こんにちは、ささみんです!👋😊

夏山で一番怖いのは、実はクマよりスズメバチかもしれません。厚生労働省の人口動態統計によると、ハチに刺されて亡くなる方は年間およそ20人。クマによる死者数より多い年が続いています。日本の山で最も人の命を奪っている生きものは、実はハチなんです。

そして夏から秋は、スズメバチがいちばん気が立つ時期。今日は刺されないための行動を3つ、まとめます。書きながら反省もしています。ウインドブレーカーも黒、パンツも黒、ザックも黒。私、気づけば全身黒なんです。忍者だけに🥷💦

行動その1:黒い服・黒いザックを避ける

スズメバチは黒っぽいものに反応しやすいと言われています。理由には諸説あり、天敵であるクマの色だからという説がよく知られています。ハチの目はコントラストで世界を見ているとされ、暗い色ほど狙われやすいという指摘も。対策としては、白やベージュ、水色といった明るい色を身につけることが有効とされています。髪も帽子で隠すと安心です。

とはいえ、です。黒って便利なんですよ。汚れが目立たないし、何にでも合うし、店で選ぶと結局黒になる。私のように全身黒になってしまう人、少なくないと思います。だから現実的な折衷案を考えました。

  • 帽子だけでも明るい色に:ハチは高い位置、特に頭部を狙う傾向があるとされます。まずここから変えるのが効率的
  • 次に買い替えるものから明るい色に:全部を買い直す必要はない。ウェアの寿命が来たときに色を見直す
  • ハチの多い時期は明るい色を1枚羽織る:薄手のシャツを持っておく手もある

全身を入れ替えるのは現実的ではありません。でも帽子1つなら、今日から変えられます。

行動その2:香水・整髪料・甘い匂いを避ける

これは見落としがちですが、大事なポイントです。スズメバチは匂いにとても敏感で、香水や整髪料に含まれる成分が、ハチの警報フェロモンに似ている場合があるとされます。つまり、身につけた香りがハチを刺激してしまうことがあるわけです。ジュースや果物のような甘い匂いも引き寄せる原因になります。

山に行く日は、香りの強いものは身につけない。これが鉄則です。意外な盲点が柔軟剤で、洗濯したウェアから強い香りが出ていることがあります。山用の服は無香料の洗剤・柔軟剤で洗っておくと安心です。行動食のジュースやお菓子の食べこぼしにも気をつけたいところ。

行動その3:遭遇したら低姿勢でゆっくり離れる

これが最重要かもしれません。ハチが近づいてくると、反射的に手で振り払いたくなります。でもその大きな動きが、ハチを刺激します。とっさに手を動かしてしまうことで刺される被害が増えるとされており、まず落ち着いて動きを小さくすることが大切です。大声を出すのも、走って逃げるのもよくありません。興奮させるだけです。

正しい対処は、姿勢を低くして、静かにゆっくり後ずさりしながらその場を離れること。頭ではわかっていても、いざ目の前で羽音がしたら手が出てしまいそうですが、ここは知識で自分を止めるしかありません。

その前に、威嚇のサインを見逃さない

スズメバチは、いきなり刺してくるわけではありません。その前に警告を出しています。

  • 目の前でホバリング(停止飛行)している:同じ場所で羽ばたいて留まっているときは、すでにこちらを警戒対象として見ている可能性があります
  • カチカチという音がする:スズメバチはアゴを鳴らして威嚇することがあります。この音が聞こえたら、かなり危険が近い状態です

これらに気づいたら、その先へ進まない。巣が近いということなので、速やかに引き返す判断も必要です。

もし刺されてしまったら

まずはその場からできるだけ離れること。刺された場所には仲間のハチを呼ぶ物質が出るとされるためです。安全な場所まで移動したら、傷口を流水で洗い、冷やします。

応急処置の道具として知られるのがポイズンリムーバーです。吸引カップを傷口に当てて毒を吸い出す器具で、刺された直後に素早く正しく使えれば、痛みやかゆみを和らげる効果があるとされています。小さくて軽いので、ザックのすぐ取り出せる場所に1つ入れておくと安心です。ただし過信は禁物で、これで治療が済むわけではありません。口で吸い出すのは絶対にやめてください

そして忘れてはいけないのがアナフィラキシーショックです。過去に刺されたことがある人が再び刺されると、激しいアレルギー反応が起きて命に関わる場合があります。2回目が危ないと言われるのはこのためです。息苦しさ、じんましん、めまいなどの全身症状が出たら、ためらわずに119番通報を。判断に迷う状況こそ、早めに助けを呼ぶべき場面です。

ささみんのひとこと

正直、黒いウェアはやめられそうにありません。使いやすいんです。でも「知らずに全身黒」と「リスクを知ったうえで黒」は、まったく別だと思っています。危ない時期には帽子を明るいものに変える。香りの強いものは身につけない。ハチが飛んでいたら手を出さずに下がる。それだけでも、リスクはずいぶん違うはずです。

この夏、まずは帽子から見直してみます。

まとめ

  • ハチによる死者は年間約20人。クマより多い年が続く
  • ①黒は狙われやすい。全部は無理でも帽子から明るい色に
  • ②香水・整髪料・柔軟剤・甘い匂いは避ける
  • ③手で払わない、騒がない。低姿勢でそっと離れる
  • ホバリングとカチカチ音は警告サイン。その先へ進まない
  • 2回目は命に関わることも。全身症状が出たら119番へ

正しく避けて、安全に夏山を楽しみましょう。今後も役立つ登山情報をお届けします!

ささみんの山行記録はこちら → YAMAP

ABOUT ME
管理人ささみん
こんにちは、ささみんです。 55歳・182cm・84kg・膝痛持ち。 体組成計に「肥満」と表示されていた春、立山登頂を目標に掲げました。 プロの登山家でも、アスリートでも全くありません。週末になると西武線に乗って奥武蔵の低山をよたよた歩いている、ただの埼玉のおじさんです。 「膝が痛くて山を諦めた」「体重が重いから登山は無理」と思っていた方へ。 私も同じでした。それでも山はやめられません。 同じ悩みを持つ方の、小さな背中を押せたら嬉しいです。 今日が、人生で一番若い日!