こんにちは、ささみんです!😊
今回は草紅葉に燃える尾瀬ヶ原を散策、山小屋に一泊して復路は至仏山(しぶつさん)を経由してスタート地点の鳩待峠へ戻る中級コースの紹介です。
今回のコースは鳩待峠から山小屋が集まる見晴(みはらし)地区の往復に加えて至仏山登山を追加しているので時間も体力も必要なコースとなります。
見晴地区往復だけでも十分に尾瀬を堪能出来るので、無理をせずに「今回は至仏山登山だけ」、「今回は尾瀬ヶ原の散策だけ」と2回に分けて訪れることも考慮してくださいね。
至仏山の登山ルートは主に2つあり、鳩待峠から直登する初心者向けの往復コース、今回紹介するビジターセンターやキャンプ場のある山の鼻経由で登る中級コースがあります。
山の鼻から登るルートの方が体力も時間も必要になるので、日帰り登山ならば直登往復コースをおすすめします。
体力が無さ過ぎて鳩待峠のバスの時間に間に合わないかと思ったよ💦
山の鼻から山頂は登り専用の一方通行のために登り始めたら戻れません!
登るしかないので早めの行動を心掛けてね!😭
今回利用した尾瀬小屋さんは尾瀬ヶ原を見渡すオシャレなテラスを持ち、ワインを傾けながらおいしいメニューをいただける素敵な山小屋なんです。食事休憩だけの利用にもおすすめの山小屋さんですよ!😊
24年の尾瀬ヶ原の山小屋の営業は10月14日前後までになります。
小屋によって前後するので、必ず確認した上で訪れましょう。
各施設の利用期間は尾瀬保護財団のページで確認できます。
尾瀬ヶ原、至仏山とは
尾瀬ヶ原
尾瀬ヶ原は群馬県、新潟県、福島県の境にあり、東西6km、南北2kmの本州最大級の湿原になります。例年5月上旬までは雪で覆われ、雪解けは5月中旬、初冠雪は10月末頃となります。
日本百名山の至仏山と燧ケ岳の2つの山に囲まれた広大な湿原では、6月はミズバショウ、7月はニッコウキスゲなど美しい高山植物が目を楽しませてくれますよ。
日帰りでのハイキングもできますが、出来れば山小屋やキャンプ場に一泊することを強くおすすめします
昼の行動時間だけではなく、トンボが飛び交う夕暮れ、夜は満点の星空、早朝の高原に霧がかかった幻想的な雰囲気などぜひ感動を味わっていただきたいと思います。
至仏山
日本百名山の一つで、群馬県の北東部、みなかみ町と片品村との境界に位置する標高2,228.1mの山です。
山頂に近づくにつれて蛇紋岩と呼ばれる茶褐色の岩が現れます。岩肌に蛇のような模様が見られることから命名された蛇紋岩は風化しやすいため、保護のために山の鼻から山頂へは登り専用となっています。また、蛇紋岩は非常に滑りやすいことも登り専用の理由の一つでしょう。
滑りやすい蛇紋岩や木道が多いので尻餅をついている人が多い印象です。足元に注意して行動しましょう。
木道で2回滑ったよ…😰
救急車を呼ばれた方もいらっしゃいました。ケガ人の多い登山道らしいです。
鳩待峠-見晴地区周遊・至仏山登山ルート
鳩待峠へのアクセス
公共交通機関ご利用の場合
JR沼田駅より関東交通バスにて戸倉(鳩待峠行きバス連絡所)へ(約2時間)。
4月下旬~11月上旬のみ運行のシャトルバスに乗り換えてください。
もしくは新宿バスターミナルから東武東上線の川越駅経由で長距離バスが運行しています。
東部トップツアーズ様、高速バス「尾瀬号」参照のこと。
マイカーでの場合
5月中旬~10月上旬の特定日に、鳩待峠の手前からマイカー規制が行なわれます。戸倉駐車場に車を停め、シャトルバスに乗り換えてください。
戸倉駐車場は第一駐車場、第二駐車場合わせて約530台。
鳩待峠
シャトルバスに揺られてしばし、鳩待峠に到着です。
鳩待峠では軽食コーナーやトイレ、お土産屋さんもありますよ。
豚バラ炙り焼き丼を食べてスタート!
鳩待峠から山の鼻地区へ
鳩待峠から山の鼻地区へは緑に囲まれた木陰の木道を下っていきます。
山の鼻地区周辺にはビジターセンターや数件の山小屋、キャンプ場、トイレがあります。
山の鼻キャンプ場は至仏山に登るときのベースキャンプにちょうどいいですね⛺
荷物を背負う時間が少ないのでテント泊初心者にもおすすめ出来ると思います。
山の鼻地区や至仏山周辺はツキノワグマの目撃情報が多いことでも有名です。熊鈴の携行をおすすめします。
山の鼻地区から牛首分岐・東電小屋経由、見晴地区へ
山の鼻地区の端の尾瀬ロッジさんを越えると、視界が開けて大きな至仏山がドーン!と見え…ないな~🤣
驚きの白さですよ
…天気が良ければ、視界が開けます💦😭
至仏山がそびえているはずですが、上の写真の通り一日目はあいにくの天気で何も見えませんでした😂
明日の予報は曇り。翌日に期待して進みましょう。
当日は小雨交じりの天気で至仏山も向かいの燧ケ岳も見えませんでしたが、白く霞む尾瀬ヶ原も幻想的ですね。こうなったら山小屋のビール目指してどんどん歩きますよ!🚶
レインウェアと共に雨の時に嬉しい装備がゴアテックス製のハットです。フードをかぶるよりも視界を確保出来るしずっと楽ですよ😊
つばがあるので顔も濡れません!ラクチン!
見晴地区の山小屋 尾瀬小屋
景色は明日に期待して見晴地区の尾瀬小屋にチェックイン。名物のローストビーフ丼とビール🍺で乾杯です!ワインも!🍷
尾瀬は豊富な水量を誇ることもあり、尾瀬小屋はお風呂に入れるのが嬉しいところ。キャンプ場利用者でも利用できるように日帰り入浴も可能です♨
綺麗な和室に広いトイレ、お食事のメニューも豊富でおすすめの山小屋です。
24年の営業は10月14日までとなります。最終日あたりが草紅葉の見ごろになりそうです。猛暑の影響でかなり遅いですね。
見晴地区には他にも数件の山小屋やキャンプ場が隣接されています。夜景も美しいですね✨
もちろん、天気が良ければ満点の星空が期待できますよ!🌟🌠
明日の天気に期待して、おやすみなさい💤
二日目 尾瀬小屋から山の鼻へ
朝一番はガスっていましたが、進むほどに天気が回復!曇り予報でしたが快晴です!☀
どんどん雲がなくなって正面の至仏山、振り返れば燧ケ岳まで綺麗に見渡せます!天気予報が良いほうに外れた!俺持ってる!!
…そう思ってました。この時までは…
猛暑で遅れているとはいえ、草紅葉は進行していて一足先に秋を満喫です。下界はやっと真夏日が少なくなってきたくらいですからね。
雄大な至仏山が目の前に近づいてきます。秋晴れの快晴です!キャー!😆
山の鼻から至仏山経由、鳩待峠へ(標準タイム:4時間40分、7.3km。標高差800m)
至仏山登山は天候しだいで、悪そうなら鳩待峠に直行するつもりでした。
見てのとおりの快晴です!登るでしょ!!
天候が良いので山の鼻から至仏山を経由して鳩待峠を目指します。
山の鼻から山頂へは登り専用の一方通行になるので、時間や体力、天候によっては厳しいことになりそうです。
山の鼻から鳩待峠に直行なら1時間30分程度で戻れます。
標準タイムはあくまでも登山になれた人の話で、体力ミジンコの筆者はさらに1~2時間くらいオーバーするのはいつものことです。
振り返ると朝から歩いてきた尾瀬ヶ原や向かいの燧ケ岳まで一望です!
登り始めてしばし、少しずつガスが出てきました💦
小雨も降ってきた!☔
茶褐色の蛇紋岩が非常に滑りやすく、木段には前日の雨水が溜まっています。両手をついて進む箇所も多いので、完全防水のシューズとグローブは欠かせませんね。
天候も変わりやすいのでレインウェアの準備も忘れずに!
尾瀬ヶ原の往復ですでに足が終了していたので全然足が動きません!
天候も悪くなってきたし下山したいけど、一方通行なので登るしかない!イヤーン😰
雨が降ったりやんだり。曇り予報だったのが悪いほうに外れました☔
やっぱり持ってないな~😂
もう山頂での景色は望めそうにありませんね😭
山頂部はガスでもう何も見えませんでした。残念。
山頂からは小至仏山を経由する稜線歩きになります。残念ながらある程度標高を落とすまで視界は晴れませんでした。
晴れていれば迫力のある絶景が広がっている気はするんですが、すっかり雲の中でなにも見えません…
鳩待峠に戻ってゴール。人気の花豆ソフト🍦で乾杯、お疲れ様でした!
山小屋泊のためにミレーの40ℓザックを購入しました
普段は30ℓのザックを使用しているのですが、防寒具が多くなる山小屋泊用に40ℓのタイプを購入しました。
ミレーの「サースフェーNX40+5」というタイプになります。24年に販売開始された大人気モデルの新型です!🥰
新型のありがたいところは素材が旧型よりも縫製がすくなく、生地の撥水能力も上がっていろところ。ザックカバーが同梱されていますが、今回小雨が降ったりやんだりの中であえてカバー無しで使用してみました。
しっかり雨水をはじいてくれるし、内部への浸水もまったく見られません。
ザックカバーをつける機会が減るのでラクチンです👌
下からもアクセスできて2気室として使用出来るのも嬉しいところ。下部にはレインウェアなど濡れやすいものを入れておくのにちょうどいいですね😊
名前の「+5」はプラス5ℓのこと。雨蓋部がのびて容量が稼げるので、テントマットを挟んでみたりヘルメットを入れてみたりと幅広い使い道が出来る素敵なザックですよ!
おすすめ出来ます!👍
草紅葉の尾瀬ヶ原と至仏山(YAMAP投稿記事より)
夏の尾瀬ヶ原は以前に訪れた事がありましたが、秋は無かったので山小屋の営業が終了する前に行ってきました
今年は猛暑の影響で草紅葉があまり進んでいないそうです。14日前後に尾瀬の山小屋の営業は終了しますが、見頃はむしろそれくらいになるほど遅れているそうですよ。
初日は天気予報通り小雨で何にも見えず… 二日目の予報も曇り。
降られなければいいやくらいでしたが、どんどん天気が良くなってきて燧ケ岳や至仏山もよく見える絶景です! いい方向に天気予報が外れた!ラッキー!!😊
これなら至仏山に登れる!燧ケ岳は以前に登っていますが、至仏山は未踏だったので今年の目標の山でした
…山の鼻から登り始めるとどんどんガスが出てきます。周囲の山も上のほうは雲がかかってきました… 小雨も降り出しています☔ 曇りだった予報より悪い。悪いほうに外れました😨
通常だったらUターンして下山してしまいますが、山の鼻から至仏山山頂のルートは登りのみで、下り禁止の一方通行。登るしかありません😭
尾瀬ヶ原の往復で登山開始時点ですでに足が終わっていたので全然足が動かない! 標高差以上に疲れを感じて厳しい山行になりました。
次はニッコウキスゲが満開の時期に来たいな~
草紅葉の尾瀬ヶ原と至仏山 / ささみんさんの活動データ | YAMAP / ヤマップ
まとめ
今回は一日目は鳩待峠から見晴地区の山小屋泊、二日目に至仏山経由で鳩待峠に戻るコースの紹介でした🥰
山小屋を利用して一泊すれば尾瀬ヶ原と至仏山の両方を満喫出来ますよ。緑が広がる夏の尾瀬も良いですが、草紅葉が進む秋の様相もとっても素敵です🍂
日帰りで見晴地区往復だとせわしないスケジュールになってしまいます。
ぜひ尾瀬小屋に一泊してテラスでのんびりビール🍺やワイン🍷を傾けてのんびり優雅な時間をとっていただきたいです。飲んだら運転出来ないしね💦
24年の山小屋シーズンは終了を迎えますが、来年にでもぜひ尾瀬へ足を延ばしてみて下さいね😊
夏の様子はこちらの記事を参考にしてもらえると嬉しいです🥰
今日が人生で一番若い日です!
2024年10月初旬の山小屋を閉める一週間前に尾瀬と至仏山を訪れました。
猛暑の影響で草紅葉や山の紅葉もかなり遅れていたようですし天候も今一つでしたが、二日目は天気がいい時間もあったので良い山行となりました。
至仏山は24年の目標だったのでギリギリクリアしたぞ!💪
山頂からは何も見えなかったけどな!