【夏の夕立】傘が正解な場面と、絶対に差してはいけない時
こんにちは、ささみんです!👋😊
夏の山は、午後になると急に降られることがあります。そのたびにザックを下ろしてレインウェアを着るわけですが、正直、暑い。蒸れる。着たら着たで、汗なのか雨なのかわからない状態になる。先日の涸沢からの下山で、私はレインウェアではなく傘を使いました。これが、思った以上に快適だったんです。

横尾から上高地、傘が正解だった
涸沢から下りてきて、横尾から上高地までの区間。ここは平坦で、道幅も広く、樹林帯の中を淡々と歩く道です。距離にして約10km、3時間ほど。ここで雨に降られました。
レインウェアを着ようかと思ったのですが、標高が下がってきて気温も高い。この暑さでレインウェアを着たら、間違いなく中は汗でぐしょぐしょになります。そこで傘を差して歩いてみました。結果、快適そのもの。蒸れないし、顔も濡れない。地図やスマホを見るときも濡らさずに済む。歩きながら「なんだ、これでよかったのか」と思いました。
傘が正解になる場面の条件
調べてみると、傘が有効なのはいくつか条件が揃ったときだとわかりました。まさに横尾〜上高地は、その条件を全部満たしていたわけです。
- 平坦で、よく整備された道:足元に気を取られない道であること
- 樹林帯や林道:頭上が木に守られ、風が直接当たりにくい
- 風が弱い:これが最大の条件。風があると傘は役に立ちません
- 雨が強すぎない:小雨から中程度の雨まで
- 両手を使わなくていい道:片手がふさがっても支障のない場所
メリットは何といっても蒸れないこと。高性能なレインウェアでも、構造上どうしても内部は蒸れます。夏の低い標高では、雨に濡れるより汗で濡れるほうが不快なくらいです。日除けや、テント場での移動にも使えるので、1本あると出番は意外と多いと思います。
逆に、傘がダメな場面
ここは大事なので、はっきり書きます。
- 稜線・風の強い場所:骨が折れますし、そもそも雨を防げません。素直にレインウェアを
- 岩場・鎖場・急な登下降:両手が使えないのは論外です
- 雷が鳴っているとき:これは絶対にダメです(詳しくは次の項目で)
つまり傘は、レインウェアの代わりではなく使い分けの選択肢。レインウェアは必ず持ったうえで、条件が合う場面で傘を出す。これが正解だと思っています。
雷が鳴ったら、傘は絶対に差さない
ここだけは覚えて帰ってください。雷のときに傘を差すのは非常に危険です。傘が避雷針の役割をして雷を引き寄せてしまうため、雨が降っていても差さないようにと注意されています。
そして知っておきたいのが、8月は1年で最も落雷が多い月だということ。気象庁の観測データでは、全国の月別放電数は8月が最多で、冬季の約100倍にもなるそうです。夏山の午後が危ないと言われるのは、こういう裏付けがあるからなんですね。朝は快晴でも、10時ごろから積乱雲が発達しはじめることもあります。
危険なサインは、雲の底が暗くなっている、ソフトクリームのようにモクモクと高くそびえる雲が見えるとき。雷鳴が聞こえたら、山頂や尾根から離れ、周囲より少し低い場所に身を寄せます。このとき大木の下や山小屋の軒下に逃げ込むのはNG。木や避雷針に落ちた雷が横から飛んでくる側撃を受ける恐れがあります。
ささみんのひとこと
傘を山に持っていくのは邪道だと、どこかで思っていました。でも実際に使ってみると、道具に貴賎はないなと。大事なのは、その場面に合っているかどうかだけなんですよね。
それと、夏の午後の雨は「降られてから考える」では遅い。早く歩き出して、昼過ぎには行動を終えている。結局そこに行き着きます。傘は便利ですが、それ以前に降られない時間帯に歩くのがいちばんの対策です。





まとめ
- 平坦・樹林帯・風が弱い・整備された道なら傘が快適
- 最大のメリットは蒸れないこと。夏の低標高では効果大
- 稜線・岩場・強風では使えない。レインウェアは必ず携行を
- 雷のときは傘が避雷針になるため絶対に差さない
- 8月は落雷が最多の月。午後の行動そのものを減らすのが根本対策
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