【防災×登山用品】押し入れの山道具、半分壊れてました
こんにちは、ささみんです!👋😊
毎年9月1日が近づくと、ホームセンターの入口に防災グッズのコーナーができますよね。パッケージ入りの防災セットが山積みになっていて、「そろそろ用意しないとな」と毎年思うんです。
思うだけで、毎年通り過ぎています。
正確に言うと、値札を見て「まあ来年でいいか」と自分に言い訳しているんですよね。面倒くさい。何を買えばいいのかもよくわからない。そうやって先送りしているうちに9月2日になって、また1年が過ぎていく。もう何年これを繰り返しているんだろう、という気持ちになります。
そんな私が今年ふと思ったのは、「そういえば押し入れの山道具って、防災に使えるんじゃないか」ということでした。
ヘッドランプもバーナーも寝袋もある。買い替えて出番のなくなったザックも眠っている。新しく買い揃えなくても、意外と揃っているのでは——そう思って、日曜の午後に押し入れを開けてみたんです。
結果から言うと、出してきた3つのうち、3つとも問題がありました。
この記事は「登山用品はこう使えます」という優等生なまとめではありません。何年も防災を後回しにしてきた50代が、重い腰を上げて押し入れを開けて、次々に壊れているのを発見していく記録です。同じように毎年先送りしている方に、たぶんいちばん役に立ちます。

その前に:この記事は「家が無事なら」という前提の話です
先に大事なことをひとつ書かせてください。
これから在宅避難、つまり避難所に行かずに自宅で過ごすという考え方を軸に話を進めます。ただしこれが成り立つのは、自宅が無事で、そもそも自宅にいることが危険でない場合だけです。
洪水の浸水想定区域や土砂災害警戒区域にお住まいなら、水害のときに自宅にとどまるのは命に関わります。地震で建物が損傷している場合も同じです。この記事の内容より先に、まずご自身の家がどういう場所に建っているかを確認してください。
国土交通省のハザードマップポータルサイトで住所を入れれば数分でわかります。私も今回あらためて確認しました。地図を眺めていると、自分の住んでいる場所は地震より水のリスクのほうが現実的なんだな、など理解できます。5分で終わるので、記事を読む前にやってしまってもいいくらいです。
まずは自分の家の足元を知る。装備の話はその後です。
元も子もないですが、災害リスクの少ない場所に住むというのが最重要になってくるというのを昨今のニュースで実感します。
避難所に行けば安心、というわけでもない
「災害が起きたら避難所へ」と刷り込まれている方は多いと思います。私もそうでした。でも、数字を見ると考えが変わります。
石川県が公表している令和6年能登半島地震の検証報告書によると、死者605名のうち377名が災害関連死でした(令和7年6月30日時点)。6割以上が、地震の揺れそのものではなく、その後の避難生活で亡くなっているということです。
厚生労働省の資料でも、長引く避難生活によって避難所の衛生環境・生活環境が悪化したことが課題として挙げられています。
硬い床に雑魚寝して眠れない。寒い。トイレが混むから水分を控えて、それが体調を崩す引き金になる。想像しただけで、膝と腰に不安のある50代にはこたえます。体育館の床で数日過ごすというのは、山小屋の板の間で寝るのと同じか、それ以上に体力を削る話なんですよね。
国の方針も変わってきています。内閣府は「場所(避難所)の支援」から「人(避難者)の支援」へ転換する方向を示していて、親戚・知人宅への避難、在宅避難、車中泊避難、ホテル・旅館の活用を進めるとしています。在宅避難者にも避難所と同じように食料や水を届けるよう、国が自治体に要請した実例もあります。
つまり「避難所に行かない=支援から外れる」ではなくなってきているわけです。
家が無事なら、住み慣れた家で過ごしたほうが体は楽です。そしてそのためには、電気・ガス・水道が止まった家で数日暮らせる準備が要る。ここでようやく、山道具の出番になります。
避難所か自宅か。選べる状態にしておくこと自体が、備えになります。
今日15分でできること
長い記事になりますが、先に「これだけやれば今日は合格」という3つを書いておきます。全部やっても15分かかりません。
ひとつ、使っていないザックをひとつ決めて、防災用と心の中で決める。ふたつ、ヘッドランプを取り出してスイッチを入れてみる。みっつ、モバイルバッテリーを充電しておく。
これだけです。残りは余力があるときで構いません。私も何年も何もしてこなかったので、ゼロからいきなり満点を目指しても続かないのはよく知っています。
ゼロが1になれば、それが今年いちばんの前進です。
点検その1:ヘッドランプが点かない

では、実際に押し入れを開けたところから書いていきます。
最初に出してきたのは、登山を始めた頃に買った古いヘッドランプでした。今は別のものを使っているので、こちらは完全に二軍。「予備があるから安心」と思っていた、まさにその一台です。
スイッチを入れました。点きません。
電池ボックスを開けたら、単4アルカリ電池が液漏れして、端子のまわりに白い粉が吹いていました。入れっぱなしで何年も放置していたので、当然といえば当然です。端子が腐食していたので、新しい電池を入れて復活するかどうかも微妙なところでした。
これ、防災用品でいちばん多い失敗だと思います。持っているのに使えない。しかも、使おうとした瞬間まで気づかない。
充電式と乾電池式、防災ならどっち問題
ここで「これからはUSB充電式にしたほうがいいのか、防災なら乾電池式が無難なのか」と迷いました。調べてみると、この2つは弱点が正反対なんです。
USB充電式は、停電が長引くと充電手段がモバイルバッテリーしかなくなります。ヘッドランプに使った分だけ、スマホに回せる電力が減る。しかも保管中に自然放電するので、押し入れに1年置いたら空になっている可能性がある。今回と同じ失敗を、別の形で繰り返すことになりかねません。
乾電池式は、今回まさに体験したとおりの弱点があります。
答えは「どちらか」ではなく、両方使えるハイブリッドモデルでした。
ペツルのヘッドランプの多くは「ハイブリッドコンセプト」を採用していて、専用充電池のCOREと単4乾電池3本のどちらでも動きます。アクティックコアはCOREが付属していて、乾電池にも対応。COREは23gと単4電池3本より軽く、USB充電なのでスマホの充電器と共用できます。
普段の登山では充電池で運用して、非常時に電池が切れたら乾電池に差し替える。この一台二役が、防災用としてはとても合理的です。COREは単体でも買えるので、対応モデルをすでに持っている人なら後付けでUSB充電化できます。
備蓄する乾電池はリチウム乾電池に
もうひとつ、今回の失敗から学んだこと。
備蓄用の乾電池はアルカリではなく、リチウム乾電池を選んでください。 保存期間が10年以上あって液漏れしにくく、低温でも出力が落ちにくいという特徴があります。単価は高いのですが、10年に一度の入れ替えで済むなら、私のような後回し体質にはむしろ向いています。
そして電池は本体に入れず、小さい袋に入れて本体と一緒に保管する。これだけで液漏れ事故はほぼ防げます。
ついでに、備蓄する電池のサイズは揃えておくといいです。ヘッドランプが単4なら、ラジオも単4のものを選ぶ。停電が長引いたときに電池を融通し合えるかどうかで、持久力がまるで違ってきます。
「予備がある」と思い込んでいるものほど、一度スイッチを入れてみてください。
防災用に長期保管する乾電池なら、断然エナジャイザーです。使用推奨期限が圧巻の25年!
液体を使用していないので、液漏れの心配もありません。
点検その2:バーナーの点火装置が死んでいた

次に出したのはバーナーです。山でお湯を沸かすためのもので、これも今はほとんど使っていません。
ガス缶を装着して、つまみをひねって、点火ボタンを押す。カチッ。……着きません。何度押しても、火花が飛ばない。
圧電点火装置の故障でした。内部のセラミック素子が経年で劣化したり、長期保管で湿気を吸ったり、電極の位置がずれたりして機能しなくなるそうです。使う頻度が低いほど起きやすいというので、押し入れで数年寝ていた二軍バーナーはむしろ高確率なのかもしれません。
電極と着火点の距離が開いているだけならペンチで少し曲げると復活する場合もあるようですが、素子が死んでいると打つ手はありません。
ただ、ここで大事なのは、点火装置が壊れてもバーナー本体は普通に使えるということです。ガスは正常に出ますし、火が着けばちゃんと燃えます。故障というより「着火手段を別に持つ必要が出た」だけなんですよね。
考えてみれば、山でも同じでした
思い返すと、山でも圧電点火は万能ではありません。標高が上がると着きにくくなりますし、風があると失敗します。経験のある人ほどライターを別に持っているのは、そういう理由です。
つまり今回の故障は、本来あるべき形に戻る機会だったともいえます。点火装置に頼りきっていたことのほうが、実は弱点だったわけです。
備えるなら、100円ライターよりターボライター(風に強いガストーチ型)が実用的です。横向きにしても炎が出るので、ゴトクの下に差し込みやすい。ただし機種によっては低温に弱いので、寒い時期の避難生活を想定するならマッチも一緒に入れておくと確実です。マッチは経年でも使えますし、防水タイプなら湿気にも強い。
クッカーセットの中にトーチを常備しておく、という運用は登山用品店の記事でもよく勧められています。山でも防災でも、そのまま同じ形で役に立ちます。
火をつける手段は、二重にしておく。これは山で学んだことがそのまま活きます。
点検その3:アルファ米の期限が切れていた

3つ目は道具ではなく、食料です。
押し入れの奥から出てきたのは、いつか買ったアルファ米でした。お湯を注ぐだけでご飯になるタイプで、キャンプに持っていこうと思って買ったものです。結局その機会がないまま、袋のまま眠っていました。
裏の期限を見たら、数年前で止まっていました。
これはこたえました。ヘッドランプもバーナーも「壊れていた」わけですが、こちらは自分が食べなかっただけです。買った時点では、ちゃんと備えたつもりだったんですよね。それが押し入れの中で静かに賞味期限を迎えていた。
ついでにザックの雨蓋を開けたら、行動食のようかんとナッツも一緒に期限が切れていました。
なぜ期限が切れるのか、考えてみました
防災の記事を読むと、必ずローリングストックという言葉が出てきます。備蓄したものを日常的に食べて、減った分を買い足していく。理屈としては完璧です。
でも実際やろうとすると、続いたためしがありません。
家でわざわざアルファ米を食べる機会って、ないんですよね。普通のご飯があるのに、お湯を沸かして15分待ってアルファ米を食べる理由がない。だから減らない。だから期限が切れる。防災用の食料が家の中で孤立していくわけです。
ローリングストックが機能しないのは、意志が弱いからではなくて、日常の中に食べる理由がないからなんだと思います。
山なら、食べる理由があります
ここで気づいたことがあります。
家では食べる理由がないアルファ米も、山では話が別なんですよね。軽い。かさばらない。お湯を注ぐだけで済む。ゴミも小さくまとまる。山でこれ以上ないくらい理にかなった食料です。
つまり、月に一度でも山に行く人は、それだけでローリングストックが回るということになります。
防災のために我慢して食べるのではなく、山の楽しみとして食べて、帰りに買い足す。特別な努力が要らないので、続きます。行動食も同じで、山に行くたびに消費して補充していれば、期限切れは起きません。
「山道具が防災に使える」という話をここまでしてきましたが、それより一段上の話がここにあると思っています。山に行くという習慣そのものが、備えの仕組みになる。
私は次の山行に、期限内のアルファ米を買って持っていくことにしました。押し入れに戻すのではなく、ザックに入れる。それだけで、この失敗は繰り返さずに済みます。
備蓄は「しまう」ものではなく、「回す」ものでした。
3つに共通していたこと
ここまでで、点検した3つすべてに問題が見つかりました。電池の液漏れ、点火装置の故障、賞味期限切れ。壊れ方はどれも違います。
でも共通点がありました。しまった瞬間から、時間が減らしていくものばかりだったということ。そして、使おうとするまで気づかなかったということです。
防災でいちばん危ないのは、道具を持っていないことではないんですよね。持っているつもりでいることです。
「押し入れに山道具があるから、まあ何とかなるだろう」——この安心感が、実はいちばん危ない。私は日曜の午後に、それを3回続けて思い知りました。
それでも山道具は、在宅避難の強い味方です
さんざん壊れた話を書きましたが、点検して電池を替えて着火手段を足せば、山道具は在宅避難でかなり頼りになります。停電・断水した家で数日過ごすというのは、山小屋やテント泊とやっていることがほとんど同じだからです。
分野ごとに整理しておきます。
寝る。 ここがいちばん重要だと思っています。災害関連死の多くが避難生活の環境悪化から来ていることを考えると、「ちゃんと眠れるかどうか」は命に直結します。停電した家の床で寝るのは、山小屋の板の間と同じです。スリーピングマットとシュラフがあるだけで、体の消耗がまるで違う。私が使っているNEMOのスイッチバックというマットとモンベルのシュラフは、そのまま防災装備を兼ねています。
沸かす。 バーナーとクッカー。断水・停電の中で温かいものが飲めるかどうかは、体温だけでなく気持ちにも効きます。
照らす。 ヘッドランプ。両手が空くという一点で、懐中電灯より圧倒的に有利です。
つながる。 モバイルバッテリー。停電しても携帯電話網はしばらく生きていますが、基地局の非常用電源にも限りがあります。通信が生きている限られた時間に、どれだけ情報を取って安否を伝えられるかが勝負なんですよね。そのときスマホの残量が10%では何もできません。10,000mAhでスマホ2回分程度と見ておくと計算が合います。変換ロスがあるので、表示容量の6〜7割が実効値になります。登山で使っているものがそのまま流用できます。
出す。 携帯トイレ。断水でいちばん困るのがここだと、経験者は口を揃えます。山で使う携帯トイレは、そのまま家でも使えます。
浄水。 携帯浄水器。これは私がまだ持っていないので、今回の点検で「足りないもの」として浮かび上がった装備です。
在宅避難で本当に効くのは、あくまで備蓄水です。浄水器は補助と考えてください。
そのうえで選ぶなら、カタダインのビーフリーは1分で2リットルという浄水速度が魅力で、握るだけで水が出るので手間がかかりません。口が広いので浅い沢からも汲みやすく、洗うのもフィルターを水で振るだけ。
私は秋にテント泊を計画しているので、ビーフリーを試してみるつもりです。使ったらまたレポートします。
家を出るときは、防災リュックより登山ザック
在宅避難が基本とはいえ、家を出なければならない場面はあります。そのときに背負うものの話をさせてください。
市販の防災リュックは、肩だけで背負う構造のものが多いんですよね。水を数リットル入れた時点で、50代の体にはかなりこたえます。
私はこれまでにグレゴリーのシトロ24、カリマーのクレイヴ30、グレゴリーのズール35、ミレーのサースフェー40などいくつかのザックを背負い分けてきました。そこではっきりわかったのは、腰で荷重を受けられるかどうかで、背負える重さがまったく変わるということです。
肩で背負うと10kgでつらい荷物が、腰で受けられるザックなら同じ重さでもずっと楽になります。ヒップベルトがしっかりしていて、背面のフレームが荷重を腰へ逃がしてくれる構造かどうか。ここが分かれ目です。
防災リュックを買う前に、登山ザックをひとつ持っている人は、それを防災用に決めてしまったほうがいい。 性能でも、探す手間でも、そのほうが確実です。
雨対策は、傘とポンチョも考えておく
もうひとつ、家を出るときの雨対策の話をさせてください。
防災記事では「レインウェアを備えましょう」と書かれることが多いのですが、何年も押し入れに入れっぱなしのレインウェアは、防水性能が落ちている場合があります。実際、今回押し入れから出してきたレインウェアも裏地が黄色く変色していて、以前ほど当てにはできなさそうでした。
そのうえで思うのは、避難や徒歩帰宅の雨対策としては、傘とポンチョのほうが現実的な場面が多いということです。
これは実体験があります。今年7月に涸沢へ行ったとき、横尾から上高地までの広くて平らな道では、モンベルの軽い傘のほうがレインジャケットよりずっと快適でした。ジャケットは蒸れるんですよね。歩き続けていると、雨より汗で濡れていく。
市街地の避難や徒歩帰宅は、まさにその「広くて平らな道」です。ザックごと覆えるポンチョも、荷物を持って歩く状況とは相性がいい。両手が空くという点ではポンチョに分がありますし、傘は蒸れないという点で優れています。どちらか一方でも入れておくと安心です。
避難のとき、どう歩くか
もうひとつ、あまり防災記事に書かれていない話をさせてください。避難や徒歩帰宅での「歩き方」です。
停電した夜道、割れたアスファルト、階段、長い距離。膝に不安のある人にとって、これはかなり過酷です。私は右膝に持病があるので、この状況を想像するだけで気が重くなります。
そこで役に立つのが、私が山で使っている「忍者歩き」です。足裏全体で着地して、重心を低く保ち、歩幅を小さくする。膝への衝撃を減らす歩き方で、山でも街でも変わらず効きます。
ダブルストックが使える状況なら、さらに膝の負担は減ります。避難時にトレッキングポールを持っている人はまずいませんが、防災ザックに1セット入れておくという発想は、膝に不安がある人にとっては十分アリだと思います。
道具を揃えるのと同じくらい、体の使い方を知っておくことが備えになります。
【忍者歩きとは?】膝が痛い登山者のための歩き方を4STEPで解説
使わなくなった山道具で、防災ザックをつくる
ここまでの話を、実行に移す形にまとめます。
登山を数年続けている人の家には、たいてい引退した道具が眠っています。買い替えたザック、予備のヘッドランプ、型落ちのバーナー。それを防災用に固定してしまう。これがいちばん安上がりで、いちばん実効性のある備えです。
最大の価値は性能ではなく、発災時に「あれどこだっけ」と探す時間がゼロになることだと思っています。
ただし、条件が3つあります。今日の点検で全部身をもって学びました。
ひとつ、乾電池を入れっぱなしにしない。 別の袋に入れて、本体と一緒に保管する。
ふたつ、経年劣化を確認する。 古いザックはショルダーハーネスや背面パッドのウレタンがボロボロになることがありますし、レインウェアも今回のとおりです。「押し入れで10年寝ていた装備」は、そのままでは戦力になりません。
みっつ、使わなくなった理由を確認する。 買い替えたのが「性能に不満があったから」なら、非常時にも不満なままです。二軍に回すのは「新しいのを買ったから余った」ものに限る。ここは線を引いておいたほうがいいです。
9月1日は、装備の点検日にします
今回いちばんの学びは、防災は「買う」ことより「確かめる」ことなんだな、ということでした。
道具は持っていたんです。でも半分は使えなかった。買い足すより先に、持っているものが本当に動くかどうかを見る。それが一番効率のいい防災でした。しかも、お金がかかりません。
なので私は決めました。毎年9月1日を、装備の点検日にします。
やることは30分です。二軍ザックを開けて、ヘッドランプを点けて、バーナーに火をつけて、モバイルバッテリーの残量を見て、非常食の期限を確認する。それだけ。
そして期限が近い非常食は、捨てずに次の山行のザックに入れる。山で食べて、帰りに買い足す。点検と消費と補充が、山に行くだけで自動的に回る形になります。年に一度の点検が儀式で終わらず、実際の行動につながるのがいいところです。
何年も先送りしてきた人間が言うので説得力があると思うのですが、「防災グッズを揃える」という大きなタスクは重すぎて、いつまでも始まりません。でも「押し入れを開けて、スイッチを入れてみる」なら、日曜の午後にできます。
この記事も、来年の9月1日に点検結果を追記していくつもりです。何が壊れて、何が生き残ったか。年々厚くなる記事にしていきます。
まとめ
山小屋に一泊できる装備を持っているということは、電気・ガス・水道が止まった家で数日暮らせるということです。
登山が趣味の方は、防災用品をゼロから買い揃える必要はほとんどありません。必要なのは、押し入れを開けて、実際に使ってみて、動かないものを直すこと。それだけです。
私は3つ出して、3つとも問題を見つけました。たぶん、あなたの押し入れでも同じことが起きています。
まずはヘッドランプのスイッチを入れるところから。15分で終わります。
次に山へ行くときは、今回買い足したライターとリチウム電池、それに期限内のアルファ米を持っていきます。防災のために買ったものが山で使えて、山で使っているものが防災に効く。この循環がいちばん続けやすい備え方なんじゃないかと思っています。
今日が、人生で一番若い日!
参考リンク
- 国土交通省 ハザードマップポータルサイト https://disaportal.gsi.go.jp/
- 内閣府 防災情報のページ https://www.bousai.go.jp/
YAMAP
ささみんのYAMAPページはこちら → https://yamap.com/users/2050995













