【登山インソールの選び方】100均と数千円は何が違う?膝痛持ちがソルボを使ってわかったこと
こんにちは、ささみんです!👋😊
「登山用のインソール、変えたほうがいいって聞くけど……100円ショップのと、数千円するのと、何がそんなに違うの?」
正直、私もずっとこれがわからなかったんです。
膝痛持ちで、下山のたびに膝がつらい。少しでも楽になるならとインソールを何枚か買い替えてきました。モンベルの靴に最初から入っているもの、100円ショップでかかとに衝撃吸収材が入ったもの、そして数千円する登山専用のソルボ。
結論から先に言います。「これさえ買えば全員OK」という万能のインソールは、ありませんでした。
ちょっと拍子抜けする結論かもしれません。でも、いろいろ使ってみて、これが一番実感に近い。インソールは「値段が高い順に良い」のではなく、自分の足と靴に合うかどうかが9割でした。
この記事では、私が実際に使い比べてわかった「100均と数千円の違い」と、膝痛持ち目線でのインソールの選び方を、買う前に知っておきたい形でまとめます。同じように「どれを買えばいいの?」と迷っている方の参考になればうれしいです。

この記事を書いたのはこんな人です:
- 55歳・182cm・81kg台(減量中)
- 膝痛持ちの登山者
- モンベル純正・100均(かかと衝撃吸収)・ソルボを使用済み。さらにBMZ・Rela Kinoを検証予定
- 登山靴はマウンテンクルーザー600ワイド(ソフトなソール)+アルパインクルーザー800ワイド(硬めソール・新調)を使い分け
📦 そもそもインソールを変えると何が良いの?
登山のインソール(中敷き)を交換する目的は、ざっくり2つです。
- 衝撃を吸収する — 下りや石の多い道で、足裏・膝に来る突き上げをやわらげる
- 足のブレを抑える — 土踏まずのアーチや、かかとの安定をサポートして、疲れと痛みを減らす
登山は「つま先着地」「長時間歩行」「斜面の上り下り」と、足にとって過酷な動きの連続です。だから街歩き用の靴よりも、この2つの機能が効いてきます。
そして大事なのが、インソールにはこの2つのどちらを重視するかでタイプが分かれるということ。ここを知らずに値段だけで選ぶと、「高いの買ったのに合わなかった」が起きます。私もやりました😅
🔍 100均と数千円、本当の違いはどこ?
ここが一番知りたいところですよね。実際に両方使ってみて、違いは大きく2つだと感じました。
違い① アーチを「支える構造」があるかどうか
これが最大の違いです。
100円ショップのインソールにも、最近はかかとに衝撃吸収材が入っていたり、土踏まずがふくらんでいたりするものがあります。実際、私が使った100均のかかと衝撃吸収タイプも、「ないよりはマシ」くらいの効果はありました。日常使いなら十分かもしれません。
でも、数千円する登山用インソールには、足の骨格を下から支える硬い土台(スタビライザーやヒールカップ)が入っています。やわらかいクッションだけでなく、かかとや土踏まずを「正しい位置に保つ」ための構造があるんです。長時間・長距離を歩くと、このアーチを支える力の差が、後半の疲労となって効いてきます。
100均が「やわらかく敷く」だとすれば、登山用は「正しく支える」。方向性が違うわけですね。
違い② 素材の質と、へたりにくさ(耐久性)
もう1つは素材です。
安いインソールは、最初は柔らかくて気持ちいいのですが、歩いているうちに早くへたって、効果を感じなくなりがちです。一方、登山用に使われる衝撃吸収素材(ソルボセインやPORONなど)は、衝撃をしっかり受け止めつつ、へたりにくいものが多い。
たとえば私が使っているソルボの素材「ソルボセイン」は、もともとイギリスの医療分野で使われていた衝撃吸収材だそうです。なるほど、ただのスポンジとは違うわけです。
ただし——ここは正直に言います。 高い素材はそのぶん重くて厚いことが多い。ソルボも、モンベルの純正インソールよりはっきり重いです。「衝撃吸収を取るか、軽さを取るか」のトレードオフがあるんですね。
👟 実際に使ってみた:私の場合
モンベル純正 → 100均 → ソルボの変遷
私が今メインで履いているのは、モンベルのマウンテンクルーザー600ワイドです。最初は純正インソールのまま使っていました。不満があったわけではないのですが、膝痛持ちとしては「少しでも下りの衝撃を減らしたい」という気持ちがありました。
そこでまず100均のかかと衝撃吸収タイプを試し、次にソルボの「S-CUBE スケルトン トレッキング」に替えました。
ソルボに替えて感じたこと(正直な体感)
劇的に「膝の痛みが消えた!」とまでは言えません。ここは盛らずに書きます。
ただ、石がゴロゴロした道、岩が多くて足裏に突き上げが来やすい道では、純正より膝が楽な気がしています。 「気がする」レベルの話ですが、膝痛持ちにとってこの「気がする」は意外とバカにできません。一日歩いた後の膝の残り方が、ちょっと違う感じがするんです。
一方で、さっきも書いたとおりソルボは重い。軽量性を重視する人には、ここは気になるかもしれません。
わかったこと:靴によってインソールの効き方が変わる
もう1つ面白い発見がありました。最近、夏の縦走と立山登頂に向けて、アルパインクルーザー800ワイドを新調したんです。
実はこの買い替えには理由があります。以前モンベルの岩場講習に参加したとき、当時履いていた600(マウンテンクルーザー)のソールが柔らかくて、足先だけで岩に立とうとしてもズルッと滑ってしまい、まったく踏ん張れなかったんです。あれはなかなか怖い経験でした😅 それ以来、「ソールが硬めで、甲高幅広の自分の足でも履ける靴」をずっと探していて、たどり着いたのが800でした。
▼そのときの岩場講習の話はこちら 【忍者修行 岩場編】モンベル岩場講習に参加したら想定外すぎた話
600(マウンテンクルーザー)と800(アルパインクルーザー)では、ソールの硬さがはっきり違います。モンベルの位置づけどおり、800のほうがソールが硬く、ハイカットで足首をしっかり守ってくれる本格モデル。荷物の多いテント泊や縦走でも安心して使えそうです。実際に履いても、800のほうが明らかにしっかりした剛性を感じます。
そして、ソールが硬い靴ほど、インソールでの微調整が効きやすいと言われています。やわらかい靴はインソールなしでもクッションが効きますが、硬い靴は足とソールの間をインソールが埋めてあげる意味が大きいんですね。
つまり、「どのインソールがいいか」は、靴とセットで考えないと答えが出ない。 これが、私が「万能の正解はない」と思った理由です。
800は頼もしい。でも重い。だからインソールは「軽さ」で選ぶ
ただ、硬くてハイカットな800には弱点もあります。重いんです。 安心感と引き換えに、一歩ごとの重さは600より増えました。
ここで、私のインソール選びの方針が決まりました。すでに重い800に、さらに厚くて重い衝撃吸収インソール(ソルボ)を足したら、重さが二重になってしまう。だったら800に合わせるインソールは、衝撃吸収より「軽さ」と「足を支える機能」を優先したほうがいい——そう考えるようになりました。
靴の弱点を、インソールで補う。この発想こそが、私の言う「合わせ方が9割」の正体です。
😅 インソール選びで失敗しないための注意点
△ 厚いインソールは、靴がきつくなる
衝撃吸収材がしっかり入ったインソールは厚みがあります。今まで使っていた純正と入れ替えると、靴の中がきつくなることがあります。サイズ調整が必要になる場合もあるので、買うときは「厚み」もチェックしてください。
△ 本番の山でいきなり使わない
これは絶対に守ってほしい点です。新しいインソールを、いきなり大事な山行で初投入するのは危険。足に合わなかったとき、逃げ場がありません。私も立山(7月)に向けて、まずは平日の徒歩通勤と近所の低山で慣らしてから本番に臨むつもりです。
△ お店で借りて履くだけでは、本当のところはわからない
これも実感です。店内で数分履いた感触と、山で何時間も上り下りした後の感触は、まったく別物。最終的には「自分の足・靴で、実際に歩いてみる」しかありません。だからこそ、いきなり高級品に飛びつくより、まず手の届く範囲で試すのがおすすめです。
🎯 結局、膝痛持ちはどう選べばいい?
私なりの、今のところの結論です。
おすすめな選び方:
- まずは自分の登山靴のソールの硬さを確認する(硬い靴ほどインソールが効きやすい)
- 衝撃が気になる膝痛持ちは「衝撃吸収型」(ソルボなど)から試す
- 足のブレ・疲労が気になるなら「足を支える機能型」(後述のBMZなど)も選択肢
- とにかく1枚で全部ほしい・予算を抑えたいなら「衝撃吸収+アーチの全部入り型」(後述のRela Kinoなど)。ただし厚みで靴が窮屈になりやすい点は注意
- 100均は「お試し・サイズ感の確認用」と割り切るのが正解。日常使いなら十分。ただし”かかとにクッションがあるだけ”のタイプは、アーチを支えないので長距離の疲労や膝には効きにくい(実体験です)
こういう人は高価格帯を検討する価値あり:
- 長距離・長時間で後半に足や膝が痛くなる人
- 純正インソールで不満がある人
- アルプス縦走など、本格的な山行を控えている人
🔜 次に試すのは「BMZ」と「Rela Kino」の2枚
実は今、次に試したいインソールが2つ決まっています。性格が正反対なので、あえて両方を使い比べてみるつもりです。
候補① BMZ アシトレトレッキング(機能サポート型)
1つめはBMZの「アシトレトレッキング」。ソルボとは違うアプローチのインソールです。ソルボが「衝撃を吸収する」タイプなのに対し、BMZは足の外側にある立方骨(キュボイド)という骨を支えて、足のアーチを自然に機能させるという考え方。土踏まずを無理に押し上げないので、押し上げ感が苦手な人にも合いやすいと言われています。
しかも片足約23gと軽い。さっき書いたとおり、重い800にはなるべく軽いインソールを合わせたい。重さが気になっていたソルボの弱点を、ちょうど補ってくれそうなんです。
候補② Rela Kino(衝撃吸収+アーチの全部入り型)
2つめは、Amazonのインソールでダントツに売れているRela Kinoです。理学療法士監修をうたい、2種類の衝撃吸収素材(ジェル+PU)と3.5cmの高めアーチサポート、かかとを支えるTPUを1枚に詰め込んだ「全部入り」タイプ。それでいて2千円前後と手頃です。
ここは正直に書きます。「売れている=自分に合う」とは限りません。 実は私、以前このメーカーの”かかとに衝撃吸収材があるだけ”のタイプを使ったのですが、あまり効果を感じませんでした。アーチを支える構造がなかったからだと思います。今回試すのは、それとは別のアーチサポート入りモデル。口コミを見ても「合う・合わないがはっきり分かれる」「靴によっては厚みで窮屈になる」という声があり、レビュー件数も多いぶん鵜呑みは禁物。だからこそ、自分の足と靴で確かめてみたいんです。
驚異のレビュー数5000!登山用というわけではありませんが、インソールで検索すればトップに出てきます。さすがに無視出来ないですよね。気になる!
なぜ2枚を比べるのか
この2つは方向性が真逆です。BMZは「軽くて足を支える」、Rela Kinoは「厚めで衝撃を吸収しつつアーチも支える」。私のように甲高幅広で、重い800に軽さを求める足に、どちらが合うのか。実際に履き比べないと、こればかりはわかりません。
使い込んだら、この記事に「実走レビュー」として追記します。立山でどうだったかも、正直に報告しますね。
🏔️ まとめ
まず「100均」と「登山用」のざっくりした違いがこちら。
| 項目 | 100均 | 登山用(数千円) |
|---|---|---|
| アーチを支える構造 | 弱い or なし | しっかりある |
| 衝撃吸収素材の質 | そこそこ | 高い・へたりにくい |
| 重さ | 軽い | やや重い傾向 |
| 向いている用途 | 日常・お試し | 長距離・本格登山 |
そして登山用の中でも、タイプによって性格が分かれます。私がこれから使い比べる3製品を例にすると、こんな整理になります。
| ソルボ S-CUBE | BMZ アシトレトレッキング | Rela Kino | |
|---|---|---|---|
| タイプ | 衝撃吸収型 | 機能サポート型 | 全部入り型 |
| 効き方 | 衝撃を吸収 | 立方骨で足を支える | 衝撃吸収+高めアーチ |
| 重さ・厚み | 重い・厚い | 軽い・薄い | やや厚い |
| 価格帯 | 3千円前後 | 4千円前後 | 2千円前後 |
| こんな人に | 石・岩の道で膝を守りたい | 軽さ重視・硬い靴に合わせたい | 1枚で全部ほしい・低予算 |
インソールは「高い=正解」でも「売れている=正解」でもなく、自分の足と靴に合うかが9割。これが、何枚か使い比べた私の正直な結論です。
膝痛持ちなら、まずは衝撃吸収型を試してみて、それでも疲れや痛みが残るなら、足を支える機能型へ。そうやって自分の組み合わせを見つけていくのが、遠回りなようで一番の近道だと思います。
私もまだ「これが最高!」と言い切れる1枚には出会えていません。でも、立山に向けてBMZとRela Kinoを使い比べて、また報告します。一緒に、自分に合う1枚を探していきましょう。
それでは、また山で。 今日が人生で一番若い日!
YAMAPでは私の山行記録を公開しています。ぜひ遊びに来てください⛰️
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