【パッキング】重いものは背中側へ。膝に効く詰め方の基本
こんにちは、ささみんです!👋😊
秋は荷物が増えます。防寒着が加わり、日が短いぶんヘッドランプも欠かせない。私は9月にテント泊を予定しているので、なおさらです。ここで効いてくるのがパッキング。同じ重さでも、詰め方ひとつで体への負担がまるで変わります。膝痛持ちには、これが地味に大きいんです。

重さより「重心の位置」が効く

パッキングの原則は、たったひとつ覚えれば足ります。重いものは、背中に近い側へ入れる。これだけです。
理由は物理の話で、荷重が体から離れるほど、それを支えるのに必要な力が増えるからです。同じ5kgでも、背中にぴったり寄っているのと、ザックの外側にぶら下がっているのとでは、体感がまるで違う。背中から遠いと、ザックが後ろへ引っぱる形になり、それに逆らって前傾する姿勢が続きます。
そして高さは、背中の上部、肩甲骨の少し上あたりに重心が来るのが理想とされています。この位置なら荷重を体幹で支えられて、歩くときのバランスも安定します。逆に重心が低すぎると、腰が引かれて姿勢が崩れやすくなります。
上下の配置は「重さ」と「出す順番」で決める
- いちばん下:使用頻度の低いもの。寝袋や着替えなど、行動中には出さないもの
- 中央から上、背中側:重いもの。水、食料、テント本体など
- 背中から遠い側:軽くてかさばるもの
- いちばん上:よく使うもの。行動食、レインウェア、防寒着
「重いものは下」と思っていた時期が私にもありましたが、逆でした。下に重いものを入れると重心が下がり、体から離れる方向に働きます。下段は軽くてかさばるものの居場所です。
そして地味に大事なのが取り出す順番。雨が降り出したときに、レインウェアがザックの底にあったら最悪です。一度全部出すことになります。「使う可能性が高いものほど上」。これは秋こそ効いてきます。防寒着を出し入れする回数が、夏より確実に増えるからです。
左右のバランスも見落とさない
意外と忘れがちなのがこれです。片側に重いものが偏ると、その側のショルダーベルトに力が集中して、肩や首、背中が疲れます。
対策は単純で、同じ高さには同じくらいの重さのものを入れるか、重いものを中央に置いて、その両脇に軽いものを配置するか。サイドポケットに水のボトルを1本だけ挿すのも、実は片寄りの原因になります。片側だけ重くなっていないか、背負う前に一度持ち上げてみるとわかります。
膝痛持ちには、ここが効く
なぜパッキングの話を膝の記事として書いているかというと、姿勢が崩れたぶんのしわ寄せは、最終的に脚に来ると感じているからです。
重心が後ろに引っぱられれば、前かがみで支え続けることになります。左右に偏れば、片脚に余計な負担がかかる。とくに下りは、荷物の重さがそのまま膝への衝撃に乗ってきます。同じ荷物でも、体に沿って収まっているのと、外にぶら下がって揺れているのとでは、一歩ごとのダメージが違うはずです。
ザックを軽くするのがいちばんですが、テント泊ではそうもいきません。減らせないなら、せめて上手に積む。そういう考え方です。
秋のパッキングで、追加で意識したいこと
- 防寒着はすぐ出せる場所へ:休憩のたびに羽織ることになります。底に入れると必ず後悔します
- ヘッドランプは定位置を決める:日没が早い季節です。暗くなってから探すことのないように
- 濡れて困るものは袋に分ける:防寒着と着替えは、ビニール袋やスタッフバッグで防水を。濡れた防寒着は用をなしません
- 外付けは最小限に:見た目には格好いいのですが、重心が外に出て、枝に引っかかる原因にもなります
ささみんのひとこと
前の晩にザックを詰める時間が、けっこう好きです。地図を眺めて、明日の行程を思い浮かべながら、あれを入れてこれを抜いて。歩き始める前に、山行はもう始まっているような気がします。
そして詰め終わったら、一度背負って部屋の中を歩いてみる。これをやると、片寄りや当たりの悪さがすぐわかります。登山口で気づいても、もう詰め直す気力はありませんから。
まとめ
- 原則は「重いものを背中に近い側へ」。荷重が体から離れるほど支える力が要る
- 重心は背中の上部、肩甲骨の少し上あたりが理想
- 下段は使わないもの、上段はよく使うもの
- 左右の偏りは肩と首に効く。同じ高さは同じ重さで
- 姿勢の崩れは脚に来る。とくに下りの膝に響く
- 秋は防寒着とヘッドランプを取り出しやすい場所へ
- 詰め終わったら一度背負って歩いてみる
荷物が増える季節です。上手に積んで、楽に歩きましょう。今後も役立つ登山情報をお届けします!
ささみんの山行記録はこちら → YAMAP













