登山のススメ

硫黄岳(八ヶ岳:桜平ルート)|壮大な爆裂火口を見に行こう!オーレン小屋はテント泊デビューにおすすめ⛺

硫黄岳登山のアイキャッチ
記事内に商品プロモーションを含む場合があります

こんにちは、ささみんです!

今回は硫黄岳(八ヶ岳)の桜平ルートにあるオーレン小屋にテント泊して、爆裂火口でおなじみの硫黄岳に登る定番コースの紹介です

朝早い時間に登山口である桜平駐車場まで移動出来れば登山初心者でも日帰り登山できるルートですが、首都圏からだと移動だけでも大変ですよね😭🚙🏍

お昼までにオーレン小屋に到着してテントを設置すれば、荷物を減らして余裕をもって硫黄岳を見に行けますよ⛺
オーレン小屋はテント場や食事、水場などが充実したおすすめの山小屋です。

桜平駐車場からオーレン小屋へは勾配の少ない林道、登山道を2時間程度なので、テント泊デビューにもおすすめされるルートなんですよ。

標高2000mを超えるので夏でも涼しいオーレン小屋に一泊して、登山初心者でもテント泊デビューして硫黄岳登山に挑戦しよう!💪

硫黄岳 桜平ルート マップ

オーレン小屋のテント場は、登山ユーチューバーで人気の「かほさん」がソロテントデビューを体験された場所でもあります😊

自然豊かなオーレン小屋、小屋の目の前にカモシカが散歩に来ていました!

オーレン小屋の前にカモシカさんが!
オーレン小屋の目の前でカモシカさんが散歩

硫黄岳(八ヶ岳)とは

硫黄岳(いおうだけ)は、長野県の茅野市と南佐久郡南牧村にまたがる標高2,760mの山です。八ヶ岳連峰の一座になります。

なだらかに広がっている山頂からは荒々しい光景の爆裂火口、八ヶ岳の主峰・赤岳から横岳へと続く稜線の大展望が望めます。

迫力の爆裂火口
迫力の爆裂火口!人が小さい!

爆裂火口として有名な硫黄岳ですが、wikiによれば爆裂火口である証拠はなく、山体崩壊によって形成された地形とも考えられているそうです。
ちょっと残念?😅

桜平駐車場(中)へのアクセス:実は一番の難関箇所?

桜平駐車場(中)
桜平駐車場(中)

桜平駐車場(中)を目指しますが、いくつか注意点があります。

中央高速道路 諏訪南ICより22km(デコボコの林道4km含む)

公共交通機関利用の場合

桜平駐車場へは公共交通機関が運行されていないので、電車・バスの方はJR茅野駅よりタクシーの利用となります。(約1万円程度のようです)
アルピコタクシー  TEL: 0266-71-1181
第一交通      TEL: 0266-72-4161

マイカー利用の場合

中央高速道路・諏訪南ICを出てすぐの位置に一軒コンビニがあります。通り過ぎると何もないので買い出しはここで済ませましょう。

桜平駐車場は奥から上中下と3か所あり、トイレが設置されていて広い「中」の利用が一般的です。

マイカー利用の注意点として、駐車場まで4キロほど狭くてデコボコの林道になります。
ヤンチャな車高の低い車で訪れると大変なことになるでしょう😭🚙
駐車場までUターン出来るような場所もないのでかなりの緊張を強いられることになります。

無事に桜平駐車場に辿り着くことが出来れば今回のコースの難所はクリア済みと言って良いかもしれません⁉💦

駐車場へのデコボコ道は本当に注意してね!
4WDの車が多くみられたのは気のせいじゃないと思います。

桜平ーオーレン小屋ー硫黄岳往復コース:10km 標準タイム6時間

YAMAPのモデルコース

桜平-硫黄岳 往復コース

オーレン小屋に着いた後は時計回りに周回するコースです。
オーレン小屋から赤岩の頭(あかいわのかしら)は急登が続くので、下りに利用する時計回りに周回するのがおすすめです。

桜平駐車場(中)からオーレン小屋へ:標準タイム2時間

あくまでも標準タイムなので焦らず歩きましょう💦
テント泊は荷物が重いので時間がかかって当然です。
オーレン小屋に12時前に到着したいので、桜平駐車場を9時過ぎくらいまでに出発したいところです。

樹林帯の中のよく整備された登山道なので、風の影響も受けにくく、登山初心者でも迷うことなくオーレン小屋まで到着できますよ。沢沿いの道なので真夏でも涼感のある道です。

桜平ルート、オーレン小屋へ
桜平からオーレン小屋へ
オーレン小屋への沢沿い
沢沿いの涼感のある登山道です

途中の休憩ポイントが山小屋・夏沢鉱泉です。登山届もここで提出することが出来ます。
時間帯によっては日帰り入浴も出来るそうなので、下山時に利用するのも良いかもしれませんね😊♨

夏沢鉱泉
夏沢鉱泉

夏沢鉱泉

オーレン小屋

オーレン小屋は標高2,330mに位置し、しらびその樹林に囲まれた静かな山小屋です。
ネパールの山荘を意識しているような旗がたなびく、山岳気分が盛り上がる小屋ですよ😆

オーレン小屋
オーレン小屋
オーレン小屋

お食事や飲み物、小屋の前はテーブル・ベンチが充実しているので硫黄岳周回登山の前に一休みしましょう🍛

オーレン小屋のランチメニュー
オーレン小屋のランチメニュー
オーレン小屋の飲み物は自然の水でかけ流しで冷やしています
オーレン小屋の飲み物は豊富な自然の水で冷やしています。最高!
オーレン小屋のチキンカレー
ゴロゴロチキンカレー 1000円

テント場の使用料:大人2,000円、小学生1,000円。
繫忙期の数日以外は予約不要です。詳細はオーレン小屋のHPをご確認ください。

オーレン小屋 テント場

テント場周辺は樹林帯に囲まれているので強風の心配が無いのが嬉しいポイント。

オーレン小屋

テントを張って一休みしたら、小屋の奥から「夏沢峠」方面の案内にしたがって登り始めましょう!

テント場の奥に「硫黄岳」方面の案内がありますが、こちらは時計回りの下山口になります。こっちじゃないよ!

オーレン小屋ー夏沢峠ー硫黄岳ー赤岩の頭ーオーレン小屋周回(時計回り):標準タイム2時間30分

オーレン小屋~夏沢峠(標準タイム:25分)

オーレン小屋から夏沢峠も整備された登山道になります。
夏沢峠は、東に視界が広がっているので綺麗な日の出が見れるそうですよ。初日の到着が遅かったならば、二日目の朝から硫黄岳周回登山にするのもいいですね。

夏沢峠
夏沢峠 硫黄岳と天狗岳の分岐

夏沢峠は硫黄岳と天狗岳の分岐になります。体力と時間に余裕がある人は初日に硫黄岳周回、二日目の朝一番から天狗岳往復というコースもとれます。

夏沢峠~硫黄岳山頂(標準タイム:1時間)

夏沢峠から硫黄岳山頂へはガレ場の急登が続く眺めのいい稜線歩きです。
(ガレ場:拳より大きいくらいの石がゴロゴロしている場所)
森林限界を超えていくのでどんどん視界が広がっていくのを体感出来ますよ。

硫黄岳へのガレ場
硫黄岳山頂へのガレ場

ガスが出やすい稜線歩きですが、ガスが晴れれば振り返ると天狗岳の双耳峰が望めますよ!

西天狗岳と東天狗岳
振り返れば天狗岳の双耳峰

夏は午前中の方が雲・ガスが少ないので眺めがいいと思います。
埼玉から硫黄岳は移動だけで時間がかかるよ~😖

石を積んだケルンをいくつも超えて山頂へ!

ケルンを越えていけ

硫黄岳山頂 標高2,760 m

硫黄岳山頂
硫黄岳山頂
硫黄岳山頂
硫黄岳山頂の広場

山頂は、砕石が広がるなだらかな広場になっています。ベンチなどはありませんが、座って休む場所には事欠きません。

正面左手から硫黄岳山荘、横岳、赤岳と続く稜線の大展望が広がります。

硫黄岳山頂からの稜線

…ガスが無ければ広がります…。とんがった横岳は一瞬みえましたが、隣の赤岳はガスの中でした😭
硫黄岳は2回目なのですが、前回も山頂部はガスってました…😂

左手はお待ちかねの爆裂火口が広がっています!😆
ロープ一本で区切られているだけで切り立った崖になっているので足元に注意してね!

硫黄岳山頂 爆裂火口
爆裂火口
硫黄岳山頂 爆裂火口
爆裂火口
硫黄岳山頂 爆裂火口
爆裂火口!怖い!

切り立った火口のすぐそばまで行けます!こわっ😰

硫黄岳山頂~赤岩の頭(標準タイム:15分)

硫黄岳山頂広場の右手奥から赤岩の頭方面に向かいます。切り立った箇所を歩く場所があるので、焦らず注意しながら進んでくださいね。今回のルートだとこの区間が注意箇所になります。悪天候で視界不良・強風時ならば山頂からピストンで戻ることをおすすめします。

赤岩の頭への道
赤岩の頭への道

赤岩の頭は石が細かく、砂浜のような見た目の広場になっています。

赤岩の頭
赤岩の頭

ガスが無ければ八ヶ岳の稜線が綺麗に見える休憩ポイントです。

赤岩の頭~オーレン小屋(標準タイム:50分)

赤岩の頭からオーレン小屋へ向かって真っ直ぐに下る下山道です。テント場の裏手に出ることになります。お疲れ様でした!
ビールで乾杯しましょう!🍺

オーレン小屋で乾杯
オーレン小屋で乾杯

翌日は時間がある方は天狗岳に登ってから下山する方もいます。
筆者は朝から下山して近くの霧ヶ峰を散策して帰宅しました。

硫黄岳登山 (YAMAP投稿記事より)

こんにちは、ささみんです!
登山シーズンが始まっているのに2か月ぶりの登山です… 体重が減っていなくて9月からメタボ指導が決まりました…😂

今回は2年振りに硫黄岳のオーレン小屋にテント泊してきました。
土曜日に硫黄岳、翌日曜日の朝に下山し、近くの霧ヶ峰をハイキングして帰宅です。

桜平駐車場からオーレン小屋へは標準タイム2時間程度の勾配の緩い路なのでテント泊初心者におすすめされるコースです。
2年前に登ったのも、登山ユーチューバーでお馴染みの「かほさん」が初めてのテント泊をオーレン小屋でしている様子の雑誌記事を見たのがきっかけでした⛺

オーレン小屋は冷たい水が汲み放題で、食事やお土産など施設が充実しているのが嬉しいポイント🍛

硫黄岳は登った時間が遅くてガスってましたが、山頂から一瞬だけ赤岳などを望むことが出来ました⛰

硫黄岳登山の一番の危険個所は、実は桜平駐車場へ向かうまでのデコボコ道です。 駐車場まで4キロほど続く荒れた林道で、埼玉から5時間以上バイクに乗ってきて駐車場に着いたころには満身創痍でライフはゼロです🏍😫

公共交通機関が無いので、無事に駐車場に辿り着ければ硫黄岳登山の難所は攻略済みと言っていいかも?🤔 硫黄岳登山に車で向かう方は、車高の低い車で行くと大変な目に合いそうです! 注意してね!🚙😫

硫黄岳・赤岩ノ頭 / ささみんさんの活動データ | YAMAP / ヤマップ

オーレン小屋はテント泊デビューにおすすめ⛺🌠

オーレン小屋では豊富に水が入手出来るので荷物を減らせることと、勾配の少ない整備された登山道なのでテント泊デビューにもおすすめ出来ます。

とりあえず通常の登山装備に大型ザック、テント、シュラフ、マットなどをプラス出来たら行ってみよう!👍⛺

オーレン小屋

まとめ

今回はオーレン小屋のテント場を利用して硫黄岳を周遊登山するコースの紹介でした🥰

朝早く到着出来れば初心者でも日帰り登山できる八ヶ岳の入門コースですが、首都圏からだと移動だけでも大変ですよね💦

埼玉から桜平駐車場までオートバイで5時間以上かかりました💦
駐車場に着いただけでライフはゼロですよ…😭🏍

せっかくなので一泊してビールで乾杯してのんびりしましょう!🍺

初日の天候がイマイチならば二日目の朝に硫黄岳周回と変更も出来ますし、天狗岳登山や霧ヶ峰ハイキング、ビーナスラインをドライブなどと組み合わせるのもおすすめです。

ぜひ硫黄岳登山を楽しんでくださいね!😊

オーレン小屋の利用は2回目なのですが、最初に利用したきっかけは「かほさん」のオーレン小屋でテントデビューの記事を見たことでした😊

今日が人生で一番若い日です!
2024年の8月上旬に硫黄岳に登ってきました。二日目は霧ヶ峰(車山)ハイキングをしたので、後日そちらの様子もアップします。
高速道路が苦手なので帰りは埼玉まで奥多摩湖を越えて下道で帰りました。
7時間以上かかりました…。遠いな~😂

ABOUT ME
管理人ささみん
こんにちは、埼玉県南部在住の「ささみん」です! 2021年、美ヶ原高原で大勢の登山者さんを見かけて以来、登山が趣味になりました。 埼玉県や東京都の低山を登っています。 山に登ったり、オートバイに乗ったり、AIで絵を生成したり、投資をしたりして色々な力を身につけていきたいです。 「今日が人生で一番若い日!」がモットーです! 登山アプリのYAMAP(ヤマップ)にもマイページがあります。 そちらもよろしくお願いします。

COMMENT

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)