【50代からの登山入門①】まず30分歩いてみよう|山頂までは遠くても、最初の一歩はここから
こんにちは、ささみんです!👋😊
山を始めたい。でも体力も膝も少し不安な人へ。
今回から、「50代からの登山入門」というシリーズを始めます。
まずは、こんなところから始めます。
登山を始めたいけど……まず何を買えばいいんだろう?
その前に、30分歩いてみるニャ。
えっ、登山靴もザックもまだ買わないの?
まずは今の自分を知るところからニャ。20分で疲れても、それがスタート地点ニャ。
なるほど……山頂じゃなくて、まず玄関からか。
登山靴やザック、服装のこともこれから順番に紹介していきますが、このシリーズで一番大事にしたいのは道具でも体力でもありません。
山を通じて、少しずつ自分を好きになっていくこと。
それを、このシリーズのいちばん大きな目標にしたいと思っています。

私が登山を始めた頃は、苦しいだけでした

今でこそ登山ブログを書いていますが、最初から山が好きで、スイスイ登れていたわけではありません。
むしろ最初の頃は、苦しいだけでした。
登り始めるとすぐに息が上がる。
少し歩いては立ち止まる。
岩を見つけると座り込んで、しばらく動けなくなる。
その横を、後ろから来た人たちがどんどん抜いていきます。
自分よりずっと年上に見える人にも普通に抜かれました。
そういうときは、ちょっと落ち込みます。
「なんで自分だけ、こんなに遅いんだろう」
「休日に、なんでこんな修行をしているんだ?」
本気でそう思ったことがあります。
今でも、とても「スイスイ登れます」なんて言えません。
ヨロヨロ登っています。
目の前の山を越えられる気がしない

登山の途中で座って休んでいると、目の前にはまだ登りが続いています。
息は苦しい。
脚も重い。
山頂はまだ遠そうです。
そんな景色を見ながら、
「もう戻ろうかな……」
と何度も思いました。
今いる場所から山頂を見ると、とても自分があそこまで行けるようには思えません。
しかも、登山の一歩なんて本当に小さいんです。
アスファルトの上を大股で歩いているわけではありません。
岩や木の根を避けながら歩けば、20cm、30cmくらいしか進まない一歩も普通にあります。
「こんな小さな一歩を繰り返して、本当に山頂まで行けるのか?」
そう思うのも当然です。
それでも、一歩だけ進んでみる

苦しくなったら休みます。
岩に座って、水を飲んで、息が落ち着くのを待つ。
そして、少しだけ気持ちが戻ってきたら、また立ち上がります。
一歩。
また一歩。
20cmかもしれません。
30cmかもしれません。
また苦しくなったら、また休む。
登山をしていると、その繰り返しです。
小さな一歩でも、続けていると驚くほど遠くへ行ける

不思議なのは、それでも歩き続けていると、いつの間にか景色が変わっていることです。
さっきまで見上げていた場所を通り過ぎて、気づけば登山口はずっと下にある。
そして、とても自分には届かないと思っていた山頂に立っていることがあります。
「自分、本当にここまで歩いてきたんだ」
そう思うと、自分でも少しびっくりします。
山頂の景色がきれいな日もあります。
真っ白で何も見えない日もあります。
苦しい思いをして登ったのに、景色は真っ白。
そんな日もあります。
それでも、そこまで自分の足で歩いてきたことは残ります。
山頂よりも、「ここまで来た自分」の方がうれしいことがある

50代になった今、私がうれしいのは誰かより速く登れたことではありません。
何度も休んで、何度も「もうやめようかな」と思ったのに、それでもここまで来られた。
そのことの方がうれしいんです。
「思っていたより、自分もやれるな」
そんな小さな自信が残ります。
山に登ったから、急に強い人間になるわけではありません。
でも、昨日より少しだけ自分を認められることがあります。
このシリーズは「すごい登山者になる」ためのものではありません

このシリーズでは、速く登る方法を教えるつもりはありません。
何十kmも歩ける体力を目指すシリーズでもありません。
高い山を次々に制覇することも目標ではありません。
というか、私にはそんなことを教えられません(笑)。
むしろ、
「昨日より少し歩けた」
「坂道を休みながら登れた」
「自分で登山靴を選べた」
「もう一歩だけ進んでみた」
そんな小さな「できた」を増やしていきたいと思っています。
そして、その積み重ねの先に最初の山があります。
もちろん、引き返すことも立派な登山です

ここは大切なので、ひとつだけ付け加えます。
山では、歩き続けることが正解とは限りません。
天気が悪くなった。
体調がおかしい。
時間が遅くなった。
道の状態が危ない。
そんなときは引き返します。
撤退できることも、登山では大切な力です。
「小さな一歩を続ける」というのは、危険を無視して進むことではありません。
安全な状況で、「自分には無理かも」という気持ちだけで止まりそうになったときに、少し休んでからもう一歩進んでみる。
そんな意味です。
だから、第1回は「30分歩く」から始めます

登山入門の記事なら、最初に登山用品店へ行く話をしてもいいのかもしれません。
でも、このシリーズではまだ何も買いません。
まず、家の外へ出て30分歩いてみます。
公園でもいいです。
いつものスーパーまで遠回りしてもいいです。
駅まで歩いてもいいです。
普段履いている歩きやすい靴で大丈夫です。
30分歩いてみて、
「思ったより歩けたな」
でも、
「思っていたより疲れるな」
でも構いません。
どちらも大事な発見です。
STEP1|30分だけ歩いてみよう

最初の目標は、とても小さくします。
30分歩く。
速さは気にしません。
距離も気にしません。
何人に抜かれたかなんて、もっと気にしません。
自分のペースで歩きます。
そして歩きながら、少しだけ自分の身体を観察します。
- 息はどのくらい上がるか
- 脚は重くならないか
- 膝は気にならないか
- 足の裏は痛くないか
- 30分後に少し余力が残っているか
テストではありません。
合格も不合格もありません。
誰とも比べません。
ただ、今の自分を知るだけです。
30分歩けなくても大丈夫

もし20分で疲れてしまったら、20分で終わりにしても大丈夫です。
20分しか歩けなかった。
ではなく、
「今日は20分歩けた」
です。
ここは結構大事だと思っています。
50代になると、できないことを数えるのは簡単です。
昔より疲れやすくなった。
膝が気になる。
体重が増えた。
若い人みたいに動けない。
そういうことはいくらでも見つかります。
でも山を始めるなら、できなかったことよりも、今日できたことを少しだけ見るようにしてみたいです。
30分ができたら、45分。その次は60分

30分歩けたら、次は45分。
その次は60分。
30分 → 45分 → 60分。
一気に3時間歩く必要はありません。
今日より少しだけ長く歩けたら、それで十分です。
季節はいつでもいい。始めるなら今日から

登山を始めるのに、「何月からでなければいけない」ということはありません。
今が秋なら、真夏より歩きやすい日も増えてきます。
春なら、新緑の低山を歩くのも気持ちいいです。
大切なのは、最初から高い山を目指さないこと。
まずは近所。
次に低山。
それで十分です。
秋から冬に始めるなら、日没の早さや寒さ、霜や凍結には注意が必要です。
そのあたりも、このシリーズで少しずつ覚えていきましょう。
今回の宿題|玄関を出て、最初の一歩

今回の宿題は、ひとつだけです。
今週どこかで、30分歩いてみてください。
30分が長ければ20分でも構いません。
新しい道具も必要ありません。
そして、家に帰ったら少しだけ自分を褒めてください。
「たった30分歩いただけ」
ではありません。
登山を始めるために、自分で最初の一歩を踏み出した30分です。
登山の一歩なんて、ほんの数十センチです。
でも、その小さな一歩を重ねていくと、自分でもびっくりするほど遠くへ行けることがあります。
そして、ある日ふと振り返ったとき、
「自分、こんなところまで来られたんだ」
と思える日が来るかもしれません。
このシリーズで目指したいのは、そこです。
山頂そのものよりも、そこまで歩いてきた自分を、少しだけ好きになれること。
一歩は小さくていい。
その一歩を続けていけばいい。
次回|自分の足で選ぶ、最初の登山靴

30分歩いてみたら、次は初めての登山道具を考えます。
第2回は登山靴です。
登山用品店へ行くと、たくさんの靴が並んでいます。
ローカット、ミドルカット、防水、ゴアテックス……。
私も最初は、何を選べばいいのかよく分かりませんでした。
次回は、スペック自慢ではなく、50代の初心者が最初の一足をどう選べばいいのかを、自分の経験も交えながら考えてみます。
次回:
【50代からの登山入門②】最初の登山靴はどう選ぶ?|靴と靴下はセットで考えよう
「50代からの登山入門」シリーズ

山を始めたい。でも体力も膝も少し不安な人へ。
このシリーズは、体力自慢の登山ブログではありません。
普通のおじさんが、休みながら、迷いながら、それでも少しずつ山に慣れていくシリーズです。
目標は、すごい登山者になることではありません。
山を通じて、「自分も意外とやれるな」と思えることを少しずつ増やすこと。
- まず30分歩いてみる ← 今ここ
- 最初の登山靴を選ぶ
- 登山の服装を覚える
- 日帰りザックを選ぶ
- 最低限の装備をそろえる
- 坂道・階段を歩いてみる
- 最初の山を選ぶ
- 登山計画を作る
- 天気を見て行く・やめるを判断する
- 疲れにくい歩き方を覚える
- 下山で膝を守る
- いよいよ最初の山へ|小さな一歩を山頂までつなげよう
ひとつできたら、次へ。
その小さな積み重ねで十分です。
山頂までは遠くても、次の一歩はほんの数十センチ。
一緒に、少しずつ進んでいきましょう🥷⛰️















