こんにちは、ささみんです!
今回は山頂に積み重なる巨石・五丈岩(ごじょういわ)がランドマークの奥秩父の人気の山、金峰山(きんぷさん・きんぽうさん)を紹介します!
金峰山へは瑞牆山荘からのルート、長野県の巡り目平キャンプ場からのルート、大弛峠ルートがありますが、今回紹介する大弛峠ルートはグッと初心者向けのコースとなります。
大弛峠からの往復ルートはアップダウンも少なく、登山初心者でも日帰りでチャレンジ出来るルートです!
金峰山山頂部、五丈岩は古来より甲府市内の金櫻神社(かなざくらじんじゃ)の神域であり本宮でもあります。神住む巨石・五丈岩は一見の価値ありですよ!
奥秩父の盟主との呼び名も高い金峰山に登りましょう!
金峰山とは
金峰山(きんぷさん/きんぽうざん)は、山梨県甲府市と長野県南佐久郡川上村の境界にある標高2,599 mの山です。日本百名山の一つになります。
山梨県側では「きんぷさん」、長野県側では「きんぽうさん」と呼ぶそうです。
山頂部の巨石、五丈岩には神代の昔に大己貴命(おおなむちのみこと)とともに国造りにあたった小彦名命(すくなびこなのみこと)が鎮座するとされ、御像岩と呼ばれていました。また、日本武尊(やまとたけるのみこと)が東征の時、金峰山に登り御像岩の下に社殿を建てたといわれています。
古くから信仰を集める金峰山の山頂部は金櫻神社の境内、本宮になりますので五丈岩に登ったり落書きなどしないようにお願いします。
大弛峠から金峰山往復ルート|標準タイム4時間、8km
大弛峠(おおだるみとうげ)へのアクセス
大弛峠は標高2,365m、日本で一番標高の高い車道峠です。
富士スバルラインの5合目2,305mよりも高所になりますよ。
マイカーでのアクセス
中央自動車道・勝沼ICから約43km(約1時間30分)で大弛峠へ。
大弛峠へは細い林道を延々と上っていくので注意して運転して下さいね。
数十台分の無料駐車場がありますが、混雑するので路上駐車する車も並んでいます。
また、大弛峠へは長野県側はオフロードなので山梨県側(勝沼IC側)からのアクセスをおすすめします。
公共交通機関でのアクセス
英和交通がJR塩山駅からマイクロバスでツアーを行っています。予約が必要になります。
詳細は英和交通HPへ
大弛峠から朝日岳へ(標準タイム1時間)
大弛峠駐車場にはトイレがあります。登山道上にはトイレが無いので、こちらで済ませてから出発しましょう。
登山道は砕石が敷かれていて歩きやすい道です。
稜線近くになれば左手に富士山を見ながらの登山となります。
朝日岳のすぐ手前に山頂と見間違えるような展望が開ける岩場に出ます!
登山道中にはベンチが見当たらない(壊れている)ので休憩ポイントとして最高ですよ!
朝日岳山頂は金峰山と五丈岩が望める絶景スポットです!
朝日岳から金峰山山頂、五丈岩へ(標準タイム1時間)
朝日岳山頂直下から急な下りのザレ場(ザレ場:細かい石の場所)になります。足を取られてすべりやすいので注意して下さいね。今回のコースだと復路はここが一番の登りになります。
朝日岳から一旦大きく下り、再度金峰山へ向けて登り返します。
登山口と山頂の高低差は実は234mしかないのですが、登り返しを往復共に繰り返すので高低差以上に体力を使います。根気よく歩きましょう。
森林限界で低木に代わったと思うと広く開けた展望地に出ます。
展望地から先は風をさえぎる物のない吹きさらしです。
風が出てくると身体が冷えて体調を崩しがちです。休憩中は天気が良くてもシェルやレインウェアなどを着て身体を冷やさないようにしましょう。
展望地からは特徴的な奇岩の山、瑞牆山(みずがきやま)が見下ろせますよ!瑞牆山越しに八ヶ岳も望めます。
展望地までくれば五丈岩までもう一息。ここからは巨岩地帯です。
足を滑らせないように注意しながら巨石を乗り越えていくと最後に巨大なラスボス、五丈岩がそびえ立っています!
高さは15m程にもなるそうです。どうして山頂にこんな巨石が出来るんでしょう?
五丈岩に向かって左手から奥に回り込むと金櫻神社の祠があるのでお参りしておきましょう。
復路:五丈岩から大弛峠へ(標準タイム2時間)
五丈岩周辺は開けているので皆さん昼休憩をここで取っています。
十分に休息を取れたら来た道を戻りましょう。
・・・下山といっても登り返しがあるので、実はあまり下っている印象はありません。
往路も復路もほとんどコースタイムが変わらないくらいです。
大弛小屋
大弛峠には大弛小屋さんがあります。
軽食もとれますし、金峰山の登山バッチも購入出来ますよ。
登山バッチには「KINPUSAN」の文字が。長野方面の山小屋だと違うのかな?
立ち寄りスポット
ほったらかし温泉
せっかく山梨市内まで来たのなら、ほったらかし温泉で汗を流してから帰宅することをおすすめします。
甲府盆地と富士山が良く見えるロケーションの素晴らしさは数ある温泉施設の中でも飛びぬけています。
ほったらかし温泉は日の出前から営業していて、温泉につかりながら日の出が見れる事でも有名ですね。
金櫻神社(かなざくらじんじゃ)
金櫻神社は昇仙峡の近くに位置し、金峰山を御神体とした神社です。
埼玉からバイクで日帰り登山は体力的に厳しいので、山梨市内のビジネスホテルを利用しました。
市内からほったらかし温泉までは数キロなので早朝チェックアウトすれば日の出に間に合ったかも?
金櫻神社は知識不足で立ち寄ることが出来ませんでした。
昇仙峡の近くなので、別の機会に訪れようと思います。
まとめ
今回は奥秩父の盟主、金峰山の大弛峠ルートを紹介しました。
2,300mを越える登山口まで一気に車でアクセス出来るので、標高の割には登山初心者でも挑戦出来るおすすめのコースです。
ルート上は分岐がない一本道ですし、人の多い人気のコースなので不安を覚えることも少ないでしょう。
あえて不安点を挙げるとすれば公共交通機関が少ない事と、大弛峠までの狭い林道の運転かもしれませんね。
また、標高が高いこともあり11月には降雪し、5月中旬くらいまでは雪が残っているようです。
ぜひ季節と運転に注意して金峰山へ登ってみてくださいね!
今回の記事が参考になれば幸いです。
今日が人生で一番若い日です!
2023年の9月上旬に金峰山を訪れました。まだまだ夏山でしたが10月上旬からは紅葉が始まるそうです。秋は空気も澄んで富士山も見えやすくなるので、ぜひ秋にも訪れてみたいですね。
金峰山の地図はこちら
YAMAPの記事はこちら
大弛峠から金峰山往復 / ささみんさんの活動データ | YAMAP / ヤマップ