【11月の登山 関東】紅葉は低山へ!50代初心者におすすめの山・コース10選
こんにちは、ささみんです!👋😊
11月になると、標高の高い山では紅葉が終わり、雪や凍結の知らせが聞こえ始めます。
「紅葉登山の季節は、もう終わりかな?」
そう思うかもしれませんが、関東の低山にとっては、ここからが秋の本番です。
夏は暑くて歩きにくかった低山も、11月になると気温が下がり、モミジやカエデが色づき始めます。空気が澄み、富士山や遠くの山並みを見渡しやすくなるのも、この時期の魅力です。
ただし、11月は日が短く、朝晩の冷え込みも強くなります。
低山だからと油断せず、早めに出発し、防寒着とヘッドランプを持って出かけましょう。
10月の紅葉登山も終盤。そろそろ冬眠の準備かな……
まだ早いニャ!紅葉が高い山から低い山へ下りてきたところだニャ!
なるほど。11月は近くの低山で、もう一度紅葉を楽しめるのか!
そのとおりニャ。ただし日没は早いニャ。お団子を食べすぎて下山が遅れないようにするニャ!
今回は、50代で体力や膝に少し不安がある人でも計画を立てやすい、関東の山とハイキングコースを10か所紹介します。
後半では、経験を積んだ人の次の目標として、塔ノ岳もステップアップ枠で紹介します。
紅葉の見頃は、その年の気温や天候によって変わります。出発前には、観光協会、ビジターセンター、交通機関、直近の登山記録などで最新情報を確認してください。

- 11月は高山から低山へ主役が交代する
- 【一覧表】11月におすすめの山・コース10選
- 1.御岳山・ロックガーデン|苔と清流に紅葉が重なる
- 2.袋田の滝・月居山|滝と紅葉を一緒に楽しむ
- 3.筑波山|山頂から山麓へ紅葉を追いかける
- 4.金時山|秋の澄んだ空気と大きな富士山
- 5.高尾山|紅葉を楽しみながらコースを選べる
- 6.大山・大山寺|真っ赤なモミジと神社を楽しむ
- 7.陣馬山|富士山と開放的な山頂を楽しむ
- 8.天覧山・多峯主山|紅葉登山を気軽に楽しむ
- 9.鐘撞堂山|静かな里山で晩秋を楽しむ
- 10.鎌倉・天園ハイキングコース|紅葉、寺社、温泉を一日楽しむ
- 番外編|塔ノ岳は経験を積んだ人のステップアップ登山に
- 目的別|11月の山の選び方
- 11月登山の服装|歩いていると暑く、止まると寒い
- 11月に必ず持っていきたいもの
- 条件によって持ちたいチェーンスパイク
- 11月登山で注意したい5つのこと
- 登山はお金がかかる。それでも11月の山を歩いてほしい
- まとめ|11月は無理をせず低山の秋を楽しもう
- 執筆時に確認した主な情報
11月は高山から低山へ主役が交代する

10月は、那須岳、谷川岳、赤城山、大菩薩嶺など、標高の高い場所から順番に紅葉を追いかける季節でした。
11月になると、紅葉の中心は標高1,000m前後の山から、さらに低い里山や山麓へ移っていきます。
一方で、標高の高い山では、登山口が晴れていても山頂付近が凍結していることがあります。前日に雨や雪が降り、夜間に気温が下がった日は特に注意が必要です。
11月の初心者登山では、無理に高い山を目指すよりも、低山、寺社、渓谷、温泉を組み合わせるのがおすすめです。
11月上旬
標高800〜1,200m前後の山や、北関東の渓谷で紅葉が見頃を迎えます。
- 御岳山・ロックガーデン
- 袋田の滝・月居山
- 筑波山
- 金時山
11月中旬
東京都や神奈川県の人気低山で紅葉が進みます。
- 高尾山
- 大山・大山寺
- 陣馬山
- 天覧山・多峯主山
11月下旬
標高の低い里山や、鎌倉など海に近い地域が主役になります。
- 天覧山・多峯主山
- 鐘撞堂山
- 鎌倉・天園ハイキングコース
紅葉の進み方には標高差や地域差があります。
「11月だから、この山」と一つに決めるのではなく、上旬・中旬・下旬で候補を変えるのがポイントです。
【一覧表】11月におすすめの山・コース10選

| 山・コース | 狙いやすい時期 | 難易度 | 歩行時間の目安 | 公共交通 |
|---|---|---|---|---|
| 御岳山・ロックガーデン | 上旬〜中旬 | ★★☆☆☆ | 約2時間30分〜 | 御嶽駅からバス+ケーブルカー |
| 袋田の滝・月居山 | 上旬〜中旬 | ★★☆☆☆ | 約2〜4時間 | 袋田駅からバスまたは徒歩 |
| 筑波山 | 上旬〜下旬 | ★★☆☆☆ | 約3〜4時間 | つくば駅からシャトルバス |
| 金時山 | 上旬〜中旬 | ★★☆☆☆ | 約3〜4時間 | 小田原駅・箱根湯本駅などからバス |
| 高尾山 | 中旬〜12月上旬 | ★☆☆☆☆ | 約2〜4時間 | 高尾山口駅 |
| 大山・大山寺 | 中旬〜下旬 | ★★☆☆☆ | 約3〜5時間 | 伊勢原駅からバス+ケーブルカー |
| 陣馬山 | 中旬〜下旬 | ★★☆☆☆ | 約3〜4時間 | 藤野駅からバス |
| 天覧山・多峯主山 | 中旬〜下旬 | ★☆☆☆☆ | 約2〜3時間 | 飯能駅から徒歩 |
| 鐘撞堂山 | 中旬〜12月上旬 | ★★☆☆☆ | 約3時間 | 桜沢駅・寄居駅など |
| 鎌倉・天園コース | 下旬〜12月上旬 | ★★☆☆☆ | 約3〜5時間 | 北鎌倉駅・鎌倉駅 |
※歩行時間は選ぶコースによって変わります。休憩時間は含めず、余裕を持って計画してください。
1.御岳山・ロックガーデン|苔と清流に紅葉が重なる

東京都青梅市の御岳山は、ケーブルカーを利用して山の上まで移動できるため、体力に自信がない人にも計画を立てやすい山です。
11月は、武蔵御嶽神社の参道や長尾平、ロックガーデン周辺の木々が色づきます。
ロックガーデンは、天狗岩から綾広の滝まで続く約1.5kmの沢沿いのコースです。苔むした岩、清流、滝、紅葉を一度に楽しめます。
御岳ビジターセンターによる歩行時間の目安は、一周約2時間30分です。
50代初心者におすすめの歩き方
体力や膝に不安がある場合は、急な坂と鉄階段がある七代の滝を外しましょう。
長尾平から七代の滝へ下りず、天狗の腰掛杉方面からロックガーデンへ向かうルートのほうが歩きやすくなります。
沢沿いは、濡れた岩や木の根が滑りやすくなります。紅葉だけを見ながら歩かず、足元も確認してください。
詳しいコース状況は、東京都御岳ビジターセンターのコース案内で確認できます。
2.袋田の滝・月居山|滝と紅葉を一緒に楽しむ
茨城県大子町の袋田の滝は、例年11月上旬から中旬にかけて紅葉の見頃を迎えます。
落差約120mの滝と、紅葉に包まれた岩壁は迫力があります。
一般的な低山登山とは少し違い、「滝の観光に山歩きを加える」楽しみ方ができる場所です。
袋田の滝だけを見学するなら観光中心ですが、月居山方面まで足を延ばすと、しっかりとしたハイキングになります。
観光地だからと油断しない
袋田の滝の周辺は観光地ですが、月居山へ向かう道には階段や急な場所があります。
「観光地だからスニーカーで大丈夫」と考えず、月居山まで歩く場合は登山靴を履きましょう。
膝の状態に不安がある日は、無理に山頂まで行かず、袋田の滝と周辺散策だけに変更する選択肢もあります。
大子町では紅葉状況を発信しているので、出発前に大子町観光協会を確認するのがおすすめです。
3.筑波山|山頂から山麓へ紅葉を追いかける

筑波山は標高877m。11月上旬から下旬にかけて、山頂付近から山麓へ紅葉が移っていきます。
ケーブルカーとロープウェイがあるため、体力に合わせて登りと下りを調整できるのが魅力です。
ただし、筑波山は「標高が低いから簡単」とは言い切れません。
登山道には岩や木の根が多く、特に下りでは膝に負担がかかります。
私は実際に2回歩きましたが、初めてなら、登りは自分の足で歩き、下りはケーブルカーかロープウェイを使う計画がおすすめです。
紅葉期の土日祝日は、駐車場、バス、山頂連絡路、ケーブルカーなどが混雑します。
午後から登り始めるのではなく、午前中の早い時間に山頂付近を通過できる計画にしましょう。
👉 筑波山登山|55歳・膝痛持ちが2回登って分かった初心者向けの歩き方
4.金時山|秋の澄んだ空気と大きな富士山

箱根の金時山は標高1,212m。山頂から大きな富士山を眺められることで人気の山です。
湿気の多い夏よりも、空気が澄みやすい晩秋から冬のほうが、富士山の展望を期待できます。
環境省の登山者数調査でも、金時山は秋の紅葉シーズンに利用者が増える人気の山です。
初めてなら無理に周回しない
初心者なら、金時神社入口付近から登り、同じ方面へ戻るコースが計画しやすいと思います。
乙女峠方面へ周回するコースもありますが、歩行時間が長くなり、下りも増えます。最初から無理に周回する必要はありません。
山頂直下には、段差の大きい場所や滑りやすい場所があります。
落ち葉が積もると、木の根や石が見えにくくなるため注意してください。
5.高尾山|紅葉を楽しみながらコースを選べる


高尾山の紅葉は、例年11月中旬から12月上旬ごろが見頃です。
ケーブルカー、リフト、舗装された1号路、自然の多い登山道など、体力や経験に合わせて多くの選択肢があります。
「今日は膝の状態がよくない」と感じたら、ケーブルカーを利用し、山上駅から薬王院や山頂を目指すこともできます。
高尾ビジターセンターでは、紅葉を楽しむならモミジが多く、道幅も比較的広い1号路を紹介しています。
紅葉より混雑が難関になることも
11月の高尾山は、一年の中でも特に混雑する時期です。
山頂で昼食を取ろうとしても、座る場所が見つからないことがあります。
人が少ない時間に歩きたいなら、早朝出発か平日がおすすめです。
混雑した登山道では、無理な追い越しをせず、自分のペースで歩きましょう。
最新の紅葉情報は、高尾ビジターセンターで確認できます。
6.大山・大山寺|真っ赤なモミジと神社を楽しむ

神奈川県伊勢原市の大山は、例年11月中旬から下旬に紅葉の見頃を迎えます。
特に有名なのが、大山寺の階段を囲む真っ赤なモミジです。大山阿夫利神社下社からは、相模湾や江の島方面の景色も楽しめます。
ケーブルカーを利用できるので初心者向けに見えますが、大山山頂まで登る場合は、石段、岩、木の根が続きます。
大山寺までと山頂登山は分けて考える
体力に不安がある日は、大山ケーブル駅から大山寺、阿夫利神社下社までの紅葉散策でも十分に楽しめます。
山頂まで登る場合は、本格的な登山として準備しましょう。
私が歩いたときも、登りより下りで膝への負担を強く感じました。
紅葉を見たあとに山頂まで行くか、それとも下社周辺で楽しむか、当日の体調で判断してください。
👉 大山の紅葉|大山寺のモミジと初心者向けコースを実走レポート
7.陣馬山|富士山と開放的な山頂を楽しむ

陣馬山は標高855m。山頂には白馬の像があり、周囲が大きく開けています。
富士山、丹沢、奥多摩方面などを見渡せるため、空気が澄む11月と相性のよい山です。紅葉は例年11月中旬から下旬にかけて進みます。
藤野駅からバスを利用して陣馬登山口や和田方面から登れば、陣馬山だけを目的とした日帰り登山ができます。
陣馬山から高尾山まで歩く必要はない
陣馬山から景信山、小仏城山、高尾山まで歩く奥高尾縦走路は魅力的ですが、距離約15kmの長いコースです。
11月は日没が早いため、初心者が紅葉見物の感覚で挑戦するコースではありません。
まずは陣馬山だけに登って下山し、体力と時間に余裕がある人が縦走を検討するのがよいと思います。
8.天覧山・多峯主山|紅葉登山を気軽に楽しむ


埼玉県飯能市の天覧山は標高197m、多峯主山は標高271m。
二つをつないでも歩行時間は比較的短く、低山歩きを始めたい人に向いています。
天覧山の登山口近くにある能仁寺は、紅葉の名所です。例年は11月中旬から色づき始め、11月下旬から12月上旬にかけて紅葉が進みます。
天覧山だけなら短時間で登れますが、多峯主山まで足を延ばすと、適度な上り下りがあるハイキングになります。
多峯主山へ向かう途中には階段や滑りやすい場所もあるため、低山でも登山靴がおすすめです。
下山後に飯能市街を散策したり、パン屋や飲食店に立ち寄ったりできるのも、このコースの楽しさです。
👉 天覧山・多峯主山の紅葉|能仁寺から山頂、パン屋まで楽しむコース
9.鐘撞堂山|静かな里山で晩秋を楽しむ
埼玉県北部にある鐘撞堂山は標高330m。桜沢駅や寄居駅方面から歩ける里山です。
派手な観光地というよりも、落ち着いた山歩きを楽しみたい人に向いています。紅葉は例年11月中旬から12月上旬ごろまで楽しめます。
山頂からは、寄居の町並みや周囲の山々を眺められます。
標高は低いものの、駅から歩くとそれなりの距離になります。コースによっては、少林寺や五百羅漢を組み合わせることもできます。
低山では、落ち葉が積もるほど登山道が分かりにくくなることがあります。
YAMAPやヤマレコなどの地図を用意し、分岐では現在地を確認しましょう。
また、周辺ではクマの目撃情報が出ることもあります。自治体の最新情報を確認し、熊鈴など音の出るものを携行してください。
10.鎌倉・天園ハイキングコース|紅葉、寺社、温泉を一日楽しむ


11月下旬になると、紅葉の主役はさらに標高の低い場所へ移ります。
鎌倉の天園ハイキングコースは、北鎌倉周辺の寺社と山歩きを組み合わせられるコースです。
特に獅子舞周辺は、紅葉の名所として知られています。
見頃が遅い年は12月上旬まで楽しめるため、「11月後半になって紅葉登山へ行けなかった」という人の候補になります。
ただし、鎌倉の山は標高が低くても、岩や急な坂があります。
雨の翌日はぬかるみやすいため、街歩き用の靴より登山靴のほうが安心です。
私は、天園ハイキングコースに鎌倉大仏、由比ガ浜、稲村ヶ崎温泉を組み合わせて歩きました。
山だけで終わらず、寺社、海、温泉まで一日楽しめるのが鎌倉ハイキングの魅力です。
👉 晩秋の天園ハイキングコース|鎌倉大仏・海・温泉まで楽しむ一日
番外編|塔ノ岳は経験を積んだ人のステップアップ登山に

ここまで紹介した山よりも体力が必要ですが、11月の紅葉登山として忘れたくないのが、丹沢の塔ノ岳です。
塔ノ岳は標高1,491m。
大倉から大倉尾根、通称「バカ尾根」を登るコースは、往復約14km、標高差約1,300mあります。
登山道が比較的分かりやすく、途中に山小屋やベンチがあるため人気がありますが、決して「初心者でも気軽に登れる山」ではありません。
長い登りに耐える体力と、疲れた状態で長い尾根を下る力が必要です。
紅葉は山頂から登山口へ下りてくる
塔ノ岳周辺では、例年10月下旬から11月上旬に主稜線の紅葉が進み、その後、大倉尾根の中腹から山麓へ見頃が移っていきます。
11月上旬なら山頂や稜線付近、11月中旬になると堀山の家や見晴茶屋周辺など、標高を下げながら紅葉を探す楽しみ方ができます。
山頂付近の紅葉が終わっていても、大倉尾根の途中で秋らしい景色に出会えることがあります。
花立山荘付近まで登ると視界が開け、天気がよければ富士山、相模湾、秦野市街を見渡せます。
紅葉だけでなく、11月の澄んだ空気と展望も塔ノ岳の魅力です。
初めてなら大倉尾根往復がおすすめ
塔ノ岳には、ヤビツ峠から二ノ塔、三ノ塔、行者ヶ岳を越える表尾根コースもあります。
表尾根は展望に優れた素晴らしいコースですが、アップダウンが多く、鎖場もあります。さらに、塔ノ岳へ着いたあとに長い大倉尾根を下らなければなりません。
初めて塔ノ岳に挑戦するなら、登りと下りで同じ道を使う大倉尾根往復のほうが、体調や時間を判断しやすいと思います。
私は大倉尾根往復と表尾根縦走の両方を歩きました。
表尾根は素晴らしいコースでしたが、実測14.44km、行動時間8時間32分。塔ノ岳から大倉までの長い下りは、歩き慣れていても楽ではありませんでした。
11月の塔ノ岳は早出が必須
11月は16時30分前後に日が沈みます。樹林帯の中は、それより早く暗くなります。
塔ノ岳へ登る場合は、朝早く大倉を出発し、山頂への到着時刻だけでなく、「何時までに下山を始めるか」を決めておきましょう。
予定より遅れているときは、山頂にこだわらず、堀山の家や花立山荘から引き返す判断も必要です。
低山を何座か経験し、5〜6時間程度の山歩きを余裕を持って終えられるようになった人が、次の目標として挑戦したい山です。
紅葉を見ながら、自分がどれくらい歩けるようになったかを確かめる。塔ノ岳は、そんなステップアップ登山に向いています。
👉 塔ノ岳・大倉尾根|55歳・膝痛持ちが往復14kmを歩いた実走レポート
目的別|11月の山の選び方

体力に自信がない日
- 天覧山
- 高尾山でケーブルカーを利用
- 御岳山で七代の滝を外す
- 大山寺・阿夫利神社下社まで
山頂へ登ることだけが登山ではありません。
紅葉を見て、少し歩いて、余裕を残して帰る。それも立派な山の楽しみ方です。
紅葉を優先したい
- 11月上旬:御岳山、袋田の滝、塔ノ岳周辺
- 11月中旬:筑波山、高尾山、大山
- 11月下旬:天覧山、鐘撞堂山、鎌倉
実際の見頃は毎年変わります。
ライブカメラ、観光協会の紅葉情報、最近の登山記録を確認してから決めましょう。
富士山を見たい
- 金時山
- 陣馬山
- 高尾山
- 天覧山・多峯主山
- 塔ノ岳
富士山は、午後になると雲に隠れることがあります。展望を優先するなら、早い時間に山頂へ着く計画がおすすめです。
電車とバスで行きやすい
- 高尾山
- 御岳山
- 筑波山
- 天覧山・多峯主山
- 鎌倉・天園コース
公共交通を使えば、下山後に温泉や食事を楽しみやすくなります。
11月登山の服装|歩いていると暑く、止まると寒い

11月の低山では、歩き始めは寒くても、登っている途中で汗をかくことがあります。
厚い服を一枚着るより、薄い服を重ねて、暑くなったら脱げるようにするのが基本です。
基本の組み合わせ
- 吸汗速乾性のベースレイヤー
- 薄手の長袖シャツ
- フリース
- 薄手のダウンまたは化繊インサレーション
- 風を防ぐジャケット
- ロングパンツ
- 薄手のグローブ
- ハットまたはニット帽
休憩すると急に体が冷えるため、フリースや保温着はザックの取り出しやすい場所へ入れておきましょう。
汗をかいた服のまま休憩すると、気温がそれほど低くなくても寒く感じます。
登りで汗をかきすぎないよう、暑いと感じる前に一枚脱ぐことも大切です。
👉 50代登山初心者のレイヤリング|何を着ればいいか分からない人へ
11月に必ず持っていきたいもの

11月の低山は、歩いている間は汗ばむことがあっても、山頂や休憩中に急に寒くなることがあります。
特に風が吹くと、体感温度は大きく下がります。
登山口が暖かくても、「使わなかったらそれでよい」と考えて、防寒着やグローブをザックへ入れておきましょう。
耳を覆えるニット帽
晴れて風が弱い日なら、日差しを遮れるハットでも問題ありません。
ただし、11月の山で風が吹くと、耳や頭が冷えてつらくなることがあります。できれば、耳まで覆えるニット帽を持っていくのがおすすめです。
先日、紅葉時期の那須岳に登ったときも、稜線では風が吹いていました。
ニット帽で耳を隠せたので、かなり助かりました。頭だけでなく、耳を覆えるかどうかで寒さの感じ方がずいぶん違います。
ハットを使いたい人は、薄手のニット帽やイヤーウォーマーをザックに入れ、風が強くなったら交換できるようにしておくと安心です。
薄手のダウンまたは化繊インサレーション
11月は、薄手のダウンジャケットか化繊インサレーションを一枚持っていきたい季節です。
登っている最中に着ると汗をかきやすいため、基本的には山頂や休憩中、風が強くなったときに使います。
ザックを下ろして休んでいると、歩いているときには気にならなかった寒さを急に感じることがあります。汗をかいた服のまま風に当たると、さらに体が冷えます。
ダウンは軽くてコンパクトになり、休憩中の防寒着に向いています。
一方、化繊インサレーションは汗や多少の湿気に強く、行動中にも使いやすいのが特徴です。
どちらが正解というより、手持ちの一枚を必ずザックへ入れておくことが大切です。
雨や汗で濡らさないよう、スタッフバッグや防水袋へ入れておきましょう。
薄手のグローブ
11月の登山では、薄手のグローブも用意しておきましょう。
朝の登山口では必要なくても、山頂や風の当たる稜線では指先が冷えることがあります。
手が冷えると、スマートフォンや地図の操作、ザックのファスナーの開閉がしにくくなります。
グローブには、防寒だけでなく、転倒したときに手を守る役割もあります。岩や木につかまる場所でも役立つため、低山でも持っておくと安心です。
厚手の冬用グローブまでは必要ない日でも、薄手のフリースグローブやストレッチ性のある登山用グローブなら使いやすいでしょう。
スマートフォンをよく使う人は、装着したまま画面を操作できるタイプが便利です。
快適なスマートフォン操作が出来る秋冬グローブを探しているなら、定番のノースフェイス・イーチップグローブがおすすめです。他社製のグローブで不満を感じているなら、ぜひ検討してください🧤
熊鈴
11月の山では、熊鈴も持っていきたい装備です。
秋はクマが冬眠に備えて食べ物を探す時期です。
紅葉を楽しめる低山や、人の多い登山道でも、クマと出会う可能性がないとは言い切れません。
熊鈴はクマを追い払う道具というより、こちらの存在を早めに知らせ、突然出会う可能性を減らすためのものです。
特に、次のような場所では意識して音を出しましょう。
- 見通しの悪い樹林帯
- 沢沿い
- 曲がり角が続く登山道
- 早朝や夕方
- 人が少ないコース
- 風や雨で周囲の音が聞こえにくいとき
ただし、熊鈴を持っていれば絶対に安全というわけではありません。
沢の音や強風で鈴の音がかき消されることもあります。
見通しの悪い場所では鈴だけに頼らず、手を叩く、声を出すなどして、人の存在を知らせましょう。
食べ残しや包装など、食べ物のにおいが残るごみは必ず持ち帰ります。
出発前には、自治体やビジターセンターが発信している最新のクマ目撃情報も確認してください。
電車やバスの中、神社や観光地などでは、熊鈴の音が周囲の迷惑になることがあります。
購入するなら、磁石やストラップで簡単に音を止められるタイプが便利です。
ヘッドランプ
2026年11月の東京の日没は、上旬で16時40分ごろ、下旬には16時30分ごろになります。
山の中は、日没時刻よりも早く暗くなります。
「低山だから使わない」と考えず、日帰りでもヘッドランプを持っていきましょう。
スマートフォンのライトは、地図の確認や緊急連絡に必要なバッテリーを消耗してしまいます。
ヘッドランプはザックへ入れたままにせず、出発前に点灯確認もしておきましょう。
保温ボトル
山頂や休憩中に温かい飲み物が飲めると、冷えた体を内側から温められます。
ガスバーナーを使わない山でも、自宅で入れたお湯や温かい飲み物を保温ボトルに入れておけば、短い休憩で飲むことができます。
寒い山頂でお湯を沸かす必要がなく、風が強い日にも使いやすいのがメリットです。
モバイルバッテリー
寒い場所では、スマートフォンのバッテリー消費が早くなることがあります。
地図アプリ、写真撮影、交通情報の確認などでスマートフォンを使う人は、モバイルバッテリーを用意しましょう。
ケーブルを忘れると充電できないので、出発前にセットで確認してください。
11月の低山では、すべてを着込んで歩く必要はありません。
ニット帽、薄手のダウンまたはインサレーション、グローブを「使わなくてもザックへ入れておく」ことが大切です。
山頂で風が吹いたとき、「持ってくればよかった」と思っても、山の上では取りに戻れません。
条件によって持ちたいチェーンスパイク
11月の低山すべてで必要になる装備ではありません。
ただし、塔ノ岳、金時山、大山など標高の高い山へ行くときは、チェーンスパイクを持っていると安心です。
登山口に雪がなくても、山頂付近や北側の斜面、日陰には霜や凍結が残っていることがあります。
特に、次のような日は注意が必要です。
- 寒波が入った直後
- 前日に雨や雪が降った
- 山頂付近の最低気温が氷点下になる
- 最近の登山記録に凍結の報告がある
- 日陰や北側斜面を長く歩く
チェーンスパイクは軽くてコンパクトなので、使わなくても「お守り代わり」にザックへ入れておけます。
ただし、持っているだけで、どのような凍結路でも安全に歩けるわけではありません。
出発前に確認しておきたいこと
- 自分の登山靴へ装着できるか
- 左右や前後を間違えずに取り付けられるか
- ゴムや金属部分が破損していないか
- 収納袋へ濡れたまま入れっぱなしにしていないか
- 実際に装着した状態で歩いたことがあるか
岩や木道だけになったら、状況に応じて外す必要があります。
また、厚い雪、急な凍結斜面、岩と氷が混ざった難しい場所では、チェーンスパイクだけで対応できないこともあります。
「チェーンスパイクを持っているから進める」ではなく、危険を感じたら引き返すことを前提にした予備装備として考えてください。
天気予報だけでなく、ビジターセンター、山小屋、自治体、YAMAPやヤマレコの直近の登山記録で、積雪と凍結の状況を確認しましょう。
11月登山で注意したい5つのこと

1.16時台に日が沈む
11月は、「少し遅くなった」が大きな遅れにつながります。
できれば14時台、遅くとも15時台前半には下山できる計画を立てましょう。
特に塔ノ岳や奥高尾縦走など、行動時間の長いコースでは早朝出発が必要です。
2.落ち葉で足元が見えない
落ち葉の下には、木の根、浮石、穴、濡れた泥が隠れていることがあります。
特に下りでは歩幅を小さくし、足を置く場所を確かめながら歩いてください。
落ち葉の上で急に方向を変えたり、大きな歩幅で下ったりすると滑りやすくなります。
3.朝は霜や凍結がある
標高1,000m前後の山では、登山口に雪がなくても、日陰や山頂付近が凍結している場合があります。
前日の天気、最低気温、最近の登山記録を確認しましょう。
凍結が予想以上に強い場合は、無理をせず引き返してください。
4.紅葉名所は混雑する
高尾山、筑波山、大山、御岳山などは、紅葉期の週末に大変混雑します。
混雑によって歩くペースが遅くなり、予定より下山が遅れることもあります。
通常より30分から1時間ほど余裕を持つと安心です。
バスやケーブルカーへ乗るまでに時間がかかることも考えておきましょう。
5.低山でもクマ対策を忘れない
秋はクマが冬眠前に食べ物を探す時期です。
熊鈴を携行し、自治体やビジターセンターの目撃情報を確認してください。
イヤホンで周囲の音が聞こえない状態にするのも避けましょう。
新しいフン、足跡、爪痕などを見つけた場合は、その場にとどまらず、静かに離れることが大切です。
登山はお金がかかる。それでも11月の山を歩いてほしい

秋が深まり、冬が近づくと、夏山では必要なかったウェアや装備が少しずつ増えてきます。
薄手のダウンや化繊インサレーション、ニット帽、グローブ、保温ボトル。
山によっては、チェーンスパイクも必要になります。
登山を始めたころは、「歩くだけなら、それほどお金のかからない趣味かもしれない」と思っていました。
ところが、季節が変わるたびに必要なものが出てきます。
夏は汗と暑さへの対策。秋は風と冷え込みへの対策。冬になれば、雪や凍結に対応する装備も必要です。
「登山は、思っていたよりお金がかかる趣味だな」
秋から冬にかけては、そんなことを実感する季節でもあります。
むやみに安いものをおすすめしたくない
もちろん、何でも高価なものを買えばよいわけではありません。
家にあるものや、ほかの用途で使っているものを活用できる場合もあります。
最初から完璧にそろえず、必要になったものから少しずつ買い足していけばよいと思います。
ただ、防寒着、ヘッドランプ、グローブ、滑り止めなどは、山の中で自分を守ってくれる装備です。
値段の安さだけで選び、寒さを防げなかったり、必要な場面で使えなかったりしては意味がありません。
私も、むやみに高い商品をすすめたいわけではありません。
しかし同じように、値段だけを理由に、よく分からない安いものをすすめたくもありません。
実際に必要な機能があり、きちんと使えて、無事に家まで帰るために役立つもの。
そうした装備を、自分の予算に合わせて選ぶことが大切だと思っています。
家に帰るまでが登山です。
安全と快適さのために必要な装備には、ある程度のお金がかかる。そのことも含めて、秋から冬の登山なのだと思います。
寒い朝に起きたくない気持ちも分かる
秋が深まると、朝は暗く、布団の中は暖かくなります。
早起きして、寒い中で着替えて、重いザックを背負い、駅やバス停へ向かう。
正直に言えば、「今日はこのまま寝ていたい」と思う日もあります。
夏の朝とは違い、窓を開けた瞬間の冷たい空気だけで、山へ行く気持ちが少し弱くなることもあります。
それでも家を出て、登山口に着き、歩き始めてみると、秋の山には夏とは違うよさがあります。
秋の山には、秋にしかない楽しさがある
秋になると、夏に悩まされた虫が少なくなります。
蒸し暑さも落ち着き、真夏に比べれば熱中症の危険を抑えながら歩きやすくなります。
ただし、秋でも汗はかくので、水分補給は忘れないようにしましょう。
そして何より、空気が澄みます。
夏には霞んで見えなかった遠くの山並みが見え、条件がよければ、近くの低山からでも富士山を眺められます。
落ち葉を踏む音を聞きながら歩き、赤や黄色に染まった木々の間から青い空を見上げる。
山頂で温かい飲み物を飲む時間も、夏とは違う特別なものになります。
紅葉を楽しむために、遠くの有名な山へ行く必要もありません。
11月になれば、紅葉は標高の高い山から、私たちの暮らしに近い低山や里山へ下りてきます。
いつも歩いている近くの山が、赤や黄色に染まり、一年の中でも特にきれいな姿を見せてくれることがあります。
11月の山を、自分のペースで楽しんでほしい
寒さが心配なら、短いコースを選べば大丈夫です。
体力に自信がなければ、ケーブルカーやロープウェイを利用してもかまいません。
新しい装備を一度にそろえるのが難しければ、まずはニット帽、グローブ、防寒着、ヘッドランプなど、必要性の高いものから準備していきましょう。
山頂へ登ることだけが目的ではありません。
紅葉した寺社を歩く。落ち葉の道を少しだけ歩く。富士山が見える場所で温かいコーヒーを飲む。
そんな楽しみ方も、立派な秋の山歩きです。
お金もかかります。寒い朝に起きるのも大変です。
それでも、準備をして家を出た人だけが見られる景色があります。
無理をせず、暗くなる前に下山して、元気に家へ帰る。
ぜひ11月も、自分に合った山を選んで、秋から初冬へ移り変わる景色を楽しんでください。
まとめ|11月は無理をせず低山の秋を楽しもう

11月は、紅葉が高い山から低山や里山へ下りてくる季節です。
高尾山、大山、御岳山、筑波山などの定番から、天覧山、鐘撞堂山、鎌倉といった標高の低いコースまで、初心者が楽しめる選択肢がたくさんあります。
低山歩きに慣れてきた人なら、塔ノ岳を次の目標にすることもできます。
暑さが落ち着き、空気が澄む11月は、50代から低山歩きを始めるのにもよい季節です。
その一方で、日没は早く、朝晩は冬に近い寒さになります。
- 早い時間に出発する
- 余裕のあるコースを選ぶ
- 防寒着、ニット帽、グローブを持つ
- ヘッドランプを忘れない
- クマの出没情報を確認する
- 落ち葉の下の段差に注意する
- 積雪や凍結が予想される山ではチェーンスパイクを検討する
この点を意識して、無理のない秋の山歩きを楽しんでください。
紅葉のピークを当てることだけが、秋の登山ではありません。
色づき始めた木、落ち葉の音、澄んだ空気、山頂から見える富士山。
11月ならではの景色を、自分のペースで探してみましょう。
50代からの、無理しない山歩き。
急がず、比べず、暗くなる前に元気に帰る。
そこまでが11月の登山です。
執筆時に確認した主な情報
- 東京都御岳ビジターセンター|御岳山周辺コース紹介
- 大子町観光協会|袋田の滝・紅葉情報
- つくば市|筑波山の渋滞・混雑情報
- 高尾ビジターセンター|高尾山の紅葉
- 伊勢原市観光協会|大山の桜・紅葉
- 秦野市観光協会|塔ノ岳コース
- 丹沢のビジターセンター|登山情報
- 鎌倉市観光協会|天園ハイキングコース
- 環境省|国立公園に出かける前に知っておきたいクマのこと
- 国立天文台|2026年 東京の日出・日入
※紅葉、積雪、凍結、交通機関、登山道の状況は変化します。記事公開前と出発前に、各公式サイトで最新情報を再確認してください。














