こんにちは、ささみんです!👋😊

私はもともと電車で山に行くのが好きなのですが、秋はとくに電車が有利になる季節だと思っています。理由は紅葉です。人気の山に車で向かうと、山に入る前に消耗することになります。今日はその話を。

紅葉シーズンの駐車場は、想像以上です

数字を見ると、なかなかのものです。

  • ある人気の山では、ハイシーズンは朝7時ごろに満車になることがあるとされています
  • 別の山でも7時30分には満車という報告があります
  • 東北のある登山口では、10月の晴れた休日に2〜3kmの通過に数時間かかる渋滞が起きるそうです

紅葉の名所ほど、この傾向は強くなります。車で行くなら朝5時から6時に到着しておきたい、というのが目安として案内されているくらいです。

ここで問題なのは、渋滞や駐車場探しで消耗した状態から登り始めることになるという点です。数時間の渋滞を抜けたあとで、さあ登りましょうというのは、正直しんどい。山に着く前に、その日の体力をいくらか使ってしまうわけです。

電車なら、この問題が丸ごと消えます

電車の強みは、シンプルです。渋滞しない。満車にならない。駐車場を探さなくていい。

時刻表どおりに動くので、計画も立てやすい。「何時に着けるかわからない」という不確定要素がなくなるのは、けっこう大きいと思います。混雑する紅葉期こそ、公共交通機関でのアクセスがすすめられているのは、こういう理由です。

もちろん電車も混みます。座れないこともあります。それでも、数キロの渋滞に閉じ込められて、駐車場に入れるかどうかもわからない状態よりは、ずっと予定が読めます

ただし、公共交通も万能ではありません

ここで、正直に書いておかなければならないことがあります。電車で行けば安心、という話ではありません。

2026年9月1日の報道によると、上高地では8月半ばにバス乗り場で3時間待ちという大混雑が発生しました。上高地はマイカー規制があるため、駐車場からバスやタクシーに乗り換える必要があります。ところが沢渡地区の駐車場が満車になって道路が渋滞し、バスそのものが円滑に回らなくなったとのことです。

背景には需要の急増があります。2024年度から2025年度にかけての利用者数は、新島々〜上高地で126.7%増、さわんど〜上高地で112.9%増、平湯〜上高地で111.5%増。運行するアルピコ交通は「最大限車両を投入している」としながらも、乗務員不足が深刻でこれ以上の増車は厳しいと説明しています。

つまり「バスの本数が少ない」だけでなく、「本数はあっても乗れない」ことがあるということです。私は7月に上高地から涸沢へ入りましたが、そのときは幸いこうした事態には遭いませんでした。

この記事で書いてきた電車の強みは、鉄道の区間についてはそのとおりです。ただし登山口へ向かうバスの区間は、車の渋滞の影響をそのまま受けます。とくにマイカー規制のある山域や、紅葉期の人気エリアでは、公共交通側も相当な混雑を覚悟しておいたほうがいい。早い時間に動くという原則は、電車の場合も変わりません。

秋の電車登山には、もうひとつ利点があります

それは帰りです。ここが今日いちばん言いたいところかもしれません。

暗くなってからの運転をしなくていい

秋は日没が早くなります。下山が予定より遅れれば、帰りの運転はそのまま夜間走行になります。しかも登山で脚と集中力を使い果たしたあとです。

電車なら、この心配がありません。座って、寝ていても着きます。疲れているほど、この差は効いてきます。

👉 【バイクVS電車】登山口アクセスどっちが正解?55歳の結論

ささみん

老眼が始まっているので、暗い道の運転は出来ればしたくないです😣
暗いと全然見えないよ…😭⤵

下山後に温泉と一杯ができる

これも電車ならではです。運転しないので、下山後に温泉に入って、そのままビールを飲んで帰れる。秋は湯船が気持ちいい季節でもあります。

ただし以前も書いたとおり、登山後の体は水分が足りていません。湯上がりにいきなりお酒、は分が悪い。まず水を飲んで、体が落ち着いてから。ここだけは順番を守りたいところです。

👉 【登山後の温泉】夏の疲労回復に効く入り方と注意点

「乗り捨て」の縦走ができる

車だと、停めた場所に戻らなければなりません。電車なら登った山と別の駅に下りるという組み方ができます。紅葉の稜線を歩いて、そのまま向こう側へ下る。これは車では真似のできない楽しみ方です。

秋の電車登山で気をつけたいこと

  • バスの本数を必ず確認する:登山口までのバスは本数が少なく、季節によってダイヤも変わります。帰りの最終便は、出発前に必ず調べておく
  • 最終バスに間に合う計画にする:これを逃すと、山は下りたのに帰れないという事態になります。日没が早い秋は、余裕をさらに厚めに
  • 紅葉期は電車も混む:早めの列車で行くと、山も電車も空いています
  • ザックは足元に:混雑した車内では、背負ったままだと周りに当たります

とくに帰りの最終バスは、電車登山の最大の弱点です。「時刻表に縛られる」というのは、こういうところに出てきます。ここだけは車に負けます。

ささみんのひとこと

私が電車で山に行くのは、渋滞が嫌だからというより、移動の時間が好きだからです。行きは地図を眺めて行程を確認して、帰りはぼんやり窓の外を見る。誰とも話さずに、ただ運ばれていく時間。あれが山歩きとセットになって、一日ができあがる感じがします。

秋はその窓の外が、だんだん色づいていきます。電車の中から、その日の紅葉の進み具合が見える。これは車を運転していたら味わえないところだと思っています。

まとめ

  • 紅葉期の人気登山口は、朝7時台に満車になることもある
  • 数キロの渋滞を抜けてから登り始めるのは、体力的にも不利
  • 電車なら渋滞なし・満車なし・時刻が読める
  • 帰りに夜間運転をしなくていい。温泉と一杯も楽しめる
  • 登った山と別の駅に下りる縦走ができる
  • 弱点は帰りの最終バス。出発前に必ず確認を
  • ただし公共交通も万能ではない。上高地では8月にバス3時間待ちが発生した
  • マイカー規制のある山域や紅葉期は、電車でも早い時間に動く

秋の低山シーズンが始まります。たまには車を置いて、電車で出かけてみませんか。今後も役立つ登山情報をお届けします!

👉 【9月の低山】夏に危なかった山が、いい山に戻る

ささみんの山行記録はこちら → YAMAP

ABOUT ME
管理人ささみん
こんにちは、ささみんです。 50代・182cm・膝痛持ちのソロ登山者。埼玉県ふじみ野市在住です。 体組成計に「肥満」と表示されていた春、立山登頂を目標に掲げました。そして2026年7月、憧れだった立山・雄山(3,003m)の山頂に立ちました。その翌週には、これも長年の憧れだった涸沢へ。上高地から往復30kmを歩いてきました。 どちらも、膝の痛みなく歩き切れた。それがいちばん嬉しかったんです。 プロの登山家でもアスリートでもありません。週末になると西武線に乗って奥武蔵の低山をよたよた歩いている、ただの埼玉のおじさんです。武器は、膝への衝撃を減らすために編み出した「忍者歩き」だけ。 「膝が痛くて山を諦めた」「体重が重いから登山は無理」と思っていた方へ。私も同じでした。それでも山はやめられません。 同じ悩みを持つ方の、小さな背中を押せたら嬉しいです。 今日が、人生で一番若い日!