じ悩みを持つ方の、小さな背中を押せたら嬉しいです。 今日が、人生で一番若い日!