こんにちは、ささみんです!
今回は現在も登山道の近くをガスが噴き出している活火山、焼岳の登山初心者向けルートの紹介になります。
それが中の湯温泉郷にある新中の湯登山口から山頂までを往復する新中の湯登山ルートです。
新中の湯登山ルートのコースタイムは往復4時間30分程度で、日帰り登山が出来るルートです。
危険な箇所も少ないルートなので登山初心者におすすめですよ!
下山後のお楽しみ、温泉施設の紹介もします!
焼岳には上高地方面からのルートもありますが、そちらは距離も長く、10m近いハシゴを登ったりする初心者にはちょっと不安があるルートなんですよね。
焼岳とは
焼岳(やけだけ)は、飛騨山脈の長野県と岐阜県にまたがる標高2,455 mの北アルプスの活火山で、別名は硫黄岳ともいいます。日本百名山に選定されています。
上高地へと続く大正池から見上げると、頂上付近がゴツゴツとして荒々しい表情をしている様子が見て取れます。
北アルプスの中でもアクセスが容易で、日帰りでも登れるので登山初心者にも人気の山です。
山頂付近では溶岩ドームから噴煙が噴きあがり、登頂すれば360度見渡せる大展望!
穂高連峰や火山湖(正賀池)を観ることが出来ますよ。
新中の湯ルートから焼岳登山
新中の湯登山口へのアクセス
新中の湯ルートは上高地からは反対の中の湯温泉方面から登るルートになります。
焼岳への最短ルートでもあります。
新中の湯登山口へは長野自動車道の松本ICから国道158号で約1時間、平湯温泉郷へ続く安房トンネルを目指します。
安房トンネルのすぐ手前に右方向に中の湯温泉の看板があるので、トンネルには入らずに右に曲がって下さい。
中の湯温泉旅館を越えた先に道が広がっている所にでます。国道158号沿いの路肩が広がっているスペースが新中の湯登山口駐車場となります。
周辺にトイレはないので事前に済ませておきましょう。
新中の湯登山口から登山スタート!
登山口からしばらくは比較的緩やかな樹林帯歩きです。
活火山らしさは感じさせない新緑の中をしばらく進むと、こんどは笹に囲まれた登山道になります。
笹の多い登山道では熊が心配ですよね。焼岳周辺では熊の目撃情報も多いので、熊鈴の携帯をおすすめします。
登山口から80分程度でちょっと広くなっている休憩ポイントにでます。
天気が良ければ焼岳の双耳峰が見える景色のいい広場ですよ!
休憩ポイントの広場を越えると少しずつ岩がちの登りが始まります。
稜線に出ると大小の岩を越えていく斜面に変わります。ペイントされた道標を参考にルートから外れないように注意して登っていきましょう。
登山当日はガスがひどくて道標がなかったらルートが分からなくなる心配がありました。
山頂付近では活火山ならではの光景がひろがります!
北峰と南峰の間にあるコルを目指して登ります。南峰は岩が崩れやすいため立ち入り禁止になっています。
コルから北峰へは溶岩ドームや噴煙を上げる様子など「これぞ活火山!、焼岳の風景!」という展望がひろがります。
登山道近くの岩も熱くなっている箇所があるので不用意に触らないようにしてくださいね。
黄色く変色しているガスが噴出している箇所には近づかないで!
どこからともなくゴーゴーっと噴煙が噴き出す音がします!
硫黄の匂いもただよっています。
ただ、ガスで視界が真っ白で、噴煙が上がっている様子は一瞬しか見えませんでした・・・
焼岳山頂からは噴火口や火口湖(正賀池)を見下ろせます。
晴れていれば上高地や穂高連峰など雄大な景色が広がりますよ!
・・・晴れていればね・・・。
山頂は驚きの白さ!そんなときもあるさ。
山頂でランチにして真っ白な、もとい、雄大な景色を堪能したら来た道をそのまま戻りましよう。
下山時には多少はガスが晴れてきてくれました。
下山後のお楽しみ、おすすめ温泉を2カ所紹介
中の湯温泉旅館をおすすめします!
下山後には新中の湯登山口近くの中の湯温泉旅館さんで日帰り入浴をおすすめします!
平湯温泉郷の「ひらゆの森」もおすすめ!
新中の湯登山口から国道158号で平湯方面に抜けるとおすすめの温泉施設ひらゆの森があります。
登山当日は平湯キャンプ場をベースキャンプとして泊まっていたのですが、ここの温泉にのんびり入るために平湯キャンプ場まで行くと言っても過言ではありません。
天気が多少悪くて「今日は登山はちょっとな~」となってもずっと温泉に入っていればいいんです!
むしろ、一日過ごしたい温泉施設なんです!
ひらゆの森は露天風呂16(男性7,女性9)、大浴場(男女各2)を持つ温泉天国です。
無色透明で湯ノ花が少し浮いている湯舟、湯ノ花が大量に浮いている湯舟に真っ白な濁り湯とそれぞれに特徴があって飽きさせません。
もちろん、どの湯舟も源泉かけ流し!
ほど良い硫黄の香りがたまりません!
平湯キャンプ場についてにこちらの記事を参考にしてください
まとめ
新中の湯登山口から山頂までを往復する新中の湯登山ルートを紹介いたしました。
天候さえ気を付ければ特に危険な箇所もなく、日帰り出来るコースタイムなのも登山初心者におすすめのポイントです。
ただ、せっかくならば時間に余裕をもって温泉旅館やキャンプ場に泊まってのんびり温泉を満喫していただきたいエリアです。上記のひらゆの森も宿泊が可能ですよ。
ぜひ焼岳登山の参考にしてみてくださいね!
今日が人生で一番若い日です!
2023年7月の3連休に平湯キャンプ場に連泊して焼岳と乗鞍岳に登ってきました。
焼岳は残念な天気でしたが、また機会があったら今度は上高地側から登ってみたいです!
焼岳の地図はこちら
YAMAPの記事はこちら
ガッスガスで何も見えず・・・焼岳 / ささみんさんの活動データ | YAMAP / ヤマップ