こんにちは、ささみんです!
今回は丹沢の大人気の山、大山(おおやま)登山の紹介です!
大山は綺麗な三角錐の山容が特徴で、関東各地の山から判別しやすい丹沢山系のランドマーク。
標高1,000mを超える山でありながら、ケーブルカーで標高700mの大山阿夫利神社下社まで一気に上がることも出来るので登山初心者でも体力に合わせて楽しめる山ですよ。
今回紹介するのは、大山ケーブルバス停から「こま参道」へ。さらに女坂経由で紅葉が綺麗な事で有名な大山寺へ向かいます。大山阿夫利(あふり)神社下社からは富士見台、大山山頂、見晴台を周回するルートになります。
上下ケーブルカーを利用して大山阿夫利神社下社までの観光客も多いですが、あえてケーブルカーを利用しないで大山山頂までガッツリ歩いて登山してきましょう!
絶対おすすめのデザートも紹介します!
体力に不安のある方は上下ケーブルカー利用でも十分に楽しめるコースです。
登りだけケーブルカーを利用して下山は女坂経由とか、体力・時間と相談して歩いて下さいね!
大山とは
大山(おおやま)は、神奈川県伊勢原市・秦野市・厚木市境にある標高1,252 mの山です。別名あめふり山とも呼ばれていて、大山および阿夫利神社は雨乞いの神様でもあります。
阿夫利も「雨降り」から来ているとか。
江戸時代には庶民のあいだで大山に登り参拝する「大山詣り」が流行ったとのことで、古くから信仰を集めている山でもあります。
当時は江戸の人口が100万人のなか、年間20万人が訪れたそうです。
関東平野周辺からは綺麗な三角形の山容から判別しやすくてよく見える山ですよね。
昔の人たちも目標にしやすいこの山を目指して大山詣りをしたのでしょう。
ちなみにですが、鳥取県にも同じ文字で「大山」がありますが、こちらの読みは「だいせん」になります。
ケーブルカーや神社仏閣もある観光地ということで、高尾山や御岳山と共通して登山初心者に優しい山です。
今回のコースはヤマノススメ14巻でも紹介されていますよ。
大山ケーブルバス停発着|大山・見晴台周回コース 標準タイム5時間50分、7.7km
大山ケーブルバス停へのアクセス
公共交通機関でのアクセス
小田急線・伊勢原駅から神奈川中央交通バスで大山ケーブルバス停まで約30分
伊勢原駅 北口 バス4番線
伊10系統「大山ケーブル」または
伊11系統「大山ケーブル(直行)」行き乗車
終点「大山ケーブル」下車
マイカーでのアクセス
● 新東名 伊勢原大山インターから約10分
● 東名 厚木インターまたは秦野中井インターから国道246号経由で約40分
大山ケーブルバス停から「こま参道」、女坂経由で大山寺へ
大山ケーブルバス停
バス停横にトイレあり。準備運動をして歩き始めましょう!
ケーブルカー乗り場まではバス停から「こま参道」を約15分、参道には昭和レトロなお土産屋や食事処、宿坊などが続きます。
ケーブルカーを利用すれば約6分で大山阿夫利神社まで登れますが、もちろん歩きますよ!
ケーブルカー乗り場までは舗装された歩きやすい道ですが、以降は登山道が始まります。
女坂・男坂の分岐があります。大山寺は女坂にあるので女坂を登りましょう。
男坂の上りは急勾配の石段なので、男坂を利用するなら下りだけにするのをおすすめします。
大山寺
女坂は整備された歩きやすい石段が続きます。
紅葉が見頃になると真っ赤に染まる大山寺は神奈川県を代表する紅葉の名所。
秋にはもみじ祭りが行われ、ライトアップも楽しめますよ。
小さな器を眼下の輪の中に向かって投げて厄除け祈願するかわらけ投げに挑戦してみては?
器が輪の中を通ると願いが叶うそうですよ。…輪が遠い!願いを叶えるのは大変そう!
大山阿夫利神社下社
男坂と合流したら大山阿夫利神社下社はもうすぐ。ここは見どころがたくさんの観光・パワースポット!
茶屋処さくらや
大山阿夫利神社下社への階段前には「ルーメソ」と読める暖簾でおなじみの茶屋処さくらやさんがあります。
「ルーメソって何ぞや?」と頭を傾けると分かるかも?
ヒントは、さくらやさんの名物はラーメンです。
大山阿夫利神社下社
参道の階段を登りきって振り返ると相模湾を見下ろすパノラマが広がっています。拝殿前からの眺めは、なんとミシュランガイド2つ星を獲得しているとか。
キラキラ光る相模湾を見下ろし江の島に三浦半島、東京湾を越えて房総半島まで見渡す眺望は一見の価値ありですよ!
拝殿では無事な登山を祈願しておきましょう。
狛犬が群なす獅子山も見どころ。
拝殿右横に小さな入口があります。中では大山名水が湧き出る神泉があります。皆さん水筒や手持ちのペットボトルに汲んでいますが、空のペットボトルも販売されています。
茶寮 石尊(せきそん)
拝殿、社務所に隣接している茶寮 石尊さん。ここには大山観光の記事で必ず推奨される名物デザートがあります。
それがお酒の升でほろ苦い抹茶ティラミスをいただく「升ティラミス」。
大山の御神水で淹れたコーヒーとセットでどうぞ。
光に溢れるテラス席で頂くのがおすすめ。
大山阿夫利神社下社から富士見台、大山山頂、見晴台周回(標準タイム4時間、5km)
大山阿夫利神社下社の左手から山頂への登山道が始まります。
ケーブルカーがある観光地ですが、ここから先はしっかり登山道なので最低限の登山装備はしたうえでの行動をしましょう。
登山道では各所に「~丁目」という石柱が立っています。山頂は28丁目になります。
三角錐の山容の通り、ひたすら登りが続くので目安にして下さいね。
富士見台(20丁目)
夫婦杉、天狗の鼻突き岩などのスポットを過ぎると富士見台に出ます。文字通り天気が良いと富士山が望める絶景スポット。
秋の富士山は雪を被って「これぞ富士山」という見た目が美しいですよね!
大山山頂
山頂部は広く開けていて大山阿夫利神社本社、多数のベンチ、茶屋やトイレもあり。
山頂からは大島、真鶴半島に伊豆半島を望み、目を移せば関東平野のパノラマが広がり東京のビル群や筑波山が一望です。
トイレの裏手に回れば富士山、遠くに南アルプス、塔ノ岳をはじめとした丹沢山系をすぐ近くに見渡します。
塔ノ岳山頂の尊仏山荘まで見えます。塔ノ岳は未踏なので来年の目標です。
山頂から見晴台経由で大山阿夫利神社下社、男坂で下山。
山頂から見晴台方面の道は木道や整備された階段が続く歩きやすい下山になります。右手に相模湾を見下ろす眺めのいい稜線歩きです。
見晴台では筑波山方面に視界開け、振り向けば下山してきた大山を望みます。山頂部のアンテナ群が目印。
テーブル、ベンチが多いので皆さん休憩をとっていますが、トイレは無いので注意して下さいね。
大山阿夫利神社下社に戻ってきたら御朱印を頂いたりしてのんびり。
「さ~て、下山はケーブルカーにしよっかな~」と日和っていたら紅葉時期のせいかケーブルカー乗車待ち50分の行列…。
歩いた方が早いので男坂で下山します。男坂は急勾配で不揃いな石段が続くので焦らずに!
お疲れ様でした!
ヤマビルについて
丹沢の登山道はヤマビルが出ることで有名です。ヒル対策をしておかないと知らないうちに吸血されてしまいますよ。
ヤマビルの活動期は4月から11月までで、特に6月から9月までは生息密度も高まり、雨や雨の後の活動が活発になります。
動物や人が吐く息に含まれる炭酸ガスや体温などでその存在を知り移動してきます。
ヒル避けの薬剤も市販されていますし、夏場でもタイツを履いて素足が出ないようにする工夫をして下さいね。
タイツを履いていない場合は、パンツの裾を靴下の中に入れるなどの工夫もあります。
また、ザックを地面に置くとそこから付いてくることもあるので、特に木の葉の多い湿った地面などにはザックを置かないようにしましょう。
ヒル避けの薬剤はこちら。靴に噴射して使用します。下山後は水で洗い流しましょう。
日帰り温泉:弘法の里湯
伊勢原駅の一つ隣、鶴巻温泉駅から徒歩2分と駅近の温泉です。
泉質は弱アルカリ性、カルシウム・ナトリウムイオン塩化物泉。
無色透明で渋い苦味があり、体がとても温まりやすい温泉ですよ。
無料で利用できる足湯もあります。
まとめ
今回は丹沢・大山登山の紹介でした。
大山阿夫利神社からの文句なしの絶景に、山頂からは関東を一望するパノラマ。
名物の茶屋さん達、レトロな「こま参道」など見どころが多いコースなのが魅力です。
初心者の方や家族連れならばヤビツ峠から登るルートもあり、さらに難易度が下がりますよ。
ぜひ大山を登ってみて下さいね!
今回の記事が参考になれば幸いです。
今回紹介したルートはYAMAPの本でも紹介されているコースです。
関東周辺版という事で関東近県で登山をされている方に絶対おすすめの一冊ですよ
今日が人生で一番若い日です!
2023年11月の紅葉まつり中に大山へ登ってきました。
海無県の埼玉県民なので海が見えるだけでテンション上がりますね。
週末は「翔んで埼玉2」を観て全力でディスられてきます!!
大山(丹沢)の地図はこちら
YAMAPの記事はこちら
升ティラミス頂きます。 / ささみんさんの活動データ | YAMAP / ヤマップ