【お盆登山】ブランク明けは危ない。体力は4週間で落ちる
こんにちは、ささみんです!👋😊
もうすぐお盆休みです。この時期の山には、普段はあまり登らない方も来られます。「学生の頃はよく登っていた」「去年の夏に一度だけ」という方。実はこの久しぶりの登山がいちばん危ないのではないかと思っています。理由は、体力の落ち方に関する数字を知って納得しました。

体力は思ったより早く落ちる
長野県が公開している「登山Safety Book」に、なかなか厳しい数字が載っています。運動する機会が減ると、筋量は4週間後にはトレーニング開始前の量に戻り、さらに4週間経つとそれ以下になるという報告があるそうです。
4週間、たった1ヶ月です。半年ぶり、1年ぶりとなれば、体は登れていた頃とは別物になっていると考えたほうがいい。ところが記憶のほうは「前回登れた自分」のまま残っています。このギャップが、事故につながるのだと思います。
同じ資料には、コースタイム通りに歩いて安全に登山するためには月に±2000mの登下降が必要、そのためには週1回、±500m程度の低山を歩くことが有効とも書かれています。体力は貯金できない、というのは本当なんですね。
ブランク明けにやるべき4つのこと
① 山を1段下げる
いちばん効くのがこれです。以前登れた山ではなく、その一段下の山を選ぶ。標高差を抑える、距離を短くする、ロープウェイを使う。物足りないくらいでちょうどいいんです。足りなければ次回、上げればいいだけの話ですから。
② コースタイムを鵜呑みにしない
地図に書かれたコースタイムは、体力のある人が普通に歩いた場合の目安です。ブランク明けなら1.2〜1.5倍で見積もるくらいの慎重さがちょうどいい。休憩も余分に取るので、実際はもっとかかります。夏は午後に雨や雷のリスクが上がるので、遅れは危険に直結します。
③ 装備を「出して」点検する
これを見落とす人が多いはずです。久しぶりの登山では、体だけでなく道具も年を取っています。
- 登山靴のソール:最重要です。ミッドソールに使われるポリウレタンは加水分解で劣化し、歩行中に突然ソールが剥がれることがあります。寿命の目安はおおむね5年とされ、長年使わずに置いていた靴は特に要注意。履く前に曲げてみて、ひび割れや浮きがないか確認を
- ヘッドランプ:電池が切れていないか、液漏れしていないか
- レインウェア:撥水が落ちていないか。ベタつきや剥がれがないか
- 行動食・非常食:賞味期限は切れていませんか
- モバイルバッテリー:放置すると自然放電しています
ソールが剥がれると、その場から歩けなくなります。山の中でそれが起きたらどうなるか、想像すると背筋が寒くなります。出発前日ではなく、数日前に出して確認するのが大事です。
④ 前日と当日の朝を丁寧に
寝不足で入山しない。朝は早く出て、午後の早い時間に下山を終える。お盆は混雑もするので、登山口の駐車場や登山道の渋滞も見込んで、いつもより早く動く。この基本が、ブランク明けにはとりわけ効きます。
ささみんのひとこと
55歳になって痛感しているのは、体力は落ちるのが早くて戻るのが遅いということです。若い頃なら1週空いても平気でしたが、今は違う。だから山に行くのを習慣にしています。行きたいから行くのが半分、行かないと登れなくなるから行くのが半分、というところです。
久しぶりに山へ行こうという方は、まずは近所の低山から。物足りなさは、次に取っておけばいいんです。せっかく行くのだからと欲張った結果、痛い思いをするのはもったいないですから。
まとめ
- 運動しないと筋量は4週間で開始前に戻るという報告がある
- 記憶の中の「登れた自分」と今の体力は別物
- 以前登れた山より1段下げる。コースタイムは1.2〜1.5倍で見る
- 登山靴のソールは加水分解で剥がれることがある。数日前に点検を
- ヘッドランプの電池、非常食の期限、バッテリー残量も確認
お盆の混雑事情もまとめていますので、あわせてどうぞ。今後も役立つ登山情報をお届けします!
ささみんの山行記録はこちら → YAMAP












