こんにちは、ささみんです!
今回は陣馬山から紅葉の名所でもある高尾山へ縦走する奥高尾縦走路の紹介です!
奥高尾縦走路とは陣馬山から景信山、小仏城山、高尾山をつなぐ尾根道のこと。
15km、標準タイム7時間のロングコースですが、登山道は整備されていて歩きやすく、各ピークはそれぞれが絶景ポイント。
見どころ、茶屋も多くトイレも整備されていて、途中から相模湖に下山するエスケープルートも組めるので縦走初心者におすすめの人気のコースです。
このコースのポイントは標高855mの陣馬山スタートにすれば599mの高尾山まで順に標高が下がるので下り基調になります。高尾山山頂に着けば、あとはケーブルカーでラクに下山出来ますよ。
「登山を始めて2,3か所は低山に登ってきたけど、もっと距離を歩けるようになりたい!」「どのくらい歩けるのか、縦走に挑戦してみたい!」そんな方が力試しに歩いてみるのに絶好のルートです!
アップダウンは少ないのですが、標高が低いので真夏は地獄の暑さ。
冬は元旦でもバスが運行しているのが嬉しい!
奥高尾縦走の山の紹介
・陣馬山(じんばさん)標高855m
山頂にシンボルの白馬像があることで人気の陣馬山。富士山の絶景スポットとしても知られています。
開放感あふれる山頂からは大山を始めとした丹沢の山々に大きな富士山、奥多摩の大岳山、東京方面など360度見渡せます。
信玄茶屋さんで頂ける「けんちん汁」がおすすめ!富士山を見ながら食べるけんちん汁はたまりません。
・景信山(かげのぶやま)標高727m
多くの登山者が人気の茶屋でくつろいでいる、関東平野を見下ろす絶景ポイント。
景信茶屋・青木さんの「天ぷら」がおすすめ。山の幸の天ぷらとビールで乾杯です。
・小仏城山(こぼとけしろやま)標高670m
景信山との間にある峠が甲州街道の関所が置かれた小仏峠です。中央高速の小仏トンネルでおなじみですね。
城山茶屋さんは「おでん」がおすすめ。夏場は山もりの「かき氷」でおなじみの茶屋です。
・高尾山(たかおさん) 標高599m
言わずと知れた年間を通じて多くの観光客や登山者が訪れる高尾山。紅葉シーズンの山頂は大混雑です。さっさとパスして名物の「とろろソバ」でも食べに行くのがおすすめ!?
食べ物紹介やないか!
奥高尾縦走 15km、標準タイム7時間
時間のかかるコースなのでJR高尾山駅発・陣馬高原下行きのバスはなるべく朝早い便に乗ることを推奨します。登山客が多い時期は臨時便も出ます。
特に秋は日が短いので、のんびりしていると高尾山山頂あたりで少しずつ日が暗くなり始めます。ヘッドライトを忘れずに!
ロングコースなのでトレッキングポールの使用もおすすめです。
陣馬高原下バス停へのアクセス
公共交通機関でのアクセスをおすすめします。
JR高尾駅・北口から陣馬高原下バス停行き
西東京バス 美32 陣馬高原下行 約40分
土日祝 6時50分、次が7時30分。
遅くとも7時30分のバスに乗ることを推奨します。
(京王線の高尾山口駅とは違います!注意!)
陣馬高原下バス停から陣馬山山頂へ
陣馬高原下バス停から陣馬山新ハイキングコース入口へ
陣馬高原下バス停横にトイレあり。バス停からアスファルト整備されている陣馬街道を道なりに進みます。
約15分で左手に「陣馬山新ハイキングコース入口」の案内あり。ここから登山道が始まります。
ちなみに、さらに道なりに進むと和田峠になります。駐車場があるのでマイカーの場合は和田峠から陣馬山へのルートがあります。
陣馬山新ハイキングコース入口から陣馬山へ 標準タイム70分
沢の音を聞きながら杉に囲まれた登山道を登ります。
中盤は木の根が張り出す急登が続きますが、登り切ってしまえば後は下り基調なので頑張りましょう!
和田峠からのルートと合流すれば頂上はすぐです。
陣馬山山頂は富士山が良く見える絶景スポット
陣馬山の山頂部は、芝生で昼寝も出来るなどとても広くて360度のパノラマが広がる絶景スポット。
山頂に建つシンボルの白馬像が青い空に映えますね!
今回のコースでは日差し的にも最も富士山が綺麗に見えるポイントになります。どうしても高尾山に着く時間には富士山は逆光になるので見えづらくなってしまいます。
陣馬山山頂には信玄茶屋さんと清水茶屋さんがあります。どちらも大きな富士山を見ながらお蕎麦などを頂ける絶景の茶屋ですよ。
今回は清水茶屋さんで「けんちん汁」をいただきます!冷えた身体に熱いけんちん汁が染み渡りますよ。
奥多摩の大岳山を眺めながら芝生に寝転んで昼寝もおすすめ。
陣馬山から景信山へ 標準タイム2時間40分
陣馬山からは奈良小峠、明王峠を越えて景信山へ。
陣馬山から先は歩きやすく、踏みしめられた登山道が続くのでトレランの人も増えてきます。道を譲り合って進みましょう!
高尾山に進むにつれ、植林された杉から少しずつ原生林の広葉樹が増えていき紅葉に色づく道を楽しみましょう。
景信山は関東平野、丹沢の山々を見渡すランチポイント
景信山は都心の景色を一望する三角点かげ信小屋さんと、丹沢の山々を見渡す
景信茶屋 青木さんがあります。
どちらもランチをとる登山客で賑わっています。もちろん、積極的に茶屋にお金を落としていきますよ!
美しい紅葉を眺めながら昼休憩。
おすすめは景信茶屋 青木さんの季節の山の幸の天ぷら。春にはフキノトウの天ぷらも!
紅葉の天ぷらの一葉が素敵です。
ちなみに、景信山は鬼滅の刃のキャラクターの聖地でもあります。キャラクターグッズも売っていますよ。
高尾山山頂にも茶屋や広場がありますが、紅葉シーズンは非常に混んでいるので高尾山より前の小仏城山までに昼食をとるのがおすすめです。
景信茶屋 青木さんは24年3月より小仏城山へ移転しています。
青天狗さんの名前で営業されています。
景信山から小仏城山へ 標準タイム 60分
景信山から山頂にアンテナ群が見える山が次の小仏城山です。
小仏城山への道はさらに歩きやすく踏みしめられた登山道。途中、相模湖を見下ろす休憩ポイントや小仏峠を越えて小仏城山へ。
小仏城山からも都心方面を見渡す展望。富士山を見ながら一休み。
小仏城山山頂にも茶屋が2件。城山茶屋さんと春美茶屋さんがあります。
城山茶屋さんといえば、夏場はメガ盛りかき氷でおなじみ。普通盛りでメガ!大盛りを頼む人がいるのか心配するくらいの盛り具合ですよ!
秋は熱々のおでんがおすすめ。富士山を正面に見ながらいただきます。
ここまでですっかりお腹もいっぱい。
本来は高尾山ではさらに名物のとろろ蕎麦も頂きたいところですが、紅葉シーズンの高尾山は大混雑。あてにしない方が良いかと思います。
小仏城山から一丁平、もみじ台、高尾山へ 標準タイム 60分
小仏城山から高尾山へは木道が整備された散歩道。高尾山から小仏城山へはスニーカーでも十分に観光出来るので、高尾山から往復する観光客も多いですね。
高尾山は多数の自然が残り、富士山と並んで世界中から登山を楽しむ人が集まる日本を代表する観光スポット。
途中の一丁平からもみじ台への道は紅葉が美しいルートです。もみじ台への階段を避ける緩やかなルートもとれますが、紅葉の時期はぜひ登ってみてくださいね。
紅葉シーズンの高尾山山頂は大混雑!富士山は逆光で見えない!!
茶屋は大行列!!!
正直、山頂部はさっさとパスするのがおすすめ💦
はっきりと言えますが、富士山や関東平野の絶景はこれまでのルートの方がずっと良いです。
山頂からは6号路などで歩いて下山してもよし、薬王院にお参りしてケーブルカー・リフト、一号路で下山するもよしです。体力・時間と相談して判断しましょう。
今回はケーブルカーで下山しましたが、紅葉シーズンなのでケーブルカー待ち50分!
下山したころには真っ暗でした。
紅葉シーズンは一番高尾山が混雑する時期です。余裕を持ったスケジュールで行動してくださいね!
景信山でビールを飲んだら眠くなったので昼寝。
・・・起きたら1時間も寝てました。
暗くなる前に下山してね!
お疲れ様でした!
日帰り温泉:京王高尾山温泉 極楽湯
京王線高尾山口駅に隣接している温泉施設が京王高尾山温泉 極楽湯です。
改札の隣が入り口なので、これ以上なくアクセス抜群。
登山の疲れを癒やすのに温泉で汗を流してから帰宅してはいかがでしょうか。
まとめ
今回は陣馬山から高尾山への奥高尾縦走路の紹介でした。
登山初心者の方から、あえて重い荷物を背負って縦走トレーニングする人、トレイルランニングを楽しむ人など多種多様な方々に親しまれている首都圏エリアの定番縦走コースです。
陣馬高原下行のバスは元旦も運行しているので薬王院まで歩いて初詣する事も出来ますよ。
標高が低い分、真夏は暑いルートですが名物のメガカキ氷を楽しめるなど一年中楽しめるおすすめルートです。
季節を問わず、ぜひ訪れてみて下さいね!
今回の記事が参考になれば幸いです
今回紹介したルートはYAMAPの本でも紹介されているコースです。
関東周辺版という事で関東近県で登山をされている方に絶対おすすめの一冊ですよ
今日が人生で一番若い日です!
2023年11月下旬に訪れました。紅葉狩りはそろそろ終盤、都内も紅葉が始まっています。
寒くなってきましたが、ふもとっぱらキャンプ場あたりでキャンプしたいな~。
週末は予約が一杯でとれませんね。
キャンプブームは減少していると聞きますがどうなんでしょう?
陣馬山・高尾山の地図はこちら
YAMAPの記事はこちら
🍁陣馬山から高尾山へ縦走 / ささみんさんの活動データ | YAMAP / ヤマップ