【北横岳 日帰り】展望をあきらめて登ったら、シラビソと苔の森が素敵だった|北八ヶ岳ロープウェイから2時間30分
こんにちは、ささみんです!👋😊
山頂は真っ白でした。八ヶ岳の稜線が見えるはずの方角は、ただの白い壁。
でも、これは想定内です。予報は曇りでしたし、展望は最初からあきらめて出発しました。
じゃあ何を見に行ったのか。シラビソの森と苔です。そして結論から書くと、こちらが完全に主役でした。
北八ヶ岳の苔は、濡れている日のほうが綺麗なんですよ。



この記事を書いたのはこんな人です:
- 50代・182cm・80kg前後・右膝痛持ちのソロ登山者
- 北横岳を2026年8月16日に実走済み(北八ヶ岳ロープウェイ坪庭駅→北横岳ヒュッテ→南峰・北峰の往復)
- 北横岳は雪山シーズンにも登頂済み。夏に歩いたのは今回が初めて
- 2026年7月に立山(雄山)登頂。秋は木曽駒ヶ岳でのテント泊を狙い中
🗺️ コース概要
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 山名 | 北横岳(きたよこだけ) |
| 標高 | 2,480m(北峰)/2,471m(南峰) |
| ルート | 北八ヶ岳ロープウェイ坪庭駅 → 坪庭 → 北横岳ヒュッテ → 南峰 → 北峰 →(往路を戻る)→ 坪庭駅 |
| 距離 | 約4.0km |
| 累積標高差 | 登り約260m・下り約260m |
| コースタイム | 筆者実績2時間31分(休憩・撮影込み) |
| 難易度 | ★★☆☆☆(YAMAPコース定数8=「やさしい」) |
| 登山日 | 2026年8月16日(日)・曇り |
📱 YAMAPの活動日記: ささみんのYAMAP
霧の北横岳 / ささみんさんの北横岳(南峰)・北横岳の活動データ | YAMAP / ヤマップ
⚠️ 出発前に確認したい3つのこと
① ロープウェイの運行状況 北八ヶ岳ロープウェイは年に数回、点検で運休する期間があります。雷が近いときも止まります。上に取り残されると帰れないので、出発前に公式サイトで必ず確認を。
② バスの本数 茅野駅からのアルピコ交通バスは本数が限られます。帰りの最終便を先に調べておくと、下山時刻の目安になります。
③ 山頂は夏でも冷える 歩き出しがすでに標高2,237mです。ガスの中で立ち止まると、真夏でもじわじわ寒くなってきます。羽織るものを1枚。
春先にアークテリクスの定番ウインドブレーカー、スコーミッシュフーディを購入して使いまくっています。もちろん、他のアパレルよりも高価ですが、満足度が違います。
特に、お腹周りのシルエットが良くて、お腹が膨らんでいるのが分かりづらいデザインなのがオジサンに嬉しい!
USサイズなので、モンベル・ノースフェイスよりもワンサイズダウンすることをおすすめします。筆者身長182cm,体重80kgでLサイズです。(モンベルXLサイズ)
🚌 アクセスと交通費
埼玉県ふじみ野市から公共交通機関で行きました。
- 自宅最寄り → 茅野駅(特急あずさを使わず在来線のみ):往復7,400円ほど
- 茅野駅 → 北八ヶ岳ロープウェイ(アルピコ交通バス):往復4,000円ほど
- 北八ヶ岳ロープウェイ:大人往復2,600円
合計14,000円ほどでした(すべて2026年8月時点・筆者の実費)。
モンベルクラブやJAFの会員証を窓口で提示するとロープウェイ料金が割引になります。お持ちの方は、券売機に並ぶ前に財布を確認してください。私はすっかり忘れていました。😅
通常なら、「特急あずさ」で帰宅出来ればかなり時間を節約出来ます。
お盆だったので空席が無かっただけです。
⛰️ 山行レポート
坪庭|降りた瞬間に空気が変わる
ロープウェイは約7分。降りた瞬間、空気がひんやりしていました。
この時期、下界は猛暑日です。埼玉を出るときは汗だくでした。それが標高2,237mに着いた途端、長袖でちょうどいい。この落差だけでも来た甲斐があります。
坪庭は溶岩が作った台地で、木道と石畳の遊歩道が続きます。ここは平坦で、観光の方も歩いている区間です。ガスが薄くかかっていて、視界は50mほど。ハイマツと岩の間を、白い霧が流れていきました。



坪庭 → 北横岳ヒュッテ|森に入る
遊歩道から分岐に入ると、急に登りになります。
ここから森です。シラビソとコメツガの濃い樹林で、風が入ってきません。外の音も遠くなって、足音と自分の呼吸だけになる。北八ヶ岳らしい時間が始まります。
距離にすれば短い区間で、坪庭から見上げると「あそこまでか」と思える程度です。ただ傾斜は急なので、ゆっくり登ったほうが快適です。


北横岳ヒュッテ → 南峰・北峰|真っ白

ヒュッテから山頂までは樹林の中を10分ほど。岩の段差が多く、歩幅が一定になりません。
南峰に出たら、真っ白でした。
三脚を立てている方も、地図を広げている方も、みんな八ヶ岳があるであろう方を向いて立っていました。そのうち誰かが「今日はダメですね」と言って、全員で少し笑いました。あの空気は嫌いじゃないです。
北峰まで足を延ばしても、やっぱり白。20分ほど粘って、あきらめて下りました。


下り|足元が見どころだった
下りに入ってから、ずっと足元を見ていました。
苔がすごいんですよ。
スギゴケの群落が水を含んで光っていて、一株ずつ星形に葉を開いています。ガスで湿っているせいで、色が濃い。晴れた日の乾いた苔とは、まったく別物でした。
しゃがみ込んで、何枚も撮りました。展望がなかった分、下ばかり見ていたのが結果的によかったのかもしれません。
北八ヶ岳は苔の森として知られていますが、その本領はこういう日に出るんだと思います。



❄️ 冬の北横岳と、何が違ったか
北横岳には雪山シーズンにも登っています。同じルートを歩いたはずなのに、まったく別の山でした。
| 冬 | 夏(今回) | |
|---|---|---|
| 樹林帯 | 樹氷と雪の白一色 | 濃い緑と苔 |
| 足元 | 踏み固められた雪、アイゼン必須 | 木の根と岩の段差 |
| 坪庭 | 雪原。夏道は完全に埋まる | 溶岩と木道 |
| 山頂 | 空気が澄んで、八ヶ岳・蓼科山の絶景!風は強いかも! | ガスなら意外と穏やか |
| 装備 | 12本爪、ピッケル、厳冬期の防寒 | 半袖+薄手の羽織り |
冬に真っ白だったあの斜面が、こんなに深い緑だったとは思いませんでした。
面白いのは、どちらの季節も「白」が主役だったことです。冬は雪の白、夏はガスの白。
意外だったのは、お盆なので大混雑なのではと思っていたのですが、ロープウェイも待つことなく利用出来ました。むしろ、冬のスキー・スノーボード・雪山登山シーズンの方が混雑しているのでしょうか?
行動時間が短いので、日没が早くても登れるので天候が穏やかになる秋にも訪れてみたいですね。
🔗【北横岳 冬登山 初心者】ロープウェイで樹氷と絶景の雪山体験!
🦵 膝の状態レポート
| タイミング | 状態 |
|---|---|
| 坪庭→北横岳ヒュッテ(登り) | 問題なし |
| ヒュッテ→南峰・北峰 | 木の根と段差が多い区間。違和感なし |
| 北峰→ヒュッテ(下り) | 段差でやや慎重に。痛みなし |
| ヒュッテ→坪庭(下り) | 問題なし |
| 下山後・翌日 | 違和感なし |
今回はストックを使わずに歩きました。累積標高差260mという規模なので、膝にとっては軽い部類です。それでもまったく問題なかったのは、素直にうれしい結果でした。
湿った岩が多いコースなので、下りは足裏全体で置くように歩きました。滑りやすい日は、この歩き方が効きます。
🎒 持っていってよかったもの
薄手のフリース 山頂のガスの中で20分粘っていたら、じわじわ冷えてきました。真夏でも羽織るものは1枚。軽いもので構いません。
レインウェア 今回は降られませんでしたが、8月の午後は崩れます。防風着としても使えるので、使わなくても持っていく前提です。
カメラ 苔を撮るなら、しゃがみ込める服装とセットで。スマホでも十分綺麗に写りますが、地面すれすれの角度が撮れると世界が変わります。
❓ よくある質問
Q. 北横岳は初心者でも登れますか? A. 登れます。ロープウェイで標高2,237mまで上がれて、山頂まで往復2時間半ほど。鎖場もハシゴもありません。ただし歩き出しがいきなり2,200m超えなので、最初の20分はゆっくり歩くのがおすすめです。
Q. コースタイムはどのくらいですか? A. 私は坪庭駅を10時52分に出発して、13時23分に戻ってきました。休憩と撮影を含めて2時間31分です。標準コースタイムもおおむね2時間半前後を見ておけば足ります。
Q. 曇りの日に登っても楽しめますか? A. 期待するものを変えれば楽しめます。展望を目的にするとがっかりします。でも苔と樹林を目的にすると、ガスの日のほうが密度が濃い。北八ヶ岳はそういう山です。
Q. 膝が痛くても登れますか? A. 累積標高差260m前後なので、膝への負担は小さいコースです。私はストックなしで下っても痛みが出ませんでした。ただ岩の段差が多いので、下りは足裏全体で置くように歩くのがおすすめです。
Q. ロープウェイの料金と割引は? A. 大人往復2,600円(2026年8月時点)です。モンベルクラブやJAFの会員証を窓口で提示すると割引になります。運行状況も事前に公式サイトで確認してください。
Q. 夏と冬、どちらがおすすめですか? A. 別の山だと思ったほうがいいです。冬は雪山入門として人気ですが、12本爪アイゼンが要ります。夏は装備のハードルが一気に下がるので、まず夏に一度歩いて地形を覚えてから冬に来る、という順番が安心です。
北横岳は雪山登山デビューにおすすめの山ですが、可能ならば冬の下見をかねて夏のうちに訪れてみることをおすすめします。初めて登る山で雪山デビューというのは、わりと危険度が上がると思います。
🔗【北横岳 冬登山 初心者】ロープウェイで樹氷と絶景の雪山体験!
🏔️ まとめ
- 北八ヶ岳ロープウェイから北横岳往復。距離4.0km・累積標高差260m・行動時間2時間31分
- 山頂は真っ白で八ヶ岳の展望はゼロ。でも展望は最初からあきらめて行った
- 主役はシラビソの樹林と苔。濡れている日のほうが苔は綺麗
- 膝は全区間で問題なし。ストックなしでも痛みは出なかった
- 冬に登った同じ山とは、まったく別の表情だった
8月は天気が読めません。低山は暑すぎて登る気になれない。そんな月に、曇り予報でも成立する山を持っておくと気が楽になります。
北横岳は、私にとってその一座でした。
今日が人生で一番若い日! 白い森、けっこう綺麗ですよ😊
📱 ささみんのYAMAP: https://yamap.com/users/2050995
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